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Season 2017
築60年の木造アパートが超人気物件に! リノベーション業界で注目を集める建築家・大島芳彦(46)。廃虚のような団地が再生するなど、全国で捨て置かれてきた数々の建物に命を吹き込んできた。「オシャレにするだけでは、早晩、古い物件に逆戻りしてしまう」と語る大島。空き家や空きマンションが急増する中、その斬新なアイデアに注目が集まる。建物の個性を生かし、その再生を通して街までもデザインする現場に密着!
築60年の木造アパートが超人気物件に! リノベーション業界で注目を集める建築家・大島芳彦(46)。廃虚のような団地が再生するなど、全国で捨て置かれてきた数々の建物に命を吹き込んできた。「オシャレにするだけでは、早晩、古い物件に逆戻りしてしまう」と語る大島。空き家や空きマンションが急増する中、その斬新なアイデアに注目が集まる。建物の個性を生かし、その再生を通して街までもデザインする現場に密着!
平等院鳳凰堂、二条城二の丸御殿、西本願寺御影道・・・。
世界に誇る日本の宝を未来につなげる京都の女性職人、荒木かおり(58)。経年劣化して色褪せた国宝や文化財の色彩をよみがえらせる日本屈指の彩色復元師だ。
彩色復元に臨む時、常に心に留めているのは「色は心 その心を、写す」という信念。
その言葉は、彩色復元の礎を築いた重鎮、父親の川面稜一さんから受け継いだものだ。
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平等院鳳凰堂、二条城二の丸御殿、西本願寺御影道・・・。
世界に誇る日本の宝を未来につなげる京都の女性職人、荒木かおり(58)。経年劣化して色褪せた国宝や文化財の色彩をよみがえらせる日本屈指の彩色復元師だ。
彩色復元に臨む時、常に心に留めているのは「色は心 その心を、写す」という信念。
その言葉は、彩色復元の礎を築いた重鎮、父親の川面稜一さんから受け継いだものだ。
図面や資料もまず残っておらず、確かな正解などない彩色復元の世界。そのなかで稜一さんは、モチーフとなる花の詳細から当時の流行、食文化まで細かく調べ上げることを自分に課していた。
「色というものは、その時代の人の心が現れている」。稜一さんは、この言葉を荒木に残し亡くなった。描いた人の気持ち、描かれた時代の気持ちと向き合うことで真実の色に迫れると荒木は考えている。
夜間動物救急のパイオニア、獣医師・塩田眞(69)。
東京・荻窪にある、塩田の動物病院はスタッフ6人。ごく小さな病院だが、彼の診察を求め関東一円から飼い主がやってくる。だが彼の名が知られるのは夜の活動にある。それは夜8時から深夜3時まで365日、要請があれば、すぐ往診に向う夜間動物救急。
塩田の獣医師としての信条は、「どんな命にも、フェアに向き合いたい」。
塩田が父
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夜間動物救急のパイオニア、獣医師・塩田眞(69)。
東京・荻窪にある、塩田の動物病院はスタッフ6人。ごく小さな病院だが、彼の診察を求め関東一円から飼い主がやってくる。だが彼の名が知られるのは夜の活動にある。それは夜8時から深夜3時まで365日、要請があれば、すぐ往診に向う夜間動物救急。
塩田の獣医師としての信条は、「どんな命にも、フェアに向き合いたい」。
塩田が父の動物病院を継いで間もない頃、日本は空前のペットブーム。だが獣医師の世界では夜間に往診する習慣はなく、当時の塩田も急患の要請を何度も断った。思い立った塩田は、自ら「動物専用の救急車」をつくり、日本初の試みとも言われる夜間救急の往診を始めた。「人間なら救急があるのに、動物にないのはアンフェア。医療に対してフェアでありたい」。
夜の救急を始めて15年。塩田の救急車は走り続ける。
日本を代表する脚本家・倉本聰(82)。「北の国から」、「前略おふくろ様」など、これまで数々の大ヒットドラマを世に送り出してきた。倉本のドラマに登場する人物たちはいつも強烈な個性を放ち、その人物たちが織り成すドラマは、多くの人の心を打ってきた。
そんな倉本のドラマの基盤にあるのが、脚本を書く前に半年以上かけて作るという「登場人物たちの緻密な履歴書」。ドラマを1本の木に例
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日本を代表する脚本家・倉本聰(82)。「北の国から」、「前略おふくろ様」など、これまで数々の大ヒットドラマを世に送り出してきた。倉本のドラマに登場する人物たちはいつも強烈な個性を放ち、その人物たちが織り成すドラマは、多くの人の心を打ってきた。
そんな倉本のドラマの基盤にあるのが、脚本を書く前に半年以上かけて作るという「登場人物たちの緻密な履歴書」。ドラマを1本の木に例えると、登場人物という“根っこ”があり、そこから人物同士が織りなす物語という枝葉が生まれる。倉本がとことんこだわるのは、その根っこだ。父母の出身地から、恋愛遍歴、さらには実家周辺の地図に至るまで、ドラマには描かれない部分も含めて、その人生を詳細に掘り下げる。
「近頃のドラマは『実をどう美しくつけようか』、『花をどう咲かせようか』ということばかりに気を取られていて木が寄って立っている“根っこ”を忘れている」、そう苦言する。
膨大な時間をかけて練り上げられた登場人物たちが交わったとき、そこにドラマが生まれ、ようやく人間が生きてくると、倉本はいう。
競走馬は、優秀な戦績を残している血統から生まれているかどうかで、その価値は大きく左右される。血統が良ければ、取引額も高く、大きな期待が寄せられる。一方、血統が悪ければ、・・・いうまでもない。競走馬は、血統が圧倒的にものを言う、厳しい“格差社会”で生きている。オグリキャップは、父親の競走成績が優れていなかったため、“二流の血統”と評価されていた。そのため、30年前、岐阜の
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競走馬は、優秀な戦績を残している血統から生まれているかどうかで、その価値は大きく左右される。血統が良ければ、取引額も高く、大きな期待が寄せられる。一方、血統が悪ければ、・・・いうまでもない。競走馬は、血統が圧倒的にものを言う、厳しい“格差社会”で生きている。オグリキャップは、父親の競走成績が優れていなかったため、“二流の血統”と評価されていた。そのため、30年前、岐阜の笠松競馬場でデビューしたとき、活躍を期待する人は、ほとんどいなかった。
しかし、馬主の小栗孝一は、オグリキャップに自分の人生を重ね合わせ、期待を寄せていた。貧しい家庭に生まれ、幼くして叔母の家に養子に出された孝一。「恵まれない環境に負けてたまるか」と、自ら事業を興し、ガスバーナーの製造販売などで成功した。馬主となった孝一は、たとえ血統が良くなくても、きゅう舎を毎日訪ねるなど、家族の一員として馬に愛情を注いだ。馬に託した願いはただひとつ。「“血統”という格差を乗り越えて、走ってほしい」
2016年、東京のど真ん中にオープンした高級日本旅館。そのレストランシェフとして、“日本発”のフランス料理を振る舞うのが、浜田統之(41)だ。世界最高峰の国際コンクールで、日本人初の3位に輝き、一躍注目を集めた。浜田が使うのは、王道とはかけ離れた食材や時には捨てられる食材たち。それを高級料理へ生まれ変わらせる。この冬、前代未聞の魚だけのフルコースに挑む浜田に密着。独創的な料理を生み出す秘密に迫る。
2016年、東京のど真ん中にオープンした高級日本旅館。そのレストランシェフとして、“日本発”のフランス料理を振る舞うのが、浜田統之(41)だ。世界最高峰の国際コンクールで、日本人初の3位に輝き、一躍注目を集めた。浜田が使うのは、王道とはかけ離れた食材や時には捨てられる食材たち。それを高級料理へ生まれ変わらせる。この冬、前代未聞の魚だけのフルコースに挑む浜田に密着。独創的な料理を生み出す秘密に迫る。
2017x7
真夜中の東京スペシャル 橋りょう技術者・志賀弘明/消防署大隊長・八巻信也/ 若年女性支援・橘ジュン/救急専門医・城川雅光
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広尾病院は東京都の基幹災害拠点病院として、災害医療や島嶼(とうしょ)医療に力を入れている病院だ。救急で受け入れる患者は、年間およそ2万2千人にのぼる。そんな“365日24時間の病院”で、事故や病気で命の危機にひんした人たちのために走り続ける男がいる。城川雅光、38歳。東京の夜を守る「最後の砦(とりで)」だ。城川の当直の日の勤務は、日中から夜をまたいで翌日の午前まで。夜間
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広尾病院は東京都の基幹災害拠点病院として、災害医療や島嶼(とうしょ)医療に力を入れている病院だ。救急で受け入れる患者は、年間およそ2万2千人にのぼる。そんな“365日24時間の病院”で、事故や病気で命の危機にひんした人たちのために走り続ける男がいる。城川雅光、38歳。東京の夜を守る「最後の砦(とりで)」だ。城川の当直の日の勤務は、日中から夜をまたいで翌日の午前まで。夜間の救急医は2~3人で全ての患者に対応する。ギリギリの攻防に、若き医師は決して冷静さを失わない。城川は丁寧な口調で、動揺する患者の不安を和らげる。
常に、命にかかわる決断を迫られる城川の仕事。命を救うという使命感。それが城川の支えとなっている。生きたいと願う人々のために、城川は夜を徹して戦い続ける。そんな城川が心に決めていることがある。
【準備8割、実戦2割】
患者の救急要請が入った瞬間から、患者が運ばれてくるまでが、城川の正念場。いかに最悪を想定して準備ができるか。起こりうることを考え、専門医の確保、輸血の準備。1分1秒が患者の命を分ける救急医療の世界。キャリア13年、人の命を救い続けてきた。支えになるのは元気を取り戻して行く患者の姿。
城川は、今日も夜を徹して戦い続ける。
「準備をして作戦を立てることで物事8割方、決まっている。残りの2割は実戦で予想外のことが起きるのでそこはまた臨機応変にやらないといけない、いざ具合が悪くなった時に想定済みであればあまり慌てずに対応ができるようになる。慌てるとやはりふだん持っている能力100%は出せない」
重い病を抱えていても、自宅で療養して最期の時を迎えたい。そんな患者たちの望みをかなえているのが神奈川県横浜市にある在宅療養支援診療所の院長・小澤竹俊だ。小澤のクリニックでは6人の常勤医が手分けして1日平均40軒の患者宅を訪問。対応する疾患は、がん、脳こうそくの後遺症、神経難病など多岐にわたる。そして小澤は、患者だけでなくケアする家族も支える。小澤は、ケアマネジャーや居宅
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重い病を抱えていても、自宅で療養して最期の時を迎えたい。そんな患者たちの望みをかなえているのが神奈川県横浜市にある在宅療養支援診療所の院長・小澤竹俊だ。小澤のクリニックでは6人の常勤医が手分けして1日平均40軒の患者宅を訪問。対応する疾患は、がん、脳こうそくの後遺症、神経難病など多岐にわたる。そして小澤は、患者だけでなくケアする家族も支える。小澤は、ケアマネジャーや居宅介護支援事業所、訪問看護ステーションなどと連携しながら24時間体制でバックアップする。連携する事業所は160以上。地域連携体制を築くため、小澤は開業から10年間、地道な努力を続けてきた。たとえばクリニックで毎月欠かさず開いてきた勉強会。患者と家族を支えるために、どんなふうに向き合って誰がどんな役割を果たせるのか。勉強会を通じて、患者・家族の思いをくみ取る技術や価値観を共通していく。こうして、それぞれの事業者が持ち味や得意分野を生かせるように導き、在宅医療の可能性を広げようとしている。
6年前、津波で壊滅的な被害を受けた宮城・気仙沼。本場フランスにもその質の高さで名がとどろくカキの産地だった。養殖場など全てを失い、ゼロからの復活に挑んだのがカキ養殖50年の巨人・畠山重篤。海を豊かにするため植林を行うなどユニークな活動で知られる、人呼んで気仙沼の父。しかし立ちはだかる壁。体調の悪化。それでも決して下を向かず海を信じ、海と共に生きた。震災直後の8ヶ月に密着した格闘の記録を再び。
6年前、津波で壊滅的な被害を受けた宮城・気仙沼。本場フランスにもその質の高さで名がとどろくカキの産地だった。養殖場など全てを失い、ゼロからの復活に挑んだのがカキ養殖50年の巨人・畠山重篤。海を豊かにするため植林を行うなどユニークな活動で知られる、人呼んで気仙沼の父。しかし立ちはだかる壁。体調の悪化。それでも決して下を向かず海を信じ、海と共に生きた。震災直後の8ヶ月に密着した格闘の記録を再び。
世界を飛び回り、オークションにかける美術品を集めるスペシャリスト、山口桂(53)。時にがん作や粗悪品も入り乱れる中、本物を見極め、飛び抜けた価値を持つ品だけをえりすぐる、「目利き」のプロだ。日本美術品史上最高額の14億円で落札された「大日如来座像」など、あまたの美術品を扱ってきた。極秘のお宝ハンティングにカメラが長期密着、なんとあの天才絵師の真筆が! 知られざる仕事の闘いと秘めた志に迫る。
世界を飛び回り、オークションにかける美術品を集めるスペシャリスト、山口桂(53)。時にがん作や粗悪品も入り乱れる中、本物を見極め、飛び抜けた価値を持つ品だけをえりすぐる、「目利き」のプロだ。日本美術品史上最高額の14億円で落札された「大日如来座像」など、あまたの美術品を扱ってきた。極秘のお宝ハンティングにカメラが長期密着、なんとあの天才絵師の真筆が! 知られざる仕事の闘いと秘めた志に迫る。
創業145年の老舗豆腐店の5代目、豆腐職人山下健。絹ごし豆腐作りの名人だ。昔ながらのにがりを用い、独特の作り方で口の中で溶けていく柔らかさを生み出す。同業者から神業と呼ばれるその技で、豆の味をしっかりと引き出す豆腐を作る。かつては家業を継ぐことが嫌でしかたがなく逃れようとして早稲田大学に進学した山下。今は人生をかけ、まるで哲学者のように豆腐に向き合う。自らをあまのじゃくという職人の技と心に迫る。
創業145年の老舗豆腐店の5代目、豆腐職人山下健。絹ごし豆腐作りの名人だ。昔ながらのにがりを用い、独特の作り方で口の中で溶けていく柔らかさを生み出す。同業者から神業と呼ばれるその技で、豆の味をしっかりと引き出す豆腐を作る。かつては家業を継ぐことが嫌でしかたがなく逃れようとして早稲田大学に進学した山下。今は人生をかけ、まるで哲学者のように豆腐に向き合う。自らをあまのじゃくという職人の技と心に迫る。
江戸時代以来と言われる空前の落語ブームをけん引する気鋭の噺家(はなしか)春風亭一之輔、39歳。人間国宝・柳家小三治が「久々の本物」と評する21人抜きの真打ち。なぜこの男の落語は面白いのか。喫茶店やカラオケ店でのヒミツの稽古に密着。古典を守りながら現代的で新しい。どんなことも笑いに変える強烈な話芸を今回たっぷり!口癖は「やりたくない」「帰りたい」。素顔は意外にも無愛想でへそ曲がり!立川談春も登場!
江戸時代以来と言われる空前の落語ブームをけん引する気鋭の噺家(はなしか)春風亭一之輔、39歳。人間国宝・柳家小三治が「久々の本物」と評する21人抜きの真打ち。なぜこの男の落語は面白いのか。喫茶店やカラオケ店でのヒミツの稽古に密着。古典を守りながら現代的で新しい。どんなことも笑いに変える強烈な話芸を今回たっぷり!口癖は「やりたくない」「帰りたい」。素顔は意外にも無愛想でへそ曲がり!立川談春も登場!
久保俊治(69)は、北海道標津町で暮らす猟師。
猟師生活40年を超えた今も集団で猟をするのではなく、一人での猟にこだわっている。
小樽市で生まれ、父と父の仲間から猟の手ほどきを受けて育った。20歳のとき成人祝いでライフルをもらって以来、一人前のヒグマ猟師になりたくて徹底的に山へ通った。射撃だけでなく動物の生態も学ぼうとアメリカのハンティングガイドの学校にも留学。帰国
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久保俊治(69)は、北海道標津町で暮らす猟師。
猟師生活40年を超えた今も集団で猟をするのではなく、一人での猟にこだわっている。
小樽市で生まれ、父と父の仲間から猟の手ほどきを受けて育った。20歳のとき成人祝いでライフルをもらって以来、一人前のヒグマ猟師になりたくて徹底的に山へ通った。射撃だけでなく動物の生態も学ぼうとアメリカのハンティングガイドの学校にも留学。帰国してからは知床を拠点に、命を掛けてヒグマを追っている。
10月、久保が狙うのは鹿。気配、鳴き声、においを頼りに獲物の居場所を探る。「山に入る自分が、自然の中で異質ではいけない」と、えさを探す鹿と同じ速さで歩き、自らを自然に溶け込ませる。異常を感じた獲物はすぐに逃げてしまうのだ。山にこもり、一歩間違えれば命のない現場で、気配の消し方を身に付けた久保。「生き物を獲るっていうことはそんなに単純なものじゃない」という。
2017年3月に敢行された“歴史的大工事”のドキュメント。東北地方最大の有人島である「大島」と宮城・気仙沼を結ぶ橋の架設工事。本土との交通手段が船舶しかなかった大島は震災直後、島民が20日間も孤立。本土と結ばれる橋は、悲願の橋だった。工事に挑むのは、3000tを持ち上げる巨大クレーン船「富士」と乗組員たち。全長200mを超える橋を持ち上げ、一気に完成させる。工事終了までの20時間に完全密着!
2017年3月に敢行された“歴史的大工事”のドキュメント。東北地方最大の有人島である「大島」と宮城・気仙沼を結ぶ橋の架設工事。本土との交通手段が船舶しかなかった大島は震災直後、島民が20日間も孤立。本土と結ばれる橋は、悲願の橋だった。工事に挑むのは、3000tを持ち上げる巨大クレーン船「富士」と乗組員たち。全長200mを超える橋を持ち上げ、一気に完成させる。工事終了までの20時間に完全密着!
日本プロ野球、レギュラーシーズン24勝無敗という前人未踏の記録を残し、海を渡った田中将大。新天地アメリカ・メジャーリーグでも3年連続二桁勝利を残し、メジャー屈指の投手として活躍を続けている。しかし、才能だけで言えば田中をりょうがするものは何人もいるだろう。では、なにが田中将大を現在のレベルまで引き上げたのか。それは、日々の積み重ねに他ならない。一見、当然のように聞こえる
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日本プロ野球、レギュラーシーズン24勝無敗という前人未踏の記録を残し、海を渡った田中将大。新天地アメリカ・メジャーリーグでも3年連続二桁勝利を残し、メジャー屈指の投手として活躍を続けている。しかし、才能だけで言えば田中をりょうがするものは何人もいるだろう。では、なにが田中将大を現在のレベルまで引き上げたのか。それは、日々の積み重ねに他ならない。一見、当然のように聞こえる『積み重ね』という言葉。だが、田中ほどこの言葉が当てはまる男はいないだろう。
例えば、野球の基礎練習であるキャッチボール。肩慣らし程度に行う選手も少なくないなか、田中はひとり異彩を放つ。相手の構えたミットに寸分たがわず投げることに徹底してこだわる。足の踏みだし、腕の振り、球の握り、あらゆることに神経を行き渡らせ、1球1球動作を確認していく。地味で単調な練習のなかにも自ら課題を見つけ出し、それを克服する姿勢を貫く。圧倒的な練習の密度。田中はそれをずっと続けてきた。超一流への道のりは、地道で実直な日々の努力の積み重ねによってのみ築かれる。それが、田中将大だ。
ケガや重い病気で命の瀬戸際に立つ子どもを、危機から救い出すのが、小児集中治療室「PICU」。その日本でのパイオニアが植田育也だ。小さな命のために日夜戦い、実に98%の子どもを回復に導く植田。トレードマークのヒゲは、かつて救えなかった子どもとの約束の証しだった。火事で重症を負った3人の兄弟が運び込まれた。必ず助けると誓う植田。戦いの日々に密着した、感動のドラマ!
ケガや重い病気で命の瀬戸際に立つ子どもを、危機から救い出すのが、小児集中治療室「PICU」。その日本でのパイオニアが植田育也だ。小さな命のために日夜戦い、実に98%の子どもを回復に導く植田。トレードマークのヒゲは、かつて救えなかった子どもとの約束の証しだった。火事で重症を負った3人の兄弟が運び込まれた。必ず助けると誓う植田。戦いの日々に密着した、感動のドラマ!
京都迎賓館主賓室座敷など日本を代表する数寄屋建築を手がけ、当代一の腕と称される名大工・升田志郎。木材のもつ個性を生かし切り、シンプルでありながらも精緻な計算をもとに“わびさび”の美を作り出す。66歳の升田は8年前に胃がんを患い、数年後には引退を覚悟していると語る。2017年春、100年ぶりの大改修となる老舗料亭の和客室作りの現場に密着。名工の技と、後世に伝えたい職人の信念に迫る。
京都迎賓館主賓室座敷など日本を代表する数寄屋建築を手がけ、当代一の腕と称される名大工・升田志郎。木材のもつ個性を生かし切り、シンプルでありながらも精緻な計算をもとに“わびさび”の美を作り出す。66歳の升田は8年前に胃がんを患い、数年後には引退を覚悟していると語る。2017年春、100年ぶりの大改修となる老舗料亭の和客室作りの現場に密着。名工の技と、後世に伝えたい職人の信念に迫る。
命のエネルギーがあふれ出る写真はいかにして生まれるのか? 「猫とイコールでありたい」と語る岩合光昭に長期密着。ボスニア・ヘルツェゴビナでは予期せぬハプニングのなか、奇跡の瞬間がやってくる。40年にわたるキャリアを、ライオンやパンダなどの貴重な映像でひもとくほか、2017年10月からの朝ドラでヒロインとなる女優・葵わかなが「猫好き」代表として、岩合に「猫を上手に撮るコツ」を教わるコーナーも。
命のエネルギーがあふれ出る写真はいかにして生まれるのか? 「猫とイコールでありたい」と語る岩合光昭に長期密着。ボスニア・ヘルツェゴビナでは予期せぬハプニングのなか、奇跡の瞬間がやってくる。40年にわたるキャリアを、ライオンやパンダなどの貴重な映像でひもとくほか、2017年10月からの朝ドラでヒロインとなる女優・葵わかなが「猫好き」代表として、岩合に「猫を上手に撮るコツ」を教わるコーナーも。
樹齢2千年の巨大桜、倒木で危機にひんした公園など30か所以上の桜の名所を復活させ育ててきた樹木医・和田博幸。樹木をみるだけでなく、多くの人に長く愛される名所にするためのロードマップを作るのが和田の真骨頂だ。花見客が歩く動線や見上げる角度、地元市民が手入れをしやすい品種などさまざまな視点から立案していく。桜が満開になる春は回復具合をみて計画を練り直す季節。100年後を見据えた和田の地道な挑戦を描く。
樹齢2千年の巨大桜、倒木で危機にひんした公園など30か所以上の桜の名所を復活させ育ててきた樹木医・和田博幸。樹木をみるだけでなく、多くの人に長く愛される名所にするためのロードマップを作るのが和田の真骨頂だ。花見客が歩く動線や見上げる角度、地元市民が手入れをしやすい品種などさまざまな視点から立案していく。桜が満開になる春は回復具合をみて計画を練り直す季節。100年後を見据えた和田の地道な挑戦を描く。
長いサッカー日本代表の歴史において、歴代3位の通算50ゴールを誇る岡崎慎司(31)。
日本サッカー界のレジェンドである釜本邦茂(同1位)、キング・カズこと三浦知良(同2位)に次ぐ屈指のフォワードだ。昨年には、所属するイングランド・プレミアリーグのレスター・シティFCで、“サッカー史上最大の奇跡”といわれるリーグ優勝の中心選手として躍動した。
そんな歴史に残る記録を積
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長いサッカー日本代表の歴史において、歴代3位の通算50ゴールを誇る岡崎慎司(31)。
日本サッカー界のレジェンドである釜本邦茂(同1位)、キング・カズこと三浦知良(同2位)に次ぐ屈指のフォワードだ。昨年には、所属するイングランド・プレミアリーグのレスター・シティFCで、“サッカー史上最大の奇跡”といわれるリーグ優勝の中心選手として躍動した。
そんな歴史に残る記録を積み上げてきた岡崎だが、同年代の本田圭佑や香川真司のようなスーパースターの派手さはない。その武器は、どんな形でも得点を決める“泥臭さ”だ。ゴール前に飛び込むダイビングヘッド、相手守備の隙を突いてマークを外す動き。さらには、グラウンドを走り回りFWでありながら守備もこなす献身性。
そこには、死に物狂いでピッチに立ち続けることではい上がってきたという、岡崎の自負がある。
子どもの生体肝移植で毎年、世界一の手術数を誇る移植外科医、笠原群生(51)。世界各地から移植の依頼が殺到、生存率は9割と群を抜く、スーパードクター。数々の画期的な手法を編み出し、他では助からない命を救い続けてきた。春、笠原の元に急患が運び込まれた。劇症肝炎で命の危機にひんした1歳の男の子。だが懸念材料が…。その時、事態が動く。「最後のとりで」として家族の未来をつなぐべく闘う、泣き虫ドクターに密着!
子どもの生体肝移植で毎年、世界一の手術数を誇る移植外科医、笠原群生(51)。世界各地から移植の依頼が殺到、生存率は9割と群を抜く、スーパードクター。数々の画期的な手法を編み出し、他では助からない命を救い続けてきた。春、笠原の元に急患が運び込まれた。劇症肝炎で命の危機にひんした1歳の男の子。だが懸念材料が…。その時、事態が動く。「最後のとりで」として家族の未来をつなぐべく闘う、泣き虫ドクターに密着!
「もっと自分を疑え」という言葉は、宮沢が慕う世界的演出家、故・蜷川幸雄さんが稽古場で発したひと言だという。
『作品に携わると決めた以上は、ゴールは無いわけですよね。ここまで行けば100点、っていうのはないんですよ。どこまでも上を目指せる。だから、「これでいいのかな?なんかもっとあるんじゃないかな?」とずっと思っていて。あるとき、蜷川幸雄さんが稽古場で、ある俳優さんに、
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「もっと自分を疑え」という言葉は、宮沢が慕う世界的演出家、故・蜷川幸雄さんが稽古場で発したひと言だという。
『作品に携わると決めた以上は、ゴールは無いわけですよね。ここまで行けば100点、っていうのはないんですよ。どこまでも上を目指せる。だから、「これでいいのかな?なんかもっとあるんじゃないかな?」とずっと思っていて。あるとき、蜷川幸雄さんが稽古場で、ある俳優さんに、「もっと自分を疑えよ!」とおっしゃったんですね。その言葉が、はっとさせられたというよりは、「肯定してもらえた」っていうか。自分をずっと疑って、「それでいいのかな?」「もっとないのかな?」って、手放しで喜ぶ瞬間がずっと無いっていうか。でもそれをすごく肯定してもらった思いでいっぱいだったし、「自分を疑え」っていう言葉は、私にとってエネルギーになりましたね。』
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ギリギリの闘いだけが自分を成長させてくれる
プロボクサー山中慎介(34)。
中学生の時にテレビで見たボクシングの試合に影響を受けボクシングを始める。
山中は、29歳で世界王者になった遅咲きのボクサーだが、権威あるアメリカのボクシング雑誌が選ぶ、現役最強ボクサーランキング“パウンド・フォー・パウンド”で、日本人ながらトップ10入りを果たしている。数多くいるチャン
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ギリギリの闘いだけが自分を成長させてくれる
プロボクサー山中慎介(34)。
中学生の時にテレビで見たボクシングの試合に影響を受けボクシングを始める。
山中は、29歳で世界王者になった遅咲きのボクサーだが、権威あるアメリカのボクシング雑誌が選ぶ、現役最強ボクサーランキング“パウンド・フォー・パウンド”で、日本人ながらトップ10入りを果たしている。数多くいるチャンピオンの中で、山中の評価が世界的にも高いのは、12度の防衛(日本歴代2位)のうち8回をKO勝利という圧倒的な戦績だけが理由ではない。防衛戦の相手に、常に“強い相手”を指名してきたからだ。その強い相手を選ぶ訳は、かつて日本チャンピオン時代に経験した一戦からだ。
日本タイトルの初防衛戦、当時鳴り物入りでプロ入りしてきた岩佐亮佑と対戦。
初めて恐怖と不安を感じ懸命に自分を追い込んだ。試合も両者譲らずの打撃戦を最終ラウンド劇的な逆転TKO勝利で日本タイトルを守った。そのとき、山中が感じたことは「自分が勝って当たり前の相手、どう倒すかっていう相手だったら試合までに成長はできない。どちらが勝つかわからないっていうぎりぎりの相手と闘って、その危機感が自分を成長させる。」ということ。以来、山中はその流儀に基づき防衛を重ねてきた。
舞台は、世界で一つだけの花束を作るオーダーメードの花屋。店主の東信(あずま・まこと)は若干コワモテ。でもCM、パリコレなどオファー殺到。「一度見たら忘れない」と称される東の花束作りの舞台裏に密着する。この春、特別な依頼が舞い込んだ。亡きあの人に贈る恩返しの花束。だが悪天候などトラブル続発。シャクヤクが咲かず、苦渋の決断を迫られる。
舞台は、世界で一つだけの花束を作るオーダーメードの花屋。店主の東信(あずま・まこと)は若干コワモテ。でもCM、パリコレなどオファー殺到。「一度見たら忘れない」と称される東の花束作りの舞台裏に密着する。この春、特別な依頼が舞い込んだ。亡きあの人に贈る恩返しの花束。だが悪天候などトラブル続発。シャクヤクが咲かず、苦渋の決断を迫られる。
7月に運行を開始した豪華列車「THE ROYAL EXPRESS」。列車デザインのカリスマ・水戸岡鋭治(70)が、新たに挑んだプロジェクトだ。横浜から伊豆を走る、全国最大級の8両編成という豪華列車。これまでにない「夢の列車」を作るには、どうすればいいか。プロジェクトを成功させるためには、職人たちの気持ちを最大限に奮い立たせなくてはならなかった。水戸岡は、職人たちを一斉に集め、これまでにない「夢の列車」の構想を熱く語った。水戸岡は言う。「面倒なことをやれっていうのはね、それは一番簡単なことだけど、そんなことやってくれるわけないですよね。“予感の共有”っていいますか、みんなが何となくこの仕事やると楽しくなりそうとか、おもしろくなりそうとか、成功しそうだという感じね。その“予感の共有”ができたときは、プロジェクトが成功する可能性が高いですね」
夢の万能細胞を作り出したノーベル賞学者・山中伸弥。「iPS細胞」は、皮膚などの細胞から、人の体を作り上げているどんな細胞にも変化させることができ、再生医療や新薬の可能性を大きく切り開いている。そして今、生命科学の根幹に関わる新たな研究に踏み出した。挑むのは、謎多き遺伝子。襲い来る予想外の実験結果に立ち向かい、「不治の病を治す」ために走り続ける、世界最前線の現場にカメラが初潜入
夢の万能細胞を作り出したノーベル賞学者・山中伸弥。「iPS細胞」は、皮膚などの細胞から、人の体を作り上げているどんな細胞にも変化させることができ、再生医療や新薬の可能性を大きく切り開いている。そして今、生命科学の根幹に関わる新たな研究に踏み出した。挑むのは、謎多き遺伝子。襲い来る予想外の実験結果に立ち向かい、「不治の病を治す」ために走り続ける、世界最前線の現場にカメラが初潜入
東京・日比谷の雑居ビルの地下にあるフランス料理店。外の光やBGMが一切ない地下空間。そこで客は料理と酒に集中する。
創業34年。政財界をはじめ、あらゆる食通や名だたる料理人たちをうならせてきたのは、料理の味だけではない。「超一流」のサービスがある。その中心となるのが、ソムリエ・情野博之(52)。業界では重鎮と称される人物だ。
およそ700種類3,000本用意されてい
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東京・日比谷の雑居ビルの地下にあるフランス料理店。外の光やBGMが一切ない地下空間。そこで客は料理と酒に集中する。
創業34年。政財界をはじめ、あらゆる食通や名だたる料理人たちをうならせてきたのは、料理の味だけではない。「超一流」のサービスがある。その中心となるのが、ソムリエ・情野博之(52)。業界では重鎮と称される人物だ。
およそ700種類3,000本用意されている店のワイン、そのすべての特徴を把握し、料理との相性、客の好み、しゃべり方やしぐさ、数少ない情報を元にその人にあったワインを瞬時に選び出す。軽妙しゃだつなトークで、最高のひとときを演出する。そこには、情野が考えるソムリエ像がある。
渡り歩く企業で驚異的な業績を上げてきた「雇われ経営者」松本晃が登場!自らを「ホラ吹き」と称して社内に風を起こし好業績を実現してきた豪腕だ。2009年、老舗菓子メーカーの会長に就任。8期連続で増収増益を達成。その独特の流儀がいま、注目を集める。2017年、ジャガイモの記録的不作により売上が激減!海外事業にも陰りが…。「ホラ」を「現実」に変えるたくらみの舞台裏に密着!知られざる経営者の仕事が明らかに!
渡り歩く企業で驚異的な業績を上げてきた「雇われ経営者」松本晃が登場!自らを「ホラ吹き」と称して社内に風を起こし好業績を実現してきた豪腕だ。2009年、老舗菓子メーカーの会長に就任。8期連続で増収増益を達成。その独特の流儀がいま、注目を集める。2017年、ジャガイモの記録的不作により売上が激減!海外事業にも陰りが…。「ホラ」を「現実」に変えるたくらみの舞台裏に密着!知られざる経営者の仕事が明らかに!
渡り歩く企業で驚異的な業績を上げてきた「雇われ経営者」松本晃が登場!自らを「ホラ吹き」と称して社内に風を起こし好業績を実現してきた豪腕だ。2009年、老舗菓子メーカーの会長に就任。8期連続で増収増益を達成。その独特の流儀がいま、注目を集める。2017年、ジャガイモの記録的不作により売上が激減!海外事業にも陰りが…。「ホラ」を「現実」に変えるたくらみの舞台裏に密着!知られざる経営者の仕事が明らかに!
渡り歩く企業で驚異的な業績を上げてきた「雇われ経営者」松本晃が登場!自らを「ホラ吹き」と称して社内に風を起こし好業績を実現してきた豪腕だ。2009年、老舗菓子メーカーの会長に就任。8期連続で増収増益を達成。その独特の流儀がいま、注目を集める。2017年、ジャガイモの記録的不作により売上が激減!海外事業にも陰りが…。「ホラ」を「現実」に変えるたくらみの舞台裏に密着!知られざる経営者の仕事が明らかに!
前人未踏、39回の優勝を積み重ねる横綱・白鵬の記録更新や、19年ぶりの日本人横綱・稀勢の里の誕生など、いま大相撲への注目度が高まっている。1500年以上の歴史と伝統があるといわれる相撲、その誇りを胸に力士と共に闘う裏方たちがいる。呼出し、そして床山だ。3横綱2大関が休場するという99年ぶりの異例事態!その九月場所の土俵を支える、もうひとつの真剣勝負に密着した。
前人未踏、39回の優勝を積み重ねる横綱・白鵬の記録更新や、19年ぶりの日本人横綱・稀勢の里の誕生など、いま大相撲への注目度が高まっている。1500年以上の歴史と伝統があるといわれる相撲、その誇りを胸に力士と共に闘う裏方たちがいる。呼出し、そして床山だ。3横綱2大関が休場するという99年ぶりの異例事態!その九月場所の土俵を支える、もうひとつの真剣勝負に密着した。
医師がヘリで飛び、現場に駆けつける。テレビドラマでも取り上げられ知られるようになった『ドクターヘリ』。年1900回と出動回数全国一位を誇る兵庫の病院の救急チームリーダーが小林誠人だ。小林の口癖は、『救急医療は、地域の“歯車”』。救急車が赴くのに1時間かかる地域に安心感をもたらす“歯車”でありたいという。ある日入った「女性が倒れた」という一本の電話。ところが病の原因が分からない。格闘の日々を追う!
医師がヘリで飛び、現場に駆けつける。テレビドラマでも取り上げられ知られるようになった『ドクターヘリ』。年1900回と出動回数全国一位を誇る兵庫の病院の救急チームリーダーが小林誠人だ。小林の口癖は、『救急医療は、地域の“歯車”』。救急車が赴くのに1時間かかる地域に安心感をもたらす“歯車”でありたいという。ある日入った「女性が倒れた」という一本の電話。ところが病の原因が分からない。格闘の日々を追う!
川人は遺族から相談を受けると、証拠や証言をつぶさに集め、過酷な労働実態をあぶり出し、労災認定を積み重ねてきた。川人のもとには、毎日のように遺族が相談に来る。彼らと向き合うとき、川人には一つの信念がある。それは、労災申請は“心の救済”につながるということだ。
「『あなたの子どもさん、もう亡くなったんだから生き返るわけじゃないんだよ。これからの新しい将来を考えて生きていこ
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川人は遺族から相談を受けると、証拠や証言をつぶさに集め、過酷な労働実態をあぶり出し、労災認定を積み重ねてきた。川人のもとには、毎日のように遺族が相談に来る。彼らと向き合うとき、川人には一つの信念がある。それは、労災申請は“心の救済”につながるということだ。
「『あなたの子どもさん、もう亡くなったんだから生き返るわけじゃないんだよ。これからの新しい将来を考えて生きていこう』と言う人がいる。ところが、ご遺族の感情としては、亡くなった原因とかあいまいにされて、『前を見て生きよう』と言われても納得できないというか、気持ちがそうならない。亡くなった方は戻ってこないけども、(労災申請は)亡くなった方に対する“供養”として、とても大事なことであると思います」。
舞妓が朝一番に向かう場所がある。舞妓専門の美容室だ。舞妓はカツラを用いず、地毛で髪を結うのが習わし。その髪型は、舞妓の重要な要素である「おぼこさ(幼く、かわいらしいこと)」を表現する上で欠かせない。しかも一度結うと、洗髪することなく、1週間はもたせないといけないため、その髪結いには熟練の技が求められる。
そんな舞妓の髪を結い続けて65年の髪結い師が芦田須美(83)だ。
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舞妓が朝一番に向かう場所がある。舞妓専門の美容室だ。舞妓はカツラを用いず、地毛で髪を結うのが習わし。その髪型は、舞妓の重要な要素である「おぼこさ(幼く、かわいらしいこと)」を表現する上で欠かせない。しかも一度結うと、洗髪することなく、1週間はもたせないといけないため、その髪結いには熟練の技が求められる。
そんな舞妓の髪を結い続けて65年の髪結い師が芦田須美(83)だ。京都で5つある花街のひとつ、宮川町で最も多くの舞妓を顧客に抱える名人だ。
用いるのは、びんつけ油とこより。芦田には、油を極力使わないというこだわりがある。油を多くつければ髪はまとまりやすい一方で、髪結い後に舞妓が日々行う手入れは煩わしくなる。髪をただ結うだけではなく、舞妓のためになりたい、という芦田ならではの気配りだ。
しかも、その手は、まるで“意思”を持っているかのようにサッサと動き、舞妓の髪をあっという間に結い上げていく。舞妓の日本髪は、立体的で難しい造形にもかかわらず、やり直しは、ほとんどない。
「何も考えず結ってるんですけど、手が覚えてんのか、手が勝手に動いていきます。だいたい一発でいきますね。長年の“アレ”でしょうね。やっぱり一生懸命、結っているんです。」
舞妓を送り出すとき、芦田が決まってかける言葉がある。「いってらっしゃい。」これから始まる、舞妓の長い一日にエールを送るのだ。
今年の箱根駅伝優勝で三連覇、同時に大学三大駅伝の三冠という偉業を成し遂げた青山学院大学。チームを率いるのは監督の原晋と、妻で寮母の美穂。夫婦は東京・町田の学生寮で学生たちと共同生活し、弱小集団から強豪チームへと成長させた。しかし、今年の駅伝シーズンは波乱の幕開けとなった。10月の出雲駅伝でまさかの2位。次なる大会に向け、夫婦は学生たちをどう導くのか。その2か月間に密着した。
今年の箱根駅伝優勝で三連覇、同時に大学三大駅伝の三冠という偉業を成し遂げた青山学院大学。チームを率いるのは監督の原晋と、妻で寮母の美穂。夫婦は東京・町田の学生寮で学生たちと共同生活し、弱小集団から強豪チームへと成長させた。しかし、今年の駅伝シーズンは波乱の幕開けとなった。10月の出雲駅伝でまさかの2位。次なる大会に向け、夫婦は学生たちをどう導くのか。その2か月間に密着した。
世界最高峰のオーケストラ、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団。このクラシック界のスター軍団のトップに立つ日本人がいる。楽団を束ねる「コンサートマスター」を8年間にわたって務める樫本大進だ。撮影がほぼ許されない舞台裏を独占取材。“猛獣”とも称される個性派集団を樫本はいかに束ね、極上のハーモニーを作り出すのか。オーケストラの舞台裏で巻き起こる“知られざる闘い”に密着。
世界最高峰のオーケストラ、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団。このクラシック界のスター軍団のトップに立つ日本人がいる。楽団を束ねる「コンサートマスター」を8年間にわたって務める樫本大進だ。撮影がほぼ許されない舞台裏を独占取材。“猛獣”とも称される個性派集団を樫本はいかに束ね、極上のハーモニーを作り出すのか。オーケストラの舞台裏で巻き起こる“知られざる闘い”に密着。
2年連続でセ・リーグを制した広島東洋カープ。この躍進の陰に、名物スカウトの存在がある。スカウト統括部長・苑田聡彦。72歳になった今なお現場で“ダイヤの原石”を探し続ける球界最年長スカウトだ。40年にわたるスカウト人生で、小早川毅彦・江藤智・金本知憲・黒田博樹・丸佳浩など、数多くの名選手の発掘に携わってきた。統括として、部下である8名のスカウトに求める流儀がある。
「選
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2年連続でセ・リーグを制した広島東洋カープ。この躍進の陰に、名物スカウトの存在がある。スカウト統括部長・苑田聡彦。72歳になった今なお現場で“ダイヤの原石”を探し続ける球界最年長スカウトだ。40年にわたるスカウト人生で、小早川毅彦・江藤智・金本知憲・黒田博樹・丸佳浩など、数多くの名選手の発掘に携わってきた。統括として、部下である8名のスカウトに求める流儀がある。
「選手に惚れる。惚れて、とことん練習に見に行く。ただちょっと1回見て良かったからって報告するなって。本当に、悪いところもちゃんと見て、報告してくれって。」
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