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Season 2014
指や耳、手足など“本物そっくり”な義肢を作る若き職人・林伸太郎、38歳。不慮の事故や病気などで、過酷な運命にうちひしがれている人々の人生を支える。しわや血管までもがリアルに創られた義肢は、まさに「その人の一部」。義肢を装着する人の「人生の伴走者になる」、それが林の信念だ。ダンサーになる夢を追う女性、もう一度職場に戻りたいと願う金型職人。さまざまな人生が交錯する、小さな工房で起こる感動のドラマ。
指や耳、手足など“本物そっくり”な義肢を作る若き職人・林伸太郎、38歳。不慮の事故や病気などで、過酷な運命にうちひしがれている人々の人生を支える。しわや血管までもがリアルに創られた義肢は、まさに「その人の一部」。義肢を装着する人の「人生の伴走者になる」、それが林の信念だ。ダンサーになる夢を追う女性、もう一度職場に戻りたいと願う金型職人。さまざまな人生が交錯する、小さな工房で起こる感動のドラマ。
囲碁7大タイトルのうち6つを独占するという、前人未踏の快挙を成し遂げた井山裕太。そのきわだった特徴は、直感的に打ちたいと感じた手を重んじるところにある。プロ棋士の世界では、一手打つために1,000の可能性を読み合うと言われ、トップどうしの対決では読みの力はきっ抗することも多い。だがその中で井山は、並み居るプロたちの読みを超えた常識外れの手を放ち、新たな展開を生み出してき
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囲碁7大タイトルのうち6つを独占するという、前人未踏の快挙を成し遂げた井山裕太。そのきわだった特徴は、直感的に打ちたいと感じた手を重んじるところにある。プロ棋士の世界では、一手打つために1,000の可能性を読み合うと言われ、トップどうしの対決では読みの力はきっ抗することも多い。だがその中で井山は、並み居るプロたちの読みを超えた常識外れの手を放ち、新たな展開を生み出してきた。「結局、人まねでは勝てない。常識から外れていても、自分はこっちに打ちたいと思ったら、迷わず自分の信じる手を打つ」と井山は語る。
世界初のサイボーグ型ロボットを生み出した山海。人が筋肉を動かす時に出す「動け」という意識を【電気信号】として解析し、人間の複雑な動きを瞬時に実行できるロボットだ。今このロボットが大きな注目を集めるのは、リハビリの分野。脊髄損傷や脳卒中になり、まひを抱える人々が、山海のロボットを装着して何度もまひした部位を動かすことで、「動いた」という感覚が脳にフィードバックされていく。
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世界初のサイボーグ型ロボットを生み出した山海。人が筋肉を動かす時に出す「動け」という意識を【電気信号】として解析し、人間の複雑な動きを瞬時に実行できるロボットだ。今このロボットが大きな注目を集めるのは、リハビリの分野。脊髄損傷や脳卒中になり、まひを抱える人々が、山海のロボットを装着して何度もまひした部位を動かすことで、「動いた」という感覚が脳にフィードバックされていく。これが脳神経機能の回復や治療につながり、これまでのリハビリでは考えられなかった身体機能の改善がなされる、と注目されているのだ。こうした山海の技術は、技術を利用する人々に”寄り添っていく”こと進化していく。ロボットをどう改良すればその人の症状が改善していくのか、困難を抱える人個人に徹底的に向き合っていく。
「たった一人の方に対してピタッと合わせた技術がうまくできれば、それはその方のものでしかないのかもしれませんが、実はその背後には類似の多くの方がいらっしゃるので、そうした方々にフィードバックできる。それが一つまた大きな扉を開けることになって、また新しい技術につながっていく」
ワールドカップまで5か月を切ったサッカー日本代表。そのチームに欠かせない男が遠藤保仁だ。歴代の代表監督から高く評価され、日本代表出場試合数は史上最多の140を誇る。遠藤の強みは、華麗なドリブルでも豪快なシュートでもない。「ボールを止めて、蹴る」という基本技術を究極まで突き詰めること。昨秋、強豪相手に苦戦が続く代表戦と、リーグ戦を平行して闘う姿に密着。ひょうひょうとした男が胸に秘める熱い思いに迫る!
ワールドカップまで5か月を切ったサッカー日本代表。そのチームに欠かせない男が遠藤保仁だ。歴代の代表監督から高く評価され、日本代表出場試合数は史上最多の140を誇る。遠藤の強みは、華麗なドリブルでも豪快なシュートでもない。「ボールを止めて、蹴る」という基本技術を究極まで突き詰めること。昨秋、強豪相手に苦戦が続く代表戦と、リーグ戦を平行して闘う姿に密着。ひょうひょうとした男が胸に秘める熱い思いに迫る!
都心から少し離れた住宅地に、連日400人の客が訪れる洋菓子店がある。店主・横溝春雄(66歳)は、オーストリアの名門「デメル」に東洋人として初めて入り、腕を磨いた伝説の職人だ。洋菓子作りに真摯(しんし)に向き合う姿勢は、多くの一流パティシエから尊敬を集める。クリスマス、横溝は、弟子たちとともに3500個のケーキを作る総力戦に挑んだ。過酷な現場で、弟子たちをいかに育てるか。職人たちの熱きドラマに密着。
都心から少し離れた住宅地に、連日400人の客が訪れる洋菓子店がある。店主・横溝春雄(66歳)は、オーストリアの名門「デメル」に東洋人として初めて入り、腕を磨いた伝説の職人だ。洋菓子作りに真摯(しんし)に向き合う姿勢は、多くの一流パティシエから尊敬を集める。クリスマス、横溝は、弟子たちとともに3500個のケーキを作る総力戦に挑んだ。過酷な現場で、弟子たちをいかに育てるか。職人たちの熱きドラマに密着。
大山の会社では、新商品の提案はすべて毎週月曜日の“プレゼン会議”で行われる。社長である大山はすべての提案を即断即決でさばき、商品化するかどうかの判断を下す。百戦錬磨の大山の目は厳しく、社員にとってそのハードルを越えるのは決して低くない。しかし一方で、大山が「これはいい商品だ」と納得すれば、その場で商品化が決まるのだ。
プレゼン会議という公開の場で、わざわざ決裁をする理
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大山の会社では、新商品の提案はすべて毎週月曜日の“プレゼン会議”で行われる。社長である大山はすべての提案を即断即決でさばき、商品化するかどうかの判断を下す。百戦錬磨の大山の目は厳しく、社員にとってそのハードルを越えるのは決して低くない。しかし一方で、大山が「これはいい商品だ」と納得すれば、その場で商品化が決まるのだ。
プレゼン会議という公開の場で、わざわざ決裁をする理由を、大山はこう語る。
「ほかの会社はね、ハードルがいっぱいあってね、1つオッケーになってもね、じゃあ後でお前大丈夫かと。みんな心配するわけ。失敗を恐れる訳ね。それが開発者にとってはブレーキになるわけね。私の判さえとってしまえば、もう鬼の首をとったのと同じですから後から文句言う人いないの。その代わり、責任は全部私にあると。」
サミットから貿易交渉まで、日本外交を40年間も陰で支えてきたすご腕の通訳がいる! 長井鞠子(70)。あらゆる専門用語に精通し、発言を瞬時に「同時通訳」するワザは、並ぶ者がないと言われる。言葉を越え、心の思いまでも伝えてくれると言われるその腕は、歴代首相や政府要人から直接指名されるほどの信頼ぶり。去年のオリンピック招致活動でも、力を発揮した。通訳47年のプロ中のプロ、その知られざる覚悟と信念とは?
サミットから貿易交渉まで、日本外交を40年間も陰で支えてきたすご腕の通訳がいる! 長井鞠子(70)。あらゆる専門用語に精通し、発言を瞬時に「同時通訳」するワザは、並ぶ者がないと言われる。言葉を越え、心の思いまでも伝えてくれると言われるその腕は、歴代首相や政府要人から直接指名されるほどの信頼ぶり。去年のオリンピック招致活動でも、力を発揮した。通訳47年のプロ中のプロ、その知られざる覚悟と信念とは?
「京都で最も予約が取りにくい」といわれる料亭を営む、料理人・中東久雄(61)。タイや伊勢エビなどの豪華食材は用いず、野山から集める素朴な食材などから、“命を感じる”料理を生み出す。四季の移ろいを映し出す技は、国内外の一流料理人から尊敬を集める。この冬、中東は、春に向けて命を育む野菜の力強さを凝縮した、究極の一品に挑んだ。世界無形文化遺産に登録された和食文化、その神髄を体現する料理人の闘いに密着!
「京都で最も予約が取りにくい」といわれる料亭を営む、料理人・中東久雄(61)。タイや伊勢エビなどの豪華食材は用いず、野山から集める素朴な食材などから、“命を感じる”料理を生み出す。四季の移ろいを映し出す技は、国内外の一流料理人から尊敬を集める。この冬、中東は、春に向けて命を育む野菜の力強さを凝縮した、究極の一品に挑んだ。世界無形文化遺産に登録された和食文化、その神髄を体現する料理人の闘いに密着!
日本中を感動に巻き込んだ宇宙探査機「はやぶさ」。國中均は、NASAですら実現不可能と諦めた「マイクロ波型・イオンエンジン」を開発し、奇跡の帰還を支えた男だ。今、「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャーとして来冬の打ち上げを目指している。“最先端”に常にトライすることを信念とし、前回よりも遠い小惑星に赴いて有機物を持ち帰るという極めて難しいミッションに挑む。超機密の開発現場に、異例の長期密着!
日本中を感動に巻き込んだ宇宙探査機「はやぶさ」。國中均は、NASAですら実現不可能と諦めた「マイクロ波型・イオンエンジン」を開発し、奇跡の帰還を支えた男だ。今、「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャーとして来冬の打ち上げを目指している。“最先端”に常にトライすることを信念とし、前回よりも遠い小惑星に赴いて有機物を持ち帰るという極めて難しいミッションに挑む。超機密の開発現場に、異例の長期密着!
かつて、がん治療の最高峰・国立がん研究センターで、2,000件を超える手術を行い、副院長にまで上り詰めた笹子。いまや胃がん治療の世界では「最後の砦(とりで)」とまで称されるほどだが、胃がんと向き合って35年、笹子が痛感するのは、“がんという病気には絶対がない”ということだという。
「あの人のがんは絶対に残っていると、取りきれなかったと思っているのに、最終的には治った人
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かつて、がん治療の最高峰・国立がん研究センターで、2,000件を超える手術を行い、副院長にまで上り詰めた笹子。いまや胃がん治療の世界では「最後の砦(とりで)」とまで称されるほどだが、胃がんと向き合って35年、笹子が痛感するのは、“がんという病気には絶対がない”ということだという。
「あの人のがんは絶対に残っていると、取りきれなかったと思っているのに、最終的には治った人とかもいるのはいるんですね。絶対に治らないということもないし、絶対に治るっていうこともない病気だから、100%と0%はありません。」
笹子は“絶対がない”からこそ、早期の胃がんでも油断せず、進行した難しいがんの治療でも諦めずに自分のできるベストを尽くす。
ヨコハマの港には、作業員たちの尊敬を集める男がいる。巨大ガントリークレーンの運転士、通称ガンマン、その中で卓越した技を誇る上圷茂(47)だ。50mの高さから数十トンのコンテナを自在に操り、正確に積み上げる速さは世界平均の1.5倍。驚異の効率を誇る。胸に秘め続けてきた一つの記憶。乗り越えるための葛藤を初めて明かした。今年2月、歴史的な豪雪となったあの日、港で繰り広げられた総力戦に密着した!
ヨコハマの港には、作業員たちの尊敬を集める男がいる。巨大ガントリークレーンの運転士、通称ガンマン、その中で卓越した技を誇る上圷茂(47)だ。50mの高さから数十トンのコンテナを自在に操り、正確に積み上げる速さは世界平均の1.5倍。驚異の効率を誇る。胸に秘め続けてきた一つの記憶。乗り越えるための葛藤を初めて明かした。今年2月、歴史的な豪雪となったあの日、港で繰り広げられた総力戦に密着した!
日本競泳界のスーパースター・北島康介。平泳ぎで2004年のアテネ、2008年の北京とオリンピック2大会連続2種目金メダルという偉業を成し遂げてきた。しかし、3連覇が期待された2年前のロンドン大会、北島はトップから大きな差をつけられ敗れた。このときすでに29歳、引退を予想する声も少なくなかった。北島自身もみずからの進退について考え続けたことを認める。
しかし、北島は現役
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日本競泳界のスーパースター・北島康介。平泳ぎで2004年のアテネ、2008年の北京とオリンピック2大会連続2種目金メダルという偉業を成し遂げてきた。しかし、3連覇が期待された2年前のロンドン大会、北島はトップから大きな差をつけられ敗れた。このときすでに29歳、引退を予想する声も少なくなかった。北島自身もみずからの進退について考え続けたことを認める。
しかし、北島は現役続行を決め、今も戦いの世界に身を置き続けている。北島を水の中へとつなぎ止めるものは一体何なのか。
北島はこう答えた。――「日常では感じ得ることができないものを、水の中に入ったら改めて感じることが出来る。それがレベルが低いにしろ、結果が出ないにせよ、そういう刺激を味わえるというのが水泳にどんどんのめり込んでいくきっかけだったりする。水泳を続けるという選択肢を選ぶのも簡単だけど、やめるという選択肢を選ぶのも簡単。だから、選手として水泳と向き合う時間がある以上は、続けた方がいいなって」
Perfumeのライブや、東京オリンピック招致のプレゼン、さらには浅田真央や羽生結弦が滑るフィギュアスケートエキシビション。大胆な発想とプログラミングを武器に、ハイテク技術を駆使して、幻想的で近未来的な「誰も見たことがない光景」を作り上げる男、真鍋大度。今、世界からオファーが殺到している。ラジコンヘリを使った世界初の演出に挑む姿に長期密着。時代の最先端を生み出す闘いが、ここにある!
Perfumeのライブや、東京オリンピック招致のプレゼン、さらには浅田真央や羽生結弦が滑るフィギュアスケートエキシビション。大胆な発想とプログラミングを武器に、ハイテク技術を駆使して、幻想的で近未来的な「誰も見たことがない光景」を作り上げる男、真鍋大度。今、世界からオファーが殺到している。ラジコンヘリを使った世界初の演出に挑む姿に長期密着。時代の最先端を生み出す闘いが、ここにある!
母からの言葉。妻からの言葉。先輩からの言葉。これまで番組に出演してきたプロフェッショナルもさまざまな挫折や困難に直面したとき、自らを奮い立たせる「言葉」と出会い、支えられ乗り越えてきた。そんな珠玉のエピソードを紡ぐ“言葉SP”第3弾は、うなぎ職人、義肢装具士、ロボット研究、同時通訳のプロなどが登場。仕事や人生に悩むあなたの、明日を生きるヒントがきっと見つかる。人は、言葉とともに生きている!
母からの言葉。妻からの言葉。先輩からの言葉。これまで番組に出演してきたプロフェッショナルもさまざまな挫折や困難に直面したとき、自らを奮い立たせる「言葉」と出会い、支えられ乗り越えてきた。そんな珠玉のエピソードを紡ぐ“言葉SP”第3弾は、うなぎ職人、義肢装具士、ロボット研究、同時通訳のプロなどが登場。仕事や人生に悩むあなたの、明日を生きるヒントがきっと見つかる。人は、言葉とともに生きている!
「こないだ言われました。『うらやましい。なんでそんな課題ばっかり見つかるん?』って。『アホ。別に見つけたくて見つけているわけじゃないわ』って。確かにアホみたいに課題見つかってくるから。世界に誇れること見つかりました。課題の多さです。世界でいちばん課題多いと思います。その伸び代に(可能性を)感じているんです。まだまだ伸びるって。なぜならオレ、体力ないから。小さい頃から体力
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「こないだ言われました。『うらやましい。なんでそんな課題ばっかり見つかるん?』って。『アホ。別に見つけたくて見つけているわけじゃないわ』って。確かにアホみたいに課題見つかってくるから。世界に誇れること見つかりました。課題の多さです。世界でいちばん課題多いと思います。その伸び代に(可能性を)感じているんです。まだまだ伸びるって。なぜならオレ、体力ないから。小さい頃から体力なかったんですよ。コンプレックスだったんですよ。それを克服したとき自分の成長だけが満足なんで自分のコンプレックスを人に言うのが全然恥ずかしくない。それがスタートなんです。その10日間ですべてが変わるわけじゃないです。でもその10日間でそのあとのすべてを変えるきっかけにするんですよ」
「ゼロとは僕は言わないですけど、天才なんかこの世の中にほぼいないと思っています。才能の差は若干なりともあるというのも認めます。ただ若干でしょう?っていうことを僕は言いたいです。
ライオンと格闘するわけじゃない。馬と競争するわけじゃない。「あいつが別の生き物だ」とか、「あいつだから」っていう考えは馬やライオンにすればいいんです。そんな天と地がひっくり返るほどの差はないで
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「ゼロとは僕は言わないですけど、天才なんかこの世の中にほぼいないと思っています。才能の差は若干なりともあるというのも認めます。ただ若干でしょう?っていうことを僕は言いたいです。
ライオンと格闘するわけじゃない。馬と競争するわけじゃない。「あいつが別の生き物だ」とか、「あいつだから」っていう考えは馬やライオンにすればいいんです。そんな天と地がひっくり返るほどの差はないでしょう?って。
だから僕よりも才能のある選手に僕は今までも勝ってきたし、なぜならそんな差はなかった。でも「その差は大きい」と見るか、「越えられるもの」と見るかは自分しだいなんです。それをみんな自分の限界を決めてしまって、挑戦することをやめてしまうんです。だから夢がかなわないなんていうことになるんです。
「夢がかなう」とは僕は子どもたちに言ったことはないですよ。「大きな夢を持ってください」と僕はいつも言うんです。なぜそれを言うか。「絶対にかなう」っていうふうには僕は言ったことも1度もないし、ただ頑張ればかなう可能性があるわけですよ。頑張るということは自分で決められるんです。頑張るか、頑張らないかは。だから「その夢をかなえる可能性があるかどうかは、あなたしだいですよ」って言う。常にチャンスはその本人にあったほうがいいと思うんです。ただ、がんばるつもりがないなら、夢はかなうわけがないんです。
僕はどんな人にも、どんな位置に今いる人でも、チャンスはあると思う。それを目指すかどうかは明日からじゃなくて、今日決めるんです。やれることは今日からあるんです」
おなかの中の赤ちゃんを危機から救うスペシャリスト、川鰭市郎。双子の1人に酸素や血流が集中してしまう“双胎間輸血症候群”や、胎児の胸に水がたまってしまう“胎児胸水”…。そんな難しい症例から赤ちゃんを救ってきた。診断の正確さと、内視鏡などを用いての“胎児治療”。この道一筋30年の川鰭は、「産まれて来ない方がよかった命など、一つもない」と語る。小さな命の重さをかみしめ、闘い続ける現場に密着する。
おなかの中の赤ちゃんを危機から救うスペシャリスト、川鰭市郎。双子の1人に酸素や血流が集中してしまう“双胎間輸血症候群”や、胎児の胸に水がたまってしまう“胎児胸水”…。そんな難しい症例から赤ちゃんを救ってきた。診断の正確さと、内視鏡などを用いての“胎児治療”。この道一筋30年の川鰭は、「産まれて来ない方がよかった命など、一つもない」と語る。小さな命の重さをかみしめ、闘い続ける現場に密着する。
ゴミ屋敷、孤独死、ひきこもり。既存の法や制度では救いきれない“制度のはざま”に陥り、自らはSOSを出せない人々を「地域の課題」と捉え、行政と連携しつつ住民とともに解決に取り組む、コミュニティソーシャルワーカー(CSW)という仕事が今、注目を集めている。その第一人者が大阪・豊中の社会福祉協議会の勝部麗子。「一番厳しい人を見捨てる社会は、誰もが見捨てられる社会」と語る勝部の終わりなき闘いの日々を追う。
ゴミ屋敷、孤独死、ひきこもり。既存の法や制度では救いきれない“制度のはざま”に陥り、自らはSOSを出せない人々を「地域の課題」と捉え、行政と連携しつつ住民とともに解決に取り組む、コミュニティソーシャルワーカー(CSW)という仕事が今、注目を集めている。その第一人者が大阪・豊中の社会福祉協議会の勝部麗子。「一番厳しい人を見捨てる社会は、誰もが見捨てられる社会」と語る勝部の終わりなき闘いの日々を追う。
その料理を味わいたいと、全国から客がやってくる北海道の三つ星シェフ・中道博(62)。エゾシカやカスベなど地元の食材に徹底してこだわった「北海道フレンチ」の確立に心血を注いできた。こだわるのは“上質にして粗野”な一皿。火入れの時間や温度を細やかに調整し、食材の自然なうまみを最高に引き立たせる料理は、ミシュラン三つ星に輝く。初夏、中道はアイナメを使った新作料理に挑んだ。北国のシェフ、熱き開拓魂に密着。
その料理を味わいたいと、全国から客がやってくる北海道の三つ星シェフ・中道博(62)。エゾシカやカスベなど地元の食材に徹底してこだわった「北海道フレンチ」の確立に心血を注いできた。こだわるのは“上質にして粗野”な一皿。火入れの時間や温度を細やかに調整し、食材の自然なうまみを最高に引き立たせる料理は、ミシュラン三つ星に輝く。初夏、中道はアイナメを使った新作料理に挑んだ。北国のシェフ、熱き開拓魂に密着。
ことし31年目のシーズンを迎える現役最年長の山本。ベテラン選手ともなれば、練習内容を配慮されることも少なくない。だが、山本はそれを拒む。
入団当時から山本を指導してきた三木安司コーチはこう語る「ウォーミングアップ1つとっても、若手と同様のメニューを同じ数だけ黙々とこなします。故障していない限りは、俺別でアップするねということがない。山本はベースになるものをとにかく変えずに続ける。その積み重ねこそが、今も現役でいられる理由だと思います」
ことし31年目のシーズンを迎える現役最年長の山本。ベテラン選手ともなれば、練習内容を配慮されることも少なくない。だが、山本はそれを拒む。
入団当時から山本を指導してきた三木安司コーチはこう語る「ウォーミングアップ1つとっても、若手と同様のメニューを同じ数だけ黙々とこなします。故障していない限りは、俺別でアップするねということがない。山本はベースになるものをとにかく変えずに続ける。その積み重ねこそが、今も現役でいられる理由だと思います」
上原さんの担当するポジション・クローザーは、心理的な負担が大きいポジションだ。マウンドを託されるのは、接戦で勝っている試合の終盤ばかり。上原さんが逆転を許してしまえば、それは負け試合となってしまい、その責任を一心に背負わなければならない。
しかも、対戦相手となるのは、屈強なメジャーリーガーたち。圧倒的パワーを武器に、ホームランを放つ可能性も高く、毎回チームの期待にこた
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上原さんの担当するポジション・クローザーは、心理的な負担が大きいポジションだ。マウンドを託されるのは、接戦で勝っている試合の終盤ばかり。上原さんが逆転を許してしまえば、それは負け試合となってしまい、その責任を一心に背負わなければならない。
しかも、対戦相手となるのは、屈強なメジャーリーガーたち。圧倒的パワーを武器に、ホームランを放つ可能性も高く、毎回チームの期待にこたえることは決して容易ではない。
そんな壮絶なプレッシャーがかかるマウンドの上で、上原さんが大事にしている流儀が、「怯えたら、打たれる」ということだ。
「恐怖心でどうしようって考えた時点で負けなんで。自分より、すごい給料もらってるバッターが立ちました。何でこんなやつに打たれなあかんねんと思いながら投げてるし。負けると思ってやってるやつはいないと思うよ。それが勝負の世界でしょ。」(上原さん)
不安な気持ちでマウンドに上がれば、それがわずかなコントロールミスにつながり、痛打を浴びたり、よけいなフォアボールを出してしまう。さらにピンチを招くと、精神的に負のスパイラルに入ってしまう。だからこそ上原さんは、絶対に怯えない。自分のボールを信じて真っ向勝負を挑むと決めている。
種田は1つの映画のセットを作るとき、いつも「その仕事の中に、“自分”がいるか?」ということを心の奥底で自問自答しているという。美術監督はその映画を見た誰からも注目を浴びるような主役や監督とは違い、“黒子”ともいえる裏方の仕事。ややもすれば、監督やプロデューサーの指示のもと想定どおりのものを作り出すことになってしまう。しかし種田は全く違う。提示された“物語”にみずから解釈
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種田は1つの映画のセットを作るとき、いつも「その仕事の中に、“自分”がいるか?」ということを心の奥底で自問自答しているという。美術監督はその映画を見た誰からも注目を浴びるような主役や監督とは違い、“黒子”ともいえる裏方の仕事。ややもすれば、監督やプロデューサーの指示のもと想定どおりのものを作り出すことになってしまう。しかし種田は全く違う。提示された“物語”にみずから解釈を加え、新たな提案を盛り込み、映画の舞台となる土地の地形、建物、調度品など登場人物の回りに広がる空間すべてを設計し、実際のセットをつくりあげていく。そうした種田の姿勢から生み出されるセットは、当初の想定を超えるアイデアが詰まった空間となり、監督たちに新たな刺激を与えていく。クエンティン・タランティーノ、チャン・イーモウ、三谷幸喜など、国内外の名だたる映画監督が種田に強い信頼と尊敬を抱くゆえんだ。
かつて倒産の危機にあった、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを、わずか1年でV字回復へ導いた、マーケター・森岡毅(41)。得意の数学を生かした独自の調査手法、そして8千人の社員を生き生きと動かすリーダーシップに注目が集まっている。2014年夏に挑んだのは、年間予算の5倍を投資するハリー・ポッターの新アトラクション。絶対に失敗できないプレッシャーのなかの闘い。人気テーマパークの舞台裏の闘いに密着!
かつて倒産の危機にあった、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを、わずか1年でV字回復へ導いた、マーケター・森岡毅(41)。得意の数学を生かした独自の調査手法、そして8千人の社員を生き生きと動かすリーダーシップに注目が集まっている。2014年夏に挑んだのは、年間予算の5倍を投資するハリー・ポッターの新アトラクション。絶対に失敗できないプレッシャーのなかの闘い。人気テーマパークの舞台裏の闘いに密着!
昨年11月、フィリピンを襲った巨大台風・ハイエン。
死者6,000人、避難民は400万人を超える未曽有の大災害となった。この緊急事態にいち早く駆けつけ、食糧難にあえぐ大勢の人々を救う活動を指揮したのは一人の日本人だった。
忍足謙朗(おしだりけんろう)、58歳。災害や紛争などの緊急事態の現場に食糧を届ける、国連機関・WFP(世界食糧計画)のアジア地域局長だ。
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昨年11月、フィリピンを襲った巨大台風・ハイエン。
死者6,000人、避難民は400万人を超える未曽有の大災害となった。この緊急事態にいち早く駆けつけ、食糧難にあえぐ大勢の人々を救う活動を指揮したのは一人の日本人だった。
忍足謙朗(おしだりけんろう)、58歳。災害や紛争などの緊急事態の現場に食糧を届ける、国連機関・WFP(世界食糧計画)のアジア地域局長だ。
忍足はこれまで25年に渡って、世界各地の修羅場を渡り歩いてきた。
カンボジア、ボスニア、コソボ。そして世界最悪の人道危機と評されたスーダン・ダルフール紛争のときには、この組織史上最大規模の3,000人のスタッフを指揮し、任務を遂行した。
こうした想像を絶する過酷な現場では、一般的な価値観は通用しない。
忍足は、みずからの行動哲学をこう語る。“正しいこと”をやりとげるには、ルールを破ってでもやる意気込みがなくてはいけない、と。
今、地球上には8億以上の飢餓に苦しむ人々がいる。
「やらなければならないことは、やる」と語る、強固な信念をもつ男の、知られざる生きざまに迫る。
都内の訪問管理栄養士・中村育子は、認知症・糖尿病・腎臓病など1000人もの患者の食生活を劇的に改善させてきた。2014年夏、中村に困難な依頼が舞い込んだ。脳出血の後遺症で飲み込む力が低下した70代の女性が、夫が作る大根の煮物をもう一度食べたいと言うのだ。だが、リハビリを始めた直後、思わぬ難題が…。食と命の営みを見つめた記録。
都内の訪問管理栄養士・中村育子は、認知症・糖尿病・腎臓病など1000人もの患者の食生活を劇的に改善させてきた。2014年夏、中村に困難な依頼が舞い込んだ。脳出血の後遺症で飲み込む力が低下した70代の女性が、夫が作る大根の煮物をもう一度食べたいと言うのだ。だが、リハビリを始めた直後、思わぬ難題が…。食と命の営みを見つめた記録。
特別企画。“魚”にまつわるプロの仕事を大特集。日本人にとって身近な食材であり続けてきた魚はどのように取られ、食卓に届けられるのか?その道をたどると知られざるプロの仕事が見えてきた! ○いま築地市場で「最もいい魚を仕入れる」と評される下町の鮮魚店主 ○明石浦でタイの水揚げ10年連続1位を記録する伝説の漁師 ○震災で店を津波に流されながらも店を再建した「日本一の焼き魚」を供する料理人。熱き男たちの物語
特別企画。“魚”にまつわるプロの仕事を大特集。日本人にとって身近な食材であり続けてきた魚はどのように取られ、食卓に届けられるのか?その道をたどると知られざるプロの仕事が見えてきた! ○いま築地市場で「最もいい魚を仕入れる」と評される下町の鮮魚店主 ○明石浦でタイの水揚げ10年連続1位を記録する伝説の漁師 ○震災で店を津波に流されながらも店を再建した「日本一の焼き魚」を供する料理人。熱き男たちの物語
健康に暮らす上で重要な「歯」。この分野の世界的エキスパートが山形県酒田市の熊谷崇だ。いわゆる“町の歯医者さん”ながら、その実績は圧倒的。80歳を過ぎても、20本以上の歯が残る人が大勢いるほか(全国平均は11本)、虫歯が全くなく成人を迎える子どもも実に約8割にのぼる。痛くなったら行く歯医者ではなく、痛くならないための歯医者へ。虫歯と歯周病を防いで35年、歯科医療に革命をもたらした信念の医師に密着!
健康に暮らす上で重要な「歯」。この分野の世界的エキスパートが山形県酒田市の熊谷崇だ。いわゆる“町の歯医者さん”ながら、その実績は圧倒的。80歳を過ぎても、20本以上の歯が残る人が大勢いるほか(全国平均は11本)、虫歯が全くなく成人を迎える子どもも実に約8割にのぼる。痛くなったら行く歯医者ではなく、痛くならないための歯医者へ。虫歯と歯周病を防いで35年、歯科医療に革命をもたらした信念の医師に密着!
11歳のデビューから30年にわたってクラシックの最高峰を走り続けているヴァイオリニスト・五嶋みどり。世界中の名だたる指揮者やオーケストラから共演のオファーが後を絶たず、参加したCDがグラミー賞に選ばれるなど、その評価は揺るぎない。
聴く者の心を揺さぶる音は、どうやって生み出されるのか。五嶋がずっと貫いてきたのが【“自分”と向き合う】という考え方だ。
「自分の中にある
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11歳のデビューから30年にわたってクラシックの最高峰を走り続けているヴァイオリニスト・五嶋みどり。世界中の名だたる指揮者やオーケストラから共演のオファーが後を絶たず、参加したCDがグラミー賞に選ばれるなど、その評価は揺るぎない。
聴く者の心を揺さぶる音は、どうやって生み出されるのか。五嶋がずっと貫いてきたのが【“自分”と向き合う】という考え方だ。
「自分の中にある音、自分がどのようにその音楽に対して反応するかが大切だと思います。外から持ってくるより、自分の中からどうやって出せるのかとか、中には何があるのか、そういうことを考えていく」と語る五嶋は、音楽を通してひたむきに己と対話し続ける。
この10年で4度の日本一に輝くカツオ一本釣り漁船・第83佐賀明神丸のリーダー、明神学武(40)。圧倒的な分析力でカツオの群れをピンポイントで探し当てるその「読み」で、型破りな漁法を編み出してきた。海水温の異常や台風に見舞われた2014年は、記録的な不漁。だが漁の成否には23人の男たちの生活がかかる。予測不能な荒海で、逆転をかけて臨む勝負の漁!やさしい笑顔の裏の覚悟、若き天才カツオ漁師の闘いの記録。
この10年で4度の日本一に輝くカツオ一本釣り漁船・第83佐賀明神丸のリーダー、明神学武(40)。圧倒的な分析力でカツオの群れをピンポイントで探し当てるその「読み」で、型破りな漁法を編み出してきた。海水温の異常や台風に見舞われた2014年は、記録的な不漁。だが漁の成否には23人の男たちの生活がかかる。予測不能な荒海で、逆転をかけて臨む勝負の漁!やさしい笑顔の裏の覚悟、若き天才カツオ漁師の闘いの記録。
「人生の最後は、自宅で穏やかに迎えたい」。そんな末期がん患者の切実な願いを叶え続けてきたのが、在宅ホスピスのパイオニア、川越厚(67)だ。まだ「在宅ホスピス」という言葉すらなかった時代から始めて25年。およそ2,000人の末期がん患者を家で看取ってきた。
病院ではこれ以上の治療が難しいとされた末期のがん患者。その多くは、がんの進行から生じる神経の圧迫や呼吸苦などの体の
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「人生の最後は、自宅で穏やかに迎えたい」。そんな末期がん患者の切実な願いを叶え続けてきたのが、在宅ホスピスのパイオニア、川越厚(67)だ。まだ「在宅ホスピス」という言葉すらなかった時代から始めて25年。およそ2,000人の末期がん患者を家で看取ってきた。
病院ではこれ以上の治療が難しいとされた末期のがん患者。その多くは、がんの進行から生じる神経の圧迫や呼吸苦などの体の強い痛みで苦しむ。川越は触診を行いながら、患者の状態をこと細かに観察し、その痛みの緩和に必要な薬の種類や量を処方していく。薬の量が少なければ痛みを取りきれないし、多すぎれば副作用で患者を苦しめることになる。川越はこの見極めの技術が群を抜くと言われている。
さらに川越は、死期が迫るにつれて強くなる死別の悲しみなどの“心の痛み”にも寄り添っていく。患者とその家族に、独特の語り口で死期を伝え、死を受け止められるようにいざなっていく。
川越が目指すのは、人生の幕引きを穏やかに行うための医療だ。
「“退く”医療ですね。病気を治す医療が全く無力になったとき、同じ姿勢で医療を行ってはいけない。お迎えが来るときまで人間として生きるわけですからね。今度は、生きていくということを大切にした医療」
選手が入れかわり、浮き沈みが激しいのが常識の高校スポーツ界。だが愛知・桜花学園女子バスケットボール部監督・井上眞一は違う。29年で主要三大大会に56回もの優勝を遂げた。選手を育てる秘密はその人間力だ。指導は厳しい。だがコートを離れると“ただのおじいちゃん”と化す。体罰も、学年間の上下関係も、寮の規則も門限以外一切無し。「いい人間である前に、いい選手であれ」と言い切る男の、型破りな人育ての極意とは!
選手が入れかわり、浮き沈みが激しいのが常識の高校スポーツ界。だが愛知・桜花学園女子バスケットボール部監督・井上眞一は違う。29年で主要三大大会に56回もの優勝を遂げた。選手を育てる秘密はその人間力だ。指導は厳しい。だがコートを離れると“ただのおじいちゃん”と化す。体罰も、学年間の上下関係も、寮の規則も門限以外一切無し。「いい人間である前に、いい選手であれ」と言い切る男の、型破りな人育ての極意とは!
人気沸騰のイギリス人ガーデンデザイナー、ポール・スミザーに長期密着。農薬や化学肥料を使うことなく植物本来の力を引き出した庭は「自然より自然らしい」と称される。
名門・王立園芸協会で技術を学び、来日して25年。日本の草木を知り尽くすスミザーの手にかかれば、ススキも庭の主役に生まれ変わる。
この夏、困難な依頼が持ち込まれた。木が生い茂る日陰の急斜面を明るい庭にして欲しいという。スミザーが下した決断は?
人気沸騰のイギリス人ガーデンデザイナー、ポール・スミザーに長期密着。農薬や化学肥料を使うことなく植物本来の力を引き出した庭は「自然より自然らしい」と称される。
名門・王立園芸協会で技術を学び、来日して25年。日本の草木を知り尽くすスミザーの手にかかれば、ススキも庭の主役に生まれ変わる。
この夏、困難な依頼が持ち込まれた。木が生い茂る日陰の急斜面を明るい庭にして欲しいという。スミザーが下した決断は?
出版不況と言われるなか、「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」などのヒットを連発し、業界の革命児と言われるマンガ編集者・佐渡島庸平(35)。大手出版社の安定した職を捨て、担当するマンガが売れなければ収入がないという“崖っぷち”に自らを追い込んだ男の流儀とは?南アフリカで暮らした中学時代の激動、スラムダンクやバガボンドを描いた天才・井上雄彦との日々は何を教えたのか。最新マンガ創作の舞台裏!
出版不況と言われるなか、「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」などのヒットを連発し、業界の革命児と言われるマンガ編集者・佐渡島庸平(35)。大手出版社の安定した職を捨て、担当するマンガが売れなければ収入がないという“崖っぷち”に自らを追い込んだ男の流儀とは?南アフリカで暮らした中学時代の激動、スラムダンクやバガボンドを描いた天才・井上雄彦との日々は何を教えたのか。最新マンガ創作の舞台裏!
狂言は、日本が世界に誇る“笑いの芸術”。
その舞台に立つ狂言師・野村萬斎の根底にある流儀だ。狂言は、庶民の目線から権力者をチクリと風刺したり、人間だれもが持っている欲望や虚栄心などをおもしろおかしく描いた演目が多い。番組で紹介した「棒縛」のように、縄で縛り上げられても酒が飲みたいという人間の強欲さ、無理な体勢で必死に酒を飲む姿は、観客の笑いを誘う。人間が必死に生きる姿
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狂言は、日本が世界に誇る“笑いの芸術”。
その舞台に立つ狂言師・野村萬斎の根底にある流儀だ。狂言は、庶民の目線から権力者をチクリと風刺したり、人間だれもが持っている欲望や虚栄心などをおもしろおかしく描いた演目が多い。番組で紹介した「棒縛」のように、縄で縛り上げられても酒が飲みたいという人間の強欲さ、無理な体勢で必死に酒を飲む姿は、観客の笑いを誘う。人間が必死に生きる姿は、たくましくもあり、滑稽だ。必死になればなるほどおかしさは増す。だからこそ、舞台に立つ萬斎も懸命に芸を磨き、演じる。笑いは無理に取りにいくものではなく、“本気”の先に自然に生まれるものだという。目指すのは、一過性の表面的な笑いではない。登場人物の姿や心境に「ある、ある!わかる!」と観客が共鳴したときに沸きあがる、あたたかい笑いだ。
“酒が飲みたい”“甘い物が食べたい”“仕事中なのに眠い”というささいな欲求から、社会の不条理や世の無常観まで。「生きていればさまざまなことがあるけど、それを笑い飛ばして明日も生きていこう。それが狂言のよさ」と萬斎は言う。
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