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Season 2018
「ある日、突然、我が子がいなくなった」。今、突然“失踪”する若者が相次いでいる。警察庁によると、1年間に全国で行方不明となる人は約8万人、4割を『10代、20代の若年層』が占め、年間3万人を超えている。取材班は、失踪した我が子を探す家族を取材。さらに、若者にSNSで相談にのるNPOの協力も得ながら失踪した若者たちへの接触を試み、その過程を記録する。取材からは、SNS上に
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「ある日、突然、我が子がいなくなった」。今、突然“失踪”する若者が相次いでいる。警察庁によると、1年間に全国で行方不明となる人は約8万人、4割を『10代、20代の若年層』が占め、年間3万人を超えている。取材班は、失踪した我が子を探す家族を取材。さらに、若者にSNSで相談にのるNPOの協力も得ながら失踪した若者たちへの接触を試み、その過程を記録する。取材からは、SNS上に「裏アカウント(裏アカ)」をいくつも持ち、親や友達さえも知らない“匿名”で「本当の自分」をさらけ出し、見ず知らずの人間と簡単に接点をもっていく、新たな“失踪空間”の実態が見えてきている。さらに番組では、若者を対象にした大規模アンケートを実施、親が知らない若者たちの実像にも迫る。9人の若者の命が奪われた座間の遺体遺棄事件を受け、今年3月、国はSNSで若者の相談にのる団体の支援に乗り出した。いつ何時、犯罪に巻き込まれるか分からない若者たち。これまでの“家出”とは異なり、若者が次々と姿を消していく新たな“失踪社会”の実態を追跡する。
か弱いアフリカの生き物に過ぎなかったサルが、なぜ700万年の間にヒトへと進化できたのか?驚きと謎に満ちた人類進化の壮大な物語を、最新科学で解き明かす3回シリーズ。人類が進化の階段を上るときに起きた重大な場面を、実写と見まがう超高精細なCGでドラマ化。あたかも人類の「偉大な旅=グレートジャーニー」に同行し、進化の一場面を目撃したかのような視聴体験をお届けする。
第1集は
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か弱いアフリカの生き物に過ぎなかったサルが、なぜ700万年の間にヒトへと進化できたのか?驚きと謎に満ちた人類進化の壮大な物語を、最新科学で解き明かす3回シリーズ。人類が進化の階段を上るときに起きた重大な場面を、実写と見まがう超高精細なCGでドラマ化。あたかも人類の「偉大な旅=グレートジャーニー」に同行し、進化の一場面を目撃したかのような視聴体験をお届けする。
第1集は、ヒトが生まれるまでの“奇跡”。440万年前のアフリカに、二本足で歩き始めた奇妙な生き物がいた。サルと人の特徴を合わせ持ったこの生き物の登場こそ、人類進化の壮大な物語の始まりだ。いったい何のために二足歩行を始めたのか?最新の研究が明らかにした理由は、家族を守るためだったという。実は、ヒトに至る人類の進化は常に絶滅と隣り合わせの過酷な道程だった。次々と迫り来る危機をいかにして乗り越え、進化の階段を上がったのか?ヒトに至るまでの幸運と偶然に満ちたドラマを描く。
北朝鮮の最高指導者・金正恩委員長が突如動き始めた。南北首脳会談の決定や、中国の電撃訪問、そして史上初の米朝首脳会談の行方に世界の注目が集まっている。核・ミサイル開発など強硬な姿勢を貫いてきた金正恩氏が、一転、対話と外交に打って出たのはなぜか?知られざる“野望”に「3回のシリーズ」で迫っていく。第1集は、謎に包まれた金正恩氏の“実像”と、若きリーダーの“国家支配”の謎に迫
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北朝鮮の最高指導者・金正恩委員長が突如動き始めた。南北首脳会談の決定や、中国の電撃訪問、そして史上初の米朝首脳会談の行方に世界の注目が集まっている。核・ミサイル開発など強硬な姿勢を貫いてきた金正恩氏が、一転、対話と外交に打って出たのはなぜか?知られざる“野望”に「3回のシリーズ」で迫っていく。第1集は、謎に包まれた金正恩氏の“実像”と、若きリーダーの“国家支配”の謎に迫る。金正恩氏が政権について6年。急激に外交に動き出すまで、北朝鮮の中枢で一体何をしていたのか?何の実績もなく、急にトップの座についた若き金正恩氏が、どのように国内を統治できたのか。直接正恩氏に会った人々や、政権に仕えた元幹部たちが、その内幕を明かした。さらにNHKは金正恩時代の最新の北朝鮮の内部映像を入手。そこから、意外な“統治の秘密”が浮かび上がってきた。そして6年間、金委員長が発した膨大な指示・発言などを人工知能で分析。“禁断の実像”に迫っていく。
なぜ度重なる経済制裁の中、北朝鮮は高度な核・ミサイル開発を可能としてきたのか。なぜ金正恩政権は盤石を維持し、国内支配を続けられるのか。シリーズ第2集は、金正恩委員長を支える北朝鮮マネーの謎に迫る。カギを握るのが、金正恩氏の影で暗躍する“秘密機関”「39号室」。世界中に外貨獲得のルートを持ち、常に経済制裁を回避する方策を模索、武器や麻薬など違法な取引にも関わっていると指摘
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なぜ度重なる経済制裁の中、北朝鮮は高度な核・ミサイル開発を可能としてきたのか。なぜ金正恩政権は盤石を維持し、国内支配を続けられるのか。シリーズ第2集は、金正恩委員長を支える北朝鮮マネーの謎に迫る。カギを握るのが、金正恩氏の影で暗躍する“秘密機関”「39号室」。世界中に外貨獲得のルートを持ち、常に経済制裁を回避する方策を模索、武器や麻薬など違法な取引にも関わっていると指摘されてきた。今回NHKは、39号室の内実を知る元関係者など “闇の金庫番”たちの長時間インタビューに成功。知られざる外貨獲得の秘密が明らかになった。さらにキム・ファミリーの権力掌握の背後で、どうカネの力が動いていたのか、そして金正恩氏は39号室が集めた莫大な資金を、一体何に使っているのか、ベールに包まれた北朝鮮マネーの実態を紐解いていく。
金正恩委員長は本当に「非核化」の意志があるのか―。核・ミサイル開発を追求し、強硬姿勢で世界を揺さぶってきた金正恩委員長が、一転「対話」に向けて動き始めた。史上初の米朝首脳会談の行方や、その先の展開を、世界が固唾をのんで見守っている。第3集は、外交戦略に乗り出した金正恩氏の胸の内にある“世界戦略”の謎に迫っていく。北朝鮮外交に関わってきた世界の第一人者、核・ミサイル開発の
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金正恩委員長は本当に「非核化」の意志があるのか―。核・ミサイル開発を追求し、強硬姿勢で世界を揺さぶってきた金正恩委員長が、一転「対話」に向けて動き始めた。史上初の米朝首脳会談の行方や、その先の展開を、世界が固唾をのんで見守っている。第3集は、外交戦略に乗り出した金正恩氏の胸の内にある“世界戦略”の謎に迫っていく。北朝鮮外交に関わってきた世界の第一人者、核・ミサイル開発の専門家と共に、金正恩が語る「非核化」の真意と、対話の先にある“ロードマップ”を徹底検証。さらに、北朝鮮で密かに進められてきたとされる“新型サイバー攻撃”の存在や、これまでのリーダーがなし得なかった急速な武器開発の謎など、金正恩時代の深部に独自取材で迫る。果たして金正恩氏は、次にどんな一手を考え、どこに向かおうしているのか―。
2020年のオリンピック・パラリンピックを前に、国内外から熱い注目を集める東京。そのルーツの町「江戸」をめぐり、新たな発見や研究が相次いでいる。150年前、1868年にその名を失った“日本史上最大のロスト・シティー”江戸。その知られざる姿を、ドキュメンタリーやドラマ、高精細のCGなど、多彩な演出で描く3回シリーズ。
第1集は、巨大都市建設の物語。小さな田舎町だった江戸
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2020年のオリンピック・パラリンピックを前に、国内外から熱い注目を集める東京。そのルーツの町「江戸」をめぐり、新たな発見や研究が相次いでいる。150年前、1868年にその名を失った“日本史上最大のロスト・シティー”江戸。その知られざる姿を、ドキュメンタリーやドラマ、高精細のCGなど、多彩な演出で描く3回シリーズ。
第1集は、巨大都市建設の物語。小さな田舎町だった江戸は、徳川家康が幕府を開いてから100年ほどで、世界最多100万の人口を抱える大都市に成長した。その原動力はどこにあったのか? 最近、江戸初期の都市計画を描いた最古の図面や、幕末期の江戸を写した写真が見つかるなど新たな発見が相次ぎ、その変遷が詳しく分かってきた。江戸は、水を駆使して造り上げた、世界に類をみないユニークな都市だった。巨大な“水の都”江戸誕生の秘密に迫る。
憲法施行から71年。“現在”と同じように憲法改正をめぐる国民的議論が交わされた時代が、これまでに“1度”だけあった。GHQが憲法制定についての公式報告書を刊行した1949年から、政府の「憲法調査会」が憲法改正を棚上げする報告書を提出した1964年までの15年間である。今回、NHKはこの間に交わされた憲法論議に関する様々な一次資料を大量に発掘した。そこから見えてきたものは
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憲法施行から71年。“現在”と同じように憲法改正をめぐる国民的議論が交わされた時代が、これまでに“1度”だけあった。GHQが憲法制定についての公式報告書を刊行した1949年から、政府の「憲法調査会」が憲法改正を棚上げする報告書を提出した1964年までの15年間である。今回、NHKはこの間に交わされた憲法論議に関する様々な一次資料を大量に発掘した。そこから見えてきたものは何か――。
発掘した様々な一次資料や当事者たちの貴重な証言から、この15年間の憲法論議に「現在の論点」が凝縮されていることが明らかになってきた。現在と同じく、現行憲法が「押しつけ」か否かという議論を経て「9条」「自衛隊」をどう取り扱うかに収斂されていくのである。番組では、知られざる15年の攻防を多角的に検証し、憲法をめぐる日本人の模索を見つめていく。
「憲法」をめぐり、与野党で議論が続いている。
3月に「自衛隊の明記」など4つの項目で改正の具体的な方向性を示した自民党は、改正案を国会の憲法審査会に示したいとしている。
憲法をめぐる議論へのスタンスは、各党それぞれで、国会で各党による憲法改正の議論が進むのか、注目されている。
私たちは、憲法をめぐる議論にどう向き合えば良いのか。
また、憲法をめぐる見解の違いはど
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「憲法」をめぐり、与野党で議論が続いている。
3月に「自衛隊の明記」など4つの項目で改正の具体的な方向性を示した自民党は、改正案を国会の憲法審査会に示したいとしている。
憲法をめぐる議論へのスタンスは、各党それぞれで、国会で各党による憲法改正の議論が進むのか、注目されている。
私たちは、憲法をめぐる議論にどう向き合えば良いのか。
また、憲法をめぐる見解の違いはどのような考え方の違いに根ざしているのか。
憲法記念日の夜、番組では各党の代表者がスタジオに集結。
視聴者から寄せられたご意見を交えながら、生放送で憲法をめぐる論点を徹底討論する。
大自然のスペクタクルを極上の映像で描いた「プラネットアースⅡ」。その海編となるのが「ブループラネット」だ。近年、水中撮影の技術は飛躍的に進歩した。最新の呼吸装置は潜水時間を5倍以上に延ばすだけでなく、泡の音で生き物たちを脅かすことなく決定的瞬間をとらえることができるようになった。さらにカメラの小型化は、サメやクジラなどの背中に取り付け、彼らの目線で海の世界を撮影すること
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大自然のスペクタクルを極上の映像で描いた「プラネットアースⅡ」。その海編となるのが「ブループラネット」だ。近年、水中撮影の技術は飛躍的に進歩した。最新の呼吸装置は潜水時間を5倍以上に延ばすだけでなく、泡の音で生き物たちを脅かすことなく決定的瞬間をとらえることができるようになった。さらにカメラの小型化は、サメやクジラなどの背中に取り付け、彼らの目線で海の世界を撮影することをも可能にした。このシリーズは、4年をかけて海を隅々まで撮影した記録。生きものたちの知られざる姿を斬新な映像で、次から次へと紹介していく。
第1集の舞台は、陸から遠く離れた大海原。ここは、栄養分が少なく食べ物がほとんどない厳しい環境。“青い砂漠”とも呼ばれている。生きものたちは限られたチャンスを確実にものにしなければならない。太平洋に現れたイワシの群れに集まる何千頭ものイルカやマグロ。大西洋の真ん中で死んだクジラに群がるサメたち。そして、冬の極北の海ではシャチの群れがチームワークでニシンの群れをとらえる。大海原で起きるスペクタクルを、迫力満点の映像で描く。
前代未聞、史上最大の“580億円分”の仮想通貨が交換会社から流出した事件。仮想通貨の普及を図る国際団体「NEM財団」は、流出した仮想通貨NEMに目印をつけて追跡を続けていたが、先月、追跡を停止したことを発表した。犯人側は匿名性の高いダークウェブを介して、巨額のNEMをビットコインなど、別の仮想通貨に交換。もはや犯人側の“勝利”かと思われた・・・。しかし、警察や財団とは別
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前代未聞、史上最大の“580億円分”の仮想通貨が交換会社から流出した事件。仮想通貨の普及を図る国際団体「NEM財団」は、流出した仮想通貨NEMに目印をつけて追跡を続けていたが、先月、追跡を停止したことを発表した。犯人側は匿名性の高いダークウェブを介して、巨額のNEMをビットコインなど、別の仮想通貨に交換。もはや犯人側の“勝利”かと思われた・・・。しかし、警察や財団とは別に、独自に犯人を追跡しているITのスペシャリスト「ホワイトハッカー」たちは諦めていなかった。「こうした事件を放置すると仮想通貨の未来が揺らぐ」という信念の元、各国のホワイトハッカーが犯人包囲網を構築し、交換後も追跡が可能な“独自のプログラム”を開発し、交換に関わった人物から情報を集めるなど、サイバー空間を舞台に一進一退の追跡劇が続いているのだ。果たして犯人は何者なのか?知られざるハッカーたちの攻防に密着する。
およそ20万年前に生まれたホモ・サピエンスは、アフリカを旅立ち中東へと足を踏み入れた。そこで待っていたのは、別種の人類ネアンデルタール人との出会い。最新のDNA解析により、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが交配していたことが判明。さらに彼らから獲得した遺伝子が、私たちの進化に大きく貢献したことも分かってきた。屈強な体を武器に、大型の獲物を仕留めるハンターだったネアン
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およそ20万年前に生まれたホモ・サピエンスは、アフリカを旅立ち中東へと足を踏み入れた。そこで待っていたのは、別種の人類ネアンデルタール人との出会い。最新のDNA解析により、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが交配していたことが判明。さらに彼らから獲得した遺伝子が、私たちの進化に大きく貢献したことも分かってきた。屈強な体を武器に、大型の獲物を仕留めるハンターだったネアンデルタール人。しかし、不思議なことに1万数千年後にはネアンデルタール人は絶滅してしまう。生き残ったのは、華奢な体のサピエンスだった。なぜ私たちの祖先だけが生き残ることができたのか?カギを握っていたのは、ホモ・サピエンスの「弱さ」と、それを補うために進化させた、ある力だった。ネアンデルタール人とホモ・サピエンスがヨーロッパで繰り広げた大逆転劇。その全貌を明らかにする。
国の機関が安全保障を目的に大量の情報を収集する諜報活動。諜報員や工作員によるスパイ行為、盗聴や暗号解読のための電波・通信の傍受、さらには、インターネット空間へと、各国の諜報活動は肥大化の一途をたどっている。今回、NHKはアメリカの諜報機関、国家安全保障局・NSAの最高機密ファイルを入手。そこから、これまで秘密のベールに包まれてきた日本の諜報活動の一端が見えてきた。アメリ
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国の機関が安全保障を目的に大量の情報を収集する諜報活動。諜報員や工作員によるスパイ行為、盗聴や暗号解読のための電波・通信の傍受、さらには、インターネット空間へと、各国の諜報活動は肥大化の一途をたどっている。今回、NHKはアメリカの諜報機関、国家安全保障局・NSAの最高機密ファイルを入手。そこから、これまで秘密のベールに包まれてきた日本の諜報活動の一端が見えてきた。アメリカ軍も一切明かしていないある諜報作戦に日本が組み込まれたという記述、最先端のネット諜報に日本が乗り出していたことも記されていた。緊迫する国際情勢の舞台裏で、日本の諜報機関はどんな役割を担い、どのような活動をしているのか。アメリカの最高機密ファイルから見えた日本の諜報。その知られざる実態に迫る。
人口減少がもたらす過酷な現実を映し出し、反響を呼んだNスペ「縮小ニッポンの衝撃」の放送から1年半。さらなる衝撃の未来図が見えてきた――労働力不足だ。約30年後には人口1億に迫る日本。生産年齢人口(15-64才)はピーク時と比べ3500万人減少する。その時、誰が社会を支えるのか?鍵の一つが高齢者だ。「一億総活躍」が叫ばれる今、会員数73万人・平均年齢72歳のシルバー人材セ
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人口減少がもたらす過酷な現実を映し出し、反響を呼んだNスペ「縮小ニッポンの衝撃」の放送から1年半。さらなる衝撃の未来図が見えてきた――労働力不足だ。約30年後には人口1億に迫る日本。生産年齢人口(15-64才)はピーク時と比べ3500万人減少する。その時、誰が社会を支えるのか?鍵の一つが高齢者だ。「一億総活躍」が叫ばれる今、会員数73万人・平均年齢72歳のシルバー人材センターでは派遣労働が年5割のペースで拡大している。宅配、保育補助、調理、送迎、配車などあらゆる分野で戦力となり、フルタイムで働くことも可能に。変貌するシルバーの実態が全国調査で明らかに。もう一つの鍵が外国人だ。東京の中心部で進む大規模開発では外国人が現場を仕切り欠かせぬ存在となっている。しかし、見通しは楽観できない。現在、最大の労働力供給源となっているベトナムでは、台湾、韓国、欧州各国などとの熾烈な争奪戦が起きている。AIやロボットによる代替策は?日本は生き残れるのか?徹底ルポで迫る。
世界から注目を集めた「史上初の米朝首脳会談」が、突然中止となり衝撃が走った。一体何があったのか? “歴史的会談”の行方はどうなるのか?
核実験場の爆破を公開し、「非核化」に向けた姿勢を世界にアピールした北朝鮮。だがその直後、アメリカ、トランプ大統領は米朝会談の中止を通告した。背景には、会談に向けた準備に関わる“約束の反故”など様々な要因が見え隠れする。また、会談が近くなるにつれ敵対的な姿勢を強めていた北朝鮮と金正恩委員長の思惑とは。番組では、中止を決定したアメリカ、それを受けた北朝鮮の戦略について緊急取材。水面下で繰り広げられている「駆け引き」の実態と、今後の展開について徹底検証する。
今、働き盛りのはずの40代・50代に異変が起きている。長期間、働けずにいる労働者が急増しているのだ。彼らは求職活動をしていないため、雇用統計の「失業者」に反映されず、労働市場から“消えた”状態だ。こうした人は先進各国でも増加し、欧米の社会学者は「ミッシング・ワーカー」として問題視している。日本では、40代・50代の「失業者」の数は72万人。一方、専門家の推計で「ミッシン
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今、働き盛りのはずの40代・50代に異変が起きている。長期間、働けずにいる労働者が急増しているのだ。彼らは求職活動をしていないため、雇用統計の「失業者」に反映されず、労働市場から“消えた”状態だ。こうした人は先進各国でも増加し、欧米の社会学者は「ミッシング・ワーカー」として問題視している。日本では、40代・50代の「失業者」の数は72万人。一方、専門家の推計で「ミッシング・ワーカー」は103万人に上る。背景には、非正規労働の急増がある。非正規労働者は転職を繰り返すうちに、低賃金かつ劣悪な仕事しかなくなり、転職に失敗すると、八方ふさがりの状況に陥る。中高年になると病気や親の介護など、様々なことから転職につまずき、その結果、労働市場から排除された状態が長く続き、「ミッシング・ワーカー」となってしまうのだ。さらに深刻なのは、独身中高年が増えていることだ。40代・50代の独身中高年は、650万人。親の年金などに依存していると「消えた労働者」の問題が見えにくく、支援が行き届かないまま事態が深刻化するケースが続出している。番組では、「ミッシング・ワーカー」の実態に密着ルポで迫るとともに、解決の糸口を探る。
青い海で繰り広げられる命の物語を、極上の映像で描く「ブループラネット」。第2集は、「海の巨大都市」。海には人が暮らす都市のように命ひしめく場所がある。熱帯に広がるサンゴ礁。海のわずか0.1パーセントの面積だが、海洋生物の25%の種類が住む。一見、豊かで過ごしやすそうだが、混雑している上、食べ物や住処、繁殖を巡る争いが絶えない。最新の研究で、住人たちは意外な知恵と工夫で都
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青い海で繰り広げられる命の物語を、極上の映像で描く「ブループラネット」。第2集は、「海の巨大都市」。海には人が暮らす都市のように命ひしめく場所がある。熱帯に広がるサンゴ礁。海のわずか0.1パーセントの面積だが、海洋生物の25%の種類が住む。一見、豊かで過ごしやすそうだが、混雑している上、食べ物や住処、繁殖を巡る争いが絶えない。最新の研究で、住人たちは意外な知恵と工夫で都市を生き抜いていることがわかってきた。なんとタコと魚がコンビを組み協同してハンティングを行う。クマノミの家族は音でコミュニケーションをとりながら、力をあわせてマイホームを築く。温帯の浅瀬には高層ビル街が並ぶ都市がある。長さ60メートルに及ぶ巨大海藻の森だ。そこではアシカや魚の群れが海藻の間を行き交う。住人たちを狙うサメや海藻を食い荒らすウニが徘徊。ならず者から身を回るタコの隠遁の術や、ウニを始末するラッコや魚の戦いに密着。海の巨大都市で、住人たちが繰り広げる驚きのシティライフに迫る。
2020年のオリンピック・パラリンピックを前に、国内外から熱い注目を集める東京。そのルーツの町「江戸」をめぐり、新たな発見や研究が相次いでいる。150年前、1868年にその名を失った“日本史上最大のロスト・シティー”江戸。その知られざる姿を、ドキュメンタリーやドラマ、高精細のCGなど、多彩な演出で描く3回シリーズ。
第2集は経済発展の物語。去年、江戸中期の経済成長率が
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2020年のオリンピック・パラリンピックを前に、国内外から熱い注目を集める東京。そのルーツの町「江戸」をめぐり、新たな発見や研究が相次いでいる。150年前、1868年にその名を失った“日本史上最大のロスト・シティー”江戸。その知られざる姿を、ドキュメンタリーやドラマ、高精細のCGなど、多彩な演出で描く3回シリーズ。
第2集は経済発展の物語。去年、江戸中期の経済成長率が、同時期の世界トップクラスだったことが判明した。いわゆる「鎖国」をしていた日本で、著しい経済発展を支えたのは何であったのか?その謎を読み解くカギが、江戸一番の商業地だった日本橋に眠っていた。老舗の商家に保管されていた160年の記録から浮かび上がってきたのは、激動の江戸経済の実態や、世界に先駆けた商いの仕組み、そして厳しい競争社会の中で生まれた独自のセーフティネットだった。
4月、ワールドカップ開幕を2か月後に控えたサッカー日本代表に激震が走った。ハリルホジッチ監督との契約を解除。日本サッカー協会が明かしたその理由は、衝撃的だった。「チーム内で信頼関係が欠如」「監督が求める高いレベルに選手がついていけなかった」。選手個々の実力不足を認め、チームがバラバラになっていたと明かしたのだ。4月に発表された世界ランキングは18年ぶりに60位台に転落。
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4月、ワールドカップ開幕を2か月後に控えたサッカー日本代表に激震が走った。ハリルホジッチ監督との契約を解除。日本サッカー協会が明かしたその理由は、衝撃的だった。「チーム内で信頼関係が欠如」「監督が求める高いレベルに選手がついていけなかった」。選手個々の実力不足を認め、チームがバラバラになっていたと明かしたのだ。4月に発表された世界ランキングは18年ぶりに60位台に転落。代表戦では空席が目立ち、視聴率も低迷するなど人気が急落している。もしワールドカップで惨敗すれば、“サッカー離れ”が一気に加速する恐れがある。初出場のフランス大会から節目の20年。今大会は、日本サッカーの浮沈を賭けた、“分水嶺”となる。いま「日本代表」に何が起こっているのか、そして実質3週間という短期間で、“どん底”からどのように這い上がろうとしているのか。監督、スタッフ、選手に密着し、さまよい続ける日本代表の真実を追う。
6度目のワールドカップ出場を決め、世界的なリーグで活躍する選手を次々と輩出する様になった日本。しかし、30年以上前から日本サッカーにとって課題は変わっていない。それは「得点力不足」。日本には試合を決める“絶対的なストライカー”が不足しているのだ。ロシア大会で日本が対戦する3か国には、奇しくもその課題に「1人」で答えを出せる、圧倒的な得点力を備えたストライカーが集まった。
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6度目のワールドカップ出場を決め、世界的なリーグで活躍する選手を次々と輩出する様になった日本。しかし、30年以上前から日本サッカーにとって課題は変わっていない。それは「得点力不足」。日本には試合を決める“絶対的なストライカー”が不足しているのだ。ロシア大会で日本が対戦する3か国には、奇しくもその課題に「1人」で答えを出せる、圧倒的な得点力を備えたストライカーが集まった。ポーランドのレバンドフスキ。コロンビアのファルカオ。セネガルのマネだ。いずれも圧倒的な身体能力、ゴールへの鋭い臭覚、強靱なメンタルを兼ね備えた世界有数のストライカーだ。長年日本に現れないストライカー達はどのようにして生まれたのか…。番組では対戦国を訪ね歩き、彼らの歩んだ半生や、背負っているもの、国民の期待などをひもといていく。さらにそのスーパープレーも徹底解剖。日本が初戦を迎える直前、対戦国のストライカーに迫り、日本に足りないものを考えていく。
2020年のオリンピック・パラリンピックを前に、東京のルーツ「江戸」をめぐる新たな発見や研究が相次いでいる。150年前にその名を失った“日本史上最大のロスト・シティー”江戸の知られざる姿を、ドキュメンタリーやドラマ、高精細CGなど、多彩な演出で描く3回シリーズ。
最終回の第3集は、大火災と格闘した江戸っ子たちの物語。去年、東京駅近くの工事現場から、江戸時代265年の地
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2020年のオリンピック・パラリンピックを前に、東京のルーツ「江戸」をめぐる新たな発見や研究が相次いでいる。150年前にその名を失った“日本史上最大のロスト・シティー”江戸の知られざる姿を、ドキュメンタリーやドラマ、高精細CGなど、多彩な演出で描く3回シリーズ。
最終回の第3集は、大火災と格闘した江戸っ子たちの物語。去年、東京駅近くの工事現場から、江戸時代265年の地層が初めて一度に出土した。そこには、大火の跡「火災層」が幾層も残されていた。最新研究から、江戸は3年に一度の割合で大火に襲われる、“世界最悪の火災の町”だったことが判明。さらに、竜巻のような炎「火災旋風」が猛威を振るっていたことも分かった。
江戸の人々は、この災厄の町とどう向き合い、どのようにして復興を成し遂げていたのか? 番組では、大火後の江戸の大改造や防災対策の成果を、最新のシミュレーションで検証。さらに、江戸の町人たちが生んだ、「町火消」をはじめとする画期的な仕組みを明らかにする。
ワールドカップロシア大会で躍進を続けるサッカー日本代表。世界ランキング61位、ここ20年で最低に位置するチームは、大方の予想を覆し、2大会ぶりとなる決勝トーナメント進出を決めた。4月にハリルホジッチ前監督が契約解除され、実質30日という短期間でのチーム作りを強いられた西野朗新監督。前監督が志向した「縦に速い攻撃」と、従来日本が得意としてきた「パスサッカー」とを使い分け、
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ワールドカップロシア大会で躍進を続けるサッカー日本代表。世界ランキング61位、ここ20年で最低に位置するチームは、大方の予想を覆し、2大会ぶりとなる決勝トーナメント進出を決めた。4月にハリルホジッチ前監督が契約解除され、実質30日という短期間でのチーム作りを強いられた西野朗新監督。前監督が志向した「縦に速い攻撃」と、従来日本が得意としてきた「パスサッカー」とを使い分け、強豪相手に真っ向勝負を挑み結果を出した。決勝トーナメント1回戦で待ち受けるのは、世界ランキング3位のベルギー。1次リーグで3試合9点を奪った攻撃を売りとする強豪だ。過去2回は、1回戦の厚い壁に跳ね返された日本。キックオフまで5時間。日本に勝機はあるのか?番組では、日本の1次リーグの戦いぶりを様々なデータや証言で解析。スタジオに招いた識者やW杯出場経験のある選手たちとともに、日本サッカーの金字塔となる「史上初ベスト8」進出をかけた大一番の勝利の可能性を徹底分析する。
大海原で繰り広げられる生きものたちのスペクタクルを極上の映像で描く「ブループラネット」。第3集は、陸と海が出会う「海岸」。ここは潮の満ち干や波の浸食など、海の中で最も激しい変化にさらされる場所。熱帯から極地まで、その景観は実に多彩だ。潮の満ち干に応じて、陸と海の環境が交互に現れる「岩場」。陸に暮らすカニと海の住人・ウツボが、波打ち際で交錯し命をせめぎ合う。柔らかな砂のク
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大海原で繰り広げられる生きものたちのスペクタクルを極上の映像で描く「ブループラネット」。第3集は、陸と海が出会う「海岸」。ここは潮の満ち干や波の浸食など、海の中で最も激しい変化にさらされる場所。熱帯から極地まで、その景観は実に多彩だ。潮の満ち干に応じて、陸と海の環境が交互に現れる「岩場」。陸に暮らすカニと海の住人・ウツボが、波打ち際で交錯し命をせめぎ合う。柔らかな砂のクッションで生きものたちを優しく迎える「砂浜」。海鳥、アジサシの貴重な繁殖場所となる一方、海面を飛び出し、その命を空中で襲う凶暴な魚をも呼び寄せる。そして、荒波が削り出した「断崖」。陸の天敵が近づくことのできない険しい地形を利用して子育をするのが海鳥のパフィンやウミガラス。眼下に広がる海に潜り、ヒナのために魚を捕らえるが、巣穴のある断崖へと戻る道中には、獲物の横取りを狙うトウゾクカモメが待ち構えている。世界中の海岸を舞台に繰り広げられる、海と陸の生きものたちの壮絶な命の営みに迫る。
「地下鉄サリン事件」を始め、戦後類を見ない数々の凶悪事件を引き起こしたオウム真理教。教祖・麻原彰晃(本名 松本智津夫)死刑囚はじめ全国各地の拘置所に収容されていた13人の死刑囚のうち、7人の死刑が執行された。
社会に疑問を感じ、深い悩みを抱えて入信したエリート達は、一線を超えて凶悪犯罪に手を染めた。17の事件で罪に問われた麻原は事件の関与を認めず、裁判の途中から沈黙し、結局真相を語らぬままだった。そして13人の死刑が確定したにも関わらず、今も様々な謎と課題は残されたままだ。
いったいなぜ、オウムは暴走し、社会の壊滅をもくろんだのか。そして、歴史的事件の裁判で、なぜ麻原は沈黙し、多くの謎を今に積み残してしまったのかー。
NHKは、麻原の言葉を記した極秘資料や、音声テープを独自に入手。そこには、弟子や事件について、詳細に語る教祖の姿が記録されていた。
番組では、20年以上に渡って問われ続けてきた“オウム暴走”の答えに、独自入手した極秘資料や、死刑囚の手紙をもとに迫る。
平成に入って最悪の被害となった西日本豪雨。突きつけられたのは、もはや「数十年に1度」という言葉では収まらないほど“異常”が常態化した気象の姿と、これまでの対策では被害は抑えられないという現実だ。岡山県倉敷市真備町では、町の広い範囲が短い時間で浸水し、被害の全体像が掴めない状況が続いた。ようやく水が引いた後の取材や専門家の調査から、水が流れ込むと、排水が進まない地形で起き
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平成に入って最悪の被害となった西日本豪雨。突きつけられたのは、もはや「数十年に1度」という言葉では収まらないほど“異常”が常態化した気象の姿と、これまでの対策では被害は抑えられないという現実だ。岡山県倉敷市真備町では、町の広い範囲が短い時間で浸水し、被害の全体像が掴めない状況が続いた。ようやく水が引いた後の取材や専門家の調査から、水が流れ込むと、排水が進まない地形で起きる「長期湛水」が被害拡大の背景にあることが浮かび上がってきた。広島や愛媛などで相次いだ土砂災害は、かつてない「広範囲」「同時多発」で発生。ライフラインを寸断し、避難も救援もままならない状況を引き起こした。豪雨被害が、いつどこでも起きうる時代に、命をどう守っていくのか。差し迫った事態に直面したとき、どのように避難するべきか。被害地域への緊急取材と検証から、改めて考える。
私たちヒト=ホモ・サピエンスの人口は、今や世界に76億。地球上のあらゆるところに生息し、生物史上、類を見ないほどの大繁栄を遂げている。かつてホモ・サピエンスより前に、生息域を広げ始めた人類たちもいたが、世界中に拡散することは出来なかった。なぜ、サピエンスだけが世界中に生息域を広げることが出来たのか?実は、その謎を解くカギが日本にあった!
およそ8万年前、誕生の地・アフ
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私たちヒト=ホモ・サピエンスの人口は、今や世界に76億。地球上のあらゆるところに生息し、生物史上、類を見ないほどの大繁栄を遂げている。かつてホモ・サピエンスより前に、生息域を広げ始めた人類たちもいたが、世界中に拡散することは出来なかった。なぜ、サピエンスだけが世界中に生息域を広げることが出来たのか?実は、その謎を解くカギが日本にあった!
およそ8万年前、誕生の地・アフリカを出て、世界へと拡散を始めたホモ・サピエンス。大きな障壁となったのが、大海原と極寒の大地だ。日本へ至る道は、大海原を渡るルートと、極寒の大地を越える北ルートのいずれか。つまり日本は、当時の地球上で「最も到達困難な場所」だったのだ。
ホモ・サピエンスは、進化の中で獲得した能力に磨きをかけることで、この快挙を成し遂げた。日本への旅によって、強く、たくましく、そして賢くなっていったのだ。その後、地球上のあらゆる場所に進出し、数を増やすことができたのは、日本列島への道のりで見せたような、困難を乗り越える力をホモ・サピエンスが持っていたからだった。
ホモ・サピエンスが日本に到達するまでの、はるかなる旅を追い、障壁を乗り越えた能力に迫りつつ、今や地球の覇者となった私たちホモ・サピエンスの、進化の行く末を見据えて行く。シリーズの最終回。
相模原市の津久井やまゆり園で、重度の知的障害者19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件から7月26日で2年になる。「意思疎通できない障害者は不幸しかもたらさない」。植松聖被告が語った動機は社会に大きな衝撃を与えた。
いま、植松被告に直接向き合うことで、事件を乗り越えようとしている人たちが相次いでいる。重度の知的障害のある娘を育ててきた学者や、福祉を志す女子学生など
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相模原市の津久井やまゆり園で、重度の知的障害者19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件から7月26日で2年になる。「意思疎通できない障害者は不幸しかもたらさない」。植松聖被告が語った動機は社会に大きな衝撃を与えた。
いま、植松被告に直接向き合うことで、事件を乗り越えようとしている人たちが相次いでいる。重度の知的障害のある娘を育ててきた学者や、福祉を志す女子学生など・・・。それぞれが植松被告と、接見や手紙のやりとりをしながら事件と向き合おうとしている。
さらに、事件が福祉の現場に突きつけた重い課題を乗り越えようと、実際に行動を起こし始めた人たちもいる。NHKでは、やまゆり園の入所者や家族を事件直後から取材。“見えにくかった”障害者の意思を丹念にくみ取り、本人が望む日常生活を送れるようにしようと、新たな取り組みを始めている。
“戦後最悪の大量殺傷事件”の教訓をどう受け止め、未来につないでいけばよいのか。被害者や家族、そして事件と向き合った人たちの2年を記録し、きれい事ではない本当の意味での共生とは何か、考えていきたい。
経済成長とともに、人々の権利意識が高まる中国。習近平指導部は発足以来「法治」の徹底を掲げ、法に基づいて人々の利害の対立を処理し、社会の安定を図ろうとしている。その一方で、共産党支配に悪影響を与えるとみなされた人々への締め付けはかつてなく強まっているとも指摘されている。番組では、習近平指導部が推進する「法治」の現場を取材。そこから浮かび上がる中国社会の光と影を見つめる。
経済成長とともに、人々の権利意識が高まる中国。習近平指導部は発足以来「法治」の徹底を掲げ、法に基づいて人々の利害の対立を処理し、社会の安定を図ろうとしている。その一方で、共産党支配に悪影響を与えるとみなされた人々への締め付けはかつてなく強まっているとも指摘されている。番組では、習近平指導部が推進する「法治」の現場を取材。そこから浮かび上がる中国社会の光と影を見つめる。
男性の精子に危機が迫っている。「受精して、妊娠を成功させる力」(精子力)が衰えているというのだ。去年発表された調査結果では、欧米人の精子の数が40年で半減。別の調査では、日本人の精子の数は欧州4カ国と比較して最低レベルだった。数の問題だけではない。「動きが悪く、卵子までたどり着けない」「DNAが傷ついており、自然妊娠しにくい」などと指摘されるケースも多いという。
しか
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男性の精子に危機が迫っている。「受精して、妊娠を成功させる力」(精子力)が衰えているというのだ。去年発表された調査結果では、欧米人の精子の数が40年で半減。別の調査では、日本人の精子の数は欧州4カ国と比較して最低レベルだった。数の問題だけではない。「動きが悪く、卵子までたどり着けない」「DNAが傷ついており、自然妊娠しにくい」などと指摘されるケースも多いという。
しかも、こうした“精子力”の衰えは、不妊のリスクだけでなく、様々な病気のリスクを暗示しているという指摘もある。何が原因なのか?これまでも化学部質の影響などが指摘されてきたが、身近な生活習慣も“精子力”に大きな影響をもたらすことが分かってきた。一方で“精子力”は、個人の努力で改善できる場合も多いという。
精子力アップの秘訣は?番組では専門家がポイントを解説する。
天才物理学者アルバート・アインシュタイン。その類いまれな知性はどのようにして生まれたのか、最新の脳科学からその一端が見えてきた!
アインシュタインの脳は、1955年の死後密かに解剖されたが、今どこに存在しているのか、詳しくは分かっていない。今回番組では、新たに発見した手がかりをもとに、日本、アメリカ、カナダ、アルゼンチンなど世界各地を取材。辿りついたのは、切断された1
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天才物理学者アルバート・アインシュタイン。その類いまれな知性はどのようにして生まれたのか、最新の脳科学からその一端が見えてきた!
アインシュタインの脳は、1955年の死後密かに解剖されたが、今どこに存在しているのか、詳しくは分かっていない。今回番組では、新たに発見した手がかりをもとに、日本、アメリカ、カナダ、アルゼンチンなど世界各地を取材。辿りついたのは、切断された100以上もの脳片を持つ人物、解剖時に撮影された数百枚の写真、そして、アインシュタインの脳を手にしたことで数奇な人生を辿ることになった研究者たちの姿だった。番組では、研究者たちの協力を得て、アインシュタインの脳を初めて3DCG化、さらに、相対性理論などを生み出した20代の頃の脳を再現することに成功した。アインシュタインの脳を世界に探し求めるロードムービーと最新の脳科学で、知られざる天才脳の秘密に迫る。
日本全国を2ヶ月ごとに興行しながら旅するサーカス団「ハッピードリームサーカス」。総勢50人の一座の中に、パフォーマーのコロンビア人男性と日本人女性の夫婦がいる。ふたりの間には、10人の子供がおり、まもなく11人目の子供が生まれる。一家は、サーカステントの裏に、トレーラーハウスを並べ暮らしている。四男の嵐君は、小学校6年生ながら一座の人気者。「イカリオス」という、寝そべる
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日本全国を2ヶ月ごとに興行しながら旅するサーカス団「ハッピードリームサーカス」。総勢50人の一座の中に、パフォーマーのコロンビア人男性と日本人女性の夫婦がいる。ふたりの間には、10人の子供がおり、まもなく11人目の子供が生まれる。一家は、サーカステントの裏に、トレーラーハウスを並べ暮らしている。四男の嵐君は、小学校6年生ながら一座の人気者。「イカリオス」という、寝そべる大人の足裏に乗って風車のように回る大技は、最も観客をわかせるパフォーマンスの一つだ。しかし、まだ11歳。2ヶ月ごとの転校はつらい。ようやく学校になじみ、友だちができたころには別れが待っている。
番組では、一座が、大阪から山口に移動する7月、サーカス家族に密着する。トレーラーハウスを連ねての引っ越し、友だちとの別れと出会い、新技への挑戦、新しい家族の誕生などさまざまな出来事が、一家を待っている。笑いと涙にあふれた、感動のヒューマンドキュメント、ぜひ家族そろってご覧ください。
広島市街を望む丘の頂に立つ放射線影響研究所。その一角に、膨大な数の血液試料が凍結保存されている。原爆で被爆した親とその子どもなどから提供を受けた、約1000家族分の血液細胞が、そのひとつ。放影研は、この貴重な試料の一部を使って「全ゲノム解析」の計画を進めている。最新科学の力で解明しようとしているのは「原爆放射線の影響は遺伝しているのか?」という問題。原爆投下以来、世
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広島市街を望む丘の頂に立つ放射線影響研究所。その一角に、膨大な数の血液試料が凍結保存されている。原爆で被爆した親とその子どもなどから提供を受けた、約1000家族分の血液細胞が、そのひとつ。放影研は、この貴重な試料の一部を使って「全ゲノム解析」の計画を進めている。最新科学の力で解明しようとしているのは「原爆放射線の影響は遺伝しているのか?」という問題。原爆投下以来、世界の科学者が解を求めてきた“問い”だ。
原爆投下後、被爆地では、放射線によって生殖細胞が傷つき、被爆者の子供たちの健康にも悪影響が表れるのではないかという「遺伝的影響」の懸念が広まった。科学者たちの必死の追究が行われたが、それは今日に至るまで明らかになっていない。
「影響はない」と断定されてもされなくても、不安から逃れられない被爆者たち。そして、真実を追究するという使命と社会的影響との間で揺れる研究者たち。戦後73年、格闘を続ける関係者それぞれの思いに迫りながら、この“問い”に対する最新科学の到達点と、市民の上で炸裂した核兵器が遺した爪痕を見つめていく。
1945年、戦争末期に行われたフィリピン・ルソン島の戦い。太平洋戦争中、最悪の20万の兵士が命を落とした。戦局がすでに決する中、終戦までのわずか半年余りの時期に信じがたい悲劇がなぜ起きたのか。
このルソン決戦で戦死した兵士のひとりが、小野文惠アナウンサーの祖父、「病院船衛生第15班」の衛生兵だった小野景一郎さん。祖父が関わるこの戦闘を去年、母親を通じて知らされたことを
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1945年、戦争末期に行われたフィリピン・ルソン島の戦い。太平洋戦争中、最悪の20万の兵士が命を落とした。戦局がすでに決する中、終戦までのわずか半年余りの時期に信じがたい悲劇がなぜ起きたのか。
このルソン決戦で戦死した兵士のひとりが、小野文惠アナウンサーの祖父、「病院船衛生第15班」の衛生兵だった小野景一郎さん。祖父が関わるこの戦闘を去年、母親を通じて知らされたことをきっかけに、小野文惠は今年、他の遺族と共にルソン島に渡り、祖父の足跡をたどろうと考えている。
番組では、小野母子と遺族たちの現地調査に同行する。小野の母親が密かに保管してきた衛生班の部隊史や生還兵の手記と証言を照らし合わせ、戦死した日本兵20万人の知られざる真実に迫る。さらに、ルソン決戦について、米軍の膨大な未公開資料を発掘。それを日本側の資料や証言と照合したところ、今回初めて、ルソン決戦で亡くなった、20万人の“最期”が明らかになろうとしている。小野文恵アナウンサーの祖父・景一郎さんの「病院船衛生第15班」の最後の行程をたどりつつ、その向こうにあるルソン決戦の全貌を立体的に描き出すドキュメンタリー番組としたい。
親を空襲で亡くしたり、親と離れ離れになったりして生まれた戦争孤児、その数は12万人にも及ぶ。孤児が駅で寝泊まりする姿は全国で目撃され「駅の子」とも呼ばれたが、子どもたちに何があったのか、その実態はよくわかっていない。
NHKでは、この3年間、孤児への聞き取りや、資料発掘を進めてきた。その結果、生々しい悲劇の実態が見えてきた。食べるものがなく、目の前で子どもたちが餓死し
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親を空襲で亡くしたり、親と離れ離れになったりして生まれた戦争孤児、その数は12万人にも及ぶ。孤児が駅で寝泊まりする姿は全国で目撃され「駅の子」とも呼ばれたが、子どもたちに何があったのか、その実態はよくわかっていない。
NHKでは、この3年間、孤児への聞き取りや、資料発掘を進めてきた。その結果、生々しい悲劇の実態が見えてきた。食べるものがなく、目の前で子どもたちが餓死していく日常、生きるために盗みや売春をせざるをえない子どももいた。重い口を開き始めた孤児たちが訴えるのが、国や大人たちから「見捨てられた」という思いだ。「汚い」とさげずまれ、やさしい言葉をかけてくれる大人はいなかった。進学や就職してからも差別や偏見が続いた。孤児の多くは過去を隠し、1人で生きていくしかなかった。
「戦争が終わってから本当の闘いが始まった」という孤児たち。当事者の証言をもとに、知られざる「駅の子」の実像に迫る。
「我敵部隊見ユ」―広大な海域を舞台に行われた太平洋戦争。その最前線でアメリカ軍の襲来を見張る「哨戒」を担っていたのは、海軍に徴用された漁師たちであった。通称「黒潮部隊」。小さな漁船はアメリカ軍による凄まじい射撃に晒され、「敵ニ対シ突撃ヲ決行ス」と打電し消息を絶っていった。部隊の死者は2000人に及ぶとも言われるが、詳しいことは分かっていない。戦争遂行に不可欠な石油を運ん
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「我敵部隊見ユ」―広大な海域を舞台に行われた太平洋戦争。その最前線でアメリカ軍の襲来を見張る「哨戒」を担っていたのは、海軍に徴用された漁師たちであった。通称「黒潮部隊」。小さな漁船はアメリカ軍による凄まじい射撃に晒され、「敵ニ対シ突撃ヲ決行ス」と打電し消息を絶っていった。部隊の死者は2000人に及ぶとも言われるが、詳しいことは分かっていない。戦争遂行に不可欠な石油を運んでいたのも、民間の船員たちであった。戦局の悪化とともに、軍は「特攻精神」による輸送を決定。それは、船団のうち、何隻かが日本に戻れれば良いという、死を前提とした輸送作戦であった。武装の乏しい漁船や商船は、米潜水艦の格好の標的となり、およそ6万人が犠牲になったと言われている。今回、こうした船が、いつ、どこで沈められたのかを示すデータを入手し、被害の全体像を可視化することに成功した。先の戦争で海の男たちは、どのような現実に直面したのか、埋もれてきた事実を明らかにする。
79年前、モンゴル東部の大草原で、日ソ両軍が激戦を繰り広げたノモンハン事件。ソ連軍が大量投入した近代兵器を前に、日本は2万人に及ぶ死傷者を出した。作家・司馬遼太郎が「日本人であることが嫌になった」と作品化を断念した、この戦争。情報を軽視した楽観的な見通しや、物量より優先される精神主義など、太平洋戦争でも繰り返される“失敗の本質”が凝縮されていた。しかし軍は、現場の将校に
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79年前、モンゴル東部の大草原で、日ソ両軍が激戦を繰り広げたノモンハン事件。ソ連軍が大量投入した近代兵器を前に、日本は2万人に及ぶ死傷者を出した。作家・司馬遼太郎が「日本人であることが嫌になった」と作品化を断念した、この戦争。情報を軽視した楽観的な見通しや、物量より優先される精神主義など、太平洋戦争でも繰り返される“失敗の本質”が凝縮されていた。しかし軍は、現場の将校には自決を強要した一方で、作戦を主導した関東軍のエリート参謀たちはその後復帰させ、同じ失敗を重ねていった。
今回NHKは、ロシアで2時間に及ぶソ連軍の記録映像を発掘。4Kで精細にスキャンした映像を「AIによる自動カラー化技術」で鮮やかに着色し、戦場の実態を現代によみがえらせる。さらに軍の判断の経緯が証言された、150時間を超える陸軍幹部の肉声テープも入手。敗北はどのようにして隠され、失敗は繰り返されたのか。映像と証言から迫る。
太平洋戦争中、戦場の兵士と故郷の人々の間を行き交った「軍事郵便」は、年間4億通に達した。ところが戦況が悪化するにつれ、“宛先に届かない”手紙が増えていった。米軍や豪軍に押収され、その多くは返還されなかったのだ。検閲に配慮しながら、死と向き合う極限状態の中で紡ぎ出された、家族や友人への愛情にみちた言葉の数々。しかし兵士たちが手紙に託した切実な思いは行き場を失い、70年以上
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太平洋戦争中、戦場の兵士と故郷の人々の間を行き交った「軍事郵便」は、年間4億通に達した。ところが戦況が悪化するにつれ、“宛先に届かない”手紙が増えていった。米軍や豪軍に押収され、その多くは返還されなかったのだ。検閲に配慮しながら、死と向き合う極限状態の中で紡ぎ出された、家族や友人への愛情にみちた言葉の数々。しかし兵士たちが手紙に託した切実な思いは行き場を失い、70年以上の長きにわたって彷徨っている。
いま、そうした“未配達の手紙”が国内外で次々と見つかっている。手紙を押収した米兵や豪兵が亡くなり、インターネット・オークションで売りに出されているのだ。兵庫県の団体が集めた17万通の戦時中の手紙を調べたところ、数十通が未配達と分かった。また日本の研究者らは、海外各地の文書館を調べ、計100通を超す未配達の手紙を発見した。
番組では、宛先の遺族や関係者を探し、70年余りの時を経て初めて手紙を届ける。配達先で見えてきた、手紙に秘められた様々なドラマから、知られざる戦争の一断面を描き出す。
日本を代表する火祭り「青森ねぶた祭」。巨大なねぶたが町を練り歩き、北国の一瞬の夏が燃え上がる。その勇壮華麗な様は、海外で“世界最高の紙の工芸品”と賞賛される。今、このねぶたが急速に進化している。LED照明の導入。より複雑で立体的な構図。制作する「ねぶた師」たちは300年の伝統に安住せず、新たな作品を生み出そうと、賞の獲得を目指して鎬を削る。
この進化の中心にいるのが、
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日本を代表する火祭り「青森ねぶた祭」。巨大なねぶたが町を練り歩き、北国の一瞬の夏が燃え上がる。その勇壮華麗な様は、海外で“世界最高の紙の工芸品”と賞賛される。今、このねぶたが急速に進化している。LED照明の導入。より複雑で立体的な構図。制作する「ねぶた師」たちは300年の伝統に安住せず、新たな作品を生み出そうと、賞の獲得を目指して鎬を削る。
この進化の中心にいるのが、北村麻子(35)だ。唯一の女性ねぶた師で、子育てとねぶた作りを両立させる働くママでもある。持ち味は華麗な色使いと斬新な発想。去年、初めて最高賞を獲得し、今年は葛飾北斎をテーマに連覇に挑む。その前に立ちはだかるのが、父であり師匠である北村隆(70)。最高賞の獲得は歴代最多となる12回を誇り、「名人」の称号を持つ。しかし、去年は麻子に敗れ2位に。雪辱を誓う今年のテーマは、5人の盗賊が見えを切る場面で名高い「白浪五人男」。通常2体で作られるねぶたにあって、5体は史上初の試みだ。
新進気鋭の娘と名人の父。親子であるがゆえの葛藤と絆。ねぶたにかける二人の運命の戦いを、4Kカメラの精細な映像で描き出す。
ダイアナ元皇太子妃と、その継母となったスペンサー伯爵夫人レイン。当初は憎しみあい、妃の離婚の苦悩を機に“無二の親友”となってゆく。美貌の才女2人の知られざる物語。
ダイアナ元皇太子妃と、その継母となったスペンサー伯爵夫人レイン。当初は憎しみあい、妃の離婚の苦悩を機に“無二の親友”となってゆく。美貌の才女2人の知られざる物語。
6月の大阪北部地震を機に、改めて警戒意識が高まる「南海トラフ巨大地震」。今後30年以内の発生確率は70~80%、最大M9.1の地震による激烈な揺れと大津波で死者は最悪32万3千人、経済損失は1410兆円に上るとも試算される。「Xデー」はいつなのか?いま研究者たちが最注目するのが、震源域で起き続けているゆっくりとした岩盤のずれ動き、「スロースリップ」だ。その発
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6月の大阪北部地震を機に、改めて警戒意識が高まる「南海トラフ巨大地震」。今後30年以内の発生確率は70~80%、最大M9.1の地震による激烈な揺れと大津波で死者は最悪32万3千人、経済損失は1410兆円に上るとも試算される。「Xデー」はいつなのか?いま研究者たちが最注目するのが、震源域で起き続けているゆっくりとした岩盤のずれ動き、「スロースリップ」だ。その発生場所が次第に巨大地震の想定震源域に近づきながら、地震の原動力となる「ひずみ」の蓄積を加速させている可能性が見えてきた。“その時”は刻々と迫っていると、科学者たちは緊張感を高めている。
そんな中、国は去年11月、「何らかの異変が生じ、地震発生の可能性が高まったと判断される場合、“臨時情報”という形でいち早く伝える」という新たな方針を発表した。しかし、いつ・どこで・どんな規模の地震が起きるかまでは予測困難だ。明日出されるかもしれない臨時情報を、自治体や住民はどう受け止め、命や社会を守る行動につなげられるのか。番組では、大規模住民アンケートや科学シミュレーションに基づき、研究者とともに検証。私たちひとりひとりの行動が鍵になることが明らかになってきた。
巨大地震をどこまで事前に予測し、減災・防災を実現できるのか。“メガ災害 新時代 ”の実像を描く。
日本中に大きな衝撃を与えた事件を徹底検証、未来への教訓を探るシリーズ「未解決事件」。
File.07では、1995年に発生した「警察庁長官狙撃事件」をひもとく。
事件が発生したのはオウム真理教による地下鉄サリン事件の10日後、張り詰めたような空気が日本社会を覆っていたある朝のことだった。
國松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区南千住の自宅マンションから出たと
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日本中に大きな衝撃を与えた事件を徹底検証、未来への教訓を探るシリーズ「未解決事件」。
File.07では、1995年に発生した「警察庁長官狙撃事件」をひもとく。
事件が発生したのはオウム真理教による地下鉄サリン事件の10日後、張り詰めたような空気が日本社会を覆っていたある朝のことだった。
國松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区南千住の自宅マンションから出たところを発砲され、全治1年6か月というひん死の重傷を負ったのである。
日本の治安を根底から揺るがしたにもかかわらず、犯人を特定できないまま、15年後に時効が成立。にもかかわらず、警視庁は「この事件はオウム真理教の信者グループが、教祖の意志のもとに、組織的、計画的に敢行したテロであったと認めた」と前代未聞の会見をおこなった。
未解決に終わった警察長官狙撃事件は、私たちの社会に何を突きつけるのか?
そして“真実”とはいったいなんなのか。
この日は、「ドキュメンタリー」で描き出す。
警察の威信をかけた捜査はなぜ犯人を特定するに至らなかったのか。独自に入手した一次資料と捜査関係者への徹底取材で、未解決に終わった事件の全貌に迫る。
日本中に大きな衝撃を与えた事件を徹底検証、未来への教訓を探るシリーズ「未解決事件」。
File.07では、1995年に発生した「警察庁長官狙撃事件」をひもとく。
事件が発生したのはオウム真理教による地下鉄サリン事件の10日後、張り詰めたような空気が日本社会を覆っていたある朝のことだった。
國松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区南千住の自宅マンションから出たと
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日本中に大きな衝撃を与えた事件を徹底検証、未来への教訓を探るシリーズ「未解決事件」。
File.07では、1995年に発生した「警察庁長官狙撃事件」をひもとく。
事件が発生したのはオウム真理教による地下鉄サリン事件の10日後、張り詰めたような空気が日本社会を覆っていたある朝のことだった。
國松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区南千住の自宅マンションから出たところを発砲され、全治1年6か月というひん死の重傷を負ったのである。
日本の治安を根底から揺るがしたにもかかわらず、犯人を特定できないまま、15年後に時効が成立。にもかかわらず、警視庁は「この事件はオウム真理教の信者グループが、教祖の意志のもとに、組織的、計画的に敢行したテロであったと認めた」と前代未聞の会見をおこなった。
未解決に終わった警察長官狙撃事件は、私たちの社会に何を突きつけるのか?
そして“真実”とはいったいなんなのか。
この日は、「実録ドラマ」で描き出す。
執念の捜査で犯人を追っていく刑事役に國村隼さん。別の強盗事件がきっかけで容疑者として浮かび上がった男役にイッセー尾形さん、警視庁トップ、警視総監役に小日向文世さん。日本を代表する名優たちがしのぎを削り合う「実録」にして「本格派」。「未解決事件シリーズ」ドラマの新境地を開く。
未明の北海道を襲った震度7の地震は、大規模な土砂崩れや家屋の倒壊、地盤の液状化など、広範囲に及ぶ被害を引き起こした。多くの方が亡くなり、今なお警察や消防、自衛隊などによる、安否不明者の大規模な捜索活動が続いている。今回の地震は、脆弱な電力供給網を直撃し、電力に依存する現代社会に大きな衝撃を与えている。阪神淡路大震災時を上回る295万戸に上る大規模な停電を引き起こし、都市
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未明の北海道を襲った震度7の地震は、大規模な土砂崩れや家屋の倒壊、地盤の液状化など、広範囲に及ぶ被害を引き起こした。多くの方が亡くなり、今なお警察や消防、自衛隊などによる、安否不明者の大規模な捜索活動が続いている。今回の地震は、脆弱な電力供給網を直撃し、電力に依存する現代社会に大きな衝撃を与えている。阪神淡路大震災時を上回る295万戸に上る大規模な停電を引き起こし、都市機能は完全に麻痺。市民生活だけでなく、製造や物流などにも影響が広がっている。電力供給は4割回復したものの、完全な復旧には約1週間も要する。被害の全貌がまだ明らかではない中、独自取材によって“広域被害”の深刻な実態が分かってきた。また、専門家の分析やシミュレーションなどによって、全国で起こり得る、新たな脅威のメカニズムも明らかになってきている。北海道を襲った大地震を、様々な角度から取材・検証し、現代社会への教訓を導き出す。
人工知能の爆発的進化で、未来が正確に予測できるようになり、未来が未知のものでなくなろうとする今、どんな社会が到来するのだろうか。今、最も精度を増しているのが、犯罪予測である。アメリカ各地の警察では、続々AIを導入、大きく犯罪件数が減少している。AIの未来予測は自然界の不確実性も克服しつつある。衛星画像を読み取るAIの解析能力は、300メートル四方というピンポイントで、向
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人工知能の爆発的進化で、未来が正確に予測できるようになり、未来が未知のものでなくなろうとする今、どんな社会が到来するのだろうか。今、最も精度を増しているのが、犯罪予測である。アメリカ各地の警察では、続々AIを導入、大きく犯罪件数が減少している。AIの未来予測は自然界の不確実性も克服しつつある。衛星画像を読み取るAIの解析能力は、300メートル四方というピンポイントで、向こう48時間・15分ごとの正確な天気の予測を可能にした。損害保険会社は暴風雨、竜巻などによる損害を未然に防ぐことができるようになり、保険金支払い額を大きく減らしている。そして、究極の未来予測とも言うべき「人生の予測」も始まっている。AIは、人間が将来患う認知症、糖尿病などの病気、そして患者の余命も冷徹に予測するようになった。しかし、AIは、予測はするが、その根拠は示さないブラックボックスである。社会のルール、人生のルールを大きく変えるAIの未来予測の最前線を追う。
東京に人を全く寄せ付けない秘境「ロストワールド」がある。周囲から隔絶された環境で、まるでタイムカプセルのように貴重な命が守られている。第1集の舞台は、東京都心から南1300kmに浮かぶ絶海の孤島、南硫黄島だ。海は荒れ、四方は断崖絶壁に囲まれているため、簡単に近寄ることはできない。今回、特別の許可を得た科学調査隊が、ドローンも駆使した島の本格的な探検を初めて敢行。NHKの
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東京に人を全く寄せ付けない秘境「ロストワールド」がある。周囲から隔絶された環境で、まるでタイムカプセルのように貴重な命が守られている。第1集の舞台は、東京都心から南1300kmに浮かぶ絶海の孤島、南硫黄島だ。海は荒れ、四方は断崖絶壁に囲まれているため、簡単に近寄ることはできない。今回、特別の許可を得た科学調査隊が、ドローンも駆使した島の本格的な探検を初めて敢行。NHKのクルーが同行した。研究者たちは、この島が生物の進化を観察できる地球上で数少ない場所のひとつだと考えている。最大の特徴は、急激な高度差によって、熱帯から温帯までの環境が、ひとつの島の中にひしめき合うという点。島にたどり着いた生き物が、環境に応じて新しい種に進化していく姿を目の当たりに出来るというのだ。過酷な登山、大量の海鳥たちの突然の襲来。困難な調査の末、調査隊は新種を続々と発見していく。そして、生物の進化の不思議を物語る、小さな生き物に巡りあう。
東京五輪でメダル獲得が期待される日本の若きアスリートの成長を追うシリーズ「TOKYOアスリート」。第1回は、いま破竹の勢いで王者中国を脅かす、日本卓球界の10代アスリートに迫る。
6月の国際大会で五輪の金メダリストを次々に撃破し、世界を驚かせた張本智和選手(15)を、ハイスピードカメラで初めて解析。男子と女子の特徴を併せ持つ、世界で最も独創的と言われる戦い方の秘密に迫
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東京五輪でメダル獲得が期待される日本の若きアスリートの成長を追うシリーズ「TOKYOアスリート」。第1回は、いま破竹の勢いで王者中国を脅かす、日本卓球界の10代アスリートに迫る。
6月の国際大会で五輪の金メダリストを次々に撃破し、世界を驚かせた張本智和選手(15)を、ハイスピードカメラで初めて解析。男子と女子の特徴を併せ持つ、世界で最も独創的と言われる戦い方の秘密に迫る。
そして「みまパンチ」を武器に、中国選手を次々と破る伊藤美誠選手(17)。なぜピンチになればなるほど強さを発揮するのか、「驚異のメンタル」の秘密を丸裸にする。
しかしいま、2人には新たな試練が立ちはだかっている。中国勢が2人の弱点を徹底研究し、強力な巻き返しに出てきたのだ。果たして、張本・伊藤の2人は東京五輪への勢いをつなぐことができるのか。この夏、中国勢と激しく衝突する海外ツアーに密着する。
メインキャスターは内村光良と南原清隆。スタジオに張本・伊藤の両選手を迎え、技の実演も交えながら、10代アスリートの本音と知られざる素顔に迫る。
俳優の樹木希林さんが亡くなった。75年の生涯だった。全身をがんに冒されていることを公表した後も、悲観せず、かといって気負いもなく、淡々と軽やかに女優として生きた希林さん。『私を撮ってもいいわよ』そんな希林さんから長期密着取材の許可をもらったのは、去年6月のことだった。人生の晩年をどのように生き、身終い(みじまい)しようとしているのか?そもそも“樹木希林”とは何者なのか、
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俳優の樹木希林さんが亡くなった。75年の生涯だった。全身をがんに冒されていることを公表した後も、悲観せず、かといって気負いもなく、淡々と軽やかに女優として生きた希林さん。『私を撮ってもいいわよ』そんな希林さんから長期密着取材の許可をもらったのは、去年6月のことだった。人生の晩年をどのように生き、身終い(みじまい)しようとしているのか?そもそも“樹木希林”とは何者なのか、向き合う日々が始まった。結果的に希林さんが出演する最後のドキュメンタリーとなった今回の番組。仕事、家族との関係、そして、日々の暮らし…。密着取材を通して、希林さんはどんな思いを託そうとしたのか。
東京に人を全く寄せ付けない秘境「ロストワールド」がある。そこは、周囲から隔絶された環境で、まるでタイムカプセルのように貴重な命が守られている。第2集の舞台は、東京都心から南へ650㎞の伊豆諸島最南端。大海原にそびえる巨大な岩の柱だ。高さ100mの断崖絶壁、東京都・孀婦岩(ソウフガン)。まるで海面から空に向けて包丁を付き立てたような形をしている。いったいどうやってこんな不
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東京に人を全く寄せ付けない秘境「ロストワールド」がある。そこは、周囲から隔絶された環境で、まるでタイムカプセルのように貴重な命が守られている。第2集の舞台は、東京都心から南へ650㎞の伊豆諸島最南端。大海原にそびえる巨大な岩の柱だ。高さ100mの断崖絶壁、東京都・孀婦岩(ソウフガン)。まるで海面から空に向けて包丁を付き立てたような形をしている。いったいどうやってこんな不思議な岩が生まれたのか?そして、どんな生きものがすんでいるのか?これまで詳しい調査が一度もされたことがない「空白地帯」のため、知見はほとんどない。番組は2年間かけ、科学者やエンジニアらと共に初の科学調査に挑んだ。垂直の崖をロープ一つで登ると、正体の知れない生きものが岩の隙間から次々と現れる。周囲の海からは、まか不思議な深海魚が次々とあがる。科学者は幻の古代魚、シーラカンスさえ見つかるかも知れない環境だと興奮する。空前絶後のスケールで数々の深海探査機を投入。そしてついに見つけた、巨大魚の正体とは?
爆笑問題とともに、最前線の「マネーの秘密」に迫る経済エンターテインメント・シリーズ第3弾。初回は、世界中から現金が消えていくキャッシュレス化の“深層”に切り込む。ポイントカードやモバイル決済、仮想通貨やブロックチェーンの拡大・・・。いま私たちの暮らしから、どんどん現金が姿を消している。スウェーデンでは、街中からATMが撤去され、現金流通量の割合は1%台にまで激減。中国で
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爆笑問題とともに、最前線の「マネーの秘密」に迫る経済エンターテインメント・シリーズ第3弾。初回は、世界中から現金が消えていくキャッシュレス化の“深層”に切り込む。ポイントカードやモバイル決済、仮想通貨やブロックチェーンの拡大・・・。いま私たちの暮らしから、どんどん現金が姿を消している。スウェーデンでは、街中からATMが撤去され、現金流通量の割合は1%台にまで激減。中国では、のべ13億人がスマホ決済を利用、ヨーロッパでも高額紙幣の廃止が進むなど、キャッシュレスへの動きが加速。その理由は単に「便利だから」だけではなく、現在の貨幣の“限界”も指摘されている。一方、国家に代わって、世界中のユーザー自らが信用を支える「仮想通貨」や、お金という概念そのものを見直し“時間”の交換に着目した「時間通貨」など、史上類を見ない“ネクスト・マネー”も次々と生まれ始めた。人類誕生後、貝殻、硬貨、紙幣へと進化を続け、世界経済の血流を生み出してきた「現金」は、このまま消えてしまうのか?そして未来のお金の姿とは?
爆笑問題と共にお届けする経済エンターテインメント。第2回はAIやロボットが私たちの懐具合に与える衝撃。AIやロボットが、これまで人間が行っていた仕事を担うようになり、私たちは富を生み出せなくなる、当然収入も減る…。そんな時代が、もう目の前に迫っている。ラスベガスでは、カジノホテルの従業員たちがAI・ロボットに仕事を奪われることを危惧し、大規模なデモを展開。アメリカでは、
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爆笑問題と共にお届けする経済エンターテインメント。第2回はAIやロボットが私たちの懐具合に与える衝撃。AIやロボットが、これまで人間が行っていた仕事を担うようになり、私たちは富を生み出せなくなる、当然収入も減る…。そんな時代が、もう目の前に迫っている。ラスベガスでは、カジノホテルの従業員たちがAI・ロボットに仕事を奪われることを危惧し、大規模なデモを展開。アメリカでは、ホテルなどのサービス業や農業、金融業といった様々な分野にAIやロボットが進出し、人間の雇用に置き換わっている。中国もまたAIやロボットによる自動化を積極的に進め、無人スーパーや無人宅配便などが続々と誕生している。その激しいうねりは、日本にも押し寄せている。大手銀行が昨年発表した大規模なAI導入と従業員削減のニュースは、日本中の金融関係者に衝撃を与え、多くの人が転職の道を探り始めた。AIやロボットが幅を利かせる近い未来、私たち人間はどのようにして生きていけばよいのか? 知恵を振り絞って考える。
ゲスト: 孫正義(ソフトバンクグループ社長) 新井紀子(国立情報学研究所教授)
マツコ・デラックスと有働由美子の強力タッグを迎え、NHKが独自に開発した人工知能 「AIひろし」がぶつかり合い、日本が直面する課題の解決策を探るシリーズ、「AIに聞いてみた」。第3回のテーマは「健康寿命」だ。「健康寿命」は元気に何歳まで過ごせるかを示す値で、「平均寿命」との差が短ければ短いほど、多くの人が死ぬ間際まで元気な「ピンピンコロリ」の人生を送ることができる。しかし日本ではこの差が、男性で9歳、女性は12歳もあり、その間、寝たきりや介護状態などで暮らしているのだ。
この差を短くして老後の人生を豊かに、そして医療費や介護費を減らすことにつなげたいが、まだ解決策は見えていない。この難題に立ち向かうため、「AIひろし」は今回、日本の65歳以上の生活データを学習。老後も元気な人の秘密を解き明かすことにした。
そのAIの解析結果を読み解き、番組で紹介する提言は、今回も意外なものばかり。たとえば、「運動や食事よりも、大事な生活習慣とは!?」といった日常に関わるものや「健康寿命を左右するのは、住んでいる地域の治安」という意外な関連、さらには「子供と同居するより、1人暮らしがいい」など一見信じられない大胆なものが続々登場!
AIの解析を元に、マツコと有働、大越健介(NHK記者)、専門家が大激論。人間だけでは解決できない大難問に風穴を開ける!
爆笑問題と共にお届けする経済エンターテインメント。第3集はかつてないほど膨らんだ世界の「借金」に切り込む。各国で発行され、金融機関を通じて個人・企業・国家に貸し出された通貨は空前の規模に達し、IMF(国際通貨基金)によれば世界の借金の総額は164兆ドルに上る。日本円にすると約1京8500兆円だ。資本主義の歴史上、大きな危機が迫っているとIMFは警告を発した。
アメリカ
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爆笑問題と共にお届けする経済エンターテインメント。第3集はかつてないほど膨らんだ世界の「借金」に切り込む。各国で発行され、金融機関を通じて個人・企業・国家に貸し出された通貨は空前の規模に達し、IMF(国際通貨基金)によれば世界の借金の総額は164兆ドルに上る。日本円にすると約1京8500兆円だ。資本主義の歴史上、大きな危機が迫っているとIMFは警告を発した。
アメリカでは、学生ローンの総額は1兆5000億ドル(約170兆円)に達し、奨学金の返済が滞っている人は、史上最多の690万人に上る。多重債務者が380万人、成人の人口の1割ほどに及ぶ韓国では、政府が一定の条件のもとで個人の借金を肩代わり(減額・帳消し)するという驚くべき政策に踏み切った。背景には、借金の苦しむ人びとを「市場に戻す」、つまり生産し消費する存在に戻す目的がある。
そもそも資本主義において借金は、事業を開始したり拡大したりするために欠かせない、いわば「成長のエネルギー」とされてきた。ところが現在は、経済成長よりも借金が膨らむスピードが早過ぎて、むしろ経済活動の「足かせ」となっている状況だと指摘されている。個人だけでなく、企業も政府も巨大な借金に苦しんでいる。プエルトリコでは、政府が借金によって財政破綻に追い込まれ、医療や教育などの行政サービスが停止状態に陥った。さらに、借り手を求める金融機関のマネーがアジア各地に流れ込み、高い金利に苦しむ人びとが現れる事態も生まれている。
「借金漬け」となった私たちはどうすれば救われるのか? 世界で始まった新たな取
この30年に起きた“事件”“出来事”を新証言や新資料で掘り下げることで、一つの時代を見つめていく大型シリーズ「平成史スクープドキュメント」。第一回は、1995年(平成7年)、野茂英雄さんの大リーグ挑戦の舞台裏を描く。日本のプロ野球を代表するエースの突然のアメリカ行きは、日米の球界関係者に大きな衝撃を与え、今年の大谷翔平選手に至るまで、日本選手の大リーグ挑戦の先駆けとなっ
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この30年に起きた“事件”“出来事”を新証言や新資料で掘り下げることで、一つの時代を見つめていく大型シリーズ「平成史スクープドキュメント」。第一回は、1995年(平成7年)、野茂英雄さんの大リーグ挑戦の舞台裏を描く。日本のプロ野球を代表するエースの突然のアメリカ行きは、日米の球界関係者に大きな衝撃を与え、今年の大谷翔平選手に至るまで、日本選手の大リーグ挑戦の先駆けとなった。一方でそれは、グローバル化の猛威の中で世界に目を向けることになった平成日本を象徴する“事件”でもあった。なぜ野茂さんは海を渡ったのか。番組では、野茂さん自身がその詳細を初めて告白。さらに今回独自に入手した日米の球団経営者の内部資料から、日本選手の大リーグ挑戦をめぐる激しい攻防も浮かび上がってきた。世界を席巻したトルネード旋風の衝撃、ふたたび!
インタビュアー/リポーター 大越健介(NHK記者主幹)
世界自然遺産 北海道知床。この海には、毎年春から夏にかけて、シャチの群れが頻繁に訪れる。しかし、どこから何のためにやって来るのか?いったい知床の海で何をしているのか?その生態は全くと言っていいほど分かっていない。その謎に迫ろうと、国内気鋭のシャチ研究者たちとともに、2年にわたって追跡取材。高精細ドローンカメラや深海用の特殊カメラなどを駆使し、知床に現れるシャチの大集団を
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世界自然遺産 北海道知床。この海には、毎年春から夏にかけて、シャチの群れが頻繁に訪れる。しかし、どこから何のためにやって来るのか?いったい知床の海で何をしているのか?その生態は全くと言っていいほど分かっていない。その謎に迫ろうと、国内気鋭のシャチ研究者たちとともに、2年にわたって追跡取材。高精細ドローンカメラや深海用の特殊カメラなどを駆使し、知床に現れるシャチの大集団を追った。今回取材班は、世界的にも珍しい、100頭近くに及ぶ大集団に遭遇!いったいなぜ大集団を形成するのか?その謎を追う中で見えて来たのは、高度な知能と家族を慈しみ合いながら生きる姿だった。美しい自然あふれる知床の海で、命をつないでゆくシャチの知られざる生態に迫る。
ベースボールの本場・アメリカの歴史に新たな1ページを刻んだ大谷翔平選手(24)。投げれば160km超の剛速球で三振の山を築き、打席に入れば150㍍に迫る特大ホームランを放つ。あのベーブルース以来の“二刀流”で投手として4勝、打者として22本塁打、61打点、10盗塁を記録し、新人王候補に名乗りを上げている。
これまで大谷選手は試合後の囲みインタビュー以外、メディアの取材
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ベースボールの本場・アメリカの歴史に新たな1ページを刻んだ大谷翔平選手(24)。投げれば160km超の剛速球で三振の山を築き、打席に入れば150㍍に迫る特大ホームランを放つ。あのベーブルース以来の“二刀流”で投手として4勝、打者として22本塁打、61打点、10盗塁を記録し、新人王候補に名乗りを上げている。
これまで大谷選手は試合後の囲みインタビュー以外、メディアの取材をほとんど受けず、プレーの真意、胸のうちを明かすことはなかった。シーズン終了後、大谷選手がインタビューで、メジャー挑戦1年目を語った。
私たちはシーズン中、大谷選手にカメラを向け続け、試合前の準備から打撃・投球練習、ブルペンやベンチでの監督やコーチ、通訳や選手とのやり取りなど、その一挙手一投足を記録してきた。その膨大な映像と大谷選手自身が初めて語る言葉から、大リーグ挑戦1年目の知られざる闘いの舞台裏を紐解いていく。
三重県南部に、専門家たちが「見えないものが見える川」と呼ぶ“奇跡の川”がある。全長わずか17kmの小さな川、銚子川。理由はその透明度だ。源流から河口まで、水中で20メートル先まで見通せるほど透き通っている。そのため銚子川では、普通の川では濁って見ることのできない現象や、生き物たちの生態が手に取るように見ることができる。
河口付近に潜ると、水の中にもう一つ水面が現れたよ
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三重県南部に、専門家たちが「見えないものが見える川」と呼ぶ“奇跡の川”がある。全長わずか17kmの小さな川、銚子川。理由はその透明度だ。源流から河口まで、水中で20メートル先まで見通せるほど透き通っている。そのため銚子川では、普通の川では濁って見ることのできない現象や、生き物たちの生態が手に取るように見ることができる。
河口付近に潜ると、水の中にもう一つ水面が現れたように見える現象に出会う。比重の違う淡水と海水が見せる境界面だ。そこでは,海からやってきた魚の子どもが、その境界を超え川の魚へと変貌する瞬間、そして、川魚と海の魚による、食うか食われるかの攻防も繰り広げられる。これらは皆、全てが透明な銚子川だから見られる現象だ。
なぜ銚子川は、透明な水を保つことができるのか。調べていくと、わたしたちには見えていない、「地下のもう一つの川」の存在が見えてくる。川の水は地下と地上を行き来しながら、汚れを浄化していたのだ。“地下の川”からは新種の生物も発見された。
一年間に渡り、銚子川の美しさの謎にせまることで、本来の自然のままの川とはどんなものなのか、その姿を明らかにする。
人生100年時代を迎える日本が抱える課題を見つめ、解決の糸口を探るシリーズ。3年前に父を看取り、現在も母親を介護する、作家の阿川佐和子さんとともに、2日連続でお伝えする。1回目のテーマは、お年寄りが安心して暮らすための『終の住処』について。比較的安く手厚い介護が受けられる「特別養護老人ホーム(特養)」の待機者が30万人を超えるなか、国は施設の担い手を“官から民”へと転換
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人生100年時代を迎える日本が抱える課題を見つめ、解決の糸口を探るシリーズ。3年前に父を看取り、現在も母親を介護する、作家の阿川佐和子さんとともに、2日連続でお伝えする。1回目のテーマは、お年寄りが安心して暮らすための『終の住処』について。比較的安く手厚い介護が受けられる「特別養護老人ホーム(特養)」の待機者が30万人を超えるなか、国は施設の担い手を“官から民”へと転換しようとしている。その切り札として、7年前に導入されたのが、民間事業者が運営する「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」だ。軽度の要介護者の受け皿にしようと、国は規制を緩和し多額の補助金を投入して整備を推し進めている。しかし、いま現場では、さまざまな矛盾が吹き出している。要介護度は低くても“動き回る認知症高齢者”を数多く抱え、対応に追われる施設も少なくない。さらに特養に入れない重度の要介護者も多く入居する施設もあり、安全が脅かされる事態が起きていることが分かってきた。“救世主”と期待されたサ高住で何が起きているのか。徹底ルポと独自の大規模調査で実態を明らかにし、改善の道を探る。
シリーズ「人生100年時代を生きる」、2回目のテーマは『終末期医療』について。ゲストの阿川佐和子さんは、3年前に父・弘之氏を、延命医療をしないで自然な形で看取った。「穏やかな最期はどのように迎えることができるのか」、悩んできたという。これまで国は社会保障費の抑制を図るため、高齢者の最期を支える場所を「病院」から「自宅」へと方針転換。ところがいま、看取りの段階になって病院
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シリーズ「人生100年時代を生きる」、2回目のテーマは『終末期医療』について。ゲストの阿川佐和子さんは、3年前に父・弘之氏を、延命医療をしないで自然な形で看取った。「穏やかな最期はどのように迎えることができるのか」、悩んできたという。これまで国は社会保障費の抑制を図るため、高齢者の最期を支える場所を「病院」から「自宅」へと方針転換。ところがいま、看取りの段階になって病院に運ばれ、そのまま延命医療を長期間受け続けるという事態が頻発している。最先端の医療設備が整う救命救急センターでは、80歳以上の高齢者が次々と運び込まれてベッドが満床になることも。家族は、意識が戻らないまま横たわる親の姿を見て「こんなはずではなかった」と悔いる。番組では、学会と連携して、全国の救命救急センターへの調査を実施。国が進めてきた医療改革が、現場にどのような歪みをもたらしているのか、そして、患者の人生の最期に、医療はどう寄り添えばいいのか、現場で始まっている「延命中止」の取り組みを通して考える。
日産自動車のトップに君臨してきたカリスマ経営者、カルロス・ゴーン会長。金融商品取引法違反の疑いによる突然の逮捕は、世界に衝撃を与えた。日産と連合するフランスのルノー社内は騒然。フランス政府も捜査の行方を注視している。国際社会を揺るがす逮捕の裏側で、捜査はどのように進められ、どのような思惑が交錯していたのか。番組では、日産やルノー、捜査の関係者を徹底取材。不正な資金の迂回路となっていた、海外の現場にもカメラを入れる。独自取材から、逮捕の深層に迫る。
日産自動車のトップに君臨してきたカリスマ経営者、カルロス・ゴーン会長。金融商品取引法違反の疑いによる突然の逮捕は、世界に衝撃を与えた。日産と連合するフランスのルノー社内は騒然。フランス政府も捜査の行方を注視している。国際社会を揺るがす逮捕の裏側で、捜査はどのように進められ、どのような思惑が交錯していたのか。番組では、日産やルノー、捜査の関係者を徹底取材。不正な資金の迂回路となっていた、海外の現場にもカメラを入れる。独自取材から、逮捕の深層に迫る。
シリーズ「平成史スクープドキュメント」。第2回は「バブル崩壊」と「失われた20年」の象徴となった、1997年(平成9年)の山一証券・自主廃業の内幕に迫る。今回、わたしたちは、山一を破綻へと追い込んだ当時の幹部たちへのインタビューに成功。なぜ日本を代表する名門企業のエリートたちは、破綻に至るまで危機を見過ごし、問題を先送りし続けたのか。当事者自身が初めて語る言葉か
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シリーズ「平成史スクープドキュメント」。第2回は「バブル崩壊」と「失われた20年」の象徴となった、1997年(平成9年)の山一証券・自主廃業の内幕に迫る。今回、わたしたちは、山一を破綻へと追い込んだ当時の幹部たちへのインタビューに成功。なぜ日本を代表する名門企業のエリートたちは、破綻に至るまで危機を見過ごし、問題を先送りし続けたのか。当事者自身が初めて語る言葉からは、上意下達が絶対視される風潮や当事者意識の欠如など、平成が終わりを迎えようとする今も社会に根深く残る、日本特有の“組織文化”が浮かび上がってきた。さらに、自主廃業の決定に関わった金融当局の担当者たちも初めて証言。金融自由化などグローバルスタンダードへの対応が求められた当時の苦しい胸の内を明かした。山一証券の破綻の教訓とは何なのか、検証する。
今年、あなたの心に最も残ったスポーツの場面は何だろうか。おそらく、多くの人がこのシーンを挙げるのではないだろうか。ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、ロシア・ロストフアリーナで行われた、「日本VSベルギー」。後半アディショナルタイムに生まれた14秒のプレー。日本のベスト8進出の夢を打ち砕くとともに、大会ベストゴールのひとつとして世界から絶賛された、ベルギーの超高速カウ
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今年、あなたの心に最も残ったスポーツの場面は何だろうか。おそらく、多くの人がこのシーンを挙げるのではないだろうか。ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、ロシア・ロストフアリーナで行われた、「日本VSベルギー」。後半アディショナルタイムに生まれた14秒のプレー。日本のベスト8進出の夢を打ち砕くとともに、大会ベストゴールのひとつとして世界から絶賛された、ベルギーの超高速カウンターである。
私たちは、日本、ベルギー双方の選手、かつての日本代表監督など、20人以上のキーマンを世界各地に訪ね、この14秒のプレーがどう生まれたのか、答えを探した。浮かび上がってきたのは、一瞬のうちに交錯した判断と世界最高峰の技術、そしてこの瞬間に至るまでの巧妙な罠と意外な伏線…。この一戦に人生を賭けた男たちが、全力を尽くしたからこそ生まれた14秒のドラマだった。
2018年、私たちの記憶に鮮烈に残る、あの瞬間の知られざる物語である。
内村光良・南原清隆が、東京五輪でメダル獲得が期待される若きアスリートの成長を追うシリーズ「TOKYOアスリート」、第2回は「体操」。連覇がかかる男子団体で、今最も注目されるのが、期待の新星と言われる谷川翔(19)と谷川航(22)の兄弟だ。4月の全日本選手権で、絶対王者・内村航平の11連覇を阻み優勝した谷川翔。その兄・谷川航は、弟が果たせなかった世界選手権代表の座を2年連
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内村光良・南原清隆が、東京五輪でメダル獲得が期待される若きアスリートの成長を追うシリーズ「TOKYOアスリート」、第2回は「体操」。連覇がかかる男子団体で、今最も注目されるのが、期待の新星と言われる谷川翔(19)と谷川航(22)の兄弟だ。4月の全日本選手権で、絶対王者・内村航平の11連覇を阻み優勝した谷川翔。その兄・谷川航は、弟が果たせなかった世界選手権代表の座を2年連続でつかんだ。世界の潮流が難易度の「D点」よりも、芸術点や完成度の「E点」を重視するなか、谷川兄弟の演技は、圧倒的に美しく、完成度が高い。番組では、その技の秘密をハイスピードカメラやモーションキャプチャーを駆使して徹底解析する。
そして彼らの前に最大の壁として立ちはだかるのがライバル・中国だ。国を挙げた幼少期からの育成戦略で、いま谷川兄弟の同世代の躍進が止まらない。得点をさらに上げるため、兄・航は得意の跳馬で、弟・翔は苦手な鉄棒で難易度の高い新技に挑む。そんななか、世界選手権の大舞台を前に兄・航を不運の怪我が襲う・・・。
「互いにだけは、負けたくない」と言う最大のライバルのふたり。支え合いながらも、しのぎあい、高みを目指す兄弟の苦闘に迫る。
アマゾンの奥深くに暮らす、文明社会と接触したことのない未知の先住民=イゾラド。
中でも「アウラ」と名付けられた、その男の存在は特別だった。30年前、深い森から忽然と現れた素っ裸の二人の男。ブラジル政府は一人をアウレ、もう一人をアウラと名付けて保護した。政府が最も驚いたのは、二人が話す“言葉”だ。どの先住民とも異なる未知の言語で、理解できる者はブラジル中探しても誰もいな
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アマゾンの奥深くに暮らす、文明社会と接触したことのない未知の先住民=イゾラド。
中でも「アウラ」と名付けられた、その男の存在は特別だった。30年前、深い森から忽然と現れた素っ裸の二人の男。ブラジル政府は一人をアウレ、もう一人をアウラと名付けて保護した。政府が最も驚いたのは、二人が話す“言葉”だ。どの先住民とも異なる未知の言語で、理解できる者はブラジル中探しても誰もいなかった。政府の命を受けた言語学者ノルバウ・オリベイラは、周りにあるものを一つ一つ指さしながら二人の言葉を調査し、30年かけて800の単語の意味を探り当てた。やがてアウレは死亡。最後の一人となったアウラの調査を続けたノルバウは、彼が部族に起きたことを連想させる「死」について、繰り返し語っていることに気付いていく。アウラは何者なのか。なぜたった二人になったのか。森の奥で未知の部族に何があったのか―。現在、アウラの推定年齢は55~65歳。遠からぬうちに一つの民族が姿を消すことになる。滅び行くイゾラドを2002年から取材を開始し、最後のひとりとなった今に至るまで、16年にわたって追った記録。芥川賞作家でミュージシャンの町田康さんが初めてドキュメンタリーのナレーションに挑戦する。
シリーズ「平成史スクープドキュメント」。第3回は、それまでの政治の形を大きく変えた、1994年(平成6年)の小選挙区制導入をめぐる知られざる物語。今回、わたしたちは、政治改革を主導した後藤田正晴の未公開の日誌など、小選挙区制をめぐるさまざまな一次資料を独自に入手した。番組では、制度導入のプロセスに深く関わった当事者たちの証言を重ねながら、平成政治の姿を遠望していく。
シリーズ「平成史スクープドキュメント」。第3回は、それまでの政治の形を大きく変えた、1994年(平成6年)の小選挙区制導入をめぐる知られざる物語。今回、わたしたちは、政治改革を主導した後藤田正晴の未公開の日誌など、小選挙区制をめぐるさまざまな一次資料を独自に入手した。番組では、制度導入のプロセスに深く関わった当事者たちの証言を重ねながら、平成政治の姿を遠望していく。
2020年に向け、東京の大改造が進んでいる。戦争からの復興、高度成長期に続く、3度目の大変貌である。世界も東京の都市改造に注目している。先進国のトップを切って、「超高齢化」「低成長」の試練に直面する日本の首都・東京の街づくりは、先進国の巨大都市が今後取り組まざるをえない、都市開発のショーケースでもある。シリーズ 「東京リボーン」では、巨大開発の壮大なスペクタクルの中に、
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2020年に向け、東京の大改造が進んでいる。戦争からの復興、高度成長期に続く、3度目の大変貌である。世界も東京の都市改造に注目している。先進国のトップを切って、「超高齢化」「低成長」の試練に直面する日本の首都・東京の街づくりは、先進国の巨大都市が今後取り組まざるをえない、都市開発のショーケースでもある。シリーズ 「東京リボーン」では、巨大開発の壮大なスペクタクルの中に、人々の頭脳戦、人間ドラマを織り交ぜながら、6回シリーズで描いていく。
第1集は、15のオリンピック施設が集中するベイエリアを取り上げる。バレーボール会場となる「有明アリーナ」と水泳会場となる「アクアティクスセンター」は、いずれも災害対策と省エネを極限まで追求した巨大建築。前代未聞の建物だけに、工法も世界でも画期的なもの、工事は難航を極める。ふたつの究極のエコスタジアムの巨大天井取り付けの一大スペクタクルを軸に、未来都市への実験満載のベイエリアの大変貌を描く。
阪神間のとある住宅街に建つ小さなマンション。ここで、高齢の女性たちによる、自分たち、そしてひいては後に続くかもしれない、すべての女性たちのための“実験”が始まっている。“おひとりさま”である7人の女性たちがマンションの部屋を別個に購入。それぞれの部屋を行き来し見守りあう“ともだち近居”という住まい方を選んだのだ。7人は、71歳から83歳まで、コピーライターやカウンセラー
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阪神間のとある住宅街に建つ小さなマンション。ここで、高齢の女性たちによる、自分たち、そしてひいては後に続くかもしれない、すべての女性たちのための“実験”が始まっている。“おひとりさま”である7人の女性たちがマンションの部屋を別個に購入。それぞれの部屋を行き来し見守りあう“ともだち近居”という住まい方を選んだのだ。7人は、71歳から83歳まで、コピーライターやカウンセラー、民間企業の広報室長など“働く女性”として人生を歩み、“老い”や“ひとり”への不安や寂寥感を抱きながら、「でも、へこたれないわ」と背筋を伸ばしながら、人生を生きてきた。
いま、7人は様々な課題に直面している。病気で入院したり、認知症になったらどうするか?介護や延命治療は?お墓はどうするか?・・・誰もが“老いて生きる”上で避けて通れない試練の数々を7人はどう悩み、どう乗り越えようとするのか?励まし合い、叱り合い、笑い合い、涙し合う“ホンネ”のやりとりを軸に、超高齢・超単身社会の幸福のあり方を見つめ、問いかけるドキュメンタリー。
平成最後の年を迎える日本は、これからどこに向かおうとしているのか。その「未来」を読み解く鍵となるのが、首都・東京で進む、終戦直後、高度成長期に続く、戦後3度目の「大改造」だ。前回オリンピックに向けた開発は、右肩上りの成長を体現する強引なものだったが、今回は「人間のための開発」を目指している。キーワードは「持続可能性」「災害対策」「効率化」。先進国のトップを切って少子高齢
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平成最後の年を迎える日本は、これからどこに向かおうとしているのか。その「未来」を読み解く鍵となるのが、首都・東京で進む、終戦直後、高度成長期に続く、戦後3度目の「大改造」だ。前回オリンピックに向けた開発は、右肩上りの成長を体現する強引なものだったが、今回は「人間のための開発」を目指している。キーワードは「持続可能性」「災害対策」「効率化」。先進国のトップを切って少子高齢・人口減少を迎え、“下り坂”の中で行われる東京の“大変貌”は、これから先を見すえた“社会実験”でもある。 2019年元旦。番組では、ドローンなどを駆使し、空から「東京の変貌」を体感、多彩なゲストがトークを行う。同時に、「人の生き方」「価値観」がどう変わっていくか、膨大な「個人のスマホの映像」を収集し、有識者らとともに探っていく。平成の最後の年、東京の空から、日本の未来を展望する“未来紀行”番組をお届けする!
天才建築家ガウディが残した大きな謎は解けるのか?およそ140年前から建設が続く未完の世界遺産スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会。ついに去年10月、教会の最大のシンボル・イエスの塔の建設が始まった。完成すると、サグラダ・ファミリアは世界で一番高い教会(172.5メートル60階建ての高層ビルに相当)となる。しかし、ガウディが残した建築資料はスペイン内戦で焼失。イ
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天才建築家ガウディが残した大きな謎は解けるのか?およそ140年前から建設が続く未完の世界遺産スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会。ついに去年10月、教会の最大のシンボル・イエスの塔の建設が始まった。完成すると、サグラダ・ファミリアは世界で一番高い教会(172.5メートル60階建ての高層ビルに相当)となる。しかし、ガウディが残した建築資料はスペイン内戦で焼失。イエスの塔の壮大な構想は長年、謎に包まれてきた。その謎に挑むのは、サグラダ・ファミリアの芸術工房監督として、40年前からガウディの残した手がかりを探し、教会を作り続けてきた外尾悦郎(そとお・えつろう)さんだ。NHKでは10年前から外尾さんに密着、制作の現場を記録してきた。さらに近年発見された、6000点を越えるガウディの遺品を独占取材。宝石のように美しいガウディの実験材料からイエスの塔につながるヒントが明らかになった。また、今回は、光の芸術、石の聖書とも称されるサグラダ・ファミリアを4K高精細カメラとドローンで撮影。新年に相応しいエンターテインメントと歴史ミステリーをご覧頂く。
2020年に向けて、世界から注目を集める東京。このシリーズでは、訪れた外国人が驚く、さまざまな東京ミラクル現象を取り上げ、ミラクルの現場のエネルギーを描き、ミラクルがなぜ生まれたのか、ドラマ形式で歴史を掘り起こしていく。
第一回は、食の都・東京。東京の飲食店の数は、およそ19万店と世界一。食の都・東京を支えるのは、世界最大の魚市場・築地である。職人たちは、食材の選別か
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2020年に向けて、世界から注目を集める東京。このシリーズでは、訪れた外国人が驚く、さまざまな東京ミラクル現象を取り上げ、ミラクルの現場のエネルギーを描き、ミラクルがなぜ生まれたのか、ドラマ形式で歴史を掘り起こしていく。
第一回は、食の都・東京。東京の飲食店の数は、およそ19万店と世界一。食の都・東京を支えるのは、世界最大の魚市場・築地である。職人たちは、食材の選別から食べ頃、調理法まで、食のすべてを料理人に教えてきた。今回の移転で美食都市にどんな変化が起こるのか。そもそも東京で外食産業が発達したのは、終戦直後だった。お腹を空かせた人たちが集まったのは、築地。鮮魚こそ乏しかったが、料理人たちは限られた食材を工夫し、少しでもおいしいものを食べさせたいと多くの屋台が並んだ。日本人にとって、食べることは生きることでもあった。俳優の佐藤健演じる現代の若者が、終戦直後の築地にタイプスリップし、築地の知られざる物語を目撃する。
出演:俳優 佐藤健
2018年5月、世界最高峰・エベレストに挑んでいた一人の登山家の死が報道された。
栗城史多(くりき・のぶかず 享年35)。世界7大陸の最高峰や8千mを超すヒマラヤの山々に挑み、“自撮り”した映像を配信するというインターネット・SNS時代が生んだ異色の登山家だった。もともと、フリーターで「生きる目的もない」若者だった栗城は、偶然出会った登山に生きがいを見つけ、ネットを通
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2018年5月、世界最高峰・エベレストに挑んでいた一人の登山家の死が報道された。
栗城史多(くりき・のぶかず 享年35)。世界7大陸の最高峰や8千mを超すヒマラヤの山々に挑み、“自撮り”した映像を配信するというインターネット・SNS時代が生んだ異色の登山家だった。もともと、フリーターで「生きる目的もない」若者だった栗城は、偶然出会った登山に生きがいを見つけ、ネットを通じて、自らの登山の様子を伝える“冒険の共有”を始めた。山に興味のない若い世代を中心に熱烈な支持を集める一方で、売名行為ではないか、実力以上の登山方法は無謀だ、といった批判を受けるなど、ネット社会を騒がせる存在となった。今回、8度目のエベレストで滑落し、帰らぬ人となった栗城。
なぜ、彼は死に至るまで命がけの挑戦を続けたのか? 彼が遺したメッセージとは何だったのか? 彼の死を巡り、ネット上で様々な意見が飛び交っている。35歳でエベレストに散った青年の生と死を通して、現代に生きることの意味を考えていく。
大地震に見舞われたとき、ひとりでも多くの命を救うためにどうすればよいのか…。6月に起きた大阪北部地震では、119番通報したにもかかわらず、「自力で対応するよう」求められる人が相次いだ。いま消防の現場で、救命活動の「優先順位」をつける、トリアージ(選別)の動きが広がっている。それは24年前に起きた、阪神・淡路大震災の体験から導き出された教訓だった。発災直後、救助要請が殺到
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大地震に見舞われたとき、ひとりでも多くの命を救うためにどうすればよいのか…。6月に起きた大阪北部地震では、119番通報したにもかかわらず、「自力で対応するよう」求められる人が相次いだ。いま消防の現場で、救命活動の「優先順位」をつける、トリアージ(選別)の動きが広がっている。それは24年前に起きた、阪神・淡路大震災の体験から導き出された教訓だった。発災直後、救助要請が殺到。「消火なのか救助なのか」「どの現場を優先するのか」。当時の活動記録や証言から、消防隊員たちは迷いを抱えながら活動していたことが分かってきた。「もっと救えた命があったのではないか」。神戸市は、「救助より消火を優先」し、「多くの命を救える現場を優先」することを決めた。その動きは全国に広がり、先の大阪北部地震でも実践されたのだ。しかし、優先順位を瞬時に判断するのは、容易ではない。消防が出動しない現場では、市民が救助に当たらなければならず、私たち自身も“命をめぐる決断”を迫られることになる。必ず来る次の大災害の前に、様々な「現場」の模索を通して、いまできる備えと行動のヒントを探る。
激しい対立が続くアメリカと中国の貿易摩擦。トランプ政権が、制裁関税を次々とかけてきた背景には、「中国がハイテク技術の覇権を握ろうとしている」という危機感があった。 習近平国家主席のもと「中国製造2025」を掲げ、ハイテク分野での世界一を目指す中国。いま、国を挙げて取り組んでいるのが、AIなどの先端技術を駆使する「自動運転」や、インターネットに続く革命的な技術「ブロックチ
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激しい対立が続くアメリカと中国の貿易摩擦。トランプ政権が、制裁関税を次々とかけてきた背景には、「中国がハイテク技術の覇権を握ろうとしている」という危機感があった。 習近平国家主席のもと「中国製造2025」を掲げ、ハイテク分野での世界一を目指す中国。いま、国を挙げて取り組んでいるのが、AIなどの先端技術を駆使する「自動運転」や、インターネットに続く革命的な技術「ブロックチェーン」だ。開発の最前線では、アメリカのIT企業などで技術を学んで帰国した「海亀」と呼ばれる若者たちが急増し、成長を支えている実態があった。対するアメリカは、中国からの投資やM&Aを規制する動きをみせ、水面下で激しい攻防が繰り広げられている。大国間の攻防の狭間で、日本はどう生き残りをかけるのか?世界の行方を左右する米中の攻防、その最前線を追う。
平成の音楽シーンを形作ったふたりの大ヒットメーカーが、平成の終わりと共に引退した。「日本でもっとも売った男」音楽プロデューサー小室哲哉59歳と「平成の歌姫」安室奈美恵40歳。ふたりの半生は、世界中で急激にデジタル化が進み、ヒットソングの作られ方、発信方法が大きく変わった時代だった。今回、安室は、引退前にNHKの長時間インタビューに応じた。小室と出会い、トップアーティスト
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平成の音楽シーンを形作ったふたりの大ヒットメーカーが、平成の終わりと共に引退した。「日本でもっとも売った男」音楽プロデューサー小室哲哉59歳と「平成の歌姫」安室奈美恵40歳。ふたりの半生は、世界中で急激にデジタル化が進み、ヒットソングの作られ方、発信方法が大きく変わった時代だった。今回、安室は、引退前にNHKの長時間インタビューに応じた。小室と出会い、トップアーティストに駆け上がった無我夢中の日々。その後、別々の道を歩み、セルフプロデュースを始めてからの葛藤と挫折。そして自分にとって一番大切なことに気付き「平成の歌姫」となるまでの新たな挑戦。番組では、音楽とダンスを心から愛したふたりのアーティストが、平成という技術革新が続き、価値観が激しく揺れ動いている時代の中で、何を生み出し、何を大切に生きようとしたのかを描く。
神奈川県立こども医療センターには、医療現場に常駐するセラピー犬、ベイリーがいる。長期入院で気分が沈みがちな子どもに寄り添い心をいやしたり、手術室に行くのを嫌がる子どもに付き添ったり。ベイリーが関わった患者は9年間で実に3000人以上。ベイリーに始まった医療現場へのセラピー犬の本格的な導入は、今、全国の医療機関へと広がりを見せている。リハビリの現場にセラピー犬が参加すると
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神奈川県立こども医療センターには、医療現場に常駐するセラピー犬、ベイリーがいる。長期入院で気分が沈みがちな子どもに寄り添い心をいやしたり、手術室に行くのを嫌がる子どもに付き添ったり。ベイリーが関わった患者は9年間で実に3000人以上。ベイリーに始まった医療現場へのセラピー犬の本格的な導入は、今、全国の医療機関へと広がりを見せている。リハビリの現場にセラピー犬が参加すると、患者の回復が早まったり、自閉症児のコミュニケーション能力が向上したりするケースがあることが注目されている。今回、番組では、重い病と決別するため、大手術を受ける少女、ゆいちゃん(10歳)とセラピー犬ベイリーが、心を通わせながら様々な苦難を乗り越えていく日々を追う。さらに、最新科学は『なぜ犬が人間の心を癒やすのか?』その理由を解き明かしつつある。人と犬の間には、種が違うにもかかわらず『互いに愛情を感じ、心を癒やし合う仕組み』が確かに存在することが分かってきたのだ。それは、人と犬が共に歩んだ3万年の“共進化”が生みだした奇跡の絆だった。犬好きの方!必見です。
去年行われた韓国と北朝鮮の首脳会談で、ようやく「終結」に向けて動き出した朝鮮戦争。
1953年に休戦協定が結ばれたが平和条約の締結には至らず、依然として“戦争状態”が続いている。当時、アメリカ・ソ連・中国といった大国の思惑が複雑に絡み合って始まった戦争は、なぜ長期化し、いまだに終結できずにいるのか。NHKは、その謎を解く手がかりとなる秘密文書を独自に入手した。スターリ
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去年行われた韓国と北朝鮮の首脳会談で、ようやく「終結」に向けて動き出した朝鮮戦争。
1953年に休戦協定が結ばれたが平和条約の締結には至らず、依然として“戦争状態”が続いている。当時、アメリカ・ソ連・中国といった大国の思惑が複雑に絡み合って始まった戦争は、なぜ長期化し、いまだに終結できずにいるのか。NHKは、その謎を解く手がかりとなる秘密文書を独自に入手した。スターリン、毛沢東、キム・イルソンの間で交わされていた電報や直筆の手紙、そして極秘会談の記録だ。見えてきたのは、スターリンが北朝鮮に韓国への侵攻を決断させ、中国を巻き込んで戦争を泥沼化させていった、指導者たちの間のしたたかな“駆け引き”だった。
さらに今回、アメリカ側からも、朝鮮戦争の未公開映像や機密文書を入手。300万人もの死者を出した凄惨な戦いの現実と、アメリカを主体とする国連軍の後方支援に、日本の船舶も駆り出されていた事実が浮かび上がってきた。朝鮮半島を南北に分断し、冷戦崩壊後も各国の“相互不信”が渦巻き、不安定な状況が続く北東アジア情勢。「終戦宣言」をめぐり米朝の駆け引きが続く今、朝鮮戦争の知られざる歴史を紐解く。
東京の大変貌を記録するシリーズ「東京リボーン」。第2回は、拡大を続ける東京の地下世界を描く。
東京の地下の集積度は世界一と言われる。13の地下鉄路線が複雑に交差し、電気・ガス・水道・通信などの地下トンネルすべてをつなぎ合わせると、その長さは実に地球3周分になる。狭い東京にとって、地下は唯一のフロンティアである。その東京の地下世界が2020年に向け、さらに膨張をしている
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東京の大変貌を記録するシリーズ「東京リボーン」。第2回は、拡大を続ける東京の地下世界を描く。
東京の地下の集積度は世界一と言われる。13の地下鉄路線が複雑に交差し、電気・ガス・水道・通信などの地下トンネルすべてをつなぎ合わせると、その長さは実に地球3周分になる。狭い東京にとって、地下は唯一のフロンティアである。その東京の地下世界が2020年に向け、さらに膨張をしている。
なかでも東京駅周辺は、ビルとビルが、駅と駅とが、網の目のようにつながり、迷宮化している、NHKでは、誰も全貌をつかんでいない巨大地下空間を、国やJR、東京メトロなどのデータを元に立体的に視覚化した。そこから浮かび上がるのは、効率を極め、災害に耐えうる街を目指す東京の進化である。
東京メトロ銀座線改修工事、日比谷線虎ノ門ヒルズ新駅の建設工事に密着し、既存施設の迷宮の隙間を縫い、東京特有の地下水と軟弱地盤など様々な困難に直面しながら、人知れず進む東京の地下大改造の全貌を描く。
シリーズ「平成史スクープドキュメント」第5回は、2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏への独占取材から、科学技術立国ニッポンの苦闘を描く。民間企業の一エンジニアのノーベル賞受賞に社会は沸き、田中氏は一躍、時代の寵児となった。しかし、ノーベル賞につながった発見は「単なる偶然なのではないか」という周囲の声に葛藤を続けてきた田中氏は、受賞以降、メディアの取材を遠ざけて
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シリーズ「平成史スクープドキュメント」第5回は、2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏への独占取材から、科学技術立国ニッポンの苦闘を描く。民間企業の一エンジニアのノーベル賞受賞に社会は沸き、田中氏は一躍、時代の寵児となった。しかし、ノーベル賞につながった発見は「単なる偶然なのではないか」という周囲の声に葛藤を続けてきた田中氏は、受賞以降、メディアの取材を遠ざけてきた。その田中氏が再び表舞台に登場したのは2018年2月。アルツハイマー病を発症すると脳に溜まるタンパク質を検出することに成功。「一滴の血液から発症20年前に早期発見できる」と科学誌・ネイチャーに掲載され、世界的な注目を集めたのだ。この成果が生み出されるまでには、田中氏の10年以上にわたる知られざる苦悩があった。「論文数の減少」「研究投資の停滞」「補助金の削減」など科学技術立国の凋落が指摘される中、日本は次の時代、どのように再生していくべきなのか、“ノーベル賞会社員”の歩みから見つめていく。インタビュアー/リポーターは、平成5年から28年まで「クローズアップ現代」のキャスターを務めた国谷裕子氏。
「人生の最期をわが家で」は、多くの人の願いだ。国も医療費抑制などのため在宅医療を推奨し、増えていく見込みの自宅での死。しかし、現実には介護する家族の高齢化や疲弊、貧困などさまざまな問題が立ちはだかる。そんな現場に身をおく80歳の老医師がいる。埼玉県新座市の堀ノ内病院の小堀鷗一郎さんだ。森鷗外の孫で、かつては東大病院の外科医として活躍した老医師が、最後にたどり着いたのが“
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「人生の最期をわが家で」は、多くの人の願いだ。国も医療費抑制などのため在宅医療を推奨し、増えていく見込みの自宅での死。しかし、現実には介護する家族の高齢化や疲弊、貧困などさまざまな問題が立ちはだかる。そんな現場に身をおく80歳の老医師がいる。埼玉県新座市の堀ノ内病院の小堀鷗一郎さんだ。森鷗外の孫で、かつては東大病院の外科医として活躍した老医師が、最後にたどり着いたのが“死に際の医療”を地域で行う在宅医だった。死の床にある患者と同世代、いわば“老老医療”である。患者にかける言葉は友人同士のようであり、時にハッとするほど厳しく、時に深く共感しつつ、等身大で向き合う。その人らしい最期の時間を患者や家族たちと話し合いながら作っていく。番組では小堀医師の在宅医療に密着。そこには「わが家での大往生」を妨げるさまざまな困難と、それを乗り越えようと奮闘する家族たちの姿があった。
東日本大震災は、膨大な津波の映像が克明に記録された、初めての大災害だった。陸地に到達した当初は透明だった津波が、そのわずか5分後には真っ黒な色に変わっていた。 “黒い波”はどのように生まれたのか?震災から8年、最新の研究で、その正体が次第に明らかになってきた。巨大津波が入り組んだ湾に進入すると、湾の狭くなった場所に津波の勢いが集中し、海底の土砂を深くまでえぐりとる。宮城
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東日本大震災は、膨大な津波の映像が克明に記録された、初めての大災害だった。陸地に到達した当初は透明だった津波が、そのわずか5分後には真っ黒な色に変わっていた。 “黒い波”はどのように生まれたのか?震災から8年、最新の研究で、その正体が次第に明らかになってきた。巨大津波が入り組んだ湾に進入すると、湾の狭くなった場所に津波の勢いが集中し、海底の土砂を深くまでえぐりとる。宮城県気仙沼市では、津波が海底を7mもえぐり、大量の土砂を巻き上げ黒い波となっていたことがわかってきた。
当時のまま保管されている黒い海水を専門家が分析したところ、純粋な海水のみだった場合に比べ、黒くなったことで津波は強い破壊力を持ち、人々の命を奪っていった実態が明らかになった。黒い波は、より多くの建物を破壊し、がれきを巻き込み、このがれきがさらなる大量破壊の連鎖をもたらしていた。また、亡くなった人たちの「死因」について、これまでは9割が溺死とされてきたが、法医学者などは、土砂による窒息やがれきによる圧迫死など、複合的な原因もあったのではないかとみて、再調査を進めている。
多くの人たちが異口同音に“黒い”と言い表してきた、巨大津波の真の姿。最新の解析や調査結果を当時の映像や証言と照らし合わせ、黒い波の脅威を初めて明らかにする。
津波で死んだ家族の保険金もつぎ込んで会社を再建した。だからつぶす訳にいかない。
復興支援策で借りた億単位の借金。まもなく返済猶予が切れる。でも経営はなかなか上向かない…。今、崖っぷちに立たされている被災地沿岸の社長たち。
岩手県釜石の浜辺にある旅館「宝来館」の女将、岩崎昭子さん(62)もそんな一人だ。自身も津波をかぶり九死に一生を得た。かろうじて残った建物で、国から
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津波で死んだ家族の保険金もつぎ込んで会社を再建した。だからつぶす訳にいかない。
復興支援策で借りた億単位の借金。まもなく返済猶予が切れる。でも経営はなかなか上向かない…。今、崖っぷちに立たされている被災地沿岸の社長たち。
岩手県釜石の浜辺にある旅館「宝来館」の女将、岩崎昭子さん(62)もそんな一人だ。自身も津波をかぶり九死に一生を得た。かろうじて残った建物で、国から3億円の補助金を借り再建を果たした。震災直後は復興支援で訪れるボランティア客でなんとか旅館を軌道に乗せたが8年たった今、客足が遠のき始めている。さらに猶予されていた補助金の返済が始まろうとしている。正念場の冬場をどう乗り切るのか。方針をめぐり従業員から反発を受けても、女将は地域の宿にこだわる。
他にも、不漁のため仕入れる魚の値段が10倍も跳ね上がり作れば作るほど赤字に陥る水産加工会社の打開策を追う。震災から時が経つほど復興需要に依存していられない被災地の現実が横たわる。苦闘しながら活路を求めてもがく社長たちの奮闘記。
震災から8年。被災地ではほぼ全ての災害公営住宅が完成するなど「終の住みか」の確保は順調に見える。しかし、そこには時が経ったからこその課題が重く横たわる。
度重なる転居で人々の繋がりが分断され、コミュニティーを保てない集落が続出。支援の打ち切りも相次ぎ、高齢者の孤立化や孤独死の問題などが顕在化している。
さらに、震災直後から壊れたままの家に住み続け、今も厳しい暮らしを
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震災から8年。被災地ではほぼ全ての災害公営住宅が完成するなど「終の住みか」の確保は順調に見える。しかし、そこには時が経ったからこその課題が重く横たわる。
度重なる転居で人々の繋がりが分断され、コミュニティーを保てない集落が続出。支援の打ち切りも相次ぎ、高齢者の孤立化や孤独死の問題などが顕在化している。
さらに、震災直後から壊れたままの家に住み続け、今も厳しい暮らしを強いられている「在宅被災者」が多くいる実態も明らかに。“住まいがある”として支援制度の枠組みから外されているのだ。
一方、避難者の帰還政策が進む福島。待ちわびた「終の住みか」に戻れたものの、故郷の姿が変わり果てたことを目の当たりにして、ふるさとの「第二の喪失」とも呼ばれる大きなダメージをこころに受けている。
「終の住みか」の扉の向こう側で、人知れず困難に直面する被災者の驚くべき実態と支援の最前線をルポ。いま求められる復興のあり方を探る。
今年1月、岩手県・三陸沿岸の山田町でタイムカプセルが掘り起こされた。8年前、東日本大震災の直後に埋められたものだ。当時、大沢小学校を卒業したばかりの6年生29人全員が「二十歳の自分へ」と題して手紙を書き、カプセルに入れた。今年二十歳となり成人式を迎えた彼らは、今の自分に宛てた手紙と再会した。
被災によって、彼らは多感な10代を厳しい環境の中で生きてきた。復興に向けて頑
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今年1月、岩手県・三陸沿岸の山田町でタイムカプセルが掘り起こされた。8年前、東日本大震災の直後に埋められたものだ。当時、大沢小学校を卒業したばかりの6年生29人全員が「二十歳の自分へ」と題して手紙を書き、カプセルに入れた。今年二十歳となり成人式を迎えた彼らは、今の自分に宛てた手紙と再会した。
被災によって、彼らは多感な10代を厳しい環境の中で生きてきた。復興に向けて頑張ると誓い潜水士となって防潮堤など復興工事に携わる人。故郷を離れたものの、今も震災の記憶にさいなまれる人。身近な人の死に向き合えずにいる人。
あれから8年。二十歳という人生の選択の時を迎えた彼らは、震災直後の自身からのメッセージをどう受け止め、どのように次の一歩を踏み出すのか?二十歳の若者たちの旅立ちの時に密着する。
メルトダウンした3つの原子炉を「廃炉」にする、世界でも前例のない取り組みを記録し続けるシリーズ「廃炉への道」。事故から8年の今年、廃炉最大の”壁”である「核燃料デブリ」に、“初めて直接触れる”調査が行われる。
番組では、調査を担う東京電力や技術者たちを徹底取材。デブリの重さや放射線量の分布などから、「デブリの正体は何か?」「何が取り出しの壁になっているのか?」という最
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メルトダウンした3つの原子炉を「廃炉」にする、世界でも前例のない取り組みを記録し続けるシリーズ「廃炉への道」。事故から8年の今年、廃炉最大の”壁”である「核燃料デブリ」に、“初めて直接触れる”調査が行われる。
番組では、調査を担う東京電力や技術者たちを徹底取材。デブリの重さや放射線量の分布などから、「デブリの正体は何か?」「何が取り出しの壁になっているのか?」という最大の課題に迫っていく。
さらに、福島第一原発で進む廃炉作業の最前線である「使用済み燃料」の取り出しに向けた作業にも密着する。人が立ち入れない強い放射線のエリアで、ロボットを駆使した調査が続く一方、住民の帰還が進む地元では、原発事故を想定した避難訓練を続けながら、廃炉作業の進捗を見守っている。安全を守りながら、「30年~40年で完了する」という廃炉の目標を成し遂げることはできるのか。人類がこれまで経験したことのない、困難な闘いの現場をルポするとともに、「廃炉8年目の全貌」をみつめる。
櫻井 翔 が宇宙へ ナビゲート!
あの伝説の探査機“はやぶさ”が、新たな宇宙大冒険に挑む。
未踏の小惑星リュウグウに、「はやぶさ2」が2/22に初着陸するのだ。今回も着陸への道のりは、困難を極めたものだった。目指す星に到着してみると、10m超の巨石が表面を覆いつくしていた。それでも僅かな平地を見出して、降下リハーサルに挑む。
だが高度計が降下途中で働かなくなり、はやぶさ2は緊急離脱。責任者の津田プロジェクト・マネージャーは「リュウグウが牙をむいてきた」と語り、着陸ミッションは延期を余儀なくされた。そして新たな作戦を立て、初のリュウグウへの着陸に挑む。
NHKはこの宇宙大冒険を、JAXAと共同開発した『SHVはやぶさ2可視化システム』によって完全・映像化。はやぶさ2から伝送されてくる本物の飛行データをCG化し、現実のままに着陸の一部始終を目撃する。
探査機は、漆黒の宇宙空間を降下。眼下に十数mの岩が次々と現れる。巨石を避け降下を続けると・・・差し渡し6mほどの平坦地が姿を現す。着陸地点だ。果たしてはやぶさ2の挑戦は成功するのか? そして、この宇宙大冒険の先には何が待っているのか?
<あらすじ>
舞台は2019年の東海地方。一人暮らしの光代(桃井かおり)に、娘をかたる女から詐欺の電話がかかってきた。以前もだまされた経験のある光代は、警察のオトリ捜査に協力。現れた14歳の「受け子」、和人(渡邉蒼)の逮捕に貢献する。
和人を送り込んだのは、「かけ子」の大輔(中村
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<あらすじ>
舞台は2019年の東海地方。一人暮らしの光代(桃井かおり)に、娘をかたる女から詐欺の電話がかかってきた。以前もだまされた経験のある光代は、警察のオトリ捜査に協力。現れた14歳の「受け子」、和人(渡邉蒼)の逮捕に貢献する。
和人を送り込んだのは、「かけ子」の大輔(中村 蒼)と「見張り」の遠山(長村航希)。幼馴染の2人は、詐欺を「老人の『死に金』を社会に還元する義挙」と信じ、和人や玲奈(髙橋ひかる)をはじめとする、未成年の「受け子」を被害者の元へ送り込み、荒稼ぎを繰り返していた。
和人の取調べが進み、遠山も逮捕される。様子を窺うため、裁判所へ傍聴しに行く大輔。するとそこに証人として光代が現れた。大輔は光代の証言を聞くうちに、金銭だけでなく、家族間の絆や生命まで奪われて行く被害者の実態を知る…。
【作】高田亮
【音楽】勝井祐二 mouse on the keys
【出演】中村蒼 長村航希 髙橋ひかる 渡邉蒼 濱津隆之 坂井真紀 イッセー尾形 桃井かおり ほか
肝臓に中性脂肪が蓄積して起こる脂肪肝。これまでは医師の間ですら「たかが脂肪肝。大酒飲みだけの問題で、原因となるお酒を控えれば大丈夫」と甘く見られてきた。しかし近年、その常識が覆されつつある。
アルコールを原因としない「非アルコール性脂肪肝」が急増し、人間ドック受診者の1/3に脂肪肝の疑いがあることが判明。さらに肝臓の病気だけでなく、大腸がん、胃がんといった他臓器のがん
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肝臓に中性脂肪が蓄積して起こる脂肪肝。これまでは医師の間ですら「たかが脂肪肝。大酒飲みだけの問題で、原因となるお酒を控えれば大丈夫」と甘く見られてきた。しかし近年、その常識が覆されつつある。
アルコールを原因としない「非アルコール性脂肪肝」が急増し、人間ドック受診者の1/3に脂肪肝の疑いがあることが判明。さらに肝臓の病気だけでなく、大腸がん、胃がんといった他臓器のがんや心筋梗塞、脳卒中など、全身の病気との関連も明らかになってきた。
脂肪肝がやっかいなのは自覚症状がなく治療薬もまだないこと。唯一できるのは、少しでも早く自らの『隠れ脂肪肝』に気づき、取り返しがつかなくなる前に対策することだ。
番組では治療や研究の現場を徹底取材。気づかぬうちに脂肪肝が肝臓がんや全身の病に進行する怖さ・メカニズムなど、最新情報を紹介する。また、診断が難しい「非アルコール性」のセルフチェックや、「アルコール性」を含めた脂肪肝改善術もしっかりお伝えする。
3月21日、東京ドームでのMLB開幕シリーズを最後に、現役引退を決めたイチロー。その決断までの半年間、NHKだけに独占密着取材を許した。取材の中で見えてきたのは、大胆にバッティングフォームを改造するなど、最後まで挑戦を続ける求道者としての姿だった。前人未踏の10年連続200本安打やメジャー通算3000本安打など、数々の偉業を成し遂げてきたイチローだが、その実績以上に、常
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3月21日、東京ドームでのMLB開幕シリーズを最後に、現役引退を決めたイチロー。その決断までの半年間、NHKだけに独占密着取材を許した。取材の中で見えてきたのは、大胆にバッティングフォームを改造するなど、最後まで挑戦を続ける求道者としての姿だった。前人未踏の10年連続200本安打やメジャー通算3000本安打など、数々の偉業を成し遂げてきたイチローだが、その実績以上に、常に理想を追求し、努力を積み上げていく“生き様”に、多くの人々は共感してきた。今回カメラは、神戸の自主トレ、アリゾナキャンプ、東京での開幕戦まで密着。そしてシアトルの自宅で、イチローは胸に秘めた覚悟を語った。稀代のアスリートの最後の挑戦の日々を描く。
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