家事代行サービスのパートで働く1児の母・亜紀(北乃きい)は、夫・達也(平岡祐太)がリストラにあい、当面の生活費とはじめての家族3人の旅行の費用を工面すべく仕事に励んでいた。すると会社から正社員にならないかとオファーを受け、張り切る亜紀は仕事のために息子・リク(土屋陽翔)のお迎えを求職中の夫・達也に頼む。しかし、達也は亜紀からの連絡を見逃して、リクを保育園に迎えに行ってい
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家事代行サービスのパートで働く1児の母・亜紀(北乃きい)は、夫・達也(平岡祐太)がリストラにあい、当面の生活費とはじめての家族3人の旅行の費用を工面すべく仕事に励んでいた。すると会社から正社員にならないかとオファーを受け、張り切る亜紀は仕事のために息子・リク(土屋陽翔)のお迎えを求職中の夫・達也に頼む。しかし、達也は亜紀からの連絡を見逃して、リクを保育園に迎えに行っていなかった。そのことに怒る亜紀に対し、達也は“母親が子どもを放置するのは虐待”と言い、逆に高圧的に責め立てる。急いでリクを迎えに行った帰り道、落ち込んで泣きそうになる亜紀。しかし、そこに偶然、家事代行サービスの常連利用者・桜小路(柊太朗)が現れ、元気づけられる。
その夜、達也から謝罪を受け、さらに正社員になることも認めてもらったことで亜紀がようやく落ち着きを取り戻した矢先、達也の姉・田悦子(緒月遠麻)が突如、自宅に襲来する。亜紀には一切の断りもなく突然やってきて家に泊まるという田悦子に当然のように酒のつまみを作らされ、モヤモヤが募る亜紀。さらに田悦子と達也の会話から亜紀は、リクと達也と3人で行くつもりでいた家族旅行が実は、達也の家族が同伴し、更には旅行代も全額達也が負担する予定だと知り、言葉を失う。長年、何もしない達也とその家族にこき使われ続け、ストレスが限界に達していた亜紀にとって、まさに地獄の計画だった。
そんな中、正式に正社員として働きはじめた亜紀は、しばらくの間、家事と育児のフォローをするよう、求職中の達也に頼む。亜紀は、思うように話に乗る単純な達也を見て、このままやっていけると自信をつける。だが、仕事から帰った矢先、とんでもない光景を目にしてしまい—。