神奈川県伊勢原市のY家。関東百名山の一つ、大山のふもとの町にあるこの家は、もともと亡くなった両親が一階で靴屋を営んでいた築40年の鉄骨造二階建て。今は、一階をテナントとして貸し出し、その二階に長男と親子二人で暮らしている。問題は二階の半分以上のスペースが、全く無駄になっていること。そのため依頼者と長男は窮屈で不便な暮らしを強いられている。14年前に離婚した依頼者は親子二
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神奈川県伊勢原市のY家。関東百名山の一つ、大山のふもとの町にあるこの家は、もともと亡くなった両親が一階で靴屋を営んでいた築40年の鉄骨造二階建て。今は、一階をテナントとして貸し出し、その二階に長男と親子二人で暮らしている。問題は二階の半分以上のスペースが、全く無駄になっていること。そのため依頼者と長男は窮屈で不便な暮らしを強いられている。14年前に離婚した依頼者は親子二人で実家に戻り、両親と二世帯同居。当初、両親に配慮し、依頼者は表通りから階段を上がる部屋で生活を始めた。その部屋は元々スナックの店舗として使用しており、それを住居用に改装して生活している。しかし、元スナックの厨房は家庭用としては狭く、すぐ裏に、強引にユニットバスを新設したものの、脱衣所は作れずじまい。階段の正面にはトイレがあり、急に扉が開いてぶつかりそうになることも。さらに増設したお風呂の配管や、土間に床を敷いた影響で、いたるところに段差が発生。母が亡くなって三年、ようやく気持ちの整理が付き、今回、ずっと先送りしてきた実家のリフォームを決意した。
そんなY家の切なる願いを受けたリフォームの匠は、果たしてどのようにリフォームするのか?