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Season 2023
塙山キャバレー「その後」の物語…火事で店を失った“のぼるちゃん”がアパートで孤独死…20年ぶりに娘と再会したママも大切なパートナーを亡くし悲しみの中にいた…
塙山キャバレー「その後」の物語…火事で店を失った“のぼるちゃん”がアパートで孤独死…20年ぶりに娘と再会したママも大切なパートナーを亡くし悲しみの中にいた…
夜ごと人間ドラマが紡がれる塙山キャバレー…20年ぶりママの結婚…最年長ママは病を乗り越え店に立つ…無口なママが番組スタッフに突然のお願い…意外な元夫婦の愛の形
夜ごと人間ドラマが紡がれる塙山キャバレー…20年ぶりママの結婚…最年長ママは病を乗り越え店に立つ…無口なママが番組スタッフに突然のお願い…意外な元夫婦の愛の形
ストリップ劇場で、涙を流しながら踊り子をみつめる女性たちがいる。
彼女たちの視線の先にいるのは、日本で最高齢のストリッパー・星愛美さん(56歳)。
愛美さんを見つめる女性たちの瞳からは、涙があふれて止まらない。彼女たちは愛美さんの踊りに何を見ているのだろうか…
愛美さんを全国各地に追い掛ける「星組」と呼ばれる熱心なファンたち。彼女を応援することがきっかけと
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ストリップ劇場で、涙を流しながら踊り子をみつめる女性たちがいる。
彼女たちの視線の先にいるのは、日本で最高齢のストリッパー・星愛美さん(56歳)。
愛美さんを見つめる女性たちの瞳からは、涙があふれて止まらない。彼女たちは愛美さんの踊りに何を見ているのだろうか…
愛美さんを全国各地に追い掛ける「星組」と呼ばれる熱心なファンたち。彼女を応援することがきっかけとなり、互いを支え合う“ファミリー”のように、強い絆で結ばれている。
そんな「星組」の中心メンバー、元警察官のスーさんは10年前に退職後、ふらりと入った劇場で、愛美さんと出会った。全身全霊で舞台に立つ愛美さんの姿にすっかり心を奪われたスーさんは、以来、全国各地へ愛美さんの応援に駆けつけるようになる。そんなスーさんをがんが襲ったのは2018年。生きている限り、愛美さんの舞台を見続けると決意し、余命宣告を受けてからも、全身の痛みに耐えて、全国を巡っている…
一方、愛美さんも年々、踊ることが体力的に厳しくなっている。がんにより子宮を全摘出をした体は、リンパの流れが滞り、体中に痛みが絶えない。そして股関節も悲鳴を上げている。それでもスーさんが劇場に足を運んでくれる限りは、踊り続ける愛美さんだが…
そんな中、スーさんとの連絡が途絶えてしまう。スーさんの身に一体何が起きたのか…
2022年秋、デビュー33周年イベントの準備を進めていた日本で最高齢のストリッパー、星愛美さん(56歳)のもとに、悲しい知らせが届いた…
愛美さんを応援するために、全国の劇場に駆けつけるファン「星組」の名物メンバーである、元警察官のスーさんが、長い闘病生活の末にこの世を去ったというのだ。
がんと診断され余命宣告を受けながらも、痛みに耐え、各地へ応援に駆けつけてく
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2022年秋、デビュー33周年イベントの準備を進めていた日本で最高齢のストリッパー、星愛美さん(56歳)のもとに、悲しい知らせが届いた…
愛美さんを応援するために、全国の劇場に駆けつけるファン「星組」の名物メンバーである、元警察官のスーさんが、長い闘病生活の末にこの世を去ったというのだ。
がんと診断され余命宣告を受けながらも、痛みに耐え、各地へ応援に駆けつけてくれていたスーさんは音信不通となっていた。「生きている限りは愛美さんの舞台を見続けたい」そんなスーさんの思いに応えようと、愛美さんも必死に踊り続けてきた。だからこそ、「33周年イベントは絶対にスーさんに見にきてほしい」そう思っていた愛美さん。さらに「星組」のリーダー格・ひこにゃんさんも難病を患い、長期入院をすることに…
踊ることが体力的に厳しくなり、体中の痛みと闘いながら、全身全霊をかけて踊る姿を応援することがきっかけとなり、“ファミリー”のように強い絆で結ばれている「星組」やスーさんの存在は、愛美さんの支えとなっていた。
「星組」中心メンバーたちの支えを失い、踊り続ける気力も体力も消え失せ、ついに「引退」をも意識し始めた愛美さん。デビュー33周年を迎えた最高齢のストリッパーは、どんな決断を下すのか…
東京の下町にある「起業家シェアハウス」…新しいホテル予約サービスのアイデアで起業を目指す21歳のポンタ…「人生を変える」と意気込むポンタのビッグな夢の行方は…
東京の下町にある「起業家シェアハウス」…新しいホテル予約サービスのアイデアで起業を目指す21歳のポンタ…「人生を変える」と意気込むポンタのビッグな夢の行方は…
赤いランドセルで新宿の小学校へ通う少女…戦火のウクライナから日本へたどりついた家族…都営住宅で暮らし始めた3人の親子…帰りたいけれど帰れない…母の涙の行方は…
赤いランドセルで新宿の小学校へ通う少女…戦火のウクライナから日本へたどりついた家族…都営住宅で暮らし始めた3人の親子…帰りたいけれど帰れない…母の涙の行方は…
泣き叫ぶ息子を残して母は一人日本を発った…ロシアによる攻撃が激化する故国・ウクライナへ…故郷で病に倒れた母…帰りを待つ2人の子どもと家族の東京生活
泣き叫ぶ息子を残して母は一人日本を発った…ロシアによる攻撃が激化する故国・ウクライナへ…故郷で病に倒れた母…帰りを待つ2人の子どもと家族の東京生活
新宿二丁目で53年続く深夜食堂を営むのは77歳の名物ママと料理を作る77歳の夫…午前0時オープンの店に訪れるワケあり人生を背負った人々の人生模様を見つめた…
新宿二丁目で53年続く深夜食堂を営むのは77歳の名物ママと料理を作る77歳の夫…午前0時オープンの店に訪れるワケあり人生を背負った人々の人生模様を見つめた…
「あと1年で店を辞めようかと思う」…新宿二丁目で53年続く深夜食堂を営むのは77歳の名物夫婦。この街の人々の心を癒やしてきた夫婦が考え始めた“引き際”の行方…
「あと1年で店を辞めようかと思う」…新宿二丁目で53年続く深夜食堂を営むのは77歳の名物夫婦。この街の人々の心を癒やしてきた夫婦が考え始めた“引き際”の行方…
東京・浅草の人気洋食店で一流の料理人を目指し上京した3人の若者たち…あれから1年…仕事も任されるようになった2年目に待ち受けていた夢の迷い道…揺れ動く心
東京・浅草の人気洋食店で一流の料理人を目指し上京した3人の若者たち…あれから1年…仕事も任されるようになった2年目に待ち受けていた夢の迷い道…揺れ動く心
上京2年目…同期の1人が店を去ったことで残された者たちの心は大きく揺れ始める…厳しい料理の世界でそれぞれの夢に向かい修業する若者たち…「二十歳の決断」の行方は…
上京2年目…同期の1人が店を去ったことで残された者たちの心は大きく揺れ始める…厳しい料理の世界でそれぞれの夢に向かい修業する若者たち…「二十歳の決断」の行方は…
ケータイ・恋愛・酒・タバコは禁止の共同生活…男女問わず全員丸刈り…令和の時代に「丁稚奉公」で職人を目指す家具製作会社に飛び込んだ2人の涙と迷いの6年の記録
ケータイ・恋愛・酒・タバコは禁止の共同生活…男女問わず全員丸刈り…令和の時代に「丁稚奉公」で職人を目指す家具製作会社に飛び込んだ2人の涙と迷いの6年の記録
4年目の弟弟子が突然の退社…ついに「丁稚」は職人昇格を見送られている6年目の同期2人だけに…果たして「職人」になることはできるのか…夢追う若者2人の6年の物語
4年目の弟弟子が突然の退社…ついに「丁稚」は職人昇格を見送られている6年目の同期2人だけに…果たして「職人」になることはできるのか…夢追う若者2人の6年の物語
名門大学を卒業した女子大生が“就職”したのはスナックのママ…世代を超えたコミュニティーの場を作りたい…スナック経営者になった23歳の新米ママの奮闘を追った
名門大学を卒業した女子大生が“就職”したのはスナックのママ…世代を超えたコミュニティーの場を作りたい…スナック経営者になった23歳の新米ママの奮闘を追った
浅草で人力車に魅せられた女たち…かつての「歴代最長の研修生」は今や悩める研修生の指導役に…自らはアナウンサーになるという夢に破れ大学卒業後の進路に悩んでいた…
浅草で人力車に魅せられた女たち…かつての「歴代最長の研修生」は今や悩める研修生の指導役に…自らはアナウンサーになるという夢に破れ大学卒業後の進路に悩んでいた…
かつての“問題児”が後輩の指導役に…最大の悩みは大学卒業後の進路…就職活動もやめた彼女に「あなたに夢はないのか?」と問う母…人力車に魅せられた彼女の決断は…
かつての“問題児”が後輩の指導役に…最大の悩みは大学卒業後の進路…就職活動もやめた彼女に「あなたに夢はないのか?」と問う母…人力車に魅せられた彼女の決断は…
ある日突然体が動かなくなった男…人生を狂わせる原因不明の難病…妻と娘とは別居…介護してくれる年老いた両親の元を離れ1人暮らしを目指す男の酒と涙の日々の行方は…
ある日突然体が動かなくなった男…人生を狂わせる原因不明の難病…妻と娘とは別居…介護してくれる年老いた両親の元を離れ1人暮らしを目指す男の酒と涙の日々の行方は…
冬の夜…横浜駅前で目覚めた男は全ての記憶を失っていた…自分の顔も名前も分からない…俺は一体何者なのか…なぜ記憶を失ったのか…本当の自分を探す日々が始まった…
冬の夜…横浜駅前で目覚めた男は全ての記憶を失っていた…自分の顔も名前も分からない…俺は一体何者なのか…なぜ記憶を失ったのか…本当の自分を探す日々が始まった…
子供が欲しい…故郷で暮らしたい…台湾出身の妻の願いに思い悩む夫…国際結婚の夫婦に迫る決断の時…移住か離婚か…一人実家に帰省した夫が母に語った本当の思いとは…
子供が欲しい…故郷で暮らしたい…台湾出身の妻の願いに思い悩む夫…国際結婚の夫婦に迫る決断の時…移住か離婚か…一人実家に帰省した夫が母に語った本当の思いとは…
タクシードライバーを続けながら芸能界での成功を夢見る2人…女優になるため30歳を過ぎ上京して5年…彼女が流す涙の意味…声優になりたい彼の姿が職場から消えた理由…
タクシードライバーを続けながら芸能界での成功を夢見る2人…女優になるため30歳を過ぎ上京して5年…彼女が流す涙の意味…声優になりたい彼の姿が職場から消えた理由…
2023年5月9日、夫婦漫才コンビ、宮川大助・花子が4年ぶりに大阪・なんばグランド花月(NGK)のステージに帰ってきた。悲願でもあったセンターマイクを挟んで…
コンビ結成から44年目のベテラン漫才コンビ、宮川大助・花子は、デビュー直後から数々の賞レースをものにし、漫才師としての「地位」を確立。2017年には、紫綬褒章を受賞、「名誉」も手に入れた。おしどり夫婦として知ら
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2023年5月9日、夫婦漫才コンビ、宮川大助・花子が4年ぶりに大阪・なんばグランド花月(NGK)のステージに帰ってきた。悲願でもあったセンターマイクを挟んで…
コンビ結成から44年目のベテラン漫才コンビ、宮川大助・花子は、デビュー直後から数々の賞レースをものにし、漫才師としての「地位」を確立。2017年には、紫綬褒章を受賞、「名誉」も手に入れた。おしどり夫婦として知られ、「幸せ」も手にした2人がどん底に突き落とされたのは今から5年前のことだ。
2018年3月、医師から告げられたのは「余命半年」…宣告を受けたのは、妻・花子(当時63)だった。腰椎にできたがんは、すでに歩くことも困難なほど花子の体を蝕んでいた。周囲にがんを隠しての放射線治療…大助と花子のがんとの闘いが始まった。
病名は「症候性多発性骨髄腫」。血液のがんが全身に広がり、花子は立つどころか、下半身がマヒし、足を動かすことすらできなくなってしまう。それでも花子が過酷なリハビリにも耐えられるのは、大助と共に、またなんばグランド花月の「センターマイクの前に立ちたい」という願いからだった。
一進一退の闘病生活が続くなか、2022年10月。自宅で突然、呼吸困難に陥った花子。救急車で病院に運ばれるも、意識を失い心肺停止寸前の危機に…
たくさんの危機を乗り越え、ついにたどり着いた1450日ぶりのNGKの舞台。夫婦が起こした奇跡、5年の記録。
【語り】青葉市子
二十歳の若者たちが就職先に選んだのは「猿まわし」の会社…サルを世話し一緒に暮らしながら厳しい稽古の日々が続く…そして1人の新人が突然姿を消した…
二十歳の若者たちが就職先に選んだのは「猿まわし」の会社…サルを世話し一緒に暮らしながら厳しい稽古の日々が続く…そして1人の新人が突然姿を消した…
入社から8カ月…新人が会社から姿を消した…さらに興行中の新人の動画がSNSで“炎上”会社を大きく揺るがす事態に…芸と命と向き合う仕事を選んだ新入社員たちの1年
入社から8カ月…新人が会社から姿を消した…さらに興行中の新人の動画がSNSで“炎上”会社を大きく揺るがす事態に…芸と命と向き合う仕事を選んだ新入社員たちの1年
夜の街で輝きたいという彼女に私たちが出会ったのは、2年前の夏…
コロナ禍で苦境が続く「夜の街」を盛り上げるために開催された「ナイトクイーングランプリ」に出場しようとしていた、歌舞伎町のキャバクラで働くサキ(30)。取材を始めると、彼女から突然告げられた…「私、いま妊娠しているんです」。
サキは、夜の街で働く傍ら、昼間はカフェの経営者。2016年に念願だったカフェを新
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夜の街で輝きたいという彼女に私たちが出会ったのは、2年前の夏…
コロナ禍で苦境が続く「夜の街」を盛り上げるために開催された「ナイトクイーングランプリ」に出場しようとしていた、歌舞伎町のキャバクラで働くサキ(30)。取材を始めると、彼女から突然告げられた…「私、いま妊娠しているんです」。
サキは、夜の街で働く傍ら、昼間はカフェの経営者。2016年に念願だったカフェを新宿にオープンさせ、雑誌やテレビでも紹介される人気のお店に。しかし、コロナ禍で経営が急激に悪化…店を維持するために、夜は歌舞伎町のキャバクラで働き始めた。妊娠が分かったのは、その直後のこと。相手はひと月前に別れた男性で、周囲からも「産まない方がいい」と出産を反対されるのだが、サキにとって「妊娠」は特別なことだった。実は、23歳の時に子宮頸がんになり、医師から「妊娠は難しい」と言われていたのだ。「授かった命を絶対に産みたい」…サキは、ひとりで産むことを決めた。
徐々に大きくなっていくおなか。しかし、長引くコロナ禍でカフェの経営はどんどん悪化、つわりもひどく、仕事も思うようにできなくなり、経済的にも追い込まれていくサキ。「生まれてくる子どものためにも何とかして稼がなければ…」という思いで、サキは周囲も驚く意外な行動に出る…
自分の夢を追いながら、ひとりで子どもを産むことを選んだサキの決断の行方は…
【語り】川栄李奈
出産を3週後に控え、引っ越しに追われる彼女。ひとり、大きなおなかを抱えながら…
新宿でカフェを経営するサキ(31)は、コロナ禍で経営が悪化した店の運転資金を稼ぐため、昼はカフェ、夜は歌舞伎町のキャバクラで働いていた。そんな中、突然分かった妊娠。相手はひと月前に別れた男性で、周囲からも出産を反対されるのだが、サキにとって「妊娠」は特別なことだった。実は、23歳の時に子宮
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出産を3週後に控え、引っ越しに追われる彼女。ひとり、大きなおなかを抱えながら…
新宿でカフェを経営するサキ(31)は、コロナ禍で経営が悪化した店の運転資金を稼ぐため、昼はカフェ、夜は歌舞伎町のキャバクラで働いていた。そんな中、突然分かった妊娠。相手はひと月前に別れた男性で、周囲からも出産を反対されるのだが、サキにとって「妊娠」は特別なことだった。実は、23歳の時に子宮頸がんになり、医師から「妊娠は難しい」と言われていたのだ。「授かった命を絶対に産みたい」…サキは、ひとりで産むことを決めた。
安定期に入ったサキは、カフェを維持するため、生まれてくる赤ちゃんとの生活のため、夜の銀座で働き始める。しかし、カフェは問題が山積み…時短要請が解除され通常営業ができるようになったものの、アルバイトスタッフが定着せず、サキがシフトの穴を埋める日々。さらに1人暮らしの部屋は単身者用のため、赤ちゃんと生活はできない…生まれる前に、部屋を出ていかなければならず、時間も、お金もない中、大きなおなかを抱え、サキは、ひとり追い込まれていく。
予定日を1週間過ぎた頃、ようやく陣痛が始まり、入院することになったサキ。しかし、その4日後、サキからスタッフに送られてきたメッセージには、「新生児仮死」の文字が…
自分の夢を追いながら、ひとりで子どもを産むことを選んだサキの子育て生活が始まった。
大阪・西成の小さな公園で歌い続ける歌手の元へ全国から駆けつける人々…波瀾万丈の人生を背負った命の叫びに涙を流す人たち…なぜ彼女の歌声は人の心を引きつけるのか…
【語り】きゃりーぱみゅぱみゅ
大阪・西成の小さな公園で歌い続ける歌手の元へ全国から駆けつける人々…波瀾万丈の人生を背負った命の叫びに涙を流す人たち…なぜ彼女の歌声は人の心を引きつけるのか…
【語り】きゃりーぱみゅぱみゅ
大阪・西成にある通称・三角公園。この場所で響いていた歌姫の歌声が、ある日を境に聞こえなくなった…
2022年の冬。異色のジャズシンガー・坂田佳子(51)は、深い葛藤を抱えていた。「西成の歌姫」とSNSで話題となり、歌声を聴きにくる人々が詰めかける一方で、酒にのまれ暴れる坂田の姿や激しい発言を動画に収めようとする人たちとのトラブルが続いていた。歌い手としてではなく、
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大阪・西成にある通称・三角公園。この場所で響いていた歌姫の歌声が、ある日を境に聞こえなくなった…
2022年の冬。異色のジャズシンガー・坂田佳子(51)は、深い葛藤を抱えていた。「西成の歌姫」とSNSで話題となり、歌声を聴きにくる人々が詰めかける一方で、酒にのまれ暴れる坂田の姿や激しい発言を動画に収めようとする人たちとのトラブルが続いていた。歌い手としてではなく、「見せ物」になってしまっている現実…
かつては、ライブハウスに引っ張りだこだった彼女だが、その自由奔放な言動や、アルコール依存症による問題行動で、数々の店を出入り禁止に。その末にたどり着いたのが、自分を受け入れてくれた三角公園だった。それなのに…ついに坂田は、三角公園でのライブをやめる決断をする。
そんな坂田佳子の歌に「救われた」と涙ながらに語る人々がいる。いつか失明する難病を抱えながらも一人で居酒屋を経営する女性。末期がんを宣告され、一時は自ら命を絶つことも考えたという女性…
そんな人々の思いに応えようとガード下の店先でライブを再開する坂田。人々の思いに応えるためにも、以前の自分を取り戻そうともがくのだが、その重圧からなのか再び、酒をあおり、まともに歌えなくなる日も…周囲が心配する中、かつて、坂田が出演していた大阪の老舗バーで歌うことを許される。波瀾万丈の魂のシンガーは再び、あのステージへ帰ることができるのか…
新婚にも関わらず、まだ、ひとつ屋根の下に暮らすことのできない夫婦。離ればなれの生活の中で2人は今、同じ夢を追い掛けている…
来月、東京で開催されるW杯バレー2023で、パリオリンピックへの切符を争い戦うバレーボール日本代表チームで、共にチームを支える西田有志(23)と古賀紗理那(27)。2022年12月に結婚をしたばかりだが、互いの所属チームの関係で「別居婚」状態
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新婚にも関わらず、まだ、ひとつ屋根の下に暮らすことのできない夫婦。離ればなれの生活の中で2人は今、同じ夢を追い掛けている…
来月、東京で開催されるW杯バレー2023で、パリオリンピックへの切符を争い戦うバレーボール日本代表チームで、共にチームを支える西田有志(23)と古賀紗理那(27)。2022年12月に結婚をしたばかりだが、互いの所属チームの関係で「別居婚」状態が続いている。夢であるパリ五輪出場を懸けた戦いも始まり、夫婦が一緒に過ごせるのはわずかな時間だけ。「1時間だけでも会えるなら…」と、忙しいスケジュールの合間を縫って、夫婦の時間を作ってきた。
日の丸を背負い世界で戦う2人は、夫婦揃って「大の負けず嫌い」。2人で一緒にいる時は、食事の片付けやお風呂掃除の担当、ソファから離れた場所に置いてあるテレビのリモコンをどっちが取るかも、勝負にこだわる。互いの気持ちが分かる2人だからこそ「つらいときには、距離は関係なく一番近くに感じる存在」なのだと語る。
華々しい活躍を続ける中で、多くの挫折や苦難を乗り越えてきた2人。妻は、リオ五輪メンバーからの落選や東京五輪初戦でのケガ。夫は、原因不明の病に襲われ不調が続く。一時は、結婚を諦めようとしたこともあったという。さらに、2人が出会うきっかけを作ってくれた恩人の死…
そんな全てを乗り越え世界で戦う、「日本一負けず嫌いな夫婦」の夢と未来を見つめた…
【語り】斉藤舞子(フジテレビアナウンサー)
もう一度、2人で売れたい…再び、世の中を笑わせるために、あがき続けるお笑いコンビがいる…
90年代に人気番組『ボキャブラ天国』でブレイクしたお笑いコンビ「松本ハウス」。若き日の爆笑問題やネプチューンたちとしのぎを削り、人気となった2人の当時の最高月収は300万円を超えたという。しかし、松本ハウスは人気絶頂の中でテレビから姿を消した…
売れっ子となり、忙しくな
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もう一度、2人で売れたい…再び、世の中を笑わせるために、あがき続けるお笑いコンビがいる…
90年代に人気番組『ボキャブラ天国』でブレイクしたお笑いコンビ「松本ハウス」。若き日の爆笑問題やネプチューンたちとしのぎを削り、人気となった2人の当時の最高月収は300万円を超えたという。しかし、松本ハウスは人気絶頂の中でテレビから姿を消した…
売れっ子となり、忙しくなったことのプレッシャーから、ボケ担当のハウス加賀谷が統合失調症を悪化させて長期入院。残された松本キックは、一人で活動しながら、相方の復帰を待つことに…しかし、ピン芸人としては鳴かず飛ばずの日々が続く。
ようやく「活動を再開したい」と加賀谷から連絡があった時は、活動休止から10年の月日が過ぎていた…
2009年、再びステージに戻ってきたかつての人気コンビだが、その芸は「完全復活」にはほど遠いものだった。病気の影響からか、ハウス加賀谷はネタを覚えることも難しく、手の震えが止まらない。舞台上で体調を崩すこともある。一方、相方の病気を学び、体調に合わせて、試行錯誤を続けて復活を目指す松本は、活動休止期間に結婚をし、週5日のアルバイトをしながら2人の子どもを養うギリギリの生活を続けていた。さらに追い打ちを掛けるコロナ禍で、ライブもなくなり…
再起を懸けて、笑いのステージに立ち続けるベテランコンビの夢と人生の行方は…
【語り】仲里依紗
小さなアパートの1室で大量のゲームソフトに囲まれて暮らす男がいる…
ゲーム芸人・フジタ、45歳独身。華麗なゲームの技の裏側には、悲し過ぎる生い立ちが深く関わっていた。小学校入学直前、母親が急死し、父と二人きりで暮らすことに。ところが父は、フジタの同級生の母親と恋仲になってしまい家に帰ってこなくなったのだ。小学2年生で始まった孤独な暮らし。自分をこんな目に遭わせる父
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小さなアパートの1室で大量のゲームソフトに囲まれて暮らす男がいる…
ゲーム芸人・フジタ、45歳独身。華麗なゲームの技の裏側には、悲し過ぎる生い立ちが深く関わっていた。小学校入学直前、母親が急死し、父と二人きりで暮らすことに。ところが父は、フジタの同級生の母親と恋仲になってしまい家に帰ってこなくなったのだ。小学2年生で始まった孤独な暮らし。自分をこんな目に遭わせる父を憎み、その苦しさと寂しさを紛らすために、フジタはゲームに没頭した。
父が家を出ていって約35年。憎み続けた父と相手の女性は、今も内縁関係を続けていた。長年の怒りをぶつけたいフジタだったが、父の様子がおかしい。診断の結果は「認知症」。年金もすぐに使い切り、カードローンのキャッシングで膨らむ借金…しかし、何に使ったのかは記憶がないという。
【語り】宮﨑あおい
30年以上絶縁状態だった父と息子の同居生活…初めて語られる父の過去と当時の思い…認知症による徘徊を始める父…「自分も家族が欲しい」息子が決意した家族の再生
30年以上絶縁状態だった父と息子の同居生活…初めて語られる父の過去と当時の思い…認知症による徘徊を始める父…「自分も家族が欲しい」息子が決意した家族の再生
スマホを持てない人たちが駆け込む「格安スマホ」店…借金を背負いスマホを失ったホスト…出所してきたばかりの元受刑者…スマホを手にした彼らがつながるものは…
【語り】松本まりか
スマホを持てない人たちが駆け込む「格安スマホ」店…借金を背負いスマホを失ったホスト…出所してきたばかりの元受刑者…スマホを手にした彼らがつながるものは…
【語り】松本まりか
「今晩泊めてください」というフリップを抱え街角に立つ男…その日出会った「家主さん」の部屋で夜を明かす生活を始めて4年…クリスマスイブ・大晦日に彼が出会う人々は
「今晩泊めてください」というフリップを抱え街角に立つ男…その日出会った「家主さん」の部屋で夜を明かす生活を始めて4年…クリスマスイブ・大晦日に彼が出会う人々は
今夜も一夜限りの宿を借りながら、出会った人の人生に耳を傾ける…
リュック一つで全国をさすらい、夕方になると街角で「今晩泊めてください」と書かれたフリップを掲げるのは、シュラフ石田(32)。なぜか、泊めてくれる人は毎日のように現れ、夕食をごちそうになったり、過去の話を聞かせてもらったりと、一期一会の出会いを楽しんでいる。この生活を始めて4年…石田は泊めてくれる人を「
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今夜も一夜限りの宿を借りながら、出会った人の人生に耳を傾ける…
リュック一つで全国をさすらい、夕方になると街角で「今晩泊めてください」と書かれたフリップを掲げるのは、シュラフ石田(32)。なぜか、泊めてくれる人は毎日のように現れ、夕食をごちそうになったり、過去の話を聞かせてもらったりと、一期一会の出会いを楽しんでいる。この生活を始めて4年…石田は泊めてくれる人を「家主さん」と呼び、
これまでに300軒以上の家を泊まり歩いてきた。
「死ぬまで人の家を泊まり歩きたい」石田が今の生活にこだわる理由が垣間見えたのは、街頭でフリップを掲げることが難しい雨の日のこと。この夜、石田が訪ねたのは、1週間前に泊まった20代女性の部屋。一緒に食事をし、マンガや音楽などのたわいのない話をしながら過ごす。彼女は「孤独で乗り越えられない夜」に、石田が隣にいることで救われたという。石田もまた、
自分の存在が必要とされることを心地よく感じているのだ。
そんな中、夜8時を過ぎても“家主”が見つからない石田が向かったのは80代女性の家。1人暮らしの彼女は、いつ来るとも分からない石田のために大好きなビールを冷やして待っていた…
自由気ままに生きる男と、彼を受け入れる人々の一期一会では終わらない不思議な関係。このつながりの先にあるものとは…
【語り】あの
この家から父がいなくなって2年が過ぎた…
子どもたちは、それぞれの時間を過ごすようになり、当たり前となった父不在の生活の中で、母はある決意を固めていた。
2021年夏。私たちが出会ったのは、緑に囲まれた千葉・睦沢町で暮らす林さん一家。50歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断された父・佳秀さん(65)を、高校3年の大介さんを中心に、母・京子さん(53)と
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この家から父がいなくなって2年が過ぎた…
子どもたちは、それぞれの時間を過ごすようになり、当たり前となった父不在の生活の中で、母はある決意を固めていた。
2021年夏。私たちが出会ったのは、緑に囲まれた千葉・睦沢町で暮らす林さん一家。50歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断された父・佳秀さん(65)を、高校3年の大介さんを中心に、母・京子さん(53)と2人の妹たちで介護をしてきた。しかし、家族との会話もままならず、トイレに一人でいくこともできないほどに病は進行。「これ以上、子どもたちに負担をかけたくない」…京子さんは、佳秀さんを介護施設に入所させることを決めた。しかし、離れて暮らせば、父の記憶から家族の存在は消えてしまう…それは実質的な父との「別れ」を意味していた…
コロナ禍の影響で、佳秀さんと一度も直接会うことができていない日々…ようやく面会が許されたのは、2022年夏のこと。覚悟はしていたが、佳秀さんの変わり様に驚きを隠せない京子さん。ひとつ屋根の下で暮らせないのは佳秀さんだけでない。重度の障害を持って生まれ、病院で暮らしている長男・安土さんの存在も京子さんにとっては気懸かりだ。
「また家族一緒に、みんなで暮らすことはできないか…」ずっと思い悩んできた京子さんは、大きな決断を下し、動き始める…
【語り】富田望生
自由気ままに生きてきた男たちに「家族」ができた。彼らは今、「自由」と「責任」のはざまで揺れ動いている…
移動式の「モバイルハウス」で自由を謳歌していたちはやさん(31)とナルさん(34)。お金に縛られることなく、山で動物を捕り、風呂代わりに川で水を浴びる。「好きなことだけをして自由に暮らしたい」そんな彼らと出会って3年…2人の生活には大きな変化が起きていた。
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自由気ままに生きてきた男たちに「家族」ができた。彼らは今、「自由」と「責任」のはざまで揺れ動いている…
移動式の「モバイルハウス」で自由を謳歌していたちはやさん(31)とナルさん(34)。お金に縛られることなく、山で動物を捕り、風呂代わりに川で水を浴びる。「好きなことだけをして自由に暮らしたい」そんな彼らと出会って3年…2人の生活には大きな変化が起きていた。
リヤカーを改良した一畳ほどのモバイルハウスで暮らしていたちはやさんは、2年前、交際していたゆりかさんと結婚。今は都内のマンションに暮らしている。それでも、プロの漫画家を目指して毎日、漫画を描く生活は変わらない…そんな夫婦の間に赤ちゃんが誕生したのは、2023年7月のこと。定職に就かないちはやさんは、家事にも育児にも積極的に取り組むものの、これまで家計を支えていた妻が育児休暇に入り、家計は火の車…なんとか連載を実現しようと出版社へ作品を持ち込むも、編集者からは厳しい評価を受ける。将来の不安を募らせるゆりかさんからは「あと1年だけ」と、夢を追う“猶予”を与えられた。一方、「家族が欲しいと思わない」と話していた赤井さんも、男の子2人を育てるシングルマザーの女性と一緒に暮らすことを決めた。モバイルハウスを離れ、新しい家族のために仕事を始める…
「自由」を求めながらも、家族を持つことの「責任」と向き合う男たちの揺れる心を見つめた…
【語り】多部未華子
女性の肌に書を記す「女体書道」…「私も書いてほしい」という女性が次々と訪れる…「今の人生を変えたい」という彼女たちが「女体書道」に集うそれぞれの事情とは…
女性の肌に書を記す「女体書道」…「私も書いてほしい」という女性が次々と訪れる…「今の人生を変えたい」という彼女たちが「女体書道」に集うそれぞれの事情とは…
日が暮れると、この家からは、いつもおいしそうな匂いが漂ってくる。
石川県金沢市の住宅街にある古びた一軒家。ここでは、20代から70代の男女7人が、一つ屋根の下で生活を共にしている。全員が血縁関係のない“他人同士”だ。障害や家庭の問題などで居場所を失った3人の若者たち。そして、彼らを見守る大人たち。毎晩、一緒に囲む食卓が、家族ではない彼らをつないでいた。
家の
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日が暮れると、この家からは、いつもおいしそうな匂いが漂ってくる。
石川県金沢市の住宅街にある古びた一軒家。ここでは、20代から70代の男女7人が、一つ屋根の下で生活を共にしている。全員が血縁関係のない“他人同士”だ。障害や家庭の問題などで居場所を失った3人の若者たち。そして、彼らを見守る大人たち。毎晩、一緒に囲む食卓が、家族ではない彼らをつないでいた。
家の主は、金髪の“おばちゃん”こと山本実千代さん(62)。この家を「サポートハウス」、通称「サポハ」と名付け、行政の支援を受けることなく、複雑な事情を抱えた若者たちを受け入れてきた。彼女がサポハを始めるきっかけとなったのは、知的障害のある息子の存在…。同じ境遇の親子の力になりたいと、施設を立ち上げた。
そんな彼女が何より大切にしているのが「食事」。毎晩の食卓には、自ら育てた新鮮な野菜で作る大皿料理がズラリと並ぶ。どれも手間暇かけて仕込んだものばかり…「生きることは食べること。食べることは生きること」。若者たちは、山本さんの料理に背中を押されながら、自立を目指している。
2023年6月。山本さんが向かったのは大阪刑務所。実は、山本さんには「サポハ」の若者たちにも打ち明けていない、ある事情を抱えていた。
食卓を囲み、山本さんの料理を食べることで、家族のような絆を深めていくサポートハウスの日々を見つめた。
【語り】飯豊まりえ
今夜もこの家の食卓には、心尽くしの手料理が並ぶ。
石川県金沢市の住宅街にある古びた一軒家。ここでは、20代から70代の男女7人が、一つ屋根の下で生活を共にしている。全員が血縁関係のない“他人同士”だ。障害や家庭の問題などで居場所を失った3人の若者たち。そして、彼らを見守る大人たち。毎晩、一緒に囲む食卓が、家族ではない彼らをつないでいた。
家の主は“おばちゃん
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今夜もこの家の食卓には、心尽くしの手料理が並ぶ。
石川県金沢市の住宅街にある古びた一軒家。ここでは、20代から70代の男女7人が、一つ屋根の下で生活を共にしている。全員が血縁関係のない“他人同士”だ。障害や家庭の問題などで居場所を失った3人の若者たち。そして、彼らを見守る大人たち。毎晩、一緒に囲む食卓が、家族ではない彼らをつないでいた。
家の主は“おばちゃん”こと山本実千代さん(62)。この家を「サポートハウス」、通称「サポハ」と名付け、複雑な事情を抱えた若者たちを受け入れてきた。彼女が何より大切にしているのが「食事」。「生きることは食べること。食べることは生きること」が信念。若者たちは、毎晩全員で食べる山本さんの食事に背中を押され、自立を目指している。
2023年夏。住人の1人で、“先生”と親しまれる、元教師の平山さんの体にがんが見つかり、手術を受けることに。障害を抱える息子が中学時代にお世話になり、今も良き話し相手として、常に若者と向き合う山本さんを支えてくれる平山さんの不在…山本さんは、住人たちのささいな失敗にもイラ立ちをみせるほど追い詰められていた。そんな中、サポートハウスでは、また大きな問題が…
みんなで料理を囲むのも、誰かのために料理を作るのも、社会に出るための第一歩。「山本さんちの食卓」で心を再生させていく人々の日々を見つめた。
【語り】飯豊まりえ
新宿二丁目を見つめ続けて53年…午前0時開店の深夜食堂を営む名物夫婦に決断の時が迫っていた。
LGBTQが集う街・新宿二丁目で、午前0時から朝の9時まで営業する「クイン」は、1970年(昭和45年)のオープン以来、この街に流れついた人々の心を癒やしてきた。多くの客の目的は、名物ママ・りっちゃん(78)に会うこと。恋愛の悩みや人生相談など、ここでしか話せない悩みをぶ
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新宿二丁目を見つめ続けて53年…午前0時開店の深夜食堂を営む名物夫婦に決断の時が迫っていた。
LGBTQが集う街・新宿二丁目で、午前0時から朝の9時まで営業する「クイン」は、1970年(昭和45年)のオープン以来、この街に流れついた人々の心を癒やしてきた。多くの客の目的は、名物ママ・りっちゃん(78)に会うこと。恋愛の悩みや人生相談など、ここでしか話せない悩みをぶつければ、返ってくるのは、優しいアドバイスや、時に厳しい叱咤激励…心の中にポッカリ空いた穴を埋めてくれるのだ。さらに、夫の加地さん(77)が作る「焼き魚」や「しょうが焼き」、「おにぎり」や「500円定食」など、安くて温かな家庭料理が、お腹を満たしてくれるのだ。
78歳を迎える夫婦が客のいなくなった店内で語り合うのは、「店の今後」について。店舗の賃貸契約が2024年夏に更新を迎えるからだ。年々、体力の衰えを感じ、今では、閉店時間の朝9時を待たずに店を閉じる日も…それでも、「店を辞めないで」という“二丁目の住人”たちの声に応え、満身創痍の身で、営業を続けていた。
2023年夏。夫婦は来夏の賃貸契約の更新を機に「クイン」を閉店することに決めた。
残りは、あと1年…心のよりどころを失うことに動揺しながらも、「最後まで見守りたい」と声援を送る常連客たち。しかし、そんな中、連日続いた記録的な猛暑で、夫・加地さんが、突然倒れてしまう…
【語り】吉田羊
53年の長きにわたり、新宿二丁目で営業を続けてきた深夜食堂が、ついにその歴史を閉じる…
LGBTQが集う街・新宿二丁目で、午前0時から朝まで営業する「クイン」は、1970年(昭和45年)のオープン以来、名物ママのりっちゃん(78)と厨房を担当する夫の加地さん(77)の夫婦二人三脚で、この街に流れついた人々の心を癒やしてきた。おにぎりや焼き魚…真夜中の優しい味で親し
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53年の長きにわたり、新宿二丁目で営業を続けてきた深夜食堂が、ついにその歴史を閉じる…
LGBTQが集う街・新宿二丁目で、午前0時から朝まで営業する「クイン」は、1970年(昭和45年)のオープン以来、名物ママのりっちゃん(78)と厨房を担当する夫の加地さん(77)の夫婦二人三脚で、この街に流れついた人々の心を癒やしてきた。おにぎりや焼き魚…真夜中の優しい味で親しまれてきた店は、この街になくてはならない存在だ。
店の歴史は半世紀を超え、すでに夫婦の体力は限界の状態…それでも「辞めないで」という“二丁目の住人”たちの声に応え、「1年後に迫った賃貸契約の更新までは…」と、満身創痍の体で営業を続けていた。しかし、りっちゃんの座骨神経痛は日に日に悪化。さらに、加地さんがこの夏の記録的猛暑で倒れ、救急車で運ばれる事態に…「クイン」は臨時休業を余儀なくされた。そして、店を再開して1カ月後、入口の壁に張られたのは「閉店のお知らせ」。夫婦は、1年後の契約更新を待たず、2023年9月末に閉店することを決めたのだ。
突然の知らせに驚く常連客たち。店には涙する人も多くいた。
数え切れない孤独や絶望を受け止めて、人々の背中を押してきた深夜食堂「クイン」。
53年の歴史に終止符を打つ決断をした名物夫婦。閉店へのカウントダウンの日々を見つめた…
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