天国に一番近い男

　甘粕四郎（松岡昌宏）、２１歳。何をやっても中途半端で、三浪してもなお合格の見込みのないダメ男。「俺って何のために生きてるんだろ」とつぶやきたくなるような、人生に夢も希望も見いだせない日々。唯一の親友、麻人（池内博之）だけは四郎を勇気づけ、田舎に帰るのを止めようとしていた。 　そんな四郎の行く先々で、次々と起こる異常な出来事が。“お前の人生それでいいのか”というメッセージとともに四郎の前に現れたのは「天使」と称する不気味な男（陣内孝則）。「今のままではお前は生きている価値がない。よって１月８日午後１時３０分に死ぬ」… 　最初は半信半疑だった四郎も的中する男の予言に圧倒され、人生の残り５時間を一生懸命生きようとする。なぜかアルバイトを始める出版社では、密かに寄せる小春（奥菜恵）に逢い有頂天。そして、意地悪な上司の鮫島（袴田吉彦）や大和田課長（渡辺いっけい）のイビリにあう。 　そして、残りあと１時間。というところで起きる大事件。巻き込まれる四郎。果たして四郎は生き残れるのか？

　今回の死亡予定時刻は１月１５日午前１０時３０分。その時刻までに「小春ちゃんとキスできなければ即死亡」「馬鹿らしい。それが俺の命と何の関係があるんだよ」当然反発する四郎だが、天童の口車に乗せられて、おそるおそるトライしてみる事に…。 　一方、社長が愛人と撮った写真の入った荷物が、間違って社長夫人の元に送られてしまうという、会社を挙げて大騒ぎの大事件が起こり、それに巻き込まれた四郎はキスどころではなくなってしまう。荷物を取り返すために、宅配便の車を追いかける四郎と小春、それに天童。カーチェイスあり、大アクションあり、「リーサルウェポン」「スピード」も顔負けの迫力あるスピーディな展開。ドラマの冒頭で瀬戸口クンが持ってくるグッズにも要注目！ １話のトランポリンのようなあっと驚く結末が最後に待ち受けている。果たして四郎は生き残れるのか「どうせ、主役だから生き残るに決まってんじゃん」そうお思いのあなたも、一時間めちゃくちゃ楽しめること間違いなし！

　今回の死亡予定時刻は１月２２日午後３時。 　四郎（松岡昌宏）の生活は、天童（陣内孝則）の出現により、徐々に変化を見せ始めた。なんと、四郎はアルバイト先の編集部の正社員に昇格することに。先週、結城社長（北村総一朗）の危機を救った功績が認められたのだ。 　前回の命題の、憧れの人・小春（奥菜恵）とのキスを果たし、彼女に急接近した四郎。しかし、小春の恋人・結城サトル（窪塚洋介）の策略により、ＭＯＮＯカンパニー創立27周年パーティーで、四郎は触ったこともないピアノを弾く羽目になる。サトルは、結城社長の御曹司で、名門大学の３年生。将来は親会社の会長の椅子も約束されている超エリートだ。 　ところが、心配した小春が、四郎にピアノを教えてくれるという思わぬ展開に、四郎は大喜び。ライバルの四郎に恥をかかせようというサトルの目論見は裏目に出る。から、天童のもとに新たな命題が届く。今回は、「年上の人に抱きしめられて『ありがとう』と言われなかったら即死亡」だという。 　一方、四郎は早速、取引先の天現寺鞄店に、取引の中止を伝える仕事を与えられる。鞄店を経営するのは、天現寺るり（松本孝美）という子持ちの未亡人。翌日までに納品を間に合わせないと、鞄店は潰れてしまうという。四郎は命題をクリアするチャンスとばかりに、鞄作りを手伝うことに。 　ところが、天童は、美しいるりに、事もあろうに一目惚れしてしまう。彼女に、四郎が抱きしめられてはたまらないと、鞄作りを手伝う四郎を阻止しようとする。 　そして、問題の創立記念パーティーが迫ってきた。サトルは

　今回の死亡予定時刻は１月２９日午後６時。 　天童から課せられた無理難題をこなすうちに、どんどん逞しくなっていく四郎。通販雑誌会社の正社員として、バリバリと仕事をこなし、何をやってもうまいく絶好調状態に。 　調子づいている四郎に、今回も与えられた命題は「今日１月２９日、午後６時までに本当の涙を流せなかったら即死亡！」。楽勝モードに入っている四郎だが…。 　天童世死見（陣内孝則）の与える試練を乗り越えて、３回も命拾いをした四郎。先週は、会社の創立記念パーティーで見事ピアノを弾きこなし、それに感動したイタリアの超有名ブランドの日本支社長が、通販雑誌として世界初の契約を結ぶという偉業を成し遂げた。その上、そのブランド会社が、四郎をヘッドハンティングしたいというのだ。まさに絶好調状態の四郎。 　ダメ人間から人が変わったような四郎は、困って相談してきた親友の麻人（池内博之）にも冷たく当たる。嫌みな上司の鮫島（袴田吉彦）や大和田課長（渡辺いっけい）も調子づいた四郎に、面白くない様子。小春（奥菜恵）も四郎の変貌に戸惑いを隠せない。 　そんな自信満々の四郎に、再び新たな命題が…今回は、「今日午後６時までに本当の涙を流せなかったら即死亡！」というもの。楽勝気分の四郎だが、１０万個の万能バサミを今日中に売りさばかないと会社が倒産してしまう、という男・植木の依頼を受けてしまう。 　約束の時間は３時。しかし、四郎はパチンコで遊び呆け、なんと街角クイズでハワイペア旅行を当ててしまう。その様子をテレビで観ていて逆上した植木は、結城社長

今回の死亡予定時刻は２月５日午後４時３０分。 　四郎（松岡昌宏）は、背中に羽も生えていない天童（陣内孝則）が、本当の天使かどうか怪しみ始めた。天童は、天界から授かった命題を全部クリアできないと、天国に帰れないのだという。四郎は、天使とも人間ともどっちつかずのインチキ野郎だと天童を罵り、それにキレた天童は、四郎の家を飛び出してしまう。 　それでも、天界からの指令は容赦なくやってくる。「明日４時30分までに一番大事な約束を守れなかったら即死亡」－これが今回の命題だ。 　四郎が、一番最初に交わした約束は、天童の憧れの人、天現寺るり（松本孝美）の一人娘・あいの誕生日に一緒に遊ぶこと。　しかし、ＭＯＮＯカンパニーの結城社長（北村総一朗）が、契約が難航している電気会社の社長のために、天童よしみのサインを貰ってくれば金一封を約束するという。４時半の約束はこれだと思った四郎は、麻人（池内博之）と共に天童よしみのサインを求めてひた走る。 　さらに四郎は、お金を貰ったら、憧れの人・小春（奥菜恵）と食事に行く約束まで交わしてしまう。実は四郎のことを好きな麻人はそれを知って密かにジェラシーを抱く。 　そして、四郎はジャイアン的存在の上司・鮫島（袴田吉彦）にも、４時半にカラオケのリサイタルに来るように言われる。 　四郎と麻人は、大和田課長（渡辺いっけい）の紹介で、テレビ業界人の森岡という男に会い、天童よしみのサインをもらえることに。その引き替え条件として、森岡にスナックのママに別れ話をしてきて欲しいと頼まれ、そのママには風呂敷包みに入っ

今回の死亡予定時刻は２月１２日午後６時。 　今回、天から届いた命題は－四郎ではなく、天童が片思い中の天現寺るりに殴られなければ四郎が即死亡！？ 　今回は、四郎（松岡昌宏）の代わりに、天童（陣内孝則）に命題が与えられた！？ 　何と、「天現寺るり（松本孝美）に、天童が、今日２月１２日、午後７時までに殴られなかったら、甘粕四郎が即死亡」だというのだ。るりは、人間に恋してはいけない天童が一目惚れしてしまった、鞄店を営む未亡人。仕方なくるりを怒らせて、どうにか殴られようとする天童だが、人を殴ったことがないというるりを怒らせるのは、至難の業だ。 　そんな折、四郎が片思いしている小春の父親（岡本信人）が、見合い話を持って上京する。まだ結婚を考えられない小春は、彼氏の結城サトル（窪塚洋介）を、父親に会わせて説得しようとする。が、サトルは父親の結城社長（北村総一朗）に、三川商事の社長令嬢・里子（渡辺絵里子）に会うように言われていて、小春との約束を断ってしまう。 　困りはてた小春を見て、四郎は彼氏の代わりになることに。しかし、サトルからも、同じ時間に同じ場所で、里子に代わりに会ってきてくれと頼まれてしまう。２つの約束を掛け持ちすることになった四郎。ひょんなことから、小春の父親からも、里子からも気に入られてしまって… 　一方、るりにプロポーズを申し込む、彼女の亡くなった亭主の大学の先輩という男・吉永明（升毅）が現れる。ためらうるりだが、どうせ叶わない恋だとあきらめた天童に励まされ、再婚の決心をしようとする。しかし、何とその男、結

今回の死亡予定時刻は２月１９日午前９時３０分。 　なんと、今回の命題は２つ。男性にキスする事と、総てのルールを守ることだ。実行出来なければ即死亡と天童（陣内孝則）が相変わらずまとわりつく。その為、四郎（松岡昌宏）は今まで無視していたルールや規則を厳守していたが、男性とのキスには途方に暮れていた。 　そんな折り、結城社長（北村総一朗）がテレビ出演してライバル通販会社の社長にとんでも無い約束をしてしまった。柔道対決である。生出演で舞い上がってしまった事と、結城社長の見栄が招いた結果であった。社長の発言に商品開発部は大騒ぎ、なにせ柔道部などないのだ。 　社長の命令で即席の柔道部員が編成された。高校時代にインターハイまでいった麻人（池内博之）を中心に大和田（渡辺いっけい）、鮫島（袴田吉彦）、サトル（窪塚洋介）と四郎だ。早速麻人の指導が始まった。未経験者ばかりの為、ルールから始まり受け身など、基本から猛特訓が深夜まで続いた。 　敵の練習状況を視察した際、相手チームとの仲が険悪になっていった。そんな中、小春（奥菜恵）が覆面をした一団に襲われた。助けに走った四郎は小春の救出には成功するが、自身は殴る蹴るの暴行を受け、足に大怪我を負ってしまった。 　試合当日、麻人、サトルは健闘の末敗退したが、大和田は勝てば部長に昇進と言う言葉に大奮闘、鮫島も田舎者というヤジに激怒、２人共火事場の馬鹿力を発揮して勝利を収めたのだ。残るは大将同士の決戦。四郎の出番だ。大怪我の四郎は天童に助けられ病院から駆けつけるところであったが…。

今回の死亡予定時刻は２月２６日午後９時。 今回の命題は「明日2月26日午後9時までにアニキ三人に勝てなかったら即死亡！」。四郎（松岡昌宏）にとっては絶体絶命のピンチ！ 天童（陣内孝則）の叱咤激励も何処吹く風で、兄貴達は超優秀で自分はダメ男と、四郎は頭っから勝負を捨てている。 そんな中、会社では商品開発部で扱った脚立が破損し、大怪我をした顧客が出る大事件が発生。会社を救うため苦情係として派遣された四郎がその顧客、不動産会社社長・七海（温水洋一）を訪ねると驚くべき事実が！担当の担当医師は兄の三郎（橋爪浩一）、七海が四郎の会社を告訴する弁護士として二郎（デビッド伊東）だいうのだ。 ２人の兄では埒があかないため、長兄・一郎（佐々木蔵之介）衆議院議員候補者に泣き付いた四郎は、一郎の政治力に頼り何とか問題解決。 その御礼として、結城社長（北村総一朗）以下商品開発部は総出で一郎の選挙運動を手伝うことに。小春（奥菜恵）、麻人（池内博之）は普通の格好で現れたが、何を思ったのか四郎・大和田（渡辺いっけい）・サトル（窪塚洋介）・鮫島（袴田吉彦）らは何と○○○のコスプレ！ 兄達の罵詈雑言に耐え下働きをする四郎、残された時間が刻々と迫る中、天童も動転する意外な展開が…。

今回の死亡予定時刻は３月５日午後９時５０分。 　四郎（松岡昌宏）に与えられた命題は「間違った選択をしたら即死亡！」な～んて、抽象的。 　結城社長（北村総一朗）の発案の宴会の最中に命題が届いたものだから、お酌をして回るのにも酒、ビール、ジュ－ス等々選ぶのに命懸け。 　そんな中、景品に出された瀬戸口グッズ「毒蛇」のケースが破損し、逃げ出した蛇が小春（奥菜恵）に噛みつく一大事が！！ 即入院したものの、病院に血清は無く、猛毒の蛇に噛まれた小春の命は時間の問題。小春の死が迫る…。 　爬虫類研究所に血清を取りに行くことになった四郎、サトル、天童。彼らは車に乗り、小春の救命を急ぐ。ルート選び、渋滞の回避等々、行動全ての選択に命をかけて…。 　せっかく数々の困難をクリアした四郎。しかし彼にも一大事が。彼も毒蛇に噛まれていたのだ！ しかし研究所では血清は一人分しか無い！どうする四郎！どうなる小春!？麻人（池内博之）・サトルの愛の力は発揮されるのか？! ジャイアンの歌の効力は！？ ドキドキの９話。お見逃しなく！

今回の死亡予定時刻は３月１２日午前１０時。 流石がの四郎（松岡昌宏）も切羽詰まっていた。原因は同姓同名の甘粕四郎が二人も射殺されたからだ。 そんな折り、命題が下った。「明日、３月１２日、午前１０時迄に他人を改心させないと即死亡！」と言うものだった。早速、暴力の鮫島（袴田吉彦）、一瞬貸しての大和田（渡辺いっけい）に素行を改めるよう、虚しい努力をするのだが、悪い事は重なるもので、銀行のカードが使用不能。 お金の欲しい天童には罵詈雑言の連射を受け、銀行窓口の斉木（山西惇）には剣もほろろに扱わられた四郎。 　第三の甘粕四郎が射殺された。現場には赤いバラが残され、同姓同名の連続殺人に警視庁も動いた。四郎はもとより小春（奥菜恵）、サトル（窪塚洋介）、麻人（池内博之）も調べられ、天童に至っては要注意不審人物扱いだ。 　警察が、四郎に対して覚醒剤の密売の疑惑を持っていた矢先、四郎は、殺し屋・リー・ライチェンに拳銃を突きつけられ、恐怖のどん底にいた。横取りした代金を返済しなければ会社の仲間全員を殺すと脅迫を受けたのだ。 銀行に確認に行った四郎は愕然とした。知らぬ間に大金の移動が記載されているのだ。天童の直感で、窓口の斉木が怪しいと睨んだ四郎達は黒装束に身を固め、銀行に忍び込み、証拠を探すのだが…。

　四郎（松岡昌宏）は、正体不明の殺し屋・リー（岡本健一）に命を狙われ、天童（陣内孝則）ともども最悪の状態であった。覚醒剤持ち逃げ犯と勘違いされたのだ。 そんな緊迫した中、命題が来た。 「天童にさようならが言えなかったら即死亡！」 というもの。 固い絆で結ばれ、天童を信頼しきった四郎にとって一番辛い命題であった。 そんな中、闇の組織の殺し屋・リーから開発部に爆弾を仕掛けたと脅迫があった。脳天気な開発部も一瞬にして大騒動。犯人は四郎達の慌て振りを隠しカメラで楽しんでいる節があった。 　警察の捜査の目を巧妙にくぐり抜けた犯人は、他所にも爆薬を仕掛け爆破を予告。現金を要求し四郎を翻弄した。 そんな四郎にも唯一の救いがあった。麻人（池内博之）とサトル（窪塚洋介）が小春（奥菜恵）とのことで応援してくれたのだ。 一方、四郎抹殺を企む殺し屋の殺意は過激になっていった。社長（北村総一朗）、小春、鮫島（袴田吉彦）、大和田（渡辺いっけい）、るり（松本孝美）等の命まで巻き込んだ爆破予告だ。 必死に殺し屋に挑み、愛と信頼と不屈の闘志に燃えた四郎だったが、犯人の巧妙な罠に陥り、絶体絶命の立場に追い込まれてしまった。 天童はじめ社長以下全員の命まで危ないのだ。爆破時間は刻々と迫り、そこには阿鼻叫喚の世界が待ち受けていた…