世界20カ国、約100社の遊具・玩具メーカーと独占契約し、様々な知育玩具を販売する「ボーネルンド」。彼らが運営する「子供の遊び場」に今、オファーが殺到している。あるカーディーラーでは、店内の大部分を遊び場に改装したところ、売り上げが50%増加。ユニクロやTSUTAYAなどの企業も集客のため、子供の遊び場を導入している。他にも全国の自治体70カ所以上の遊び場を開発。少子高 .. show full overview
ドムドムハンバーガーの創業は1970年。実はマクドナルド(創業1971年)やモスバーガー(創業1972年)より古い、大型ハンバーガーチェーンとしては日本最古の歴史を持つ。かつては400店舗を誇ったが、業績が低迷し、気が付けば最盛期の10分の1以下まで店舗数は減少し、業界内では"絶滅危惧種のバーガーチェーン"と揶揄されるほどに。そんなドムドムが今、攻めの商品開発で見事に再 .. show full overview
一口頬張れば、広がる香りと濃厚な味わい。アロマ生チョコレートを生み出した鎌倉発のチョコレートブランド「メゾンカカオ」は、国内最大級のチョコレートの祭典「アムール・デュ・ショコラ」でここ数年、売上高トップを競う、屈指の人気ブランドだ。メゾンカカオが大切にしているのは、南米コロンビア産の香り高いカカオを活用しながら、生産者と「家族」のような一体感ある関係性を築くことを軸にし .. show full overview
寒い冬は足が冷えて困る...そんなお困りごとを抱える人達から絶大な支持を得ているヒット商品がある。はくだけでこたつに入ったかのように足が温まると大絶賛のこの商品は、その名も『まるでこたつソックス』。1980円と靴下にしては値段が高いが、その実力にリピーターとなる人も多く、シリーズ累計1500万足も売り上げている。この商品を作り出したのが、靴下の一大生産地といわれる奈良県 .. show full overview
日本には創業100年以上の企業が4万5000社以上あり、世界でも群を抜いた老舗大国といわれている。しかし近年、激しく変化する経済情勢の影響で、倒産する老舗企業や店舗も多い。中でも町に根付いた大衆寿司店は回転寿司チェーン店の勢いに押されたり、高級店と差別化ができず、存在感を失っている。そんな中、「寿司は絶対に回さない」を信念に、客のニーズに寄り添い改革を続け人気を呼ぶのが .. show full overview
"魔法のタオル"と呼ばれ、長年ヒットを続けている人気のタオルがある。その名は「エアーかおる」。一般的なタオルより、吸水性・速乾性に優れ、主婦の間で話題となり、2007年の発売以来、累計1900万枚を販売。この人気のタオルを作りあげたのが、岐阜県・安八町にある「浅野撚糸」。複数の糸を撚り合わせて新たな糸をつくる「撚糸」を製造する町工場だ。浅野撚糸は7年前にもカンブリア宮殿 .. show full overview
家計を直撃する値上げの波が押し寄せた去年。食品ではペットボトル入りの飲料やハム、ソーセージなど、値上げ対象の品数は2900品目余りにものぼった。そんなご時世もあって、激安店「222(トリプルツー)」が人気を集めている。町田や川崎、越谷など郊外を中心に店舗を展開し、賞味期限が迫った商品や訳アリ品などの新品や未使用品を希望小売価格の半額以下で販売する店舗だ。2018年から、 .. show full overview
国内で年間およそ58億食が消費されている即席麺市場。毎年1000種類以上の新商品が発売され、日清食品や東洋水産、サンヨー食品など大手を中心に熾烈な競争が繰り広げられている。そんな激戦市場で今、存在感を高めているのがカップ麺「凄麺」シリーズ。「札幌味噌」「佐野ラーメン」「博多とんこつ」など、北は札幌から南は長崎まで日本全国、約30種類のご当地麺を発売。独自のノンフライ製法 .. show full overview
競争の激しい旅行業界で、注目されている"異色のバス会社"がある。「平成エンタープライズ」。バス会社でありながら、観光ツアーの企画販売、レストラン、宿泊施設など、旅行サービス全般を自社で手掛ける"総合観光企業"として、常識破りの発想でバス業界に風穴を開けてきた。一代でここまで成長させたのが、社長の田倉貴弥(59歳)。22歳の時、1台の大型中古バスを購入し、観光ツアーの運転 .. show full overview
コロナが落ち着いて以降、旅行需要が急激に伸びてきている。2025年の日本人国内旅行数は過去最高の延べ約3億2000万人を見込み、さらに訪日観光客数は初の4,000万人超えを予測するなど、空前の「旅行ブーム」が期待されている。そんな中、宿泊料0円でしかも報酬までもらえると今話題のサービスがある。「アルバイト」と「旅」を掛け合わせた、その名も「おてつたび」。利用者が楽しめる .. show full overview
日本の食卓から「醤油」離れが加速している。1人あたりの年間購入量は2023年で約1.4L。50年前と比べると4分の1にまで減っている。その日本の伝統調味料「醤油」を今、改良している会社が熊本にある。創業155年の老舗企業「フンドーダイ」だ。売り上げ低迷が長く続いていたが、ここ数年で次々と画期的な商品を生み出し、今や国内のみならず世界32の国と地域から引き合いがくるほどの .. show full overview
慢性的な人手不足に加え、原材料費の高騰などで苦境に立つ飲食業界。2024年の飲食店の倒産は過去最多となっている。そんな中、中小の飲食店を救う新ビジネスで急成長している企業がシコメルフードテックだ。同社は、飲食店にはなくてはならない「料理の"仕込み"」の代行を行う。店からメニューのレシピを受け取ると、まずは、その味を自社キッチンで再現。提携工場の中から最適な食品工場を選び .. show full overview
人手不足が叫ばれる外食業界から注目されている調理専門のロボット。そのトップランナーが2018年に設立されたばかりのスタートアップ「テックマジック」だ。炒め調理に特化した『I-Robo(アイロボ)』やパスタ料理専用の『P-Robo(ピーロボ)』など、大手飲食チェーンで次々導入されている。最近では外食分野を飛び出し、スーパーや万博、さらにアメリカのチェーン店からもお呼びがか .. show full overview
近年、活発に行われる企業の"リブランディング"。企業イメージや商品を刷新する際に、業界を問わず行われている。そんな中、独自の手法でリブランディングを行うのが、「エイトブランディングデザイン」の西澤代表。「地ビール」を「クラフトビールのCOEDO」とリブランディングし、成功を収めたのを皮切りに、キリン生茶、ヤマサ醤油など、数々の有名ブランドを刷新。近年では、芸術文化施設や .. show full overview
2000年代以降、メガネ業界はJINSやZoffといった新興メガネチェーンが台頭し「レンズ込みで1万円以下」というのが普通の時代になった。そんな業界にあって、客の「最高に見える」を実現する職人技と、客のことを知り尽くした「かかりつけ医」のような独自接客で人気を集めるのが「ビジョンメガネ」だ。一時は価格競争の波にのまれ負債77億円で民事再生法の適用を申請するまでに。その申 .. show full overview
アミューズメント業界においてこの10年で急激な伸びを見せているのが、"ガチャ"っと回すと景品が出てくる「カプセルトイ」だ。とある調査資料によると、2024年度の市場規模は製造出荷ベースで1410億円と、2022年度(720億円)から2倍近い伸びを見せている。その要因は子供だけじゃなく大人がはまり、さらに、インバウンド客も貴重な土産として買い求めていること。それに合わせて .. show full overview
ブランド店や高級飲食店が建ち並ぶ、日本一の商業地・銀座。中でも「土地」の価格は他の街を圧倒し、「2025年地価公示」では、銀座4丁目はついに一坪あたり約2億円となった。そんな銀座の街で、至る所で目にするのが「HULIC(ヒューリック)」の文字が入ったロゴだ。銀座5丁目のプラダが入る建物や、数寄屋橋交差点近くにある、高級飲食店やホテルが入居する高層ビルなど、様々なところで .. show full overview
「LOWYA(ロウヤ)」のブランド名で家具・インテリア雑貨をオンライン販売する福岡市のベガコーポレーションが、2023年からリアル店舗の展開を開始し、業績を伸ばしている。企画から製造、物流、販売までを自社で一貫して行い、デザイン性・機能性・価格の三拍子が揃った商品によって、20〜30代の若者や主婦層を中心に熱狂的なファンを獲得。すでに東京や横浜をはじめ全国に9店舗を展開 .. show full overview
ヤクルトレディーやヤマト運輸の配達員など、その"制服"を見ればどこの会社の人なのかが分かる...そんな企業の顔ともいえるのが"制服"。この制服の業界において、2000社以上の取引先を持ち、累計1000万人を超えるユーザーを持つのが、アパレル大手オンワードの傘下にあり、BtoB向け事業を担う『オンワードコーポレートデザイン』だ。同社は、ユニフォーム事業だけでなく、企業のキ .. show full overview
今、牛乳離れが深刻化している。飲料市場の多様化や少子化などの影響で、30年前と比べて牛乳の消費量は約30%減。円安により牛のエサ代も高騰し、乳業メーカーは苦境に立たされている。全国の酪農家も1963年のピーク時に比べ2023年にはわずか3%にまで激減。そんな中、これまでにない視点でヒット商品を連発し、売り上げを伸ばしているのが「古谷乳業」だ。酪農発祥の地と言われる千葉県 .. show full overview
1981年に名古屋で山本重雄が創業した「世界の山ちゃん」。独特なスパイスが効いた「幻の手羽先」は一度食べたら忘れられない。2014年には海外に進出し、年商75億まで伸びた。ただ、2016年にカリスマだった創業者の重雄が突然倒れ、死去。その後を継いだのは、妻であった元専業主婦の山本久美代表。カリスマ経営者の死去で社内外に動揺が走る中、経営素人の久美はさまざまな改革をおこな .. show full overview
生鮮品の値上がりや物流問題など課題の多い小売業界。そんな中、大阪・神戸・愛知のわずか10店舗で、年間82億円を売り上げるのは青果チェーンの「八百鮮」だ。レタス55円、高級フルーツが1000円台といった安さはもちろん、品揃えのユニークさと鮮度が支持され、飲食店のプロも魅了するほど。売り場一坪あたりの売り上げは1400万円とスーパーの平均400万円の3倍以上を叩き出している .. show full overview
北関東を中心に人気を誇る巨大スーパーがある。群馬県に本社を構える「ベイシア」だ。大型店舗が主体で、各店舗の総商品数は5万点超えと日本最大級の品揃えを誇る。例えば冷凍食品だけで最大800種類、インスタント麺は400種類以上を取り扱う。プライベートブランドも充実し、その数2000品目。しかも、どの商品も品質が良いと評判で、値段も安い。ベイシアが目指すのは客が喜ぶ"食のテーマ .. show full overview
東京・渋谷の商業施設で売られている四角いバウムクーヘン。そこには忠犬ハチ公のイラストが書かれており、そのイラストに沿って型抜きされている。お客はそれを抜き出して楽しむというものだが、この型抜きをしているのは、なんと水。マッハ2の高速でバウムクーヘンを濡らさず精巧に切ることができる。このウォータージェットカッタを作っているのが富山県滑川市に本社を置くスギノマシンだ。スギノ .. show full overview
コロナ禍の際、3密を避けるレジャーとしてブームとなったアウトドア。コロナが明けると過熱気味だった市場は落ち着いたが、キャンピングカーの人気は衰え知らず。2024年の総販売額は過去最高の約1126億円を記録し、好調を維持している。国内キャンピングカービルダーの中で注目されているのが、岐阜県可児市に拠点を置く「トイファクトリー」だ。年間製造台数は1000台。価格も決して安く .. show full overview
物価高による節約志向の高まりの中、100均をはじめとした「均一ショップ」市場の成長が続き、今や、その規模は1兆円を超えるまでになっている。だが、1店舗当たりの月間売り上げは、過去5年間はほぼ横ばいで推移、さらに、利益率が減少している企業が多い。実は、海外に製造工場を多く有することから、円安の影響が大きく、国内でも賃金上昇といった現状も、薄利多売の均一ショップへの逆風とな .. show full overview
「少子高齢化」に「デジタル化・IT化」...日本社会が直面するこの二つの波に、今ある業界が危惧を抱いている。それが「文具メーカー」だ。学校で使われるクレヨンや絵の具、オフィスで使うボールペンや万年筆...。安定した需要があった文具市場は今、大きな転換期を迎えている。そんな中、さまざまなアイデアと技術力で逆風を跳ね除ける老舗メーカーが『サクラクレパス』。「世界初」を次々と .. show full overview
今、空前のドーナツブームが巻き起こっている。新興チェーンの参入も活発化し、市場規模は前年比およそ10%伸び、今年は1600億円を超える見込みだ。そんなドーナツブームをけん引するのが、「アイムドーナツ?」。生ドーナツと呼ばれるこれまでにない生のようなふわふわの食感が特徴だ。2022年に都内に1号店をオープンするとたちまち人気となり、国内10店舗まで店舗を拡大。どの店舗も連 .. show full overview
駅ビルを中心に国内外で18店舗を展開するルミネ。なかでも旗艦店「ルミネ新宿」は、1都3県の商業施設を対象にした集客力ランキングにおいて4年連続で堂々の1位。伊勢丹新宿店や銀座三越といった大手百貨店を抑えた。客を呼んでいるのは270を数える個性豊かなショップ。話題のアパレルブランドや美容雑貨はもちろん、昨年4月に開業した食特化型の新業態「イイトルミネ」では国内外から知る人 .. show full overview
沖縄に根差し"県民ビール"として65年以上愛されてきたオリオンビール。しかし長年、売り上げ目標は未達成で、沖縄県外での知名度は限定的。販売も伸び悩んでいた。2019年には野村HDと外資企業に買収され、コロナショックでは大打撃を受けた。抜本的な経営改革が急務になった同社。白羽の矢が立ったのは、ソニーで海外駐在経験を長く積み、その後、様々な業種の企業改革を手掛け"立て直し経 .. show full overview