池上彰の

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戦争を考える 半藤一利さんの東京大空襲 (2021x24)


Date de diffusion: Août 15, 2021

太平洋戦争で市民は空からの爆撃という恐怖にさらされた。1944年7月にサイパン、つづく1945年2月に硫黄島が陥落すると、米軍は「空の要塞」と呼ばれた爆撃機B29によって、日本上空の制空権を握る。米軍の空爆の標的は当初は軍事関連の施設であったが、次第に一般市民へと移っていく。1945年3月10日深夜、東京大空襲が始まった。約300機のB29が33万発にも及ぶ大量の焼夷弾を投下した。 東京に大規模火災を引き起こして住民を殺戮し、戦争継続の意思をそぐのが狙いであった。池上彰は東京都慰霊堂を訪ねて空襲犠牲者へ追悼の祈りを捧げ、空襲の爪痕が各地に見られる隅田川周辺を歩き、空襲体験者へのインタビューも行う。さらに、15歳でこれを体験した半藤一利の克明な記録も紹介し、東京大空襲の姿に迫る。 終戦後、戦争で両親を失った戦災孤児の数は約12万人にのぼった。引き取り手がなく、ひとり路上で生きなければならなくなった「浮浪児」と呼ばれた子供たちは3万5千人に及んだ。そうした浮浪児など、焼け出されて家をなくした人の多くが上野駅周辺に集まった。終戦からほどなくして現在のアメ横に闇市が生まれ、浮浪児らは露店の手伝いをして糊口をしのいだ。 池上彰は戦災孤児だった女性や、戦災孤児を引き取る活動を始めた児童養護施設の関係者へインタビューを行う。

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  • Première: Mar 2011
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