ビーチボーイズに憧れて

伝説のドラマ「ビーチボーイズ」に憧れを抱き、千葉の海岸でカフェ「ダイヤモンドヘッド」を経営している大沢小波（小沢一敬）と満井凪人（徳井義実）。そこへ女性誌の記者、森佳苗（入山法子）が取材にやってくる。常連客のタクシー運転手の千堂（加藤諒）と浪人生のアカリ（宮下咲）も同席する中、取材がスタート。ドラマそっくりの建物やコレクションを紹介する小波と凪人だが、突然アカリが顔色を変えてダイヤモンドヘッドを飛び出していってしまう。模擬試験の結果が不合格レベルだと絶望するアカリ。そんな姿をみた小波と凪人はアカリを元気づけるために行動を起こす…

取材でダイヤモンドヘッドを訪れていた佳苗（入山法子）が、東京の出版社に戻ることに。諦めきれない小波（小沢一敬）は佳苗を追いかけて東京へ。仕事先まで押しかけ、佳苗と食事の予定を取り付けた小波は1人の男性に声をかけられる。それは佳苗の元恋人、宮部修次（久保田真旺）だった。修次は自身のNYへの異動をきっかけに佳苗から一方的な別れを告げられたことを小波に告白する。一方、凪人（徳井義実）がいる千葉のダイヤモンドヘッドにはタクシー運転手の千堂（加藤諒）が店に似つかわないスーツ姿の客（宮里ソル）を連れてきていた。漏れ聞こえてきた言葉は「ダイヤモンドヘッド買収」…。佳苗との待ち合わせ場所にいる小波に突然、見慣れない女性が話しかけてくる。小池真知子（戸田菜穂）、23年前に別れた凪人の元恋人。真知子の口から凪人の知られざる過去が明かされる…

東京で凪人の元恋人、真知子（戸田菜穂）に出会った小波（小沢一敬）。そこで聞いたのは耳を疑う話だった。真知子と凪人（徳井義実）には子供がいた事、さらにはその子供が大人になり、不動産会社に勤務、ダイヤモンドヘッド買収の担当となっているというのだ。小波は佳苗（入山法子）を置き去りに千葉へと戻る。買収をめぐり対立する小波と凪人。二人の思いはすれ違ったまま買収の契約日を迎えてしまう…

カフェ・ダイヤモンドヘッドの買収はなくなり、これからの門出を祝う宴会で凪人（徳井義実）は実の息子の俊（宮里ソル）と初めて酒を酌み交わす。そしてダイヤモンドヘッドにはいつもと変わらない平穏な時が流れている。そんな中やってきたのは佳苗（入山法子）と宮部修次（久保田真旺）。2人から驚きの報告が…。さらに驚きの人物がダイヤモンドヘッドを訪れる。小波（小沢一敬）と凪人が憧れ続けた、反町隆史、本人だ。舞い上がるダイヤモンドヘッドの面々。反町隆史は佳苗の記事を読んでわざわざやってきたのだ。反町本人から語られるドラマビーチボーイズの秘話とは…？