ヒロシのぼっちキャンプ

2月の下旬、東京あきる野のキャンプ場にやってきたヒロシは年明けに大量に降った雪がまだサイト全体を覆う一面の雪景色に迎えられる。 冷たい谷風に吹かれながら無事雪上にテントを張り終えたヒロシだったが、一息つくと今度は積もった雪を切り出して白い壁をつくり始める。 やがて夜が訪れるとそこには雪上キャンプでしか見ることできない景色が現れるというのだが・・・。 春を待つヒロシの心が照らし出した残雪の山の一日を描く。

2月の下旬、東京あきる野のキャンプ場にやってきたヒロシは年明けに大量に降った雪がまだサイト全体を覆う一面の雪景色に迎えられる。 冷たい谷風に吹かれながら無事雪上にテントを張り終えたヒロシだったが、一息つくと今度は積もった雪を切り出して白い壁をつくり始める。 やがて夜が訪れるとそこには雪上キャンプでしか見ることできない景色が現れるというのだが・・・。 春を待つヒロシの心が照らし出した残雪の山の一日を描く。

3月上旬、標高650mの群馬の山奥にやってきたヒロシは、まだ所どころ雪で覆われたキャンプ場でふと思い立って人生初の雪だるまを作る。 テントの傍に雪だるまを安置してひとりの夜を静かに過ごすヒロシだったが、ランタンが照らす雪だるまに誘われるようにして、これまで胸に秘めていたある大切なことを語りだす。 季節はずれの雪だるまと過ごしたヒロシの早春キャンプ。

3月上旬、標高650mの群馬の山奥にやってきたヒロシは、まだ所どころ雪で覆われたキャンプ場でふと思い立って人生初の雪だるまを作る。 テントの傍に雪だるまを安置してひとりの夜を静かに過ごすヒロシだったが、ランタンが照らす雪だるまに誘われるようにして、これまで胸に秘めていたある大切なことを語りだす。 季節はずれの雪だるまと過ごしたヒロシの早春キャンプ。

3月中旬の千葉県旭市。 大好きな野営の雰囲気を楽しめるというキャンプ場へやってきたヒロシは、到着するなり目に飛び込んできた池のほとりの手づくりウッドデッキに心を奪われてしまう。 気を取り直し、武骨な野営サイトをめざして森を歩き出したヒロシだったが、胸に刺さったウッドデッキへの想いは膨らむばかり。 爽やかな春風に吹かれ森をさまようヒロシが見つけた最高の居場所とは・・・。

3月中旬の千葉県旭市。 大好きな野営の雰囲気を楽しめるというキャンプ場へやってきたヒロシは、到着するなり目に飛び込んできた池のほとりの手づくりウッドデッキに心を奪われてしまう。 気を取り直し、武骨な野営サイトをめざして森を歩き出したヒロシだったが、胸に刺さったウッドデッキへの想いは膨らむばかり。 爽やかな春風に吹かれ森をさまようヒロシが見つけた最高の居場所とは・・・。

4月上旬、雨が降る静岡県富士宮市にやってきたヒロシは、清流沿いのキャンプ場の森の奥でひっそりと佇む苔むした巨石と出会う。 巨石のそばを居場所に決めてテントを設営するとさっそく焚き火を始めようとするのだが、すっかり雨に濡れた森の薪にはなかなか火を着けることができない。 今回の主役にとスーパーで買ったうなぎを美味しく焼き上げるには、じっくり熱を伝えてくれる絶品の熾火を作らなければならないのだが・・・。 春雨の森で自分なりのお花見キャンプを楽しもうとするヒロシの一日を描く。

4月上旬、雨が降る静岡県富士宮市にやってきたヒロシは、清流沿いのキャンプ場の森の奥でひっそりと佇む苔むした巨石と出会う。 巨石のそばを居場所に決めてテントを設営するとさっそく焚き火を始めようとするのだが、すっかり雨に濡れた森の薪にはなかなか火を着けることができない。 今回の主役にとスーパーで買ったうなぎを美味しく焼き上げるには、じっくり熱を伝えてくれる絶品の熾火を作らなければならないのだが・・・。 春雨の森で自分なりのお花見キャンプを楽しもうとするヒロシの一日を描く。

4月なかば、雨模様の茨城県日立市にやってきたヒロシは、太平洋を見晴らす丘の上の食料品店で美味しそうな魚を手に入れる。 到着した爽やかなキャンプ場でテントを設営すると雨はいよいよ本降りになり、ヒロシは翌朝用に買った菓子パンを焼いて昼ごはんを簡単に済ませることに。 しかしこの小さな変更が思わぬ事態を引き起こしていく・・・。 雨を避けた小さなテントの屋根の下でヒロシが初めて経験したあやまちとは。

4月なかば、雨模様の茨城県日立市にやってきたヒロシは、太平洋を見晴らす丘の上の食料品店で美味しそうな魚を手に入れる。 到着した爽やかなキャンプ場でテントを設営すると雨はいよいよ本降りになり、ヒロシは翌朝用に買った菓子パンを焼いて昼ごはんを簡単に済ませることに。 しかしこの小さな変更が思わぬ事態を引き起こしていく・・・。 雨を避けた小さなテントの屋根の下でヒロシが初めて経験したあやまちとは。

5月上旬のある日、静岡県沼津市の海岸沿いの道を走るヒロシは、車窓に流れる景色をきっかけに今回の目的地がかつて何度も通ったお気に入りのキャンプ場だということに気づく。 勝手知ったキャンプ場に到着すると、迷うことなくいつもテントを張っていたサイトめがけて歩き出そうとするヒロシだったが、今回持ってきた道具類がいつもとまったく違う内容だったことに気づいてふと立ち止まってしまう。 ヒロシが車の荷室からゴソゴソと取り出したキャンプギアの正体とは・・・？

5月上旬のある日、静岡県沼津市の海岸沿いの道を走るヒロシは、車窓に流れる景色をきっかけに今回の目的地がかつて何度も通ったお気に入りのキャンプ場だということに気づく。 勝手知ったキャンプ場に到着すると、迷うことなくいつもテントを張っていたサイトめがけて歩き出そうとするヒロシだったが、今回持ってきた道具類がいつもとまったく違う内容だったことに気づいてふと立ち止まってしまう。 ヒロシが車の荷室からゴソゴソと取り出したキャンプギアの正体とは・・・？

5月下旬のある晴れた日、ちょうど1年前に訪れた茨城県の里山のキャンプ場へ再びやってきたヒロシ。 お気に入りの森のサイトでゆったり過ごした記憶が鮮やかによみがえり、知らず知らずのうちに涼しげな森の中へと吸い込まれていってしまう。 去年と同じ居場所で過ごしたい誘惑をなんとか断ち切って日向の居場所で昼ごはんの準備に取り掛かったヒロシだったが、パスタを茹でる静かな時間のなかで遠い青春の日に起きた衝撃の体験を思い出す。

5月下旬のある晴れた日、ちょうど1年前に訪れた茨城県の里山のキャンプ場へ再びやってきたヒロシ。 お気に入りの森のサイトでゆったり過ごした記憶が鮮やかによみがえり、知らず知らずのうちに涼しげな森の中へと吸い込まれていってしまう。 去年と同じ居場所で過ごしたい誘惑をなんとか断ち切って日向の居場所で昼ごはんの準備に取り掛かったヒロシだったが、パスタを茹でる静かな時間のなかで遠い青春の日に起きた衝撃の体験を思い出す。

6月下旬、梅雨が明けたばかりの沖縄へやってきたヒロシ。 旅行といえば沖縄というくらい馴染みのある土地だというが夏の沖縄キャンプは初めての体験だ。 那覇市を出発したヒロシがまず立ち寄ったのは米軍払い下げ品を扱うミリタリーショップ。 蚊帳や水タンクなどキャンプで使えそうな品を選ぶうち、新品のまま何十年も倉庫で眠っていたジャングルブーツを発見して無骨心を鷲づかみにされてしまう。 思いがけず長居したミリタリーショップをあとにしてヒロシが向かったのは沖縄北西部の本部町（もとぶちょう）。 町の中心部にある町営市場で豚の骨付きアバラ肉を調達し、海を見晴らす山の中腹にあるキャンプ場へ。 強烈な陽射しのもとでなんとか居場所を決めたものの夕方になっても一向に涼しくなる気配を見せず暑さはすでに夏本番の様相。 ここで頑張ったら危険と察知したヒロシはヒロシなりの沖縄時間を過ごそうと心を決めるのだった…。 紺碧の海に沿って車を走らせ、ゆったり沖縄を旅したヒロシのぼっちキャンプを初めての2時間スペシャルで描く。

6月下旬、梅雨が明けたばかりの沖縄へやってきたヒロシ。 旅行といえば沖縄というくらい馴染みのある土地だというが夏の沖縄キャンプは初めての体験だ。 那覇市を出発したヒロシがまず立ち寄ったのは米軍払い下げ品を扱うミリタリーショップ。 蚊帳や水タンクなどキャンプで使えそうな品を選ぶうち、新品のまま何十年も倉庫で眠っていたジャングルブーツを発見して無骨心を鷲づかみにされてしまう。 思いがけず長居したミリタリーショップをあとにしてヒロシが向かったのは沖縄北西部の本部町（もとぶちょう）。 町の中心部にある町営市場で豚の骨付きアバラ肉を調達し、海を見晴らす山の中腹にあるキャンプ場へ。 強烈な陽射しのもとでなんとか居場所を決めたものの夕方になっても一向に涼しくなる気配を見せず暑さはすでに夏本番の様相。 ここで頑張ったら危険と察知したヒロシはヒロシなりの沖縄時間を過ごそうと心を決めるのだった…。 紺碧の海に沿って車を走らせ、ゆったり沖縄を旅したヒロシのぼっちキャンプを初めての2時間スペシャルで描く。

6月下旬、梅雨が明けたばかりの沖縄へやってきたヒロシ。 旅行といえば沖縄というくらい馴染みのある土地だというが夏の沖縄キャンプは初めての体験だ。 那覇市を出発したヒロシがまず立ち寄ったのは米軍払い下げ品を扱うミリタリーショップ。 蚊帳や水タンクなどキャンプで使えそうな品を選ぶうち、新品のまま何十年も倉庫で眠っていたジャングルブーツを発見して無骨心を鷲づかみにされてしまう。 思いがけず長居したミリタリーショップをあとにしてヒロシが向かったのは沖縄北西部の本部町（もとぶちょう）。 町の中心部にある町営市場で豚の骨付きアバラ肉を調達し、海を見晴らす山の中腹にあるキャンプ場へ。 強烈な陽射しのもとでなんとか居場所を決めたものの夕方になっても一向に涼しくなる気配を見せず暑さはすでに夏本番の様相。 ここで頑張ったら危険と察知したヒロシはヒロシなりの沖縄時間を過ごそうと心を決めるのだった…。 紺碧の海に沿って車を走らせ、ゆったり沖縄を旅したヒロシのぼっちキャンプを初めての2時間スペシャルで描く。

6月下旬、梅雨が明けたばかりの沖縄へやってきたヒロシ。 旅行といえば沖縄というくらい馴染みのある土地だというが夏の沖縄キャンプは初めての体験だ。 那覇市を出発したヒロシがまず立ち寄ったのは米軍払い下げ品を扱うミリタリーショップ。 蚊帳や水タンクなどキャンプで使えそうな品を選ぶうち、新品のまま何十年も倉庫で眠っていたジャングルブーツを発見して無骨心を鷲づかみにされてしまう。 思いがけず長居したミリタリーショップをあとにしてヒロシが向かったのは沖縄北西部の本部町（もとぶちょう）。 町の中心部にある町営市場で豚の骨付きアバラ肉を調達し、海を見晴らす山の中腹にあるキャンプ場へ。 強烈な陽射しのもとでなんとか居場所を決めたものの夕方になっても一向に涼しくなる気配を見せず暑さはすでに夏本番の様相。 ここで頑張ったら危険と察知したヒロシはヒロシなりの沖縄時間を過ごそうと心を決めるのだった…。 紺碧の海に沿って車を走らせ、ゆったり沖縄を旅したヒロシのぼっちキャンプを初めての2時間スペシャルで描く。

7月上旬、暑すぎる夏から逃れて北海道にやってきたヒロシは、買い出しに寄ったスーパーの新鮮な魚介を見て海鮮丼を作ることを思い立つ。 到着した湖畔のキャンプ場で設営を済ませるとさっそくいつも通りの手順で焚き火を始めようとするが、なかなか安定した火を育てることができずヒロシは次第に焦り始める。 7月の湿った薪と格闘するうちに降り出した雨、せまる夕暮れ、そしていつまでも炊けないお米。 そんな湖畔のキャンプで或るものの存在がヒロシに救いをもたらす・・・。

7月上旬、暑すぎる夏から逃れて北海道にやってきたヒロシは、買い出しに寄ったスーパーの新鮮な魚介を見て海鮮丼を作ることを思い立つ。 到着した湖畔のキャンプ場で設営を済ませるとさっそくいつも通りの手順で焚き火を始めようとするが、なかなか安定した火を育てることができずヒロシは次第に焦り始める。 7月の湿った薪と格闘するうちに降り出した雨、せまる夕暮れ、そしていつまでも炊けないお米。 そんな湖畔のキャンプで或るものの存在がヒロシに救いをもたらす・・・。

夏の北海道キャンプツアーの2カ所め。 北海道らしいものを食べようとスーパーに立ち寄ったヒロシは、新鮮なホタテとホッケを手に入れて十勝の山中を目指す。 しだいに濃くなる野生の気配に怖気づきながら野営場に到着し、クマ避けの鈴を鳴らしながらようやく川沿いに居場所を確保した。 やがて夜が訪れて静かな山の雰囲気をひとり味わうヒロシだったが、十勝の深い闇のなかで或る持ち物を見失ってしまう…。

夏の北海道キャンプツアーの2カ所め。 北海道らしいものを食べようとスーパーに立ち寄ったヒロシは、新鮮なホタテとホッケを手に入れて十勝の山中を目指す。 しだいに濃くなる野生の気配に怖気づきながら野営場に到着し、クマ避けの鈴を鳴らしながらようやく川沿いに居場所を確保した。 やがて夜が訪れて静かな山の雰囲気をひとり味わうヒロシだったが、十勝の深い闇のなかで或る持ち物を見失ってしまう…。

8月上旬、暑さに耐えかねたヒロシが涼しさを求めて向かったのは、昨年も訪れた群馬・嬬恋村の高原のキャンプ場。 一年前と同じスーパーに立ち寄ったヒロシは鮮魚コーナーで思いがけない再会を果たす。 それは昨年も見つけたものの雨天で購入を断念した思い出のマグロの頭だった。 今年こそはと手に入れた巨大なマグロの頭をたずさえてキャンプ場に到着したヒロシ。 しかしマグロの調理に取り掛かる手前で予想もしていなかった事態に見舞われてしまう。

8月上旬、暑さに耐えかねたヒロシが涼しさを求めて向かったのは、昨年も訪れた群馬・嬬恋村の高原のキャンプ場。 一年前と同じスーパーに立ち寄ったヒロシは鮮魚コーナーで思いがけない再会を果たす。 それは昨年も見つけたものの雨天で購入を断念した思い出のマグロの頭だった。 今年こそはと手に入れた巨大なマグロの頭をたずさえてキャンプ場に到着したヒロシ。 しかしマグロの調理に取り掛かる手前で予想もしていなかった事態に見舞われてしまう。

8月下旬、埼玉県飯能市のキャンプ場へ向かう途中立ち寄ったお肉屋さんで大好きな焼肉弁当を買い込んだヒロシ。 山深い渓谷のキャンプ場に到着し、渓流沿いのサイトを見つけたヒロシはあまりの涼しさに言葉を失う。 やがて、お弁当を温めようと川のそばで焚き火の準備を始めたヒロシだったが、山の空気の心地よさに誘われて、ある意外な行動に出てしまう・・・。

8月下旬、埼玉県飯能市のキャンプ場へ向かう途中立ち寄ったお肉屋さんで大好きな焼肉弁当を買い込んだヒロシ。 山深い渓谷のキャンプ場に到着し、渓流沿いのサイトを見つけたヒロシはあまりの涼しさに言葉を失う。 やがて、お弁当を温めようと川のそばで焚き火の準備を始めたヒロシだったが、山の空気の心地よさに誘われて、ある意外な行動に出てしまう・・・。