葛木さくら（北野瑠華）は、雑誌の表紙を飾ることを夢見る駆け出しのグラビアアイドル。 まだ知名度のないさくらだったが、撮影会などの仕事を頑張り続けていた。 撮影会に参加していた冴えないフリーターの忍（押田岳）は、その撮影会の帰り道、ストーカーにつきまとわれていたさくらを助けた代わりに包丁で刺されてしまう。 人生終了か！と思いきや・・・ケガはたいしたことはなく、忍以上に安堵するさくらだった。 ひたむきに頑張るさくらの姿に惹かれ、応援していることを伝えた忍に、「実は、もうやめようかなって思っていて…グラビア」と告げるさくら。 グラビアの仕事に強い憧れを抱きながらも、仕事をしても給料はほとんどもらえておらず、バイトも禁止。貯金を切り崩しているものの、家賃さえ払えないと涙ながらに話すのだった。 そんなさくらの姿に、忍は夢をあきらめた自分を重ね、さくらを救うべく「一緒に暮らしませんか！」と提案してしまう。 同居人で親戚の古民家を管理しているカメラマンの卵・矢野（木村伊吹）も「部屋は余っているし、困ったときはお互いさま！」と快諾したことで、さくらは忍たちの厚意に甘え同居することに。 矢野に撮影してもらった水着写真をさくらのSNSで投稿すると大きな反響が。 意外な反響を目の当たりにしたさくらは自信を取り戻していく。 そんな中、さくらのマネージャー毒島（森本のぶ）は、SNSに公開された水着写真を見て「へー、面白いことやってんじゃん」と不敵な笑みを浮かべるのだった…。

駆け出しのグラビアアイドル・さくら（北野瑠華）に給料を払わず困窮させた果てに、グラビアを辞めさせて違法なAVに出演させようと画策していたマネージャー・毒島（森本のぶ）。卑劣な思惑を知った忍（押田岳）は、AV出演を阻止するため、さくらのSNSフォロワーを1ヵ月以内に50万人に増やせば、グラビアを続けられる約束を毒島と交わす。 矢野（木村伊吹）が撮影したセクシーなグラビア写真をSNSに投稿することで、徐々にフォロワーは増えるものの、目標の50万人には程遠く、忍は焦るばかりだった。そんな中、さくらの元に、人気グラビアアイドルの逢????坂みお（永尾まりや）から、コラボ撮影の誘いが！ みおは「ポーズ先行で安易」と矢野が撮影した写真にピシャリとダメ出しすると、プロでイケメンのカメラマン・ヒデ（和合真一）によるコラボ撮影が開始。だが、腰や足を触りながら、きわどいポーズを指示していくヒデに対して、忍は「もっと大切にしてあげてください！」と思わず声をあげてしまうのだったが…。 みおとのコラボ写真がSNSで公開するやいなや、フォロワーは飛躍的に増加し、さくらも矢野も大喜び。だが、懸命にさくらを支えようと奮闘する忍のことを愛おしそうに見つめているのはみおだった。そのみおの表情を見てしまったさくらは、いたたまれなくなってしまう。 そんな時、さくらの元に椎名あゆ（橋本梨菜）からパーティーへの誘いのDMが届く。 みおの情報では、あゆは危険な匂いのするパーティーで仕事を掴み取っているという噂があった。怪しいパーティーの誘いに躊躇する忍に対して、さくらは忍に頼ることなく自分ひとりで行く決心し、パーティーに向かうのだが…。

さくら（北野瑠華）は、SNSフォロワー数を伸ばすために、人気ギャル系グラドルあゆ（橋本梨菜）に誘われて、業界人や起業家が多く参加するパーティーへと訪れた。会場でなぜか水着に着替えさせられたさくらは、いきなり“王様ゲーム”に参加させられて…。 「仕事がもらえるチャンスだよ！」と王様ゲームに巻き込んだあゆ。実は、毒島（森本のぶ）と繋がっていて、さくらが体で仕事を取るよう仕向けられていた。VIPルームで三浦（齊藤陸）と二人きりにされたさくらは、今にも襲われそうに…！ その頃、ひとりでパーティーへ向かったさくらを心配する忍（押田岳）は、パーティー会場に忍び込んでいた。が、参加者から週刊誌の記者に間違われ、パーティー会場は大混乱！騒然とする中、忍はさくらを見つけ出すが、さくらが窮地に陥っていたとは思いもよらない忍は、フォロワーを増やすことで頭がいっぱいだった。 「すみません…。もう、イヤです」 さくらは、泣きながらその場を立ち去ってしまうのだった。 パーティーから数日、さくらと連絡が取れなくなってしまった忍。 そこへ、みお（永尾まりや）から連絡が入る。さくらを心配し、思いつめる忍に対して、みおは「残酷だけど…この業界は向き不向きがある」と断言し、「私のマネージャーに、なってくれない？」と真剣に伝えるのだった。 忍は、人から必要とされてこなかった人生を振り返りつつ、「君が必要」という、みおの言葉に揺れる。 果たして、忍の選択は…！？

悪徳マネージャー毒島（森本のぶ）の画策で、忍（押田岳）を悪役に仕立て法外な違約金をちらつかせながら違法AVの撮影を強要されたさくら（北野瑠華）。撮影はスタートし、諦めきったさくらの服を、毒島は無理やり引き裂いて…。 一方で、みお（永尾まりや）からマネージャーになって欲しいと誘われ、揺れていた忍。みおに返事をする約束の時間が迫る中、矢野（木村伊吹）から、さくらが怪しげな男と一緒にいるところを目撃したという話を聞く。さくらの身に危険が迫っているかもしれないと逡巡する忍。と、とっさにさくらの事務所へと向かっていた。 忍がさくらの事務所へ駆け込んだとき、すでに撮影は始まっていた…！状況を把握した忍は“ある切り札”を武器に、さくらを救い出す。謝り続けるさくらに対して、「騙す奴が悪いに決まってる。さくらちゃんは絶対に悪くない」と告げる忍は、さくらをサポートし続けていくことを改めて誓うのだった。 さくらとともに古民家に帰ってくると、忍の幼馴染みチコ（矢野ななか）が押しかけて来ていた。 二十歳になったら忍と結婚することを一途に信じ続けてきたチコは、さくらが同居人と知ると「私がいるのに！！ひどい！」と怒りつつ「私も一緒に住む！」と宣言。SNSフォロワー30万人という人気インフルエンサーとなっていたチコと不思議な同居を始めることに…！ ダンス動画で人気のチコは、さくらとのコラボ動画撮影を提案。撮影した動画をチコのSNSにアップすると、不器用なさくらのダンスが大バズリし、チコ以上にさくらへの反響が！そして、人気雑誌『フランク』からさくらへの撮影オファーが届く…！

悪徳マネージャーから逃れたさくら（北野瑠華）は、忍（押田岳）をマネージャーにフリーとして活動を始めていた。雑誌『フランク』のグラビア撮影後、『フランク』編集担当・渡辺（宮崎隼人）から、雑誌主催のミスコンテスト『ミスフランク』への出場を勧められる。グランプリ受賞者は雑誌の表紙を飾るという話に、二人は目を輝かせる。 撮影で居合わせたのは3年前の『ミスフランク』グランプリのさおり（二瓶有加）。自身もグランプリを獲るまではフリーとして活動していたというさおりは、ネットでのライブ配信がバズったことをきっかけにグランプリを獲得、その後に大手事務所に移籍し活躍の幅を広げることができたとさくらに語る。 実はさくらにとって、さおりはあこがれの存在だった。学生時代にいじめられていた時、元気なさおりの表紙に勇気づけられたことが、グラビアを目指すきっかけだった。その話を聞いた忍は、さくらが表紙を飾るためにもグランプリ獲得を誓う。 表紙を飾るという夢に向かって走り始めたさくらと忍を、もどかしそうに見ていたのはチコ（矢野ななか）。忍に振り向いてもらいたいチコは、自分のことを応援してもらえるように、ある決意を固める…。 そして、『ミスフランク』ファイナリスト発表の当日。ギャル系グラドル・あゆ（橋本梨菜）を筆頭に有力なグラドルたちが選ばれる中、さくらもファイナリストに選出されるのだが…。ネットでの写真投票、そしてライブ配信での反響が大きく選考を左右する『ミスフランク』ファイナリストたちの熾烈な争い。だが、そのライブ配信には、怪しい投げ師の存在も…。 純粋に夢を追うさくらと忍の知らないところで、欲にまみれた波乱だらけの『ミスフランク』の幕が開けようとしていた…！

さくら（北野瑠華）とギャル系人気グラドルあゆ（橋本梨菜）、そして30万人超えフォロワーを誇るチコ（矢野ななか）らが選出された『ミスフランク』ファイナルの選考がスタート。写真投票ではチコが知名度を生かしてダントツ1位に。一方で、得票数が伸び悩むさくら。忍は（押田岳）はさくらの特技を生かした「料理配信企画」で、得票数の盛り返しを図ることに。 さくらの料理配信は、たどたどしいながらも、さくらの魅力を引き出すことに奏功し、ライブ配信中のコメントも大盛り上がり。投げ銭と得票数を順調に伸ばし、一気にランキングは2位へと躍進する。一方で、さくらは得票数が伸び悩み始めたチコのことを心配していた。忍も手助けをしようとチコに声をかけるのだが…。 そんな中、ランキング最下位だったあゆが、いきなり1位に躍り出る。あゆは、高額投げ銭でランキングを押し上げる大地主の御曹司・ムーたん（西洋亮）に自ら近づき、体の関係を持つことで1位になる金額を投げ銭する約束を取り付けていたのだ。 一方で、女優として活躍しながらもグラビアの仕事も続けていたみお（永尾まりや）は、撮影スタジオで、さおり（二瓶有加）と再会する。3年前に『ミスフランク』のグランプリを獲得し大手事務所に移籍、順風満帆に見えていたさおりだが、グラビアの仕事に対して人知れず苦悩しており、みおにその胸の内を明かすのだった。 あゆに代わって最下位になったのはチコ。落ち込みながらも健気にライブ配信を頑張るのだが、心無いコメントに対してつい失言してしまう。コメント欄には失望のコメントが並び、同接数はみるみる激減、チコは傷心する。 そして、これまで数々のグラドルたちを毒牙にかけてきたムーたんが、チコに近づき始めていた…。