半年前、未輝斗と愛里の出会い。はしゃぐ愛里の無邪気な笑顔。一転、血の気のない愛里の顔。「どうして止めなかったんだよ、何のためにいたんだよ」と意識がない愛里の前で、未輝斗はくるみに詰め寄る。自分自身にぶつけているようにも聞こえるその言葉に、「くるみさんは悪くない」と愛里が目を覚ます。そして、愛里はなぜ未輝斗にわがままを言うようになったのか、自分と同じ境遇で入院したばかりの
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半年前、未輝斗と愛里の出会い。はしゃぐ愛里の無邪気な笑顔。一転、血の気のない愛里の顔。「どうして止めなかったんだよ、何のためにいたんだよ」と意識がない愛里の前で、未輝斗はくるみに詰め寄る。自分自身にぶつけているようにも聞こえるその言葉に、「くるみさんは悪くない」と愛里が目を覚ます。そして、愛里はなぜ未輝斗にわがままを言うようになったのか、自分と同じ境遇で入院したばかりの未輝斗の落ち込みようや辛い気持ちが手に取るようにわかったから声をかけたこと、自分も未輝斗に救われたことを話す。「めでたしめでたし」と明るく振る舞う愛里にいたたまれない未輝斗とくるみ。日が変わり、8番目のわがままを叶えるために愛里が好きな関取花のラジオに投稿していた未輝斗がオンエアを屋上で聴いている。その後ろで未輝斗にうまく話しかけられず、いちごのプランターに水をやるくるみ。すると、ラジオから「ラジオネーム、ミッキーは木こりさん」と声が聞こえてくる。突然走り出す未輝斗、慌ててラジオを聴くくるみ。それは愛里への本当の想いをつづった未輝斗の投稿だった。愛里の部屋につく未輝斗。見つめ合う2人。それを見ているくるみ。愛里がラジオを、未輝斗の想いを聴き終わり、未輝斗に告げた言葉はあまりにも切なく・・・