アナザーストーリーズ 運命の分岐点

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その時、市民は軍と闘った〜韓国の夜明け 光州事件〜
Episode overview
1980年5月18日、韓国・クワンジュ(光州)で市民と軍が衝突した!戒厳令の名の下に繰り返された軍の暴力。怒った市民は銃を奪い、バスやタクシーに乗り込んで押し寄せた。それはまさに市街戦だった。当時、韓国政府はその事実を隠蔽。真相を隠すため、道路を封鎖し、情報を遮断し、力で市民を鎮圧していった。その時いったい何が起きたのか?韓国に「民主化」の夜明けをもたらした光州事件、今だから明かされる衝撃の真実。
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▽『ノルウェイの森』 “世界のハルキ”はこうして生まれた
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世界が注目する作家、村上春樹。その名を世界に知らしめた作品が著者初の恋愛小説『ノルウェイの森』だ。1960年代末の若者たちの愛と性、そして死が描かれた。装丁は鮮やかな赤と深い緑、帯には「100%の恋愛小説」。累計1000万部を超える大ベストセラーに。その誕生の秘密と魅力を、30年以上村上を担当した編集者、同時代を生きた友人たち、そして『ノルウェイの森』を映像化したベトナム出身の映画監督が明かす!
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立花隆vs.田中角栄
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去年亡くなった“知の巨人”立花隆が、1974年に月刊誌「文藝春秋」で発表した「田中角栄研究」。「今大閤」と人気だった田中首相の金脈を暴いたのだ。誰でも入手できる資料を集め分析するオープン・ソース・インテリジェンスの走りである。大手マスコミは注目しなかったが、海外特派員たちの追求で火がつき、田中は退陣に追い込まれた。元祖“文春砲”とも言える立花の記事はどのように作られ、どう歴史を動かしたのか。
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選「越境する紅テント〜唐十郎の大冒険〜」
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60~70年代、日本の演劇を揺さぶった唐十郎率いる状況劇場、通称“紅テント”。劇場に頼らず、神社の境内や河原にテントを張り、全国各地で芝居を上演。それは日常に突如出現した異空間。唐は独裁政権下の韓国や中東パレスチナの難民キャンプでも芝居を敢行、時空を超えて記憶に刻まれる。故・中村勘三郎は衝撃を受け、これこそ歌舞伎の原点だと「平成中村座」を旗揚げする。時代の常識に抗い演じることに命を賭けた男の冒険。
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愛を生き切った人〜瀬戸内寂聴の99年〜
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去年11月、99歳で亡くなった瀬戸内寂聴。その生涯ははまさに波乱万丈。25歳で夫と娘を残して出奔。有名作家となった後も不倫の恋に身を焦がす。1973年、突然の出家は世間を驚かせた。晴美から寂聴へ、その真相はいったい何だったのか?寂聴最後の恋の相手とされる“全身小説家”井上光晴の存在。父と母、寂聴の常識では考えられない三角関係を娘・井上荒野が小説に書いた!女の性と業がぶつかり合う、愛と煩悩の物語!
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東大安田講堂事件 あのとき学生は何と闘ったのか
Episode overview
1969年1月18日。学生たちが立てこもる東京大学・安田講堂を警察機動隊が包囲した。警察の催涙弾と放水に、火炎瓶や投石で抵抗した学生377人が逮捕、その姿はTVで生中継された。あのとき何が起きていたのか?事件から半世紀、学生の中心メンバーや機動隊員らが、初めて詳細な証言を始めた。発端となった小さな火種はなぜ大きくなったのか?対峙したそれぞれの思いは?極秘資料も踏まえ、安田講堂事件の真相に迫る!
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俺たちが音楽の流れを変える!〜フォーライフ 4人の冒険〜
Episode overview
1975年4月、小室等、吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげるの4人が所属レコード会社から独立。アーティスト自ら音楽制作から流通まで手掛けるフォーライフレコードを立ち上げた。それは既存の音楽業界への宣戦布告だった。拓郎は野外オールナイトの『つま恋コンサート』を企画。6万人を動員し、コンサートの流れまで変えた。しかし、その後考えの違いから、4人は別の道を歩み出す。彼らが思い描き、なし得なかったものとは?
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山一破たん たった1つの記事から始まった
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3兆5千億円の負債を抱え、廃業に追い込まれたエリート企業・山一証券。「社員は悪くありません」、そういって社長が泣き崩れた歴史的な破たん劇は、いかにして起きたのか?すべての始まりは、ある雑誌記者の執念のスクープ。タレコミをきっかけに、不正の闇を追求していった。その全貌を記者がテレビで初めて証言、さらに旧経営陣も舞台裏を明かした。バブルの絶頂から破たんへ、数奇な運命をたどった深い闇の正体とは?
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ジョン・レノン そして“イマジン”は名曲になった
Episode overview
ジョン・レノンの「イマジン」。国家や宗教間の対立や憎悪の無意味さを訴えるこの曲は1971年に発表された。1980年12月8日、ジョンが銃弾に倒れた後、この曲の運命が大きく変わり始める。そして戦争やテロなどで世界が揺らぐたびにイマジンは歌い継がれ、輝きを増していった。あの日、ジョンを襲った悲劇、チェコの裏通りにあるレノンウォール、9.11テロ、3つの視点からイマジンが名曲になったわけを見つめる。
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天才激突!黒澤明VS勝新太郎
Episode overview
1979年の夏、世界中の映画ファンを震撼させる、前代未聞の主役交代劇が起きた。黒澤明監督の新作映画『影武者』のロケ中に主役の勝新太郎が突然、降板したのだ。黒澤はすでにベネチア映画祭でグランプリも獲得した世界的巨匠。一方の勝は『座頭市』をヒットさせ、脚本・監督もこなす大スター。あの日、ふたりの天才の間で何があったのか?未公開映像や当時を知る関係者の証言をもとに、天才激突の真相に迫る!
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「この世界の片隅に」〜戦後世代が描く“戦争”〜
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2007年1月に漫画雑誌で連載が始まり、コミックスの発行部数が180万部を超えた漫画『この世界の片隅に』。アニメ映画化もされ社会現象となった。原作者は広島出身のこうの史代。戦争の悲惨さを描くよりも、戦時下でもひたむきに生きる女性や家族、隣人たちの日常を見つめた異色の作品だ。それは次世代の漫画家たちに影響を与え、新たな戦争表現の可能性を切り開いていく。戦後世代が描く“戦争漫画”がもたらした衝撃とは
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追跡 デジタル性犯罪の闇 〜韓国 N番部屋事件〜
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2019年、ある男がSNS上で女性の個人情報をだまし取り、わいせつな動画を脅迫して要求。コミュニケーションアプリのチャットルーム「N番部屋」で拡散し、累計26万人が閲覧。被害女性は未成年を含め100人を超えた。事件を追った記事が韓国の女性たちの怒りを呼び、犯罪防止のための法整備を求める国会請願へと発展。アメリカ人の女性活動家がデジタル性犯罪の実態を世界に発信する。韓国を震撼させた事件の真相に迫る。
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大島渚 “最前線”の戦い
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この男がつくる映画はいつも物議をかもした。世間に衝撃を与える問題作を次々と世に問うた映画監督・大島渚。「日本の夜と霧」の上映打ち切りに抗議して松竹を退社、「愛のコリーダ」ではわいせつか?芸術か?大論争を巻き起こした。その大島が1983年カンヌ国際映画祭の大本命に目されたのが「戦場のメリークリスマス」戦時下における敵同士の男と男の愛を描いた。最前線で戦い続けた大島渚を妻小山明子、崔洋一らが熱く語る。

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