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Sezon 2019
仙台藩の初代藩主・伊達政宗は、62万石の城下町を築き、「伊達」という粋で豪華な文化を育んだ。伊達な文化は政宗だけに留まらず、時代を重ねるにつれ後の藩主に、さらには仙台から全国へ、そして武士から庶民にまで、さまざまな方面へ広がり定着し、熟成を加えていった。政宗ゆかりの伊達な文化は2016年に日本遺産に認定されている。
そんな伊達な町「仙台」を“じょんのび”な旅人、ナタリ
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仙台藩の初代藩主・伊達政宗は、62万石の城下町を築き、「伊達」という粋で豪華な文化を育んだ。伊達な文化は政宗だけに留まらず、時代を重ねるにつれ後の藩主に、さらには仙台から全国へ、そして武士から庶民にまで、さまざまな方面へ広がり定着し、熟成を加えていった。政宗ゆかりの伊達な文化は2016年に日本遺産に認定されている。
そんな伊達な町「仙台」を“じょんのび”な旅人、ナタリー・エモンズが訪れる。伊達政宗が眠る瑞鳳殿を訪れ、黒を基調に金や鮮やかな彩色を施された派手な霊廟に驚く。「松川だるま」は一般的な赤いだるまではなく、赤に加え青を塗り、金粉をあしらった派手なだるま。そのだるまの絵付けに挑戦!「仙台平」と呼ばれる袴地は、藩主や皇族に贈与されるほどの高級絹織物。仙台平を扱う呉服店を訪ね、大正ロマンの雰囲気が漂う女性用の袴を身に着ける。食通とも言われていた政宗が広めた「仙台味噌」を使った名物牛タンや炙り金華〆さばに舌鼓。さらに、伝統の工芸品、「仙台箪笥」を使った日本料理店では引き出しから料理が出てくるなど、粋な仕掛けと色鮮やかな料理にご満悦。最後は政宗が整備して通った「秋保温泉」を訪ね、ゆったりと湯に浸かる。政宗が育んだ粋な文化に身を浸すじょんのび旅。
仙台藩の初代藩主・伊達政宗は、62万石の城下町を築き、「伊達」という粋で豪華な文化を育んだ。政宗ゆかりの伊達な文化は2016年に日本遺産に認定されている。その政宗が魅了され、何度も訪れた場所があった。それは日本三景の一つ松島。今回も“じょんのび”な旅人、ナタリー・エモンズが松島を訪れる。
まずは遊覧船に乗り、大小260もの島々が織り成す絶景を海から見渡す。政宗にゆ
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仙台藩の初代藩主・伊達政宗は、62万石の城下町を築き、「伊達」という粋で豪華な文化を育んだ。政宗ゆかりの伊達な文化は2016年に日本遺産に認定されている。その政宗が魅了され、何度も訪れた場所があった。それは日本三景の一つ松島。今回も“じょんのび”な旅人、ナタリー・エモンズが松島を訪れる。
まずは遊覧船に乗り、大小260もの島々が織り成す絶景を海から見渡す。政宗にゆかりの深い在城島と千貫島を間近で見て感動。次に政宗が豊臣秀吉から拝領した茶室を訪ね、抹茶とずんだ餅を味わう。松島のシンボル五大堂では赤い透かし橋を渡り、少し緊張。さらに、伊達家の菩提寺「瑞巌寺」では政宗がこだわり抜いたという、煌びやかな空間に驚愕。そして、松島名物、今が旬の牡蠣を酒蒸しとフライで味わい、舌鼓。最後に、政宗が西洋のモチーフを取り入れた霊廟「三慧殿」を訪れる。風流を愛した政宗、そのゆかりの松島を堪能するじょんのび旅。
源頼朝が武家政権の都として開いた鎌倉。武家の趣向に合った禅宗の寺院が立ち並び、江戸時代には信仰と遊山の地として賑わった。さらに明治時代以降はリゾート地として政財界の要人や多くの文人たちが訪れるようになる。鎌倉はさまざまな歴史遺産や自然の要素がモザイクのように組み合わさった特別な町となっている。
そんな鎌倉は2016年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー
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源頼朝が武家政権の都として開いた鎌倉。武家の趣向に合った禅宗の寺院が立ち並び、江戸時代には信仰と遊山の地として賑わった。さらに明治時代以降はリゾート地として政財界の要人や多くの文人たちが訪れるようになる。鎌倉はさまざまな歴史遺産や自然の要素がモザイクのように組み合わさった特別な町となっている。
そんな鎌倉は2016年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー・エモンズが鎌倉のまちを旅する。
最初に訪れたのは、誰もが知る鎌倉の名所、鎌倉大仏。与謝野晶子が「美男におわす」と詠んだその表情をしかと確認。鎌倉五山のひとつ、円覚寺では武士の心を鍛えた座禅に挑戦。無心になることをめざしたナタリーさん、果たして悟りの境地に辿りつけたのか… さらに、古くから寺院で食されていた精進料理の名店を訪ね、その豊かな味わいに舌鼓。ほかにも、庶民の信仰を集める銭洗い弁天、鎌倉文士の資料を集めた文学館や多くの作家が通ったてんぷら屋、年に一度の祭りで湧く長谷寺を訪ねる。歴史と文化のまちをゆく「じょんのび旅」。
街の9割が山々で囲まれた飛騨高山。ここには「飛騨匠」と呼ばれる職人集団がいる。この飛騨匠の「木を生かす」技術や感性、実直な気質は古代から現代まで受け継がれ、飛騨高山の文化の基礎となっている。
市内には古くは江戸時代に飛騨匠が作りあげた社寺建築群や近代の大工一門の作品群、伝統工芸などが今も残されている。そんな飛騨高山は2016年に日本遺産に認定されている。
今回は
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街の9割が山々で囲まれた飛騨高山。ここには「飛騨匠」と呼ばれる職人集団がいる。この飛騨匠の「木を生かす」技術や感性、実直な気質は古代から現代まで受け継がれ、飛騨高山の文化の基礎となっている。
市内には古くは江戸時代に飛騨匠が作りあげた社寺建築群や近代の大工一門の作品群、伝統工芸などが今も残されている。そんな飛騨高山は2016年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー・エモンズと日本文化に精通している作家の「ハコちゃん」こと岩下尚史が飛騨高山を旅する。
最初に訪れたのは、今も江戸時代の情緒が色濃く残る「古い街並み」。多くの観光客で賑わうこの場所で、名物の団子や手焼きせんべいに舌鼓。人力車に乗りながら、飛騨匠が作った街並みをじょんのびと観光。そして、江戸時代から続く酒蔵では、飛騨流の日本酒仕込みを見学。さらに、この旅でナタリーさんがどうしても行きたかった白川郷の合掌造りに大感激。職人が作り上げた圧倒的な建造物を間近で感じる「じょんのび旅」。
面積の9割以上が森林の飛騨高山。ここには「飛騨匠」と呼ばれる職人集団がいる。この飛騨匠の「木を生かす」技術や感性、実直な気質は古代から現代まで受け継がれ、飛騨高山の文化の基礎となっている。市内には飛騨匠が作りあげた社寺建築群や近代の大工一門の作品群、伝統工芸などが今も残されている。そんな飛騨高山は2016年に日本遺産に認定されている。
今回もナタリー・エモンズと日
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面積の9割以上が森林の飛騨高山。ここには「飛騨匠」と呼ばれる職人集団がいる。この飛騨匠の「木を生かす」技術や感性、実直な気質は古代から現代まで受け継がれ、飛騨高山の文化の基礎となっている。市内には飛騨匠が作りあげた社寺建築群や近代の大工一門の作品群、伝統工芸などが今も残されている。そんな飛騨高山は2016年に日本遺産に認定されている。
今回もナタリー・エモンズと日本文化に精通している作家の「ハコちゃん」こと岩下尚史が飛騨高山を旅する。まずは飛騨匠の傑作「高山祭」の屋台を見学。美しく精巧に作られた屋台に感激。そして宮大工、彫刻家、染め物職人と高山祭を支える職人たちの元へ。いにしえから伝わる技の数々に触れていきます。さらにナタリーさん、飛騨古川で毎年行われている、良縁を願う「三寺まいり」に着物で参加。匠たちが作り上げた飛騨高山の文化を間近で感じる「じょんのび旅」。
鶴岡市を中心とする庄内地方は旧庄内藩士が刀を鍬に替えて開拓した養蚕場をきっかけに、絹産地として発展してきた。今も養蚕から絹織物まで一貫工程が残る国内唯一の地となっており、街並みからは近代化の原風景を体感することができる。そんな鶴岡は2018年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー・エモンズとタレントで山形弁研究家のダニエル・カールが雪深い鶴岡を旅する。まず、
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鶴岡市を中心とする庄内地方は旧庄内藩士が刀を鍬に替えて開拓した養蚕場をきっかけに、絹産地として発展してきた。今も養蚕から絹織物まで一貫工程が残る国内唯一の地となっており、街並みからは近代化の原風景を体感することができる。そんな鶴岡は2018年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー・エモンズとタレントで山形弁研究家のダニエル・カールが雪深い鶴岡を旅する。まず、鶴岡の象徴でもある羽黒山の雪に覆われた五重塔を訪ね、冬景色をたっぷりと味わうナタリー。続いて冬の鶴岡を代表する野菜、甘みのある雪中軟白ねぎの畑を訪ねると、そこにダニエルさんが。2人でねぎを収穫し、とりたての材料でねぎしゃぶ、ねぎの天ぷらなど、ねぎ料理を味わう。旧庄内藩士が開いた松ヶ岡開墾場やあつみ温泉を訪ね、最後はダニエルさんがぜひナタリーさんに味わってほしいという鶴岡の知られざる名物、天然とらふぐ料理を一緒にいただく。荒波に鍛えられたふぐのてっさ、てっちりなどを頬張り、その豊かな味わいに2人とも大満足。近代化の歴史に触れながら、雪国の温かさを知る「じょんのび旅」。
鶴岡市を中心とする庄内地方は旧庄内藩士が刀を鍬に替え開拓した養蚕場をきっかけに、絹産地として発展してきた。今も養蚕から絹織物の生産まで一貫工程が残る国内唯一の地となっており、街並みからは近代化の原風景を体感することができる。そんな鶴岡は2018年に日本遺産に認定されている。
前回に続き、ナタリー・エモンズとタレントで山形弁研究家のダニエル・カールが雪深い鶴岡を旅す
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鶴岡市を中心とする庄内地方は旧庄内藩士が刀を鍬に替え開拓した養蚕場をきっかけに、絹産地として発展してきた。今も養蚕から絹織物の生産まで一貫工程が残る国内唯一の地となっており、街並みからは近代化の原風景を体感することができる。そんな鶴岡は2018年に日本遺産に認定されている。
前回に続き、ナタリー・エモンズとタレントで山形弁研究家のダニエル・カールが雪深い鶴岡を旅する。まずは雪に覆われた昔ながらの多層民家を訪ね、蚕と共に暮らしていた人々の生活を知る。続いて最上川を訪れ、ダニエルさんと一緒に雪見舟で川下り。山形名物の芋煮を味わいながら雪国の景観を楽しむ。そして料亭文化が息づく酒田では、現役の舞娘さんと一緒にナタリーさんが踊りに挑戦。さらにシルクの作業工程のひとつ手捺染の工場を訪問。その技術の高さに驚く。最後はダニエルさんがぜひナタリーさんに味わってほしいという鶴岡の冬の味覚、寒ダラを一緒にいただく。どんがら汁、鱈の醤油焼きに舌鼓。近代化の歴史に触れながら、雪国の温かさを知る「じょんのび旅」。
弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡
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弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡礼文化となっている。四国遍路は2015年に日本遺産に認定されている。
そんなお遍路の旅をするのはナタリー・エモンズと日本に40年以上も住んでいるケント・ギルバート。「お接待」という独自の文化にも触れながら、阿波の国・徳島の札所を巡る。途中、鳴門鯛や徳島ラーメンなどの名物グルメも味わい、また「藍染め」を体験し、徳島の伝統文化を体感する。札所から札所へと自分の足で歩きながら、自らと向き合う「じょんのび旅」。
弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡
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弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡礼文化となっている。四国遍路は2015年に日本遺産に認定されている。
そんなお遍路の旅をするのはナタリー・エモンズと日本に40年以上も住んでいるケント・ギルバート。前回に続き、阿波の国・徳島の札所を巡る。途中、名産品のそうめんづくりを体験したり、伝統の阿波踊りを習ったりしながら、徳島の歴史と文化を体感する。標高600メートルの太龍寺を経て、徳島最後の札所、薬王寺まで。自分の足で歩きながら、自らと向き合う「じょんのび旅」。
わずか140年前までは人の住めない荒野だった日本最大の扇状地「那須野が原」。明治時代の貴族階級は熱い志を胸に荒地を開拓し、農場や別荘を作った。彼らの願いは実を結び、かつての荒地には今、豊かな大地が広がっている。那須野が原は2018年に日本遺産に認定されている。
そんな那須を旅するのはナタリー・エモンズと工藤夕貴。まず2人が訪れたのは明治時代の面影を残す千本松牧場。
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わずか140年前までは人の住めない荒野だった日本最大の扇状地「那須野が原」。明治時代の貴族階級は熱い志を胸に荒地を開拓し、農場や別荘を作った。彼らの願いは実を結び、かつての荒地には今、豊かな大地が広がっている。那須野が原は2018年に日本遺産に認定されている。
そんな那須を旅するのはナタリー・エモンズと工藤夕貴。まず2人が訪れたのは明治時代の面影を残す千本松牧場。動物と触れ合い、新鮮な牛乳を味わった後、向かったのは、この牧場を作った松方正義の別荘。西洋風の瀟洒なたたずまいに、往時の暮らしに思いを馳せる2人。いちご狩りや那須和牛のステーキを楽しみながら、地元の高校の珍しい「牛部」を訪ねる。日本一の牛を育てることに情熱を傾ける部員たちに、かつての貴族たちの姿が重なり合う。最後は塩原温泉郷を訪れ、熱い湯と料理に癒される。女性2人で巡る「じょんのび旅」。
わずか140年前までは人の住めない荒野だった日本最大の扇状地「那須野が原」。明治時代の貴族階級は熱い志を胸に荒地を開拓し、農場や別荘を作った。彼らの思いは実を結び、かつての荒地には今、豊かな大地が広がっている。那須野が原は2018年に日本遺産に認定されている。
前回に続き、そんな那須を旅するのはナタリー・エモンズと工藤夕貴。まず2人が訪れたのは明治の貴族、青木周蔵
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わずか140年前までは人の住めない荒野だった日本最大の扇状地「那須野が原」。明治時代の貴族階級は熱い志を胸に荒地を開拓し、農場や別荘を作った。彼らの思いは実を結び、かつての荒地には今、豊かな大地が広がっている。那須野が原は2018年に日本遺産に認定されている。
前回に続き、そんな那須を旅するのはナタリー・エモンズと工藤夕貴。まず2人が訪れたのは明治の貴族、青木周蔵がこの地に建てたドイツ風の瀟洒な別荘。気品あふれる室内に古いピアノをみつけたナタリーさん、ピアノの腕を披露。続いて農家の直売所を訪ねると、工藤さんは新鮮な野菜を物色。自身でも菜園をつくり、食材や料理にはこだわりがあるという彼女、地元の食材で創作料理をつくろうと提案する。酪農と畜産の盛んな那須には、アジアやアフリカから集まった農業を学ぶ若者のための学校がある。この学校を訪ね、学生たちとふれあいながら、2人は新鮮な卵を入手。さらに、チーズとお米、ワインを揃え、貸別荘で調理を始めた工藤さん、ナタリーさんにも手伝ってもらいながら腕をふるう。
果たして、どんな料理ができあがったのか。女性2人の楽しい「じょんのび旅」。
古来、大和の北西にある出雲は、日が沈む聖地とされている。とりわけ、出雲の人々は夕日を神聖視して、深い畏敬の念を抱いていた。海に沈むこの地の美しい夕日は、出雲の祈りの歴史を語り継いでいる。そんな出雲は2017年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズと旅番組は初めてという大学教授の村尾信尚。最初に訪れたのは出雲大社の玄関口「神門通り」。縁結びにゆ
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古来、大和の北西にある出雲は、日が沈む聖地とされている。とりわけ、出雲の人々は夕日を神聖視して、深い畏敬の念を抱いていた。海に沈むこの地の美しい夕日は、出雲の祈りの歴史を語り継いでいる。そんな出雲は2017年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズと旅番組は初めてという大学教授の村尾信尚。最初に訪れたのは出雲大社の玄関口「神門通り」。縁結びにゆかりあるこの地の料理でお参りの前に英気を養う。そして出雲神話の舞台「稲佐の浜」を踏みしめ、10月になると日本全国から八百万の神々が訪れるという聖地「出雲大社」へ。独自の参拝方法や神々の物語を聖地で知る。「神迎えの道」と呼ばれる通りの蕎麦の名店では「出雲蕎麦」に舌鼓。日本古来の伝統が数多く残る出雲を巡るじょんのび旅。
古来、大和の北西にある出雲は、日が沈む聖地とされている。とりわけ、出雲の人々は夕日を神聖視して、深い畏敬の念を抱いていた。海に沈むこの地の美しい夕日は、出雲の祈りの歴史を語り継いでいる。そんな出雲は2017年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズと大学教授の村尾信尚。縁結びの聖地・出雲大社の知られざる参拝方法を村尾さんがナタリーさんに伝授。出
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古来、大和の北西にある出雲は、日が沈む聖地とされている。とりわけ、出雲の人々は夕日を神聖視して、深い畏敬の念を抱いていた。海に沈むこの地の美しい夕日は、出雲の祈りの歴史を語り継いでいる。そんな出雲は2017年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズと大学教授の村尾信尚。縁結びの聖地・出雲大社の知られざる参拝方法を村尾さんがナタリーさんに伝授。出雲の隣、松江に移動し、宍道湖ではしじみ漁の現場を見学。湖で獲れる七珍(しっちん)と呼ばれる七種の魚介類を味わう。日本の文化を世界に発信した小泉八雲の記念館では、その人生にナタリーさんが大きく共感。そして松江のお殿様も愛した和菓子や茶室、さらには山陰の名物「松葉ガニ」など、さまざまな名品と出会うじょんのび旅。
弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡
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弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡礼文化となっている。そんな四国遍路のストーリーは2015年に日本遺産に認定されている。
今回お遍路の旅をするのはナタリー・エモンズと片岡鶴太郎。「お接待」という独自の文化にも触れながら、愛媛のさまざまな札所を巡る。途中、宇和島の鯛めしや瀬戸内海の天然オコゼを味わい、鶴太郎さんが実践しているヨーガで心と身体を整える。さらに砥部焼の窯元では絵付けに挑戦。画家としても活躍する鶴太郎さんが描いた絵とは…愛媛の札所を巡り、自らの心と向き合う「じょんのび旅」。
弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡
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弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡礼文化となっている。そんな四国遍路のストーリーは2015年に日本遺産に認定されている。
今回もお遍路の旅をするのはナタリー・エモンズと片岡鶴太郎。「お接待」という独自の文化にも触れながら、愛媛の札所を巡る。途中、道後温泉ではじゃこカツ、みかんおにぎりを味わい、今治では焼豚玉子飯という地元のソウルフードを堪能。立ち寄った柑橘農園では愛情いっぱいに育てられた3種類の柑橘類を楽しみ、鶴太郎さんはやわらかなパステルで旅の思い出を絵に。そして最後は、名物の揚げ足鶏に舌鼓。心とお腹を満たす「じょんのび旅」。
宇都宮市大谷地域は約1500万年前の海底火山の噴火でできた凝灰岩、「大谷石」の産地。
先人たちは柔らかく耐熱性に優れた特性を生かし、大谷石を建物の外壁や塀に用いてきた。
宇都宮の街を歩くと、数多くの石蔵をはじめ公会堂や教会など、至るところに大谷石の建築物を見ることができる。また、近年ではアート作品にも利用され、街並みに深く溶け込んでいる。石の街・宇都宮のストーリー
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宇都宮市大谷地域は約1500万年前の海底火山の噴火でできた凝灰岩、「大谷石」の産地。
先人たちは柔らかく耐熱性に優れた特性を生かし、大谷石を建物の外壁や塀に用いてきた。
宇都宮の街を歩くと、数多くの石蔵をはじめ公会堂や教会など、至るところに大谷石の建築物を見ることができる。また、近年ではアート作品にも利用され、街並みに深く溶け込んでいる。石の街・宇都宮のストーリーは2018年に日本遺産に認定されている。
そんな宇都宮を旅するのはナタリー・エモンズと俳優の勝村政信。
2人は大谷石に掘られた日本最古の磨崖仏、そして昭和に掘られた27mの巨大な観音像に驚愕。大谷石の石蔵をリノベーションしたレストランでは地元の食材を使った創作料理を堪能。また、石工職人の工房を訪ね、大谷石の加工のようすを間近に見る。道具を手に自分たちも石を掘りながら、熟練の職人技に感動。さらに石蔵で味噌を作る老舗の味噌を使った、名物の餃子をいただく。そして最後は、大谷石の歴史が刻まれた地下採石場跡へ。そこで待っていたのは番組のテーマ曲を担当している春畑道哉さん。迷宮のような地下空間に春畑さんのギターが炸裂する!石の街を楽しくめぐる「じょんのび旅」。
日本有数の港町、函館。明治時代に鉄道が敷かれるまで、日本国内の物流は「北前船」と
呼ばれる商船が担っていた。北前船の寄港地として函館は日本各地の文化が入り混じり、
独自の文化が花開いた。そんな函館は2017年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズとハコちゃんこと作家の岩下尚史。
最初に2人が訪れたのは、豊富な魚介類が並ぶ函館朝市。函館湾
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日本有数の港町、函館。明治時代に鉄道が敷かれるまで、日本国内の物流は「北前船」と
呼ばれる商船が担っていた。北前船の寄港地として函館は日本各地の文化が入り混じり、
独自の文化が花開いた。そんな函館は2017年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズとハコちゃんこと作家の岩下尚史。
最初に2人が訪れたのは、豊富な魚介類が並ぶ函館朝市。函館湾で水揚げされた新鮮な食
材にさっそく舌鼓。イカの町として知られる函館ならではの、釣りたての新鮮なイカや伝
統の樽でつくられた塩辛を堪能。国内各地の文物のみならず、ペリーの来航を受け、函館
はいち早く海外の文化を取り入れた。ヨーロッパの要塞をモチーフに建てられた五稜郭を
訪ね、創業100年を超える老舗の肉屋さんで珍しいすき焼きを味わう。港町ならではの文
化を訪ねるじょんのび旅。
造林発祥の地である奈良県吉野では、約500年に渡り育まれた日本一の人工の森と人々が
守り続ける天然の森が、訪れる人々を迎えてくれる。森とともに生きていく中で作り上げ
られた食や暮らしの文化は今に伝わる。そんな吉野は2016年に日本遺産に認定されてい
る。
旅をするのは書道家の親子、金澤翔子さんと金澤泰子さん。ダウン症である翔子さんは、
5歳の頃から親子二人三脚
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造林発祥の地である奈良県吉野では、約500年に渡り育まれた日本一の人工の森と人々が
守り続ける天然の森が、訪れる人々を迎えてくれる。森とともに生きていく中で作り上げ
られた食や暮らしの文化は今に伝わる。そんな吉野は2016年に日本遺産に認定されてい
る。
旅をするのは書道家の親子、金澤翔子さんと金澤泰子さん。ダウン症である翔子さんは、
5歳の頃から親子二人三脚で才能を磨き、今や日本を代表する書道家だ。
日本一の桜の名所である吉野を訪れた2人は、山一面が桜色に染まる美しい景色に感激。
金峯山寺の参道では桜味のソフトクリームや葛きりなどの名物を味わう。そして歴史ある
金峰山寺では巨大な秘仏、蔵王権現を間近で参拝し、その荘厳な姿に圧倒される。また、
神秘的な雰囲気の漂う造林では、樹齢260年の吉野杉に触れ、自然の力強さ、そしてそこ
に暮らす人々の営みを肌で感じた。吉野の旅を締めくくるのは、翔子さんによる「桜」の
文字の揮毫。吉野の山で5感を通して得た想いを胸に、渾身の書を書き上げる。
日本有数の港町、函館。明治時代に鉄道が敷かれるまで、日本国内の物流は「北前船」と呼ばれる商船が担っていた。北前船の寄港地として函館は日本各地の文化が入り混じり、独自の文化が花開いた。そんな函館は2017年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズとハコちゃんこと作家の岩下尚史。
最初に2人が訪れたのは、豊富な魚介類が並ぶ自由市場。場内の一画には、客
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日本有数の港町、函館。明治時代に鉄道が敷かれるまで、日本国内の物流は「北前船」と呼ばれる商船が担っていた。北前船の寄港地として函館は日本各地の文化が入り混じり、独自の文化が花開いた。そんな函館は2017年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズとハコちゃんこと作家の岩下尚史。
最初に2人が訪れたのは、豊富な魚介類が並ぶ自由市場。場内の一画には、客の注文を受けてから、店主がその日一番の美味しい食材を買い出しに行き、提供する人気の店が。さっそく訪ねた2人は、選び抜かれた材料の三食丼とカニラーメンを味わう。かつて北前船が運んだ積荷の一部はアイヌの人々から提供されたものだった。2人は市内の資料館を訪ね、アイヌの人々も各地との交流を通じて暮らしを豊かにしていたことを知る。その後、この地ではじめてハムとソーセージをつくったカール・レイモンの店やオランダから伝わったオルゴールの店を訪ね、最後は外国人の保養地として賑わった七飯町の大沼へ。湖をクルーズしながらゆったりと食事ができるレストランで贅沢なひとときを過ごす。港町らしい開放的な街を行くじょんのび旅。
『天下の険』と歌に唄われた箱根山を東西に越える一筋の道、東海道箱根八里。江戸時代の大幹線であった箱根八里には、賑わう往来を支えるために当時の日本で随一の壮大な石畳が敷かれた。旅人たちの足跡残る街道をひととき辿れば、宿場町や茶屋、関所や並木、一里塚と、道沿いに次々と往時のままの情景が立ち現われ、遥か時代を超え、訪れる者を江戸の旅へと誘う。そんな箱根八里のストーリーは20
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『天下の険』と歌に唄われた箱根山を東西に越える一筋の道、東海道箱根八里。江戸時代の大幹線であった箱根八里には、賑わう往来を支えるために当時の日本で随一の壮大な石畳が敷かれた。旅人たちの足跡残る街道をひととき辿れば、宿場町や茶屋、関所や並木、一里塚と、道沿いに次々と往時のままの情景が立ち現われ、遥か時代を超え、訪れる者を江戸の旅へと誘う。そんな箱根八里のストーリーは2018年に日本遺産に認定されている。
今回箱根八里の旅をするのはナタリー・エモンズと片岡鶴太郎。
最初に訪れた小田原では、名物の蒲鉾を味わい、約650年の歴史を誇る老舗ういろうを訪れる。続いて箱根では伝統の精妙な寄木細工に驚き、水のきれいな土地ならではの豆腐料理を楽しむ。また江戸時代創業の旅館では鶴太郎さんに教わりながら、ナタリーさんがヨガに挑戦。最後に訪れた三島では名物のうなぎに舌鼓。江戸の旅を追体験する「じょんのび旅」。
日本本土と大陸との中間に位置することから、長崎の島々は古代よりこれらを結ぶ海上交通の拠点だった。国境の島ならではの融和と衝突を繰り返しながらも交流が続くこれらの島は国と国、民と民の深い絆が感じられる稀有な地域である。そんな長崎の島々は2015年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー・エモンズと大学教授の村尾信尚がそんな国境の島「五島列島」を旅する。
訪れたのは
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日本本土と大陸との中間に位置することから、長崎の島々は古代よりこれらを結ぶ海上交通の拠点だった。国境の島ならではの融和と衝突を繰り返しながらも交流が続くこれらの島は国と国、民と民の深い絆が感じられる稀有な地域である。そんな長崎の島々は2015年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー・エモンズと大学教授の村尾信尚がそんな国境の島「五島列島」を旅する。
訪れたのは五島列島最大の島「福江島」。ここは大陸へと向かう遣唐使が日本を旅立つ、日本最果ての地。まずは遣唐使が大陸から技術を持ち帰り生まれた名物「五島うどん」を味わう。そして日本の渚100選にも選ばれた美しい海でナタリーさんが素潜りに初挑戦。さらに世界で初めてマグロの完全養
殖に成功した近大マグロの餌やりから釣り上げを間近で見学し大興奮。最後は弥生時代から家畜として飼われていたとされる日本最古の牛「五島牛」に舌鼓。国境の島ならではの、国の繁栄を願った先人たちの想いに触れるじょんのび旅。
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北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み -佐倉・成田・佐原・銚子:百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的町並み群-
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北総地域は、百万都市江戸に隣接し、関東平野と豊かな漁場の太平洋を背景に、発達した水運と街道を利用して江戸に東国の物産を供給し、江戸のくらしや経済を支えた。こうした中、江戸文化を取り入れることにより、城下町の佐倉、成田山の門前町成田、
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北総地域は、百万都市江戸に隣接し、関東平野と豊かな漁場の太平洋を背景に、発達した水運と街道を利用して江戸に東国の物産を供給し、江戸のくらしや経済を支えた。こうした中、江戸文化を取り入れることにより、城下町の佐倉、成田山の門前町成田、 利根水運の河岸、香取神宮の参道の起点の佐原、漁港・港町、そして磯巡りの観光客で賑わった銚子という4つの特色ある都市が発展した。これら四都市では、江戸庶民も訪れた4種の町並みや風景が残り、今も東京近郊にありながら江戸情緒を体感することができる。北総四都市のストーリーは2016年に日本遺産に認定されている。今回、北総四都市のうち銚子と成田を旅するのはナタリー・エモンズと女優の工藤夕貴、そして文化庁の宮田亮平長官。
旅の始まりは漁業の町、銚子の犬吠埼から。雄大な景色に感動しつつ、向かったのは銚子市民の足「銚子電鉄」の犬吠駅。駅の売店では名物の醤油を使った、つくりたてのぬれ煎餅を味わう。短い電車の旅を経て、訪ねたのは8年連続日本一の水揚げ量を誇る銚子漁港。さまざまな種類の魚を眺め、出会ったのは今が旬の銚子のブランド魚「銚子つりきんめ」。味は格別というこの魚をいただこうと地元の漁師さんオススメのお店へ。「金目鯛の漬け丼」と「金目鯛の煮付け」を味わい、銚子の味を堪能。続いて訪れたのは新勝寺の門前町、成田。江戸情緒の残る参道では、老舗の団子屋と漬物屋を訪ね、江戸の味を楽しむ。最後は新勝寺で護摩祈祷… 日本遺産を認定している文化庁の長官を交え、スペシャルなじょんのび旅。
日本では近代教育制度の導入前から、支配者層である武士のみならず、多くの庶民も読み書き・算術ができ、礼儀正しさを身に付けるなど、高い教育水準を示した。これは藩校や郷学、私塾などの様々な学校の普及によるところが大きく、それらは礼節を重んじる日本人の国民性を育んできた。日本最古の足利学校をはじめ、近世に開校していた4つの学校が2015年に日本遺産に認定されている。
足利学校
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日本では近代教育制度の導入前から、支配者層である武士のみならず、多くの庶民も読み書き・算術ができ、礼儀正しさを身に付けるなど、高い教育水準を示した。これは藩校や郷学、私塾などの様々な学校の普及によるところが大きく、それらは礼節を重んじる日本人の国民性を育んできた。日本最古の足利学校をはじめ、近世に開校していた4つの学校が2015年に日本遺産に認定されている。
足利学校のある足利を旅するのはナタリー・エモンズと明治大学の齋藤孝教授。
町のシンボル、鑁阿寺で合流した2人はさっそく足利学校へ。3万点を超える蔵書の中には元号の出典元となった古典籍も多く含まれている。新しい元号「令和」の元となった万葉集の一節を齋藤先生が解説。続いて訪れたのは足利出身の詩人・書家、相田みつをがよく通っていたというめん割烹店。
おいしいそばを味わいながら、ナタリーさん、みつをのことばを齋藤先生に教わり噛みしめる。また、足利の新名所のひとつ、フラワーパークでは咲き誇る花々を愛でつつ、花にまつわる日本のことば、日本のこころを知る。そして再び足利学校、論語に詳しい齋藤先生による地元の子どもたちへの論語の特別講義。知恵に溢れた孔子のことばをナタリーさんも子どもたちと一緒に学ぶ。最後に町の名物鰻店で、珍しい鰻と鳥の二段重を賞味。学びの空気に溢れた町で、ことばを巡るじょんのび旅。
尾道三山と対岸の島に囲まれた尾道は、町の中心を通る「海の川」とも言うべき尾道水道の恵みによって、中世の開港以来、瀬戸内随一の良港として繁栄し、人・もの・財が集積した。その結果、限られた生活空間に多くの寺社や庭園、住宅が造られ、それらを結ぶ入り組んだ路地・坂道とともに箱庭的都市が生み出された。迷路に迷い込んだかのような路地や、坂道を抜けた先に突如として広がる風景は、今も昔
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尾道三山と対岸の島に囲まれた尾道は、町の中心を通る「海の川」とも言うべき尾道水道の恵みによって、中世の開港以来、瀬戸内随一の良港として繁栄し、人・もの・財が集積した。その結果、限られた生活空間に多くの寺社や庭園、住宅が造られ、それらを結ぶ入り組んだ路地・坂道とともに箱庭的都市が生み出された。迷路に迷い込んだかのような路地や、坂道を抜けた先に突如として広がる風景は、今も昔も多くの人を惹きつけてやまない。そんな尾道の街は、2015年に「日本遺産」に認定されている。
尾道を旅するのは、ナタリー・エモンズと、関西学院大学教授の村尾信尚。
まず2人が向かったのは、町を一望できる千光寺。多くの映画や小説の舞台となった坂の町を階段伝いに登り、中腹では「みはらし亭」でひとときの休息を。ようやく辿りついた千光寺では目の前に広がる景色に疲れを忘れる2人。海、山、家並み、あらゆるものが混在し、まさに箱庭のような景観がそこにはあった。また、尾道を代表する名物「尾道焼き」や「尾道ラーメン」で地元の味に触れ、フェリーで向島まで足を伸ばすと、そこには地元の人々に愛される老舗のパン屋さん、 そしてラムネ屋さんとの出会いが。旅の最後を締めくくるのは、創業180年以上の老舗のお寿司屋さんでいただく「せいろすし」。尾道水道が作りだした、歴史を感じる尾道の町をじょんのびと巡っていく。
明治期の日本は、近代国家として西欧列強と渡り合うための海防力を備えることが急務であった。このため天然の良港を四箇所選んで軍港を築いた。静かな農漁村に海軍施設や水道、鉄道などのインフラが急速に整備され、日本の近代化を象徴する四つの軍港都市が誕生した。百年を超えた今もなお現役で稼働する施設も多く、躍動した往時の姿を残す旧軍港四市は、2016年に日本遺産に認定されている。
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明治期の日本は、近代国家として西欧列強と渡り合うための海防力を備えることが急務であった。このため天然の良港を四箇所選んで軍港を築いた。静かな農漁村に海軍施設や水道、鉄道などのインフラが急速に整備され、日本の近代化を象徴する四つの軍港都市が誕生した。百年を超えた今もなお現役で稼働する施設も多く、躍動した往時の姿を残す旧軍港四市は、2016年に日本遺産に認定されている。
今回、四市のうちの一つ横須賀を旅するのは、ナタリー・エモンズとフリーアナウンサーの吉川美代子。
まず訪れたのは、横須賀のメインストリート「どぶ板通り」。横須賀発祥の「スカジャン」に身を包んだ2人は、名物グルメの「ネイビーバーガー」で腹ごしらえ。横須賀のシンボル「記念艦 三笠」では、西欧列強と渡り合うために導入された当時の最新技術を体感。さらに、カレーのルーツといわれる「海軍カレー」を味わい、当時の海兵たちの生活に思いを馳せる。横須賀中央駅前では、誰でも自由に弾ける「街かどピアノ」でアーティストでもあるナタリーさんが「横須賀ストーリー」を弾き語る。原生林に覆われた「猿島」では、当時の兵舎や弾薬庫が今も残る異世界のような風景に厳しい時代の面影を見る。旅の最後は100年前から愛され続ける大衆居酒屋で乾杯、1日の疲れを癒やす。
異国情緒と輝かしい時代の息吹を体感できる横須賀の街を“じょんのび”めぐる旅。
伊賀・甲賀は忍者の発祥地として知られ、その代表格とされてきた。彼らは複雑な地形を利用して数多くの城館を築き、互いに連携し地域の平和を守り抜いた集団であり、伊賀・甲賀流忍術は、豊かな宗教文化や多彩な生活の中から育まれた。この地には戦乱の時代を駆け抜けた忍者の伝統が今も息づいている。伊賀と甲賀は2017年に日本遺産に認定されている。
今回、忍びの里を旅するのはナタリー・エ
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伊賀・甲賀は忍者の発祥地として知られ、その代表格とされてきた。彼らは複雑な地形を利用して数多くの城館を築き、互いに連携し地域の平和を守り抜いた集団であり、伊賀・甲賀流忍術は、豊かな宗教文化や多彩な生活の中から育まれた。この地には戦乱の時代を駆け抜けた忍者の伝統が今も息づいている。伊賀と甲賀は2017年に日本遺産に認定されている。
今回、忍びの里を旅するのはナタリー・エモンズと女優の由美かおる、俳優の野村将希の3人。そして、「消臭力」のCMで人気者となったミゲル・ゲレイロとダンテ・カーヴァーの2人。
ナタリーさんたち3人はまず、甲賀の里に残る忍者が住んでいた屋敷を訪ねる。ごく普通の民家に見える屋敷には、身を守るためのさまざまな仕掛けが施されており、忍者の知恵に驚く3人。続けて、伊賀の里を訪ね、名物の豆腐田楽と伊賀牛のすき焼きを味わう。一方、ミゲルさんたちは伊賀忍者が暮らしていた町を散策、忍者の装束に身を包み、彼らが携帯していた銘菓と茶を味わってみる。どちらも忍者の知恵が詰まったものだった。さらに2人は、忍者の武器を研究している大学の研究室を訪ね、忍者が実際に使っていた火器の実演を見せてもらう。忍びの里に残る忍者の足跡を体感するじょんのび旅。
古来より交通の要衝であった関門地域は、幕末の下関戦争を契機とした下関・門司両港の開港以来、重厚な近代建築が続々と建設された。狭い海峡を外国船が行き交う中、時が止まったかのようなレトロな建造物群が立ち並ぶ、ノスタルジックな街並みに出会うことができる。そんな関門海峡は、2017年に日本遺産に認定されている。
今回、関門海峡の九州側、門司港を旅するのはナタリー・エモンズと村
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古来より交通の要衝であった関門地域は、幕末の下関戦争を契機とした下関・門司両港の開港以来、重厚な近代建築が続々と建設された。狭い海峡を外国船が行き交う中、時が止まったかのようなレトロな建造物群が立ち並ぶ、ノスタルジックな街並みに出会うことができる。そんな関門海峡は、2017年に日本遺産に認定されている。
今回、関門海峡の九州側、門司港を旅するのはナタリー・エモンズと村尾信尚。
町のシンボル、門司港駅で合流した2人はさっそく船に乗り、関門海峡へ。大型船が行き交うようすをゆったりと眺め、途中にある小島、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で知られる巌流島でひと休み。
港で見つけたのは、門司港が発祥のバナナの叩き売り。売り口上につられナタリーさんがひと房競り落とすと、村尾さんはオリジナルの口上で叩き売りに挑戦。続いて訪ねたのは、アインシュタイン博士をはじめ、多くの外国人が宿泊した旧門司三井倶楽部。かつてアインシュタインがヴァイオリンを弾いた部屋で、ナタリーさんはミニコンサートを開催、日本語の歌を2曲披露する。三井倶楽部で名物の焼きカレーを味わった後は、明治時代の機関車や客車が残る九州鉄道記念館でレトロな旅に思いを馳せる。最後は、人々で賑わった料亭、三宜楼を訪ね、名物のフグ料理を堪能。ノスタルジックな雰囲気に浸るじょんのび旅。
いにしえに吉備と呼ばれた岡山には、鬼ノ城と呼ばれる古代山城や巨大墓に立ち並ぶ巨石などの遺跡が現存する。これら遺跡の特徴から吉備津彦命が温羅と呼ばれた鬼を退治する伝説の舞台となった。
鬼退治伝説は、古代吉備の繁栄と屈服の歴史を背景とし、桃太郎伝説の原型になったとされ、吉備の多様な遺産は今も訪れる人々を神秘的な物語へと誘ってくれる。桃太郎伝説ゆかりの地は2018年に日本遺
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いにしえに吉備と呼ばれた岡山には、鬼ノ城と呼ばれる古代山城や巨大墓に立ち並ぶ巨石などの遺跡が現存する。これら遺跡の特徴から吉備津彦命が温羅と呼ばれた鬼を退治する伝説の舞台となった。
鬼退治伝説は、古代吉備の繁栄と屈服の歴史を背景とし、桃太郎伝説の原型になったとされ、吉備の多様な遺産は今も訪れる人々を神秘的な物語へと誘ってくれる。桃太郎伝説ゆかりの地は2018年に日本遺産に認定されている。
今回、岡山を旅するのは森本レオと八木ひとみ。
JR岡山駅に立つ桃太郎像の前で合流した2人は、さっそく吉備津神社へ。ここは、桃太郎のモデルとされる吉備津彦命を祀った神社。縁起には、温羅と呼ばれる鬼のモデルと吉備津彦の戦いのようすが記され、戦いに敗れた温羅ゆかりの神事が今も行われている。そして桃太郎といえば、なんといっても桃ときびだんご。赤磐市の農園で桃狩りを行い、桃の神秘的な力に思いを馳せる。また、岡山市内の老舗だんご店では、昔ながらの黍を使っただんごを賞味。さらに温羅と吉備津彦命の戦いを備中神楽で楽しむ。そしていよいよ、温羅が住んでいたという鬼ノ城へ。そのスケールの雄大さに時を忘れしばし佇む。また、地元の名物、新鮮なサワラ料理とデミカツ丼を大いに味わう。いにしえより語り継がれてきた伝説を訪ねるじょんのび旅。
穢れを除き、病を癒すものとして祀られてきた水。琵琶湖では、「水の浄土」を臨んで多くの寺社が建立され、暮らしには山から水を引いた古式水道や湧き水を使いながら汚さないルールが伝わっている。湖辺の集落や湖中の島では、米と魚を活用した独自の食文化やエリなどの漁法が育まれた。水郷や水辺の景観は、水と人の営みが調和した文化的景観として、日本人の高度な「水の文化」の歴史が集積されてお
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穢れを除き、病を癒すものとして祀られてきた水。琵琶湖では、「水の浄土」を臨んで多くの寺社が建立され、暮らしには山から水を引いた古式水道や湧き水を使いながら汚さないルールが伝わっている。湖辺の集落や湖中の島では、米と魚を活用した独自の食文化やエリなどの漁法が育まれた。水郷や水辺の景観は、水と人の営みが調和した文化的景観として、日本人の高度な「水の文化」の歴史が集積されており、2015年に日本遺産に認定されている。
今回、琵琶湖周辺を旅するのはナタリー・エモンズと工藤夕貴。まずは比叡山に2人で登山。琵琶湖の絶景を楽しみ、延暦寺でお参り。そして湧き水を利用した「カバタ」とよばれるこの地方独特の洗い場を見学し、夏野菜を試食。伝統的なヤナ漁をお手伝いして、琵琶湖に生息するコアユを捕る。さらにビワマス料理や近江牛の味を存分に堪能。琵琶湖周辺に息づく水と暮らしの文化を体感するじょんのび旅。
参道石段と奇岩怪石の景勝地「山寺」。この山寺から始まった紅花栽培と紅花交易は、この地に莫大な富と豊かな文化をもたらした。豪農・豪商屋敷には白壁の蔵座敷が立ち並び、上方文化とのつながりを示す雅な雛人形や、紅花染めの衣装を身につけて舞う舞楽が今なお受け継がれ、華やかな彩りを添える。山寺や今も息づく紅花畑そして紅花豪農・豪商の蔵座敷を訪ねれば、当時の隆盛を偲ぶことができる。
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参道石段と奇岩怪石の景勝地「山寺」。この山寺から始まった紅花栽培と紅花交易は、この地に莫大な富と豊かな文化をもたらした。豪農・豪商屋敷には白壁の蔵座敷が立ち並び、上方文化とのつながりを示す雅な雛人形や、紅花染めの衣装を身につけて舞う舞楽が今なお受け継がれ、華やかな彩りを添える。山寺や今も息づく紅花畑そして紅花豪農・豪商の蔵座敷を訪ねれば、当時の隆盛を偲ぶことができる。
そんな山寺と紅花文化が紡いだストーリーは、2018年に日本遺産に認定されている。
旅をするのは、ナタリー・エモンズと関西学院大学教授の村尾信尚。
2人がまず向かったのは、紅花の咲き誇る高瀬地区。毎年恒例の伝統行事「紅花まつり」が行われ、2人も飛び入りで参加。紅花に直に触れ、新緑の山々と黄色の絨毯が織りなす風景の中で、アーティストでもあるナタリー・エモンズがあの映画の名曲を口ずさむ。最上川沿いの鮎の名店では、この時期だけの紅花を使った料理に驚き、紅花文化を体感した。
紅花交易によって財を成した商家が残る河北町では、当時の紅花商人が築いた財の大きさを目の当たりにする2人。さらに、「紅花染」の工房では、その美しさ、奥深さを知る。
紅花文化のシンボル「山寺」を訪れると、奇岩怪石が魅せる独特の景観に圧倒される。旅の最後は、山形の漬物文化に触れつつ、斬新で美しい漬物料理に舌鼓。漬物と紅花との意外な関係を知る。山寺と紅花が紡いだ独自の文化を体感できる山形の街を、じょんのびと巡っていく。
日本では近代教育制度の導入前から、支配者層である武士のみならず、多くの庶民も読み書き・算術ができ、高い教育水準を示した。これは、藩校や郷学、私塾など、様々な階層を対象とした学校の普及による影響が大きく、明治維新以降の近代化の原動力となり、現代においても教育に力を入れ、礼節を重んじる日本人の国民性として受け継がれている。茨城県水戸市には江戸時代に創立した日本最大規模の藩校
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日本では近代教育制度の導入前から、支配者層である武士のみならず、多くの庶民も読み書き・算術ができ、高い教育水準を示した。これは、藩校や郷学、私塾など、様々な階層を対象とした学校の普及による影響が大きく、明治維新以降の近代化の原動力となり、現代においても教育に力を入れ、礼節を重んじる日本人の国民性として受け継がれている。茨城県水戸市には江戸時代に創立した日本最大規模の藩校「弘道館」がある。弘道館をはじめ、近世に開校していた4つの学校が2015年に日本遺産に認定されている。
今回、水戸を旅するのはナタリー・エモンズさんと明治大学教授の齋藤孝さん。
日本三名園の一つ偕楽園で合流した二人は、園内をじょんのびと散歩。生い茂る竹林を歩けば心も晴れやかになり、思わず水戸黄門の歌を口ずさむ。水戸は水戸黄門こと水戸藩2代藩主、徳川光圀が治めた土地。光圀は教育に情熱を注ぎ、偉大な業績を残した。光圀が編纂を開始した『大日本史』を間近で閲覧し、その量と内容の豊かさに驚愕。また、食通としても知られる光圀が好んで食べた納豆や当時珍しかった料理をいただき、グルメな光圀のこだわりを垣間見る。そして、いよいよ弘道館へ。弘道館は光圀の意思を継いだ水戸藩主が作り上げた日本最大規模を誇る学校。今回は齋藤先生が論語の授業を地元の子どもたち相手に行う。素直で元気な子どもたちとのふれあいに感激する齋藤先生。最後はこの地域の名物「常陸牛」のステーキとビーフシチューを堪能。楽しみながら学ぶ水戸のじょんのび旅。
大宰府政庁を中心としたこの地域は、東アジアからの文化、宗教、政治、人などが流入・集積するのみならず、古代日本にとって東アジアとの外交、軍事の拠点でもあり、軍事施設や都市機能を建設するのに地の利を活かした理想の場所であった。現在においても大宰府跡とその周辺景観は当時の面影を残し、1300年前の古代国際都市「西の都」を現代において体感できる場所である。そんな太宰府は2015
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大宰府政庁を中心としたこの地域は、東アジアからの文化、宗教、政治、人などが流入・集積するのみならず、古代日本にとって東アジアとの外交、軍事の拠点でもあり、軍事施設や都市機能を建設するのに地の利を活かした理想の場所であった。現在においても大宰府跡とその周辺景観は当時の面影を残し、1300年前の古代国際都市「西の都」を現代において体感できる場所である。そんな太宰府は2015年に日本遺産に認定されている。
太宰府を旅するのはナタリー・エモンズさんと村尾信尚さん。
大宰府政庁跡で合流した二人は街のシンボル、太宰府天満宮をめざして、まずは参道へ。菅原道真の好物だったという梅ヶ枝餅と明太子発祥の店、ふくやで明太子のお茶漬けを味わい、二人は天満宮へ。境内ではアーティストでもあるナタリーさんが道真にゆかりの童謡「通りゃんせ」を歌う。そして学問の神様、菅原道真に参拝。遣唐使によって日本に伝えられたうどんが名物になっていると知り、賞味。九州国立博物館では遣唐使がもたらしたさまざまな先進の文物に出会う。旅の最後は地元で評判のとり皮をたっぷりと堪能。古代の国際交流について知るじょんのび旅。
大山(だいせん)の山頂に現れた万物を救う地蔵菩薩。その信仰は平安時代末以降、牛馬のご加護を願う人々を大山寺に集めた。江戸時代には大山寺に庇護され信仰に裏打ちされた全国唯一の「大山牛馬市」が隆盛を極め、明治時代には日本最大の牛馬市へと発展した。西国諸国からの参詣者や牛馬の往来で賑わった大山道沿いには、今も往時を偲ばせる石畳道や宿場の町並み、独特の食文化、大山の水にまつわる
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大山(だいせん)の山頂に現れた万物を救う地蔵菩薩。その信仰は平安時代末以降、牛馬のご加護を願う人々を大山寺に集めた。江戸時代には大山寺に庇護され信仰に裏打ちされた全国唯一の「大山牛馬市」が隆盛を極め、明治時代には日本最大の牛馬市へと発展した。西国諸国からの参詣者や牛馬の往来で賑わった大山道沿いには、今も往時を偲ばせる石畳道や宿場の町並み、独特の食文化、大山の水にまつわる行事、風習が残され、人々が日々「大山さんのおかげ」と感謝の念を捧げながら大山を仰ぎ見る暮らしが息づいている。
そんな大山は2016年に日本遺産に認定されている。
今回、大山周辺を旅するのはナタリー・エモンズと番組初登場の有森裕子。
まずは大山の清流で育った新鮮わさびを収穫し、絶品のわさび丼に舌鼓。さらに日本海では夏が旬の岩ガキと白イカを楽しみ、大山寺参道ではかつて牛馬市で人気を集めた大山おこわを味わう。田園風景が広がる大山の麓の町では伝統の和傘作りを体験。最後は浴衣に着替え、和傘がライトアップされた夏の風物詩「大山の大献灯」に参加。幻想的な雰囲気に2人は大感動。大山に息づく人々の暮らしを体感するじょんのび旅。
日本の真ん中、八ヶ岳を中心とした中部高地には、ほかでは見られない縄文時代の黒曜石鉱山がある。鉱山の森に足を踏み入れると、そこには縄文人が掘り出したキラキラ耀く黒曜石のカケラが一面に散らばり、星降る里として言い伝えられてきた。日本最古のブランド「黒曜石」は、最高級の矢じりの材料として日本の各地にもたらされた。麓のムラで作られたヒトや森に生きる動物を描いた土器やヴィーナス土
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日本の真ん中、八ヶ岳を中心とした中部高地には、ほかでは見られない縄文時代の黒曜石鉱山がある。鉱山の森に足を踏み入れると、そこには縄文人が掘り出したキラキラ耀く黒曜石のカケラが一面に散らばり、星降る里として言い伝えられてきた。日本最古のブランド「黒曜石」は、最高級の矢じりの材料として日本の各地にもたらされた。麓のムラで作られたヒトや森に生きる動物を描いた土器やヴィーナス土偶を見ると、縄文人の高い芸術性に驚かされ、黒曜石や山の幸に恵まれて繁栄した縄文人を身近に感じることができる。
縄文世界に出会える中部高地は、2018年に日本遺産に認定されている。
旅をするのは、ナタリー・エモンズとアーチェリー選手の山本博。
2人がまず向かったのは、黒曜石鉱山の遺跡がある星糞峠。地面に目をこらすと、あちこちにキラキラ光る黒曜石の小片を発見。採掘現場では、7000年前と同じ風景の大地に立ち、古代人の営みに思いを馳せた。黒曜石の加工体験では、縄文人の加工技術の高さに驚嘆。出土した土器や土偶を目の当たりにして、古代人に対する見方が変わる2人。黒曜石で濾過された軟水を使ったお蕎麦や、地元の高原野菜をふんだんに使ったイタリアンも味わい、中部高地がもたらした自然の恩恵を実感。最後は日本有数の美しい星空の下、坂本九の名曲を口ずさみながら、静かなひとときを送る。数千年の時を超えて語りかける縄文人の声に耳を傾けながら巡る、じょんのび旅。
古代から中世にわたり、天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えた「斎王(さいおう)」。皇女として生まれながら都を離れ、伊勢の地で人と神との架け橋として国の平安と繁栄を願い、神への祈りを捧げる日々を送った。斎王の宮殿である斎宮跡の一帯は皇女の祈りの精神を今日に伝えている。
そんな斎王のストーリーは2015年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー・エモンズと女優・作
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古代から中世にわたり、天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えた「斎王(さいおう)」。皇女として生まれながら都を離れ、伊勢の地で人と神との架け橋として国の平安と繁栄を願い、神への祈りを捧げる日々を送った。斎王の宮殿である斎宮跡の一帯は皇女の祈りの精神を今日に伝えている。
そんな斎王のストーリーは2015年に日本遺産に認定されている。
今回はナタリー・エモンズと女優・作家・コメンテーターとして幅広く活躍する中江有里が斎王ゆかりの地を旅する。
まず訪れたのは斎王が住んでいたとされる場所。広大な宮殿跡に驚きつつ、御殿の跡地に建てられたという竹神社を参拝、斎王が祈りを捧げていた伊勢神宮をめざす。途中、参道の「おはらい町」では銘菓・赤福を味わい、名物の伊勢うどんで腹ごしらえ。そして、いよいよ伊勢神宮内宮へ。そこで2人が出会ったものとは…また、古より女性の憧れであり続ける真珠の養殖場を訪ね、真珠の取り出しを体験。さらに、神さまの大好物という鰹節の工場を見学、生産者の熱い想いと出会う。最後に伊勢エビ料理を堪能し、伊勢の旅を振り返る。日本古来の信仰の営みを女性2人で巡るじょんのび旅。
かつて城下町として栄えた丹波篠山では、江戸時代の民謡を起源とするデカンショ節により、地域の時代ごとの風土や人情、名所、名産品が歌い継がれている。地元の人々はこれを愛唱し、民謡の世界そのままにふるさとの景色を守り伝え、地域への愛着を育んできた。その流れは、今も新たな歌詞を生み出し後世に歌い継ぐ取組として脈々と生き続けており、今や300番にも上る「デカンショ節」を通じ、丹波
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かつて城下町として栄えた丹波篠山では、江戸時代の民謡を起源とするデカンショ節により、地域の時代ごとの風土や人情、名所、名産品が歌い継がれている。地元の人々はこれを愛唱し、民謡の世界そのままにふるさとの景色を守り伝え、地域への愛着を育んできた。その流れは、今も新たな歌詞を生み出し後世に歌い継ぐ取組として脈々と生き続けており、今や300番にも上る「デカンショ節」を通じ、丹波篠山の街並みや伝統をそこかしこで体験できる世界が展開している。デカンショ節をはじめ、歌詞に歌われる場所・景観・名物は2015年に日本遺産に認定されている。
今回、丹波篠山を旅するのはナタリー・エモンズと作曲家の青島広志。
篠山城跡で合流した2人は、デカンショ節に触れることのできる青山歴史村へ。そこでデカンショ節保存会の方々から踊りを教えてもらい、デカンショ節を体験。続いて訪れたのは名物の黒豆を使った料理が自慢の豆腐屋さん。黒豆豆腐や黒豆ご飯を堪能し、黒豆が歌い込まれたデカンショ節を口ずさむ。次に江戸時代から続く酒造を訪れた2人は、装置を使って音楽を振動に変換し、その振動を与えながら醸造した日本酒に出会う。青島さんは持ってきたミニピアノを演奏し、生の音を酒に聴かせてみる。音楽を聴かせた日本酒の味わいとは… さらに、日本の原風景が広がる丸山集落を訪ね、住民の方々を前に2人はミニコンサートを行う。最後に訪れたのは、集落の奥にある一軒のお店。極上のお蕎麦と旬の野菜をいただき今回の旅を振り返る。山に囲まれた穏やかな里を巡るじょんのび旅。
番組放送以来、栃木県那須、千葉県銚子と成田、そして滋賀県琵琶湖周辺と過去3度にわたって、日本遺産の地を旅してきたナタリー・エモンズと工藤夕貴。そんな2人が今回は富士山の南西に広がる静岡県富士宮市を旅する。ここには工藤夕貴の自宅があり、彼女はそこで有機野菜を栽培し、カフェ・レストランを営んでいる。そんな工藤の家をナタリーが訪ね、自然の中での暮らしを1日いっしょに体験する。
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番組放送以来、栃木県那須、千葉県銚子と成田、そして滋賀県琵琶湖周辺と過去3度にわたって、日本遺産の地を旅してきたナタリー・エモンズと工藤夕貴。そんな2人が今回は富士山の南西に広がる静岡県富士宮市を旅する。ここには工藤夕貴の自宅があり、彼女はそこで有機野菜を栽培し、カフェ・レストランを営んでいる。そんな工藤の家をナタリーが訪ね、自然の中での暮らしを1日いっしょに体験する。まずは、工藤が自宅の畑で育てている有機野菜を収穫。広い庭で羊と戯れながらナタリーが「カントリー・ロード」を歌う。昼食は隣接するレストランで野菜たっぷりのカレーを味わい、さらに富士山の湧水が流れる滝で水遊び。江戸時代創業の老舗酒屋では工藤が育てたお米で造った日本酒をいただく。夕食はダッチオーブンを使い2人で調理、熱々のチキンとスープをおいしく味わう。自然とともに生きるこの地の文化を通して、日本の暮らしを体感するじょんのび旅。
瀬戸内備讃諸島の花崗岩と石切り技術は長きにわたり日本の建築文化を支えてきた。近世城郭の代表である大阪城の石垣や日本の近代化を象徴する日本銀行本店の西洋建築など、日本のランドマークといえる建造物が、ここから切り出された石で築かれている。
島々には400年に渡って巨石を切り、加工し、海を通じて運び、石と共に生きてきた人たちの希有な産業文化が息づいている。
備讃諸島の石を
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瀬戸内備讃諸島の花崗岩と石切り技術は長きにわたり日本の建築文化を支えてきた。近世城郭の代表である大阪城の石垣や日本の近代化を象徴する日本銀行本店の西洋建築など、日本のランドマークといえる建造物が、ここから切り出された石で築かれている。
島々には400年に渡って巨石を切り、加工し、海を通じて運び、石と共に生きてきた人たちの希有な産業文化が息づいている。
備讃諸島の石をめぐるストーリーは2019年に日本遺産に認定されている。
今回、備讃諸島の1つ、小豆島を旅するのはナタリー・エモンズと有森裕子。
2人は大阪城の石垣に使われるはずだった残石のある記念公園で待ち合わせ。そこで花崗岩の石割りを体験し、当時、石工たちにふるまわれた「石切り寿司」を味わう。また、石工たちが作業中に歌ったとされる「石節」に合わせた踊りを習う。ダンスが大の苦手だったという有森さんの踊りは果たして!?さらに、小豆島の名産、木桶による醤油づくりを見学し、秋から収穫がはじまるオリーブの手摘みも体験。瀬戸内の海を背景にナタリーが「瀬戸の花嫁」を歌う。小豆島の食材をふんだんに使ったイタリアン・レストランではオリーブの搾りかすで育てたブランド豚「オリーブ夢豚」をいただく。「日本の地中海」と呼ばれる小豆島の、暖かい気候が育んだ文化を体感するじょんのび旅。
瑞泉寺の再建に端を発し、宮大工の鑿一丁から生まれた華麗にして豪壮な井波彫刻とその木彫刻職人たちが造りあげたまち井波。彫刻工房と町家が軒を連ねる石畳の通りには、木槌の音が響き、木々の薫りが漂う。通りには至るところに七福神や十二支などの木彫刻が飾られ、まちはさながら木彫刻の美術館である。春には井波彫刻で飾られた曳山や屋台、獅子舞がまちを練り歩き、地域の安泰や五穀豊穣を祈る。
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瑞泉寺の再建に端を発し、宮大工の鑿一丁から生まれた華麗にして豪壮な井波彫刻とその木彫刻職人たちが造りあげたまち井波。彫刻工房と町家が軒を連ねる石畳の通りには、木槌の音が響き、木々の薫りが漂う。通りには至るところに七福神や十二支などの木彫刻が飾られ、まちはさながら木彫刻の美術館である。春には井波彫刻で飾られた曳山や屋台、獅子舞がまちを練り歩き、地域の安泰や五穀豊穣を祈る。地域の暮らしに根づく井波彫刻は、その高い技術力や芸術性を広く全国から認められ、今や日本の木彫刻文化の護り手となっている。そんな彫刻のまちが紡いだストーリーは、2018年に日本遺産に認定されている。
旅をするのは、ナタリー・エモンズとフリーアナウンサーの吉川美代子。
2人がまず向かったのは、彫刻の町のメイントリート「八日町通り」。立ち寄った彫刻工房では、欄間づくりの真っ最中。職人の見事な彫刻技術に驚かされる。通りの脇に店を構える料理旅館では、彫刻師たちの胃袋を支えた郷土料理に舌鼓。まちのシンボル「瑞泉寺」では、井波彫刻の原点ともいえる山門の龍に息を呑む2人。境内の太子堂では、井波彫刻の粋を集めた傑作群に見惚れ、「日本一の彫刻のまち」を心ゆくまで堪能する。続いてバットの生産量日本一という、南砺市福光へと足を伸ばす2人。老舗バット工房では、ミリ単位の調整を行う職人技に驚嘆するとともに、同じく木を扱う井波彫刻との深い関わりに気づかされる。2人が最後に訪れたのは、日本の原風景が広がる五箇山。
名産の五箇山豆腐やきのこ鍋を味わいながら旅を振り返る。華麗で豪壮な井波彫刻をめぐる「じょんのび旅」。
山に囲まれ、面積の9割が森林となっている飛騨高山地方。ここには奈良時代から「飛騨匠」と呼ばれた職人集団がいた。彼らの「木の美しさを生かす」技術や感性、実直な気質は古代から現代まで受け継がれ、飛騨高山の文化の基礎となっている。そんな飛騨匠の最高傑作ともいえるのが高山祭に使用される屋台である。
飛騨匠にまつわるストーリーは2016年に日本遺産に認定されている。
今回は、
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山に囲まれ、面積の9割が森林となっている飛騨高山地方。ここには奈良時代から「飛騨匠」と呼ばれた職人集団がいた。彼らの「木の美しさを生かす」技術や感性、実直な気質は古代から現代まで受け継がれ、飛騨高山の文化の基礎となっている。そんな飛騨匠の最高傑作ともいえるのが高山祭に使用される屋台である。
飛騨匠にまつわるストーリーは2016年に日本遺産に認定されている。
今回は、豪華な祭屋台が街を行く高山祭をナタリー・エモンズと高山出身の村尾信尚が訪ねる。
最初に訪れたのは高山の名産品が並び、多くの観光客が集まる「宮川朝市」。こちらで名物のみだらしだんごや飛騨牛の寿司を味わう。また、高山最古の料亭では祭の日にふるまわれる「ちゃつ盛り」という特別な料理を堪能。そして、いよいよ祭が行われる櫻山八幡宮へ。飛騨匠が作り上げた絢爛豪華な屋台に圧倒され、特別に屋台の上にも登らせていただく。さらには地元の人々に混ざり、屋台曳きにも挑戦。ナタリーさんは以前味わい忘れられなかった飛騨牛の味をと、老舗レストランを再度訪問。絶品の飛騨牛に改めて感動。最後は提灯を付けた屋台が夕闇の街を巡る宵祭りへ。そこで目にした光景とは…高山祭の1日を存分に楽しむ「じょんのび旅」。
人吉球磨の領主相良氏は、急峻な九州山地に囲まれた地の利を生かして外敵の侵入を拒み、日本史上稀な「相良700年」と称される長きにわたる統治を行った。その中で領主から民衆までが一体となったまちづくりの精神が形成され、社寺や仏像群、神楽等をともに信仰し、楽しみ、守る文化が育まれた。また、独自の食文化や遊戯、交通網も整えられ、保守と進取、双方の精神から昇華された文化の証が集中し
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人吉球磨の領主相良氏は、急峻な九州山地に囲まれた地の利を生かして外敵の侵入を拒み、日本史上稀な「相良700年」と称される長きにわたる統治を行った。その中で領主から民衆までが一体となったまちづくりの精神が形成され、社寺や仏像群、神楽等をともに信仰し、楽しみ、守る文化が育まれた。また、独自の食文化や遊戯、交通網も整えられ、保守と進取、双方の精神から昇華された文化の証が集中して現存している。司馬遼太郎はこの地を「日本でもっとも豊かな隠れ里」と記している。
人吉球磨のストーリーは2017年に日本遺産に認定されている。
今回は、ナタリー・エモンズと女優の宮崎美子が人吉球磨を旅する。
最初に訪れたのは、この地方の豊かな暮らしを支えた田園地帯。稲刈りを体験し、お米のありがたさをあらためて実感した2人は、新米と名物の栗を使った栗ごはんのおにぎりを稲穂に囲まれてじょんのびと味わう。この地方を流れる球磨川は日本三大急流のひとつ。スリル溢れる急流川下りを楽しんだら、ナタリーさんがこの地域で生まれた民謡「五木の子守唄」を歌う。そして、1尺にもなることから「尺鮎」と呼ばれる球磨川の天然鮎を刺身と塩焼きで堪能。江戸時代、貴重な米を使った酒造りが許された地域は珍しかった。人吉球磨では領主である相良家が庶民の娯楽を重んじたことから、米焼酎づくりを大いに推奨、今も多くの酒蔵が残る。2人は江戸時代から伝わる甕を使った伝統の焼酎づくりを見学、試飲させてもらう。さらに、「あんこ」と呼ばれる2段重ねのうな重を楽しみ、最後に訪れたのは平安時代から続く神社。秋の例大祭「おくんち祭り」で伝統の神楽を見物、神官といっしょに神さまに祈りを捧げる。懐かしい風景と豊かな文化が息づく隠れ里を満喫する。
戦国時代、岐阜城を拠点に天下統一をめざした織田信長。彼は戦いを進める一方、城内に「地上の楽園」と称される宮殿を建設、軍事施設である城に「魅せる」という独創性を加え、城下一帯を最高のおもてなし空間としてまとめあげる。自然景観を活かした城内外の眺望や長良川での鵜飼観覧による接待。冷徹なイメージを覆すような信長のおもてなしは、宣教師ルイス・フロイスら世界の賓客をも魅了した。信
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戦国時代、岐阜城を拠点に天下統一をめざした織田信長。彼は戦いを進める一方、城内に「地上の楽園」と称される宮殿を建設、軍事施設である城に「魅せる」という独創性を加え、城下一帯を最高のおもてなし空間としてまとめあげる。自然景観を活かした城内外の眺望や長良川での鵜飼観覧による接待。冷徹なイメージを覆すような信長のおもてなしは、宣教師ルイス・フロイスら世界の賓客をも魅了した。信長が形作った城・町・川文化は城としての役割を終えた後も受け継がれ、現在の岐阜の町に息づいている。
信長のおもてなしが息づく岐阜のストーリーは2015年に日本遺産に認定されている。
旅するのはナタリーエモンズと信長の大ファンという弁護士の北村晴男。
岐阜城がそびえる金華山の麓で合流した2人は、おもてなしの舞台となった岐阜城天守閣をめざす。道中で見つけたのは狭間(さま)と呼ばれる穴が空いた壁。さまざまな形に空いた穴の意味を北村先生が解説、新しもの好きで戦術に長けた信長の話に。天守閣から見下ろす岐阜の景色に2人は感動。これこそ信長のおもてなしの最たるものではなかったか。続いて向かったのは川原町にある和菓子屋さん。宣教師・ルイス・フロイスから献上されたというカステラを食べた北村先生は信長気分に。再び川原町を歩くと美濃和紙を使った提灯があちらこちらに。信長も古くから作られていた上質な和紙で武将たちに手紙を書き、さまざまな交渉をしていたという。そんな美濃和紙の提灯に2人は絵付け体験をすることに。続いて訪れたのは夕暮れの長良川。川べりの桟敷では長良川の天然鮎と鮎ご飯でもてなされる。さらに、2人をもてなしに現れたのは芸妓さん。しとやかな舞を見物し、お座敷遊びで大盛り上がり。そして、待ちに待った鵜飼見物へ。かがり火に照らされた鵜と鵜匠の息のあった動きに感動する2人。最後はナタリーさんが「長良川艶歌」を歌う。岐阜のおもてなし文化を体感するじょんのび旅。
甲府盆地の東部は平坦地から傾斜地まで葡萄畑が広がり、初夏には深碧の絨緞、秋には紅葉の濃淡が日に映え、季節ごとに様々な風景を魅せてくれる。奈良時代から始まったと伝えられる葡萄栽培は、先人たちの知恵と工夫により、かつて水田や桑畑だった土地を一面の葡萄畑に変え、またその葡萄畑に育まれたワインは日常のお酒として地域に根付いた。今も歴史を語る技術や建物は受け継がれ、葡萄畑の風景の
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甲府盆地の東部は平坦地から傾斜地まで葡萄畑が広がり、初夏には深碧の絨緞、秋には紅葉の濃淡が日に映え、季節ごとに様々な風景を魅せてくれる。奈良時代から始まったと伝えられる葡萄栽培は、先人たちの知恵と工夫により、かつて水田や桑畑だった土地を一面の葡萄畑に変え、またその葡萄畑に育まれたワインは日常のお酒として地域に根付いた。今も歴史を語る技術や建物は受け継がれ、葡萄畑の風景の中に溶け込んでいる。
そんな山梨県峡東地域は2018年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズと工藤夕貴。
まずは一面に広がる葡萄畑で山梨固有の葡萄品種「甲州」を味わい、この品種でのワインづくりにこだわる老舗ワイナリーへ。かつては原料の果汁を発酵しやすくするため、砂糖を使っていたこのワイナリーでは、「甲州」種ならではの味わいを生かそうと砂糖を加えずにワインをつくる方法を25年前から模索していた。その結果、余分な水分を凍らせて取り除き、原料の糖度を高めることで砂糖を使わない醸造法を確立。この製法で生まれたワインは世界のワインコンテストで銀賞をはじめ次々と受賞、「甲州」は世界的に知られる葡萄品種となった。オーナーの案内でナタリーさんたちは醸造の工程を見学し、香り豊かな白ワインとワサビ醤油で味わうローストビーフを楽しむことに。ワイン文化に触れた後は、葡萄伝説が残り、豊かな渓谷美が広がる昇仙峡へ。
甲府盆地を遥かに臨む絶景ポイントまでは、なんとペットの犬も一緒に乗れるという珍しいロープウェイで。さらに、山梨のワインを愛飲していた作家・太宰治が逗留した絶景の茶屋で、名物のほうとうに舌鼓。葡萄畑が生み出した独自の文化を体感するじょんのび旅。
夕暮れ時になると灯りのともる石造りの「常夜燈」は、港をめざす船と港の人々を160年間見守ってきた鞆の浦のシンボル。「雁木」と呼ばれる瀬戸内海の干満に合わせて見え隠れする石段が、常夜燈の袂から円形劇場のように港を包み、その先端には大波を阻む石積みの防波堤「波止」が横たわる。瀬戸内の多島美に囲まれた鞆の浦は、これら江戸期の港湾施設がまとまって現存する国内唯一の港町。潮待ちの
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夕暮れ時になると灯りのともる石造りの「常夜燈」は、港をめざす船と港の人々を160年間見守ってきた鞆の浦のシンボル。「雁木」と呼ばれる瀬戸内海の干満に合わせて見え隠れする石段が、常夜燈の袂から円形劇場のように港を包み、その先端には大波を阻む石積みの防波堤「波止」が横たわる。瀬戸内の多島美に囲まれた鞆の浦は、これら江戸期の港湾施設がまとまって現存する国内唯一の港町。潮待ちの港として繁栄を極めた頃の豪商の屋敷や小さな町家がひしめく町並みと人々の暮らしの中に、近世港町の伝統文化が息づいている。
そんな鞆の浦のストーリーは2018年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズと番組2度目の登場となる青島広志。
鞆の浦のシンボル「常夜燈」の前で合流した2人は、江戸情緒を色濃く残す町並みを散策、船乗りたちに親しまれてきた「保命酒」をつくり続ける酒蔵へ。実はこの保命酒、ペリーが日本で最初に飲んだと言われるお酒。ペリーは西洋音楽も日本に伝えたが、江戸時代の日本人が初めて聴いたという曲を青島さんにミニピアノで演奏してもらう。続いて訪れたのは、鞆の浦名物の鯛をいただけるお店。鯛そうめんや鯛茶漬けを堪能し、全国7割の生産量を占めるという琴をつくる職人さんの元へ。美しさを際立たせるため琴の表面を焼く作業を見せてもらい、完成した福山琴を試し弾きする2人。その音色に感動のナタリーさん。さらに2人は「日本一の景色」と呼ばれた福禅寺対潮楼へ。絶景に臨んでナタリーさん、福山琴の伴奏で「いい日旅立ち」を熱唱。青島さんは福山琴とのコラボで「春の海」をキーボード演奏。最後に訪れたのは福山のコンサートホール。地元の楽団と青島さんによるナタリーさんへのサプライズ演奏会がはじまった…
美しく穏やかな港町を音楽とともに巡るじょんのび旅。
南国土佐の東に位置する中芸地域。かつて西日本最大の森林鉄道が駆け巡ったこの地域は、林業に代わる産業としてゆず栽培に力を注ぎ、今や日本一の生産量を誇っている。木材を運んだ森林鉄道の軌道は、ゆず畑の風景広がる「ゆずロード」に生まれ変わったのである。そんな中芸地域は2017年に日本遺産に認定されている。
旅人はともにゆずが大好きというナタリー・エモンズと元プロテニス選手の沢
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南国土佐の東に位置する中芸地域。かつて西日本最大の森林鉄道が駆け巡ったこの地域は、林業に代わる産業としてゆず栽培に力を注ぎ、今や日本一の生産量を誇っている。木材を運んだ森林鉄道の軌道は、ゆず畑の風景広がる「ゆずロード」に生まれ変わったのである。そんな中芸地域は2017年に日本遺産に認定されている。
旅人はともにゆずが大好きというナタリー・エモンズと元プロテニス選手の沢松奈生子。
まずは一面に広がるゆず畑で収穫の手伝いをさせてもらった2人。お礼にとゆずとはちみつ、天然水だけでつくった名物のジュースをいただく。さらに、地元の方がよく食べるというゆずの佃煮とゆず味噌を白いご飯にかけて賞味。収穫の始まりを祝う「ゆずはじまる祭」では、地元の方に混ざりゆず搾りに挑戦。また、ゆずと山の幸を使った郷土料理「ゆず寿司」を地元の主婦に教わりながら調理し、風味豊かな寿司を味わう。その後はかつて林業を支えていた森林鉄道の小さな駅へ。ナタリーさんは今も観光用に走っている機関車を運転する。最後は2人で鰹の藁焼きを体験し、鰹のタタキをゆず酢で堪能。森林鉄道とゆずの文化をたっぷりと味わうじょんのび旅。
勇猛果敢な薩摩の武士を育んだ地、鹿児島。本城の鹿児島城跡や県内各地の山城跡の周辺に配置された麓と呼ばれる外城の武家屋敷群が数多く残る。麓は防御に適した場所に作られ、門と玄関の間に生垣を配置する等、まるで城のように敵に備えた構造を持つ。そこでは武士達が心身を鍛え、農耕に従事し、平和な世にありながら武芸の鍛錬に励んだ。そんな薩摩の武士たちの物語は2019年に日本遺産に認定さ
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勇猛果敢な薩摩の武士を育んだ地、鹿児島。本城の鹿児島城跡や県内各地の山城跡の周辺に配置された麓と呼ばれる外城の武家屋敷群が数多く残る。麓は防御に適した場所に作られ、門と玄関の間に生垣を配置する等、まるで城のように敵に備えた構造を持つ。そこでは武士達が心身を鍛え、農耕に従事し、平和な世にありながら武芸の鍛錬に励んだ。そんな薩摩の武士たちの物語は2019年に日本遺産に認定されている。
旅をするのは、ナタリー・エモンズとアコーディオン奏者の桑山哲也、そして奥様で女優の藤田朋子の3人。
鹿児島の英雄・西郷隆盛の銅像前で合流した3人は、いざじょんのび旅へ。まずめざしたのは鹿児島を訪れるなら忘れてはならない名物、さつま揚げのお店。100年以上守り続けられる伝統の味を堪能し、続けて2つめの名物、しろくまの名店「天文館 むじゃき」へ。一子相伝で受け継がれる秘伝のミルクの味に、冬の寒さも忘れて完食。そして400年前の面影を今に残す武家屋敷群「出水麓」を訪れた3人。古の風を感じながら牛車に揺られ、薩摩の武士に思いを馳せる。
麓の脇にひっそりと佇むフレンチレストランでは、北薩摩の味覚に舌鼓。お店の庭を借りて歌うのは、エディット・ピアフの名曲「バラ色の人生」。アコーディオンの音色にのせて、パリの街並み香る歌声が武士の街へと爽やかに流れる。さらに、鹿児島県民が愛してやまない芋焼酎の造り酒屋へ。武士達の栄養剤や傷薬として重宝された伝統の味を味わいながら、西郷隆盛の意外な物語に出会う一面も。最後は鹿児島名物、黒豚料理の名店「あぢもり」を訪れた3人。バラの花を思わせる黒豚のしゃぶしゃぶをいただき、旅を締めくくる。街のそこかしこに漂う薩摩武士達の面影を追いながら巡るじょんのび旅。
北は北海道、函館から南は九州、鹿児島まで“じょんのび”な旅人たちが2019年に訪れた日本遺産の地。四季折々の美しい風景や伝統の祭り、郷土料理など…旅人たちの心に深く残った思い出の場面を振り返る。
北は北海道、函館から南は九州、鹿児島まで“じょんのび”な旅人たちが2019年に訪れた日本遺産の地。四季折々の美しい風景や伝統の祭り、郷土料理など…旅人たちの心に深く残った思い出の場面を振り返る。
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