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Sezon 2011
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幼くして父親を戦争で亡くした少女、サベレ。親せきに引き取られた後、10歳でタリバンメンバーの50代の男に売られてしまった。6年間、奴隷のように扱われる中でサベレは4回の妊娠と流産を繰り返し、ついに夫の暴力に耐えかねて逃亡。同じような境遇の女性たちを支援する団体のシェルターで保護された。
サベレは支援団体スタッフの支援を得て離婚を申請するが、離婚交渉に応じようとしない夫
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幼くして父親を戦争で亡くした少女、サベレ。親せきに引き取られた後、10歳でタリバンメンバーの50代の男に売られてしまった。6年間、奴隷のように扱われる中でサベレは4回の妊娠と流産を繰り返し、ついに夫の暴力に耐えかねて逃亡。同じような境遇の女性たちを支援する団体のシェルターで保護された。
サベレは支援団体スタッフの支援を得て離婚を申請するが、離婚交渉に応じようとしない夫はタリバンの支配下に住んでいるため手出しができない。一方、サベレの母親は親せきの男性と再婚させられ、妹ファルザネが生まれていた。ところが、その男性は経済難から、今度は10歳になったファルザネを50頭の羊と引き換えに売ってしまう。
番組は、サベレをタリバンの男から守るために闘う一家に密着。さらに、サベレを守ろうとしながら、結局は妹をも売らざるを得なくなってしまうというアフガニスタンの現実を見つめる。
多くの人命を奪ったチェルノブイリの事故。直後に無くなった人は数百人とも数千人とも言われている。さらに事故の処理に携わり強い放射線を浴びた人は数万人を超える。
ドイツのドキュメンタリー作家クリストフ・ボーケルは、通訳として仕事をともにしたウクライナ人の妻マリーナをガンで失った。ボーケルはチェルノブイリ事故に深く関わった人たちを追うことを決意する。
芸術家を目指していた
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多くの人命を奪ったチェルノブイリの事故。直後に無くなった人は数百人とも数千人とも言われている。さらに事故の処理に携わり強い放射線を浴びた人は数万人を超える。
ドイツのドキュメンタリー作家クリストフ・ボーケルは、通訳として仕事をともにしたウクライナ人の妻マリーナをガンで失った。ボーケルはチェルノブイリ事故に深く関わった人たちを追うことを決意する。
芸術家を目指していたディーマは事故当時、陸軍に所属し事後処理にあたった。放射能の危険を知らされないまま作業に当たり被爆し、後にガンを発病する。明るい色彩にあふれていた作品は、暗い色調と死をイメージする作風にかわってしまった。
グバレフは元プラウダの著名な編集者。何度も公式に現場を訪れて取材を重ね、事故の全貌を記した書籍も出版している。「当局も放射線の危険性を認識していたはずだ。しかし目の前で作業していた若い兵士達は被曝を防ぐための知識も装備もなかった」と述懐する。
ボーケルは事故後に現場を取材したロシア人クルーから貴重な映像と証言も入手。映像には不安な様子で作業にあたる兵士や関係者の様子が映っている。
事故から25年。見えない敵に命を奪われる人は依然として後を絶たない。
「もし、あなたが一国のリーダーだったとしたら」という設定の元、起こりうる様々な危機に際し、最新の知識と科学に精通した専門家たちが視聴者に対してブリーフィングを行うという演出を用いた想定ドキュシリーズ。1回目は核兵器についての危機。
まずブリーフィングルームでは、イランの核施設でウラン濃縮が行われている可能性や、北朝鮮が核爆弾実験を行った可能性が示唆される。その兆候を最
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「もし、あなたが一国のリーダーだったとしたら」という設定の元、起こりうる様々な危機に際し、最新の知識と科学に精通した専門家たちが視聴者に対してブリーフィングを行うという演出を用いた想定ドキュシリーズ。1回目は核兵器についての危機。
まずブリーフィングルームでは、イランの核施設でウラン濃縮が行われている可能性や、北朝鮮が核爆弾実験を行った可能性が示唆される。その兆候を最新の探査や情報分析でキャッチしたというのだ。さらにテロリストの手に核兵器が渡る危険性や、原発などから盗み出された核物質で小規模の核兵器が作り出される可能性、さらに、そうした核兵器の攻撃があった場合の被害の大きさなどについての細かい分析結果が明らかになる。
一方、放射能物質が国境を越えて取引されるのを防ぐため、各地の貿易港で行われている監視体制についても確認する。
あなたは核兵器拡散の危機にどう対処する?
カルフォルニア大学バークレー校で話題になったリチャード・A・ミューラー教授による人気講義「未来の大統領のための物理学」をもとに制作。
「もし、あなたが一国のリーダーだったとしたら」という設定の元、起こりうる様々な危機に際し、最新の知識と科学に精通した専門家たちが視聴者に対してブリーフィングを行うという演出を用いた想定ドキュシリーズ。3回目はEMP(電磁パルス)爆弾についての危機。
高層大気圏での核爆発により強力な電磁パルスを発生させ、地上の電子機器を広範囲に渡って破壊するEMP(電磁パルス)爆弾に対
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「もし、あなたが一国のリーダーだったとしたら」という設定の元、起こりうる様々な危機に際し、最新の知識と科学に精通した専門家たちが視聴者に対してブリーフィングを行うという演出を用いた想定ドキュシリーズ。3回目はEMP(電磁パルス)爆弾についての危機。
高層大気圏での核爆発により強力な電磁パルスを発生させ、地上の電子機器を広範囲に渡って破壊するEMP(電磁パルス)爆弾に対して、今のところ決定的な防衛手段はないのが現状。放射能による死傷者は出ないと想定されるものの、電子機器やインターネット網、送電システムが一斉に破壊され、情報、医療、流通などのインフラが麻痺状態となり、多大な損失が生じることは必至だ。
ブリーフィングルームでは、この兵器の開発に成功している国や、テロ組織にも入手可能なのかといった情報が伝えられる。あなたは、国家防衛のための中枢機関施設を攻撃からシールドすることはできるのか。最新の研究開発を検証する。
カルフォルニア大学バークレー校で話題になったリチャード・A・ミューラー教授による人気講義「未来の大統領のための物理学」をもとに制作。
アメリカの石油依存とそれによる危機を、通常は犯人としてつるし上げられる立場の石油メジャーや石油長者たちの視点から描いた異色作。
取材班は、まずアメリカ石油メジャー各社やテキサスの独立系石油会社の代表たち、かつて油田掘削で一攫千金を当てた“ワイルドキャット”と呼ばれる男たちを訪ね、アメリカの油田開発、エネルギー政策の歴史をひもとく。
1970年代、アメリカ国内の原
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アメリカの石油依存とそれによる危機を、通常は犯人としてつるし上げられる立場の石油メジャーや石油長者たちの視点から描いた異色作。
取材班は、まずアメリカ石油メジャー各社やテキサスの独立系石油会社の代表たち、かつて油田掘削で一攫千金を当てた“ワイルドキャット”と呼ばれる男たちを訪ね、アメリカの油田開発、エネルギー政策の歴史をひもとく。
1970年代、アメリカ国内の原油生産が減少に転じ、オイルショックが追い打ちをかけた。中東への石油依存に危機感を覚えたフォード、カーター両大統領は石油依存からの脱却を図ろうとしたが、根本的な改善が実現しなかった。レーガン政権時の経済自由化政策により石油価格が下落すると、再び人びとは安価な石油を享受し、代替エネルギーへの投資も冷え込んだ。
そんな中、近年“ワイルドキャット”たちが持ち前のギャンブル精神を発揮し、今度は地熱やバイオガズなどの持続可能なエネルギー開発で一攫千金を夢見て、動き始めている。
そこからは、意外にも、彼ら自身が最もアメリカの石油依存を危惧し、エネルギー政策の転換を切望してきたということや、石油が安く手に入るのが当たり前だと信じて疑わないアメリカ社会を変えることの難しさと重要性が浮かび上がる。
地球温暖化対策や石油依存からの脱却を目指し、世界中でさまざまな技術革新が進められている。果たしてこうした努力は実を結ぶのか、それとも既に遅すぎるのだろうか?
アメリカ・プリンストン大学の環境生物学者ステファン・パカラとロバート・サカローが提唱するのは、いくつかの方法を効果的に組み合わせて、温室効果ガスをこれ以上増やさないようにするというもの。番組はこれら方法について、
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地球温暖化対策や石油依存からの脱却を目指し、世界中でさまざまな技術革新が進められている。果たしてこうした努力は実を結ぶのか、それとも既に遅すぎるのだろうか?
アメリカ・プリンストン大学の環境生物学者ステファン・パカラとロバート・サカローが提唱するのは、いくつかの方法を効果的に組み合わせて、温室効果ガスをこれ以上増やさないようにするというもの。番組はこれら方法について、最新技術を紹介していく。
コロンビア大学のクラウス・ラックナーが研究しているのは大気中の二酸化炭素を、新素材で吸着して回収する。一方サハラ砂漠にある天然ガス採掘現場では、その精製過程で発生する二酸化炭素を圧縮して地下深くに貯留している。
太陽光は膨大な、そして即利用可能なエネルギー源。中国のサンテックパワー代表の施正栄(シ・ジェンロン)は発電効率を極限まで高めたパネルを作り世界市場を席巻した。
原子力発電は、その安全性への信頼性が福島原発危機によって問われたが、二酸化炭素排出を抑えるという意味では有効だという。中国で建設中の最新型原子炉では、冷却水タンクが炉の最上部に設置され、電源が断たれても3日間は冷却を続けられる。
世界を駆け巡り、グリーンエネルギーの活用や二酸化炭素回収の最新技術を取材。地球温暖化を食い止めるために いま人類が保有している持ち駒を検証する。
太陽や宇宙にちらばる恒星の輝きの源である核融合エネルギー。現在の原子力発電が質量の重いウランやプルトニウムの原子核分裂反応を利用したものだが、これに対し、核融合エネルギーは質量の軽い原子である水素やヘリウムによる核融合反応により作り出される。
究極の未来エネルギーとして注目される核融合とは一体どのようなもので、どんな可能性を秘めているのか?いま実用化に向け世界各国がし
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太陽や宇宙にちらばる恒星の輝きの源である核融合エネルギー。現在の原子力発電が質量の重いウランやプルトニウムの原子核分裂反応を利用したものだが、これに対し、核融合エネルギーは質量の軽い原子である水素やヘリウムによる核融合反応により作り出される。
究極の未来エネルギーとして注目される核融合とは一体どのようなもので、どんな可能性を秘めているのか?いま実用化に向け世界各国がしのぎをけずる野心的な開発の現場をリポートする。
BBCの科学番組の顔としてプレゼンテーターを務めるブライアン・コックス氏は、人気ロックバンドのキーボード奏者として活躍した経歴の持ち主。 その後、物理学の学位を取り、現在は欧州原子核研究所で研究生活を続けている。
番組は、一般に科学番組で多用されるCGを廃し、コックス教授の魅力的で、親しみやすい語り口と、全身の動きが醸し出すイメージを用いて、難解な科学の読み解きを行う。
原題:Can We Make a Star on Earth?
制作:BBC / Science Channel (イギリス/アメリカ 2009)
2010年7月7日午前6時52分。スイス中部の飛行場から、太陽エネルギーだけで飛ぶ有人飛行機が、大空へと舞い上がりました。太陽光パネルで発電しながら飛ぶ飛行機が、史上初めての昼夜連続の有人飛行に挑んだのです。
化石燃料にたよらず、新しいエネルギーで人類の未来を切り開こうと思い立ったのは、スイスの冒険家ベルトラン・ピカールです。ベルトランは、冒険家の家系に生まれ育ち
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2010年7月7日午前6時52分。スイス中部の飛行場から、太陽エネルギーだけで飛ぶ有人飛行機が、大空へと舞い上がりました。太陽光パネルで発電しながら飛ぶ飛行機が、史上初めての昼夜連続の有人飛行に挑んだのです。
化石燃料にたよらず、新しいエネルギーで人類の未来を切り開こうと思い立ったのは、スイスの冒険家ベルトラン・ピカールです。ベルトランは、冒険家の家系に生まれ育ちました。物理学者でもあった祖父は気球による高度記録を達成し、父は有人潜水艇(せんすいてい)で深度6000メートルの記録を樹立しています。ベルトラン自身も幼いころから空にあこがれ、これまでに気球による無着陸世界一周の記録を達成しました。しかしこの時ベルトランは、たくさんの燃料を使う冒険は新しい時代にはふさわしくない、次に大空に挑む時は、環境に配慮したエネルギーで記録を達成しようと決心したのです。
太陽エネルギーだけで飛行機を飛ばすベルトランの呼びかけに大勢の技術者が参加し、一丸となってその開発に携わってきました。長年におよぶ研究に、様々な困難と向き合いながら取り組んでこられたのは、太陽エネルギーの飛行機を開発することで持続可能な社会の実現が可能であることを証明したいという、チーム全員の強い思いでした。
太陽が沈む夜をこえ、昼夜連続飛行は成功するのでしょうか?それは、人類の未来にどんな光をもたらすのでしょうか?
原題:Solar Impulse: The Wings of the Sun
制作:Gedeon Programmes (フランス 2010年)
1944年12月、Uボートがドイツのキール軍港から日本に向けて出撃した。積み荷の最新鋭ジェットエンジンや軍事秘密情報、そして大量の水銀が日本にたどり着けば、太平洋戦争における日本軍の劣勢を一気に逆転できる可能性があった。
しかし、その行く手を阻もうと待ちかまえていたのがイギリス海軍の潜水艦ヴェンチャラー。標的を探知すると、密かに追跡。そして微かなエンジン音と正確な“読
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1944年12月、Uボートがドイツのキール軍港から日本に向けて出撃した。積み荷の最新鋭ジェットエンジンや軍事秘密情報、そして大量の水銀が日本にたどり着けば、太平洋戦争における日本軍の劣勢を一気に逆転できる可能性があった。
しかし、その行く手を阻もうと待ちかまえていたのがイギリス海軍の潜水艦ヴェンチャラー。標的を探知すると、密かに追跡。そして微かなエンジン音と正確な“読み”が頼りの死闘が繰り広げられる。潜航した潜水艦同士の戦いで相手を撃沈した史上唯一の例といわれるこの海戦で沈んだU-864は、日本人科学者を含む73人の遺体とともにノルウェー沖の海底に眠る。
時を経て、2006年、U-864の船体が発見され、調査が行われた。その結果、積み荷の水銀が漏れ出ていることが判明する。このまま放置すれば、北海が広範囲で汚染されると言われる。
U-864とヴェンチャラーの緊迫の海中戦を、再現ドラマを交えながら描くとともに、現代の海底調査を追い、戦後60年以上を経ても生々しく残る戦争の爪痕を見つめる。
原題:U-864 Hitler’s Last Deadly Secret
制作:Spiegel TV / Cream Productions (ドイツ/カナダ 2007年)
2001年9月11日。アメリカで同時多発テロが発生した。ニューヨークの貿易センタービルに旅客機が突入するなどして、およそ3000人が死亡。亡くなった人の国籍は90を超えるという。その一日が終わるとき、事件の処理に携わったアメリカ政権の主要メンバーたちは、「この一日の出来事は世界の様相を変えてしまった」、「明日から起きる出来事は、すべて別の意味を持つことになるだろう」と感
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2001年9月11日。アメリカで同時多発テロが発生した。ニューヨークの貿易センタービルに旅客機が突入するなどして、およそ3000人が死亡。亡くなった人の国籍は90を超えるという。その一日が終わるとき、事件の処理に携わったアメリカ政権の主要メンバーたちは、「この一日の出来事は世界の様相を変えてしまった」、「明日から起きる出来事は、すべて別の意味を持つことになるだろう」と感じたという。
“世界を変えた日”に何が起こったのか?残された貴重な映像と音声に、大統領夫人、副大統領、NY市長や消防、警察、軍、航空管制官などの証言を重ね、ドキュメントする。
前編はブッシュ大統領がフロリダ州で平和にランニングする姿から始まり、ハイジャックされた機内の緊迫したやりとり、2機が次々と突入するNYの現場、次なるテロに恐怖する政権首脳部、航空管制官、軍首脳の姿、そして一棟目が崩落する所までを描く。
ローラ・ブッシュ大統領夫人、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国務長官、ジュリアーノNY市長、ホワイトハウス主席補佐官、エアフォースワン・パイロットなど当時の政権中枢やその周辺にいた人たちや、消防士、警察官、航空管制官、テレビリポーターなど様々な場面で活躍した人々にも改めてインタビューしている。(全2回)
原題:The Day that Changed the World
制作:国際共同制作 NHK/Brook Lapping (イギリス 2011年)
2001年9月11日。アメリカで同時多発テロが発生した。ニューヨークの貿易センタービルに旅客機が突入するなどして、およそ3000人が死亡。亡くなった人の国籍は90を超えるという。“世界を変えた日”に何が起こったのか?
後編は二棟目が崩落する中、必至に避難するNY市長の姿で始まり、大統領不在のままホワイトハウスの地下で状況の把握を続ける政権スタッフの姿や、安全な場所を求
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2001年9月11日。アメリカで同時多発テロが発生した。ニューヨークの貿易センタービルに旅客機が突入するなどして、およそ3000人が死亡。亡くなった人の国籍は90を超えるという。“世界を変えた日”に何が起こったのか?
後編は二棟目が崩落する中、必至に避難するNY市長の姿で始まり、大統領不在のままホワイトハウスの地下で状況の把握を続ける政権スタッフの姿や、安全な場所を求めエアフォースワンに乗り続けるブッシュ大統領を追う。ビル崩壊の現場では消防や警察が必死の救出作業を続け、大統領はようやくたどり着いた基地の地下で指揮をとる。夜が訪れても緊張は続く。ベッドに入った大統領夫妻は「正体不明の飛行機が迫っている」と、たたき起こされ改めて地下に避難する。そして、9月11日を振り返った誰もが、「あの一日が世界の様相を変えてしまった」と証言する。
ローラ・ブッシュ大統領夫人、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国務長官、ジュリアーノNY市長、ホワイトハウス主席補佐官、エアフォースワン・パイロットなど当時の政権中枢やその周辺にいた人たちや、消防士、警察官、航空管制官、テレビリポーターなど様々な場面で活躍した人々にも改めてインタビューしている。(全2回)
原題:The Day that Changed the World
制作:国際共同制作 NHK/Brook Lapping (イギリス 2011年)
アメリカ、イギリスの情報機関と、アルカイダとの間で繰り広げられてきた10年に及ぶ攻防を、関係者のインタビューと再現映像でつづるドキュメンタリー。前編はブッシュ政権下の対アルカイダ戦争を振り返る。
アメリカ同時多発テロ後、ブッシュ政権はアルカイダに対する情報活動を強化し、メンバーを次々に拘束。市民をテロから守るため、厳しい尋問を容認するようになる。番組はFBIやCI
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アメリカ、イギリスの情報機関と、アルカイダとの間で繰り広げられてきた10年に及ぶ攻防を、関係者のインタビューと再現映像でつづるドキュメンタリー。前編はブッシュ政権下の対アルカイダ戦争を振り返る。
アメリカ同時多発テロ後、ブッシュ政権はアルカイダに対する情報活動を強化し、メンバーを次々に拘束。市民をテロから守るため、厳しい尋問を容認するようになる。番組はFBIやCIA元高官などの証言をもとに、長時間に渡る水責めや閉所監禁など世界各地で秘密裏に行われてきた拷問の数々を再現。一方で、尋問によってテロを未然に防いだ例とともに、防げなかったスペイン列車爆破テロやロンドン同時爆破テロを挙げ、尋問は本当に成果をあげたのかどうかを検証する。そしてCIA元高官やイギリスのMI5元長官に、拷問の責任とその是非について聞く。
番組は、テロを防ぐために政府や情報機関はテロ容疑者に対してどこまでの行動を許されるのかを問う。(全2回)
原題:The Secret War on Terror
制作:BBC (イギリス 2011年)
アメリカ、イギリスの情報機関と、アルカイダとの間で繰り広げられてきた10年に及ぶ攻防を、関係者のインタビューと再現映像でつづるドキュメンタリー。後編はオバマ政権下の対アルカイダ戦争を振り返る。
今年5月、アメリカ軍は同時多発テロ事件の首謀者、オサマ・ビンラディンを殺害した。これはオバマ政権がテロリストの拷問を禁止するかわりに承認した作戦で、“キル・オア・キャプチャ
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アメリカ、イギリスの情報機関と、アルカイダとの間で繰り広げられてきた10年に及ぶ攻防を、関係者のインタビューと再現映像でつづるドキュメンタリー。後編はオバマ政権下の対アルカイダ戦争を振り返る。
今年5月、アメリカ軍は同時多発テロ事件の首謀者、オサマ・ビンラディンを殺害した。これはオバマ政権がテロリストの拷問を禁止するかわりに承認した作戦で、“キル・オア・キャプチャー”と呼ばれる。無人攻撃機や特殊部隊を使い、情報機関からの機密情報をもとにターゲットを確実に仕留める作戦だ。しかしその陰で、多くの民間人が巻き添えや誤爆の犠牲になっているといわれる。こうした中、アルカイダも活動拠点をイエメンなどに移し、世界中に勢力を拡大している。そして欧米では、自国の若者たちによるテロ活動への警戒が強まっている。
番組は、10年に及ぶ情報機関の活動が果たして世界の安全に寄与したのか、繰り返し問いかける。(全2回)
原題:The Secret War on Terror
制作:BBC (イギリス 2011年)
1999年、ドイツに亡命を求めたイラク人技術者が、「イラクには生物化学兵器工場がある」と語った。この情報はすぐにアメリカに伝えられ、同時多発テロ以降、イラク戦争を始める根拠として使われていった。しかし、この証言は後にまったくのウソであることが判明する。
コードネーム、カーブボールと呼ばれたこの人物は、いったい何者なのか。この番組は、ドイツ・シュピーゲル誌の記者とと
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1999年、ドイツに亡命を求めたイラク人技術者が、「イラクには生物化学兵器工場がある」と語った。この情報はすぐにアメリカに伝えられ、同時多発テロ以降、イラク戦争を始める根拠として使われていった。しかし、この証言は後にまったくのウソであることが判明する。
コードネーム、カーブボールと呼ばれたこの人物は、いったい何者なのか。この番組は、ドイツ・シュピーゲル誌の記者とともに男を捜し出し、ウソの真相を突き止める。また、カーブボールが生物化学兵器工場だと証言したイラクの工場も取材。そこは、かつて彼自身が働いていた、ありふれた普通の工場だった・・・。
番組はさらに当時のアメリカ首席補佐官やCIA高官などへのインタビューを通して、この虚言を巡り、ドイツの情報機関と、CIA、米政府との間でどのようなやり取りが行われ、根拠の薄い証言を拠り所としてアメリカがどのようにして戦争へと突き進んでいったのかを描く。
原題:The Man Who Lied the World into War
制作:DR / NDR (デンマーク/ドイツ 2011年)
「アメリカはなぜこれほどまでに憎まれるのか?」9.11テロ事件以降、アメリカ人の誰もが自問してきた疑問である。著書「倒壊する巨塔(The Looming Tower; al-Qaeda and the Road to
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「アメリカはなぜこれほどまでに憎まれるのか?」9.11テロ事件以降、アメリカ人の誰もが自問してきた疑問である。著書「倒壊する巨塔(The Looming Tower; al-Qaeda and the Road to 9/11)」で2006年にピュリッツァー賞を受けたローレンス・ライトが、イスラム原理主義がどのようにして生まれたかを綿密にたどる旅を通して、彼らの思想を内側から理解しようと試みる。
ローレンスは“復讐”はエジプトの刑務所で始まったという。サダトからムバラクの時代、アメリカの軍事力に支えられたエジプトでは、イスラムへの回帰を主張する人々は暴力で弾圧された。虐げられた人たちはジハード団を結成。アルカイダのNo.2アイマン・ザワヒリはそのリーダーの一人だった。
アメリカのイラク侵攻では、イスラムに無知なアメリカ兵士たちが市民に対し恥辱的な行為を行い、イスラム教徒の憎しみに拍車をかけたとローレンスは分析する。
さらに自爆テロという残忍な手法が生まれた背景、殉教に対する考え方などに考察を加え、イスラムのアメリカへの憎しみの原点、背景を解き明かしていく。
原題:My Trip to Al Qaeda
制作:Jigsaw Productions (アメリカ 2010年)
「アメリカはなぜこれほどまでに憎まれるのか?」9.11テロ事件以降、アメリカ人の誰もが自問してきた疑問である。著書「倒壊する巨塔(The Looming Tower; al-Qaeda and the Road to
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「アメリカはなぜこれほどまでに憎まれるのか?」9.11テロ事件以降、アメリカ人の誰もが自問してきた疑問である。著書「倒壊する巨塔(The Looming Tower; al-Qaeda and the Road to 9/11)」で2006年にピュリッツァー賞を受けたローレンス・ライトが、イスラム原理主義がどのようにして生まれたかを綿密にたどる旅を通して、彼らの思想を内側から理解しようと試みる。
ローレンスは“復讐”はエジプトの刑務所で始まったという。サダトからムバラクの時代、アメリカの軍事力に支えられたエジプトでは、イスラムへの回帰を主張する人々は暴力で弾圧された。虐げられた人たちはジハード団を結成。アルカイダのNo.2アイマン・ザワヒリはそのリーダーの一人だった。
アメリカのイラク侵攻では、イスラムに無知なアメリカ兵士たちが市民に対し恥辱的な行為を行い、イスラム教徒の憎しみに拍車をかけたとローレンスは分析する。
さらに自爆テロという残忍な手法が生まれた背景、殉教に対する考え方などに考察を加え、イスラムのアメリカへの憎しみの原点、背景を解き明かしていく。
原題:My Trip to Al Qaeda
制作:Jigsaw Productions (アメリカ 2010年)
プエルトリコ系のカトリックの家庭に生まれ育ち、路上で麻薬を売っていたハムザ・ロペス(33歳)は、12年前、過去と決別し、イスラム教に帰依する道を選択。治安の悪いピッツバーグ北部にあるモスクに配属され、地域に教義を広める生活を始めた。ヒップホップバンド「ムジャヒディン・ティーム」を結成し、ラップに乗せて若者たちの心にコーランの教えを届けようと活動している。
イスラム教徒
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プエルトリコ系のカトリックの家庭に生まれ育ち、路上で麻薬を売っていたハムザ・ロペス(33歳)は、12年前、過去と決別し、イスラム教に帰依する道を選択。治安の悪いピッツバーグ北部にあるモスクに配属され、地域に教義を広める生活を始めた。ヒップホップバンド「ムジャヒディン・ティーム」を結成し、ラップに乗せて若者たちの心にコーランの教えを届けようと活動している。
イスラム教徒の出会い系サイトで知り合った敬虔なイスラム女性のラフィアと愛を育み、さらに地域の刑務所で「過去を悔い改め、前向きに歩こう」と呼びかける講義も定期的に行うようになった。そんな矢先、所属していたモスクに突然にFBIの強制捜査の手が入る。しばらくして、刑務所での講義も理由を知らされずに中止。人権団体に調査を依頼することにする。
挫折を経験し、宗教間の相互交流の必要性を痛感したハムザは、自身が出演するイスラム教徒のための野外イベントにあるユダヤ人の女流詩人を招待する。彼女は、そこに集まる人々の素顔に接し、イスラム教徒=テロリストという短絡的な構図の愚かさに気づく。
宗教の違いを軽やかに越えていくハムザの姿を通して、宗教的不信というものの根拠のなさが浮き彫りになる。
原題:New Muslim Cool
制作:Specific Pictures (アメリカ 2009年)
タニア・ヘッドは、世界貿易センターへのテロ攻撃で、航空機が衝突した現場より上層階から奇跡的に救出された19人のうちの一人。しかも、結婚間近だったフィアンセをテロで失った。彼女は事故のトラウマに苦しむ市民を支援するボランティア団体の中心メンバーとして活躍し、やがて“悲劇のヒロイン”として全米の誰もが知る顔となる。
2007年、ニューヨークタイムズが記事を書くにあたり、タ
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タニア・ヘッドは、世界貿易センターへのテロ攻撃で、航空機が衝突した現場より上層階から奇跡的に救出された19人のうちの一人。しかも、結婚間近だったフィアンセをテロで失った。彼女は事故のトラウマに苦しむ市民を支援するボランティア団体の中心メンバーとして活躍し、やがて“悲劇のヒロイン”として全米の誰もが知る顔となる。
2007年、ニューヨークタイムズが記事を書くにあたり、タニアのバックグラウンドを再確認しようとしたが何ひとつ裏が取れず、嘘が発覚する。テロの当時、彼女はバルセロナのビジネススクールの学生で、事件の10日後に地元新聞の取材を受けていたのだ。
タニアは生存者ネットワークの代表を解任されたが、金銭的利益も受け取っていないため罪には問われなかった。彼女と親交のあった人々は、「タニアの体験が重すぎたので、細々としたことを聞くのがはばかれた」、「自分より悲惨な思いをしているはずの彼女が駆け回っている姿を見て、自分も頑張ろうとエネルギーが湧いた」、「互いに体験を話し、思いを分かち合った事は、自分の癒しのプロセスに大いに助けとなった」と、複雑な思いを語る。
偽りのヒロインが遺族や事故の関係者にもたらした波紋を描く。
原題:The 911 Faker
制作:Films of Record Production (イギリス 2008年)
同時多発テロの現場<グラウンド・ゼロ>の周辺には、今もその痕跡を色濃く残すいくつもの場所がある。
直後から負傷者の応急処置使われたカフェは今や観光名所。壁に犠牲者の写真が飾られ、昼時には再建現場の建設作業員が食事にやってくる。作業員たちは神聖な場所で建設作業に携わることの誇りを語り合い、店主のジョンはかつての常連客で救出活動中に亡くなった消防隊員について観光客に説明す
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同時多発テロの現場<グラウンド・ゼロ>の周辺には、今もその痕跡を色濃く残すいくつもの場所がある。
直後から負傷者の応急処置使われたカフェは今や観光名所。壁に犠牲者の写真が飾られ、昼時には再建現場の建設作業員が食事にやってくる。作業員たちは神聖な場所で建設作業に携わることの誇りを語り合い、店主のジョンはかつての常連客で救出活動中に亡くなった消防隊員について観光客に説明する。ジョンにとってはひとりひとりがヒーローだ。
トリビュートWTCビジターセンターはグラウンド・ゼロ観光の拠点。遺族や逃げ延びた人がボランティアガイドとして自らの経験や、その後の思いを語りながら見学客を案内する。
911メモリアルミュージアムでは来年のオープンに向けて準備が進んでいる。根底にあるのは、犠牲を人びとの記憶に止めること。多くの命を救った非常階段の遺構、割れた消防士のヘルメット、焼け焦げた鞄、高層階レストランで食事をした一家のレシート・・・。亡くなった人びとに思いを馳せ、来館者が共感できるような展示を目指している。その一方、なぜアメリカがテロ攻撃の標的となったかについて語られる余地はあまりない。
テロの衝撃、悲しみの大きさは計り知れない。だが、それを語り継ぐだけで事件の本当の意味を歴史に刻んだと言えるだろうか・・と、番組は静かに問う。
原題:Memoryland
制作:Point du Jour (フランス 2011年)
リズとスティーブン夫妻はアメリカで起きた同時多発テロで最愛の息子ピートを失った。ピートは9月11日に打合せのために世界貿易センタービルの106階にいた。姉と最後に交わしたメールは「逃げ道がない。煙が充満してきている。怖い」という内容だった。
リズは、息子の死を受け入れるのに半年以上かかったと振り返る。やがて夫妻はピートが生きた証を何かの形で残したいと考えるようになった
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リズとスティーブン夫妻はアメリカで起きた同時多発テロで最愛の息子ピートを失った。ピートは9月11日に打合せのために世界貿易センタービルの106階にいた。姉と最後に交わしたメールは「逃げ道がない。煙が充満してきている。怖い」という内容だった。
リズは、息子の死を受け入れるのに半年以上かかったと振り返る。やがて夫妻はピートが生きた証を何かの形で残したいと考えるようになった。そうした時、世界にはテロや戦争の悲惨な経験でPTSDに苦しむ人が多くいることを知り、二人は心のケアを行うための施設を世界中に作る活動を始める。
施設開所式のためウガンダに招かれた二人は、ある少年に出会う。軍閥に誘拐され、虐殺に荷担させられたジェームズだ。悲惨な体験を絵に描くことで絶望から立ち上がろうとするジェームズに、リズは逆に励まされる。そして、心のケアという地味な活動こそ、憎しみの連鎖を断ち切るために重要だと確信する。
このほか、ロンドン同時爆弾テロで妹を亡くし、遺志をついでインドの眼科治療施設支援を乗り出した女性と、バリ島でテロに遭い両足を切断する重症を負った男性が、絶望の中から立ち直り、同じように脚を切断した人たちの支援を行う様を描く。
原題:Love Hate Love
制作:KTF Films (アメリカ 2011年)
9.11テロで倒壊した世界貿易センタービルの跡地(グラウンド・ゼロ)では、2013年の完成に向けて高層ビル(フリーダム・タワー)と慰霊のための記念公園(ワールドトレードセンター・メモリアル)の建設が急ピッチで進められている。
記念公園の建設は当初から大幅に遅れていたが、地下鉄やバスターミナルといった地下施設部分を後回しにして、地表の公園をまず完成させようという逆転
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9.11テロで倒壊した世界貿易センタービルの跡地(グラウンド・ゼロ)では、2013年の完成に向けて高層ビル(フリーダム・タワー)と慰霊のための記念公園(ワールドトレードセンター・メモリアル)の建設が急ピッチで進められている。
記念公園の建設は当初から大幅に遅れていたが、地下鉄やバスターミナルといった地下施設部分を後回しにして、地表の公園をまず完成させようという逆転の発想で、事故から10年のメモリアルデーまでの完成に目途が立った。
高層ビル・フリーダム・タワー建設への期待値は大きい。高さはアメリカ独立の年にちなみ1776フィート(541メートル)、安全、省エネ、利便性と様々な側面を満たす最新技術が要求されている。ルクセンブルグで開発された最新の鉄骨、ドイツの企業が製造する高層エレベーター、イタリア産の大理石、そしてアメリカ製の硬質ガラス・・・。世界中の技術が結集した。
番組ではさらに建築家、技術者、現場の建設労働者たちにも焦点を合わせる。彼らの中には、世界貿易センタービルと浅からぬ縁を持つ人も少なくない。1966年に始まった世界貿易センタービルの建設に関わった人、ビルの崩壊に巻き込まれ親族を失った人などだ。
ヒューマンなストーリーと、時代を画す超高層ビルの建設秘話を織り交ぜながら、テロに傷ついたアメリカ再生を象徴するグラウンドゼロを巡る動きを描く。
原題:Engineering Ground Zero
制作:国際共同制作 NHK/WGBH (アメリカ 2011年)
7月22日は朝から強い雨が降っていたが、ウートオイヤ島の労働党青年部の集会は、ブルントラント元首相を迎えるとあって興奮に包まれていた。カメラはブルントラントが、国の将来を担う若者たちと懇談し、マスコミに「彼らは頼もしい限りだ」と語る姿を捉えている。
その頃、島から程近いオスロの政府庁舎ビル前で爆発が起きた。居合わせたカメラマンが撮影した映像や、付近の商店の防犯ビデオの
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7月22日は朝から強い雨が降っていたが、ウートオイヤ島の労働党青年部の集会は、ブルントラント元首相を迎えるとあって興奮に包まれていた。カメラはブルントラントが、国の将来を担う若者たちと懇談し、マスコミに「彼らは頼もしい限りだ」と語る姿を捉えている。
その頃、島から程近いオスロの政府庁舎ビル前で爆発が起きた。居合わせたカメラマンが撮影した映像や、付近の商店の防犯ビデオの映像が、爆発の大きさを物語る。
爆発の知らせはウートオイヤ島にも届いたが、若者たちは警察官に扮したテロリストが船で島に渡ろうとしていることを知る由もなかった。島に上陸した男は集会に集まっていた人々を呼び集めると、いきなり銃を乱射。若者たちは散り散りに逃げ出した。中には夢中で海に飛び込み難を逃れた人もいた。レベッカもそうした一人。振り向くと犯人が水際に立ち、泳いで逃げようとする人々を撃ち始めたという。
怪我をした友人を助けながら建物の中に逃げ込んだフリーダ。建物に銃弾が撃ち込まれたときには思わず泣き叫んだ。男は逮捕されるまでの1時間あまりの間、ほぼ1分に一人の割合で撃ち殺していった。
ノルウェー全体が悲しみに沈む中、ブレイビーク容疑者の取調べが始まった。容疑者は「ノルウェー及び西欧をイスラム勢力から守るための行為であり、国を裏切った労働党に最大限のダメージを与えたかった」と語り、反省や悔恨の気持ちは示さなかった。
一方、追悼集会でストルテンベルグ首相や労働党青年組織のペダーセン代表は、憎しみに陥ることなく、国民が力を合わせてこの困難を乗り越えようと呼びか
2004年に放送された、「バーミヤンの少年」の続編。
アフガニスタン北部、バーミヤンの石仏がタリバン政権によって破壊された直後の2002年、英国人ディレクターのフィル・グラブスキーは8歳の少年ミールに出会う。当時、ミールは戦火を避けるため、家族とともに石窟のなかで暮らしていた。
グラブスキーは10ヶ月に渡ってミールとその家族の暮らしを撮り続け、「バーミヤンの少年
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2004年に放送された、「バーミヤンの少年」の続編。
アフガニスタン北部、バーミヤンの石仏がタリバン政権によって破壊された直後の2002年、英国人ディレクターのフィル・グラブスキーは8歳の少年ミールに出会う。当時、ミールは戦火を避けるため、家族とともに石窟のなかで暮らしていた。
グラブスキーは10ヶ月に渡ってミールとその家族の暮らしを撮り続け、「バーミヤンの少年」を制作。その後も足かけ10年間、紛争が続くアフガニスタンを何度も訪れ、ミールの成長を記録してきた。そして2011年、「バーミヤンの少年 10年の記録」を完成させた。
この作品は、屈託ない笑顔が愛らしかったミールが、アフガニスタンの過酷な日々の中で大人へと変わっていく成長の記録である。長引く紛争と貧しさの中、家族のために土を耕し、危険な炭坑で働き、ときに夢も将来も見失いながら深い苦悩を自らの身に刻んでいくミール。その姿を通して、アフガニスタンの真の現実を見つめる。
原題:The Boy Mir-Ten Years in Afghanistan
制作:国際共同制作 NHK/Seventh Art Productions (イギリス 2011年)
タリバン政権時代にはスポーツが禁止されていたアフガニスタンだが、人気のクリケットだけは選手がヒゲを蓄えることを条件に競技が認められてきた。ナショナルチームの監督は、難民キャンプでクリケットをして育ったタージ・マリク。幼少時代から共にプレーに勤しんできた実の弟たちをチームに迎え入れ、2008年のワールドカップ出場を夢見ていた。出場までは4つの予選リーグで勝ち抜き、2位以内
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タリバン政権時代にはスポーツが禁止されていたアフガニスタンだが、人気のクリケットだけは選手がヒゲを蓄えることを条件に競技が認められてきた。ナショナルチームの監督は、難民キャンプでクリケットをして育ったタージ・マリク。幼少時代から共にプレーに勤しんできた実の弟たちをチームに迎え入れ、2008年のワールドカップ出場を夢見ていた。出場までは4つの予選リーグで勝ち抜き、2位以内の成績を収めるという長い道のりだ。
英仏海峡に浮かぶジャージー島での一次予選。祖国とは何もかも違う人々の暮らしに選手たちは驚きを隠せない。同じ組の対戦相手は、日本、シンガポール、ネパール、そして地元の強豪ジャージー。選手は精神面での弱さを露呈し、監督は国際試合の実戦経験が乏く采配に失敗し、苦戦を強いられるが、持ち味の粘り強さを発揮し、辛くも一次予選を突破する。
初の快挙に喜び、祖国に凱旋する選手たち。しかし情熱をもってチームをまとめ上げてきたタージ監督がまさかの解任。パキスタンから代表経験のある新監督を迎えることになった。果たしてワールドカップ出場の夢は果たされるのか?
原題:Out of the Ashes
制作:Shabash Productions / Bungalow Town Productions (イギリス 2010年)
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NHKとアジアの公共放送局が、アジアの優れた映像制作者にドキュメンタリー番組を制作する機会を提供するプロジェクト、「発掘アジアドキュメンタリー」。今回紹介するのは、インドの女性ディレクターが制作した作品。自身のお見合い体験も含めた、インドの結婚事情を伝える。
ルチカは、インドネシアとシンガポールで育ち、数年前にボンベイに移り住んだインド人の映画監督。アメリカにも留
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NHKとアジアの公共放送局が、アジアの優れた映像制作者にドキュメンタリー番組を制作する機会を提供するプロジェクト、「発掘アジアドキュメンタリー」。今回紹介するのは、インドの女性ディレクターが制作した作品。自身のお見合い体験も含めた、インドの結婚事情を伝える。
ルチカは、インドネシアとシンガポールで育ち、数年前にボンベイに移り住んだインド人の映画監督。アメリカにも留学し、リベラルな環境の下で育ってきた。まだ20代だが、保守的な両親は“結婚適齢期”を迎えた娘に相手がいないことを心配している。
焦った両親は、今インドで急成長を続ける結婚情報サイトや結婚相談所に登録。ルチカは気が進まないものの、専門のスタジオで様々な衣装を身に付けてお見合い写真を撮り、履歴書を作成する。そしてお見合いパーティーにも参加して、両親の期待に応えようとする。しかし、ルチカは今 自分が本当に結婚を望んでいるのか、わからなくなってしまう。
番組には、お見合いで理想の結婚相手と巡り会った2人の女性も登場。西洋的価値観と伝統な生き方の狭間で右往左往する女性たちの姿を通じて、現代インドにおける結婚システムと女性のあり方を問う。
原題:The Great Indian Marriage Bazaar
制作:国際共同制作 NHK/MediaCorp (2011年)
エジプト政府が主催し、毎年カイロで開かれる国際コーラン朗誦選手権。2010年の大会には世界70か国から110人の精鋭が集結した。選手の大半は10代後半から20代前半だが、この年は、タジキスタン、モルティブ、セネガルの3か国から、10歳の少年と少女が代表として参加した。コーランは600ページ、114章にも及ぶ膨大なアラビア語で書かれた聖典だ。非アラビア語圏に住む彼らは、耳
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エジプト政府が主催し、毎年カイロで開かれる国際コーラン朗誦選手権。2010年の大会には世界70か国から110人の精鋭が集結した。選手の大半は10代後半から20代前半だが、この年は、タジキスタン、モルティブ、セネガルの3か国から、10歳の少年と少女が代表として参加した。コーランは600ページ、114章にも及ぶ膨大なアラビア語で書かれた聖典だ。非アラビア語圏に住む彼らは、耳で聞いた発音やリズム、節回しを、ひたすら暗記して大会にやって来た。審査風景はまるでイスラム世界の “アメリカン・アイドル”のようでもあり、会場には常に笑いと涙が錯綜する。
三人三様の祖国での暮らしぶりや、家族・地域との関わり方を交えながら、同じイスラム圏ながら言葉も文化も違う異国を訪れた子どもたちが何に戸惑い、喜び、そして何を学ぶのかを温かく見つめる。
純粋な動機でコーランの朗誦に打ち込む子ども達の姿は、狂信的なイスラム原理主義のイメージとは全く違う。彼らのミラクルボイスをたっぷりと堪能する作品。
原題:Koran by Heart
制作:Passion Pictures / Motto Pictures / HBO (イギリス/アメリカ 2011年)
ペンシルバニア州で二人の母親と暮らすジョーエレン。精子バンクから提供された精子で生まれた彼女は、会ったことのない「父親」について、あれこれ想像しながら育った。父親は<ドナー150>と番号で呼ばれ、記録には身体的特徴や学歴、職業などだけが書かれていた。やがてインターネット上で同じドナーの子どもたちをつなぐサイトに登録した彼女の元に、異母姉ダニエルからのメールが届く。人生で
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ペンシルバニア州で二人の母親と暮らすジョーエレン。精子バンクから提供された精子で生まれた彼女は、会ったことのない「父親」について、あれこれ想像しながら育った。父親は<ドナー150>と番号で呼ばれ、記録には身体的特徴や学歴、職業などだけが書かれていた。やがてインターネット上で同じドナーの子どもたちをつなぐサイトに登録した彼女の元に、異母姉ダニエルからのメールが届く。人生で最も嬉しい瞬間だったとジョーエレンは振り返る。メールや電話で交流を深め、ついに対面した二人はごく自然に相手を姉妹だと感じる。
二人の出会いが新聞で紹介されたことから、「私の父親もドナー150だ」と名乗り出る人が相次ぎ、少なくとも14人の兄弟姉妹がいることがわかった。そしてついに、彼らは“父親”を探し出した。
ロサンゼルスのヴェニス・ビーチ。<ドナー150>ことジェフリーの住まいはキャンピングカーだ。ダンサー、役者、ミュージシャン、ストリッパーなどをしていたが、もっと自由に生きたいと仕事を辞め、犬やハトと暮らし始めた。若い頃、ひょんなことからドナーになり8年間、精子バンクに精子を提供して収入の足しにしていた。
ジェフリーに会うことを決意したジョーエレンたち。その生き方に戸惑いつつも、ただのドナーではなく、ジェフリーという存在とのつながりを確認する。一方、ジェフリーも、彼らとの出会いに確かな実感と今までにない感動を覚える。
原題:Donor Unknown
制作:Met Film / Redbird Production (イギリス 2011年)
ケイティ・マハーは2歳のときに「XP(色素性乾皮症)」と診断された。自宅の台所に差し込む日光によって、皮膚が文字どおり「焼けて」しまった幼い娘の姿に、父親のダンは衝撃を受けたと振り返る。以来、ケイティは紫外線による遺伝子の傷から皮膚癌になってしまう危険を避け、日光に当たらない暮らしをしてきた。
そんな娘のため、ダンと妻のカレンは同じ病気の子どもたちを集めたサマーキャン
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ケイティ・マハーは2歳のときに「XP(色素性乾皮症)」と診断された。自宅の台所に差し込む日光によって、皮膚が文字どおり「焼けて」しまった幼い娘の姿に、父親のダンは衝撃を受けたと振り返る。以来、ケイティは紫外線による遺伝子の傷から皮膚癌になってしまう危険を避け、日光に当たらない暮らしをしてきた。
そんな娘のため、ダンと妻のカレンは同じ病気の子どもたちを集めたサマーキャンプ、「キャンプ・サンダウン」を始めた。紫外線を遮断する施設を作り、毎年の夏、アメリカ各地から集まる患者とその家族を迎えている。
日中に出かけるのが難しいため、日ごろはどうしても孤立しがちな患者たちだが、ここでは一日じゅう仲間とともに過ごし、日が暮れれば外に繰り出して夜中まで思う存分、外での遊びに熱中する。子どもらしいひとときを楽しめる貴重な体験だ。
また、親たちは治療に関する情報を共有したり、日々の悩みや苦しみを分かち合ったりすることで孤独感を克服し、再び病気と闘う元気を得る。
数年がかりでこのキャンプを見つめ続けてきた取材班は、“暗がり”や“夜”が、この病気の子どもたちにとっては“希望”なのだと気づく。そしてそんな子どもたちとともに、彼らにとっての“夜の世界観”をアニメーションで描き出した。
暗がりの中で希望を失わずに生きる子どもたちの日常と、彼らが創作した“日光と夜の物語”で紡ぐ異色のドキュメンタリー。(全2回)
原題:The Dark Side of the Sun
制作:国際共同制作 Citrullo International/NHK/RAI/YLE/DR (イタリア 2011年)
ケイティ・マハーは2歳のときに「XP(色素性乾皮症)」と診断された。自宅の台所に差し込む日光によって、皮膚が文字どおり「焼けて」しまった幼い娘の姿に、父親のダンは衝撃を受けたと振り返る。以来、ケイティは紫外線による遺伝子の傷から皮膚癌になってしまう危険を避け、日光に当たらない暮らしをしてきた。
そんな娘のため、ダンと妻のカレンは同じ病気の子どもたちを集めたサマーキャン
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ケイティ・マハーは2歳のときに「XP(色素性乾皮症)」と診断された。自宅の台所に差し込む日光によって、皮膚が文字どおり「焼けて」しまった幼い娘の姿に、父親のダンは衝撃を受けたと振り返る。以来、ケイティは紫外線による遺伝子の傷から皮膚癌になってしまう危険を避け、日光に当たらない暮らしをしてきた。
そんな娘のため、ダンと妻のカレンは同じ病気の子どもたちを集めたサマーキャンプ、「キャンプ・サンダウン」を始めた。紫外線を遮断する施設を作り、毎年の夏、アメリカ各地から集まる患者とその家族を迎えている。
キャンプに集まる患者たちは明るさや前向きな気持ちを忘れない。それでも、紫外線による皮膚癌に加え、さまざまな神経症状の併発に苦しめられる。若くして世を去る仲間も多い。キャンプでいつも笑いを振りまいていたケビンは「僕は自分をかわいそうだと思っていない。幸せだ。」と語り、その生を全うした。
子どもたちが、自分たちの“夜の世界観”を描いたアニメ物語では、夜の世界の“希望の光”が、ついには“闇”に打ち克ち“日光の精”が姿を現す。ケイティは語る「私自身だけでなく世界のみんなに望むのは、人生を楽しむこと。今日は残りの人生の最初の日。」
暗がりの中で希望を失わずに生きる子どもたちの日常と、彼らが創作した“日光と夜の物語”で紡ぐ異色のドキュメンタリー。(全2回)
原題:The Dark Side of the Sun
制作:国際共同制作 Citrullo International/NHK/RAI/YLE/DR (イタリア 2011年)
ギリシャの債務問題が、欧州のみならず全世界に深刻な影響を与えるのではと懸念されている。IMFの主導による従来の解決策では立ち行かないと考える専門家や有識者のインタビューをもとに、ギリシャ経済再建への新たな処方箋を模索する動きを伝える。
番組は、ギリシャの債務増加の歴史をたどると共に、EU内でドイツのような勝ち組と、PIIGSと蔑まれる周辺国の競争力に大きな格差が生
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ギリシャの債務問題が、欧州のみならず全世界に深刻な影響を与えるのではと懸念されている。IMFの主導による従来の解決策では立ち行かないと考える専門家や有識者のインタビューをもとに、ギリシャ経済再建への新たな処方箋を模索する動きを伝える。
番組は、ギリシャの債務増加の歴史をたどると共に、EU内でドイツのような勝ち組と、PIIGSと蔑まれる周辺国の競争力に大きな格差が生まれた理由を説明する。
また、アルゼンチンの前例から、IMFによる緊縮財政の推進は、銀行や大企業の借金を国民に付け替えるものだと指摘。一方、石油収入が債務返済に消えていたエクアドルは、IMFと決別。国の借金のうち国民の恩恵につながらず、役人や貸し手の利益に資しただけのものについて、返済停止を宣言したことによる成果を紹介する。
ギリシャでも、さまざまな社会団体、ジャーナリスト、知識人、芸術家など多方面から一般市民が集まり、不当債務をあぶりだすための監査委員会が発足。その活動を描く。
原題:Debtocracy
制作:BitsnBytes (ギリシャ 2011年)
深刻な財政危機に陥っているギリシャ。その南部に位置するペロポネソス半島の村で、紀元前6世紀の彫像を売ろうとした若い農夫が逮捕された。
村の周辺には古代遺跡が点在し、埋蔵物の盗掘・密輸が頻繁に起きている。この地域で1970年代から発掘作業を続けるアメリカ人の考古学者は、私有地から掘り出された貴重な文化遺産が、スイカなどの積み荷の中に隠されて国外へ違法に持ち出されてい
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深刻な財政危機に陥っているギリシャ。その南部に位置するペロポネソス半島の村で、紀元前6世紀の彫像を売ろうとした若い農夫が逮捕された。
村の周辺には古代遺跡が点在し、埋蔵物の盗掘・密輸が頻繁に起きている。この地域で1970年代から発掘作業を続けるアメリカ人の考古学者は、私有地から掘り出された貴重な文化遺産が、スイカなどの積み荷の中に隠されて国外へ違法に持ち出されていると話す。しかし、今回の事件に関して村人の多くは同情的で、村長でさえ「貧しさゆえの行動で、盗人呼ばわりされるべきではない」と語る。
背景には、地域社会が抱える貧困の問題がある。村には肥沃な土地が広がり、オレンジやアプリコット、オリーブなどの農作物が豊かに実る。しかしEU加盟以降、価格競争力を失い、市場に出すことができない作物は廃棄を余儀なくされ、農家の収入は激減。さらに緊縮財政のため、年金の支給額も減らされ、農家の老夫婦2人が暮らすにはやっとだ。
番組は、事件の関係者や農家を取材し、その経緯や背景を探るとともに、著名な経済学者にギリシャ債務危機の先行きを聞く。
原題:A Greek Tragedy
制作:VPRO Television (オランダ 2010年)
2010年5月6日、アメリカ株式市場で株価が突然急落する「フラッシュ・クラッシュ」が起きた。市場分析の専門家や経済研究家、SEC(証券取引委員会)の調査担当者などへの取材をもとにその原因を検証する。
アメリカの証券取引はその大半が電子化されている。高頻度取引(HFT)、つまり高速自動売買が取引量の75%近くを占め、ニューヨーク証券取引所上場株の取引もその60%以上
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2010年5月6日、アメリカ株式市場で株価が突然急落する「フラッシュ・クラッシュ」が起きた。市場分析の専門家や経済研究家、SEC(証券取引委員会)の調査担当者などへの取材をもとにその原因を検証する。
アメリカの証券取引はその大半が電子化されている。高頻度取引(HFT)、つまり高速自動売買が取引量の75%近くを占め、ニューヨーク証券取引所上場株の取引もその60%以上は実際には別のコンピューター化された取引所で行われている。
市場に流動性を持たせたり、売買注文を仲介したりするかつての“スペシャリスト”の仕事は、コンピューター化された取引所に取って代わられた。厳重に警備され、二重三重のバックアップを備えた証券取引会社のデータセンターで1000分の1秒を争うスピードで日々の取引をコントロールしている。
専門家の中には、以前からこうした自動システムの複雑なネットワークやアルゴリズムの作用により全体として予想外の挙動を示す危険性を指摘する人びとがいた。「フラッシュ・クラッシュ」も、こうしたシステムに起因するもだと言う専門家もいる。
SECは対策として、市場横断的なサーキット・ブレーカーというシステムを導入。株価が5分間に10%以上変化した場合、5分間取引を停止することで暴落を防ぐ。しかし、多くの関係者はその効果に懐疑的だ。再びフラッシュ・クラッシュが起きる可能性はあるという指摘もある。
原題:Money and Speed-Inside the Black Box
制作:VPRO Television (オランダ 2011年)
元教師だったハイデマリー・シュヴァルマーは、14年前から“お金を使わない生活”を実践している。緊急のためのわずかな資金を残して年金も返上、自分の考えに賛同してくれる仲間や知り合いの家を、転々として暮らしている。ハイデマリーにとって“豊かさ”とは、必要なものだけを手に入れること。ある時は食料品店で掃除をする代わりに賞味期限の近い食品を分けてもらい、またある時は市場で捨てら
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元教師だったハイデマリー・シュヴァルマーは、14年前から“お金を使わない生活”を実践している。緊急のためのわずかな資金を残して年金も返上、自分の考えに賛同してくれる仲間や知り合いの家を、転々として暮らしている。ハイデマリーにとって“豊かさ”とは、必要なものだけを手に入れること。ある時は食料品店で掃除をする代わりに賞味期限の近い食品を分けてもらい、またある時は市場で捨てられた野菜や果物を拾って持ち帰る。
ハイデマリーはこうした生活を実践するかたわら、若者たちと物々交換のワークショップを開いて一緒にお金の価値について考えたり、自身の体験談を語る講演活動を行ったりしている。国内外のテレビやラジオに出演し、司会者にいじわるな質問を投げかけられることも多い。ハイデマリーのことを、他人に寄生する“パラサイト”ではないかという人もいる。しかし、父親の事業で貧しさと豊かさの両方を体験したハイデマリーは、カネによって価値が左右されるこの大量消費時代に、違う生き方があることを示したいと話す。
番組は世界経済の有り様を嘆き、人とは違うオルタナティブ・ライフを歩む女性の葛藤と周囲への波紋を描く。
原題:Living Without Money
制作:EiE FILM / DALCHOWS VERDEN (イタリア/ノルウェー 2010年)
2011年7月21日のアトランティス号の着陸をもって、開発段階を含めて40年あまりにわたったスペースシャトルの歴史が幕を閉じた。宇宙との間を繰り返し往復することのできる宇宙船スペースシャトルは、135回の飛行で数々の成功を収め、さまざまな新発見や新技術を人類にもたらした。その一方で、想定を超えるコストに対する圧力などが原因で、時に安全性が軽視され、二度の悲劇的な事故を引
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2011年7月21日のアトランティス号の着陸をもって、開発段階を含めて40年あまりにわたったスペースシャトルの歴史が幕を閉じた。宇宙との間を繰り返し往復することのできる宇宙船スペースシャトルは、135回の飛行で数々の成功を収め、さまざまな新発見や新技術を人類にもたらした。その一方で、想定を超えるコストに対する圧力などが原因で、時に安全性が軽視され、二度の悲劇的な事故を引き起こした。
番組は、スペースシャトルの開発段階から引退までの歴史をたどり、その活動の記録、それぞれのミッションに携わった科学者や宇宙飛行士たちの活躍を描くとともに、14人の命を奪った事故がどのようにして起きてしまったのか、そして最終的に引退に至った背景を検証し、シャトルの成功と挫折を見つめる。
前編では、1960年代に始まった“再利用できる翼のついた宇宙船”の設計、大気圏再突入時の高温に耐える素材や方法を見いだすまでの苦労、無人試験飛行を実施しないまま行われた一か八かの有人初飛行といった開発の舞台裏とともに、1980年代にはビジネス活動により収入をもたらすようになったことやシャトルの中での宇宙飛行士たちの暮らしぶりを紹介する。ところが、再飛行のためにかかる想定以上の莫大な費用と膨大な作業がプレッシャーとなり、やがて悲劇が訪れる。(全2回)
原題:The Space Shuttle's Last Flight
制作:Darlow Smithson Productions (イギリス 2011年)
開発段階を含めて40年あまりにわたったスペースシャトルの歴史が幕を閉じた。宇宙との間を繰り返し往復できる宇宙船スペースシャトルは、135回の飛行で数々の成功を収め、さまざまな新発見や新技術を人類にもたらした。その一方で、想定を超えるコストに対する圧力などが原因で、時に安全性が軽視され、二度の悲劇的な事故を引き起こした。
番組は、スペースシャトルの開発段階から引退までの
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開発段階を含めて40年あまりにわたったスペースシャトルの歴史が幕を閉じた。宇宙との間を繰り返し往復できる宇宙船スペースシャトルは、135回の飛行で数々の成功を収め、さまざまな新発見や新技術を人類にもたらした。その一方で、想定を超えるコストに対する圧力などが原因で、時に安全性が軽視され、二度の悲劇的な事故を引き起こした。
番組は、スペースシャトルの開発段階から引退までの歴史をたどり、その活動の記録、それぞれのミッションに携わった科学者や宇宙飛行士たちの活躍を描くとともに、14人の命を奪った事故がどのようにして起きてしまったのか、そして最終的に引退に至った背景を検証し、シャトルの成功と挫折を見つめる。
後編では、チャレンジャー号およびコロンビア号の事故と、その原因究明作業を関係者の証言で辿るとともに、悲劇を乗り越えてシャトルが成功させた困難なミッションを紹介する。大型の貨物を宇宙に運ぶことができるシャトルによって設置が可能になったハッブル宇宙望遠鏡は、計算され尽くした巧妙な船外活動によって遙か遠い宇宙の姿を初めて人類にもたらした。また、世界的な協力で建設が進む宇宙ステーションもシャトルなくしては実現しなかった。しかし、かさむコストと二度の事故により、この壮大な計画についに終止符が打たれた。(全2回)
原題:The Space Shuttle's Last Flight
制作:Darlow Smithson Productions (イギリス 2011年)
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