世界ふれあい街歩き

フランス北東部、ドイツと国境を接するアルザス地方の古都ストラスブール。フランス王朝時代の面影残る石畳とドイツ風の木組みの家並みが溶け合う旧市街、さらに１９世紀後半にドイツ帝国が築いた豪華な宮殿や住宅街が立ち並ぶ界わいを歩く。仏独間で戦争が起きる度に街の国籍が変わるという複雑な歴史を背負いながらも、両国の影響を受け入れつつ、独自の文化を守り継いできた人々と出会う。「より道」は陶器の里スフレンハイム。【語り】羽田美智子

青空に浮かぶ雲のように見えるのはアンデスの雪山。サンティアゴはその麓にある人口７４０万の大都会。通勤ラッシュの道端には時間のないビジネスマンのための立ち飲みカフェや路上パン屋、ジュース売り。ゴミ掃除や大道芸の名人技を見て、日本アニメ大好き少女たち、昼休みを仲間たちと歌って過ごす人々と出会う。路上の花屋や公園の入り口の青空図書館は晴れの日が多いからこそできる街の名物。寄り道は世界遺産の廃虚スウェル。【語り】ピエール瀧

ミャンマー最大都市ヤンゴン。歴史的な政権交代で活気にあふれている。中央駅では、日本からの中古電車が走り、男たちが重いインターネット用のケーブルを１日１２キロもひく。赤いけさを着た僧侶たちがたく鉢して回る。繁華街では道の真ん中まで物を売る女たち。住宅地では、５階の家に水を届ける少年がいる傍ら、大学の受験勉強に励む塾もある。変わりゆく街で人々の変わらぬやさしさに出会う。【語り】小倉久寛

日本でいち早く海外に門戸を開いた九州・長崎。この街で生まれ育ったミュージシャン・さだまさしさんの語りで、洋式建築やオランダ坂が広がる旧居留地、花街の面影残る丸山町、龍馬がかっ歩した坂道、原爆の爪痕が残る浦上天主堂界わいを歩く。教会に代々通うキリスト教信者さん、中華街近くで将棋団らんを楽しむ男性陣、“平和の花”を育てるおじいさんなど、激動の歴史を歩みながら“ちゃんぽん文化”を守り継ぐ人々とふれあう。【語り】さだまさし

イタリア北東部、東欧との境にあるトリエステ。マリア・テレジアがウィーンを手本に整備した港街にはスラブ、ゲルマン、ラテンの文化が溶け合う。冷たい北風「ボーラ」に愛着をもったり、冬の海岸で日光浴をしたり、人々はちょっぴり風変わり。風の博物館を作った男性、恋人との思い出の詰まった家に暮らし続ける老紳士、毎日仲間と共に酒と歌に興じるシニアたち。どこか風任せに楽しく生きる人々と出会う。『より道』は巨大洞窟！【語り】竹内結子

南米ウルグアイの首都モンテビデオ。この国は南米のスイスと呼ばれる豊かさで、第一回のサッカーワールドカップを開催し優勝した。街を行く男は脇に魔法瓶、手にコップを持ってマテ茶を飲む。道では子供のいる花嫁姿の夫婦が、今日婚姻届を出すとはしゃいでいる。同せいしてから結婚が普通だとか。大河の岸辺で若い娘たちが楽しげに１５歳の記念パーティーの映像を撮っている。南米の楽園を歩く。【語り】富田靖子

イギリス人の間で「住んでみたい街」として大人気のブリストル。かつてロンドンに次ぐ貿易港として発展し、今は市民の憩いの場に生まれ変わった港周辺や、大航海時代に得た富で築かれた大学、トウモロコシ貿易の面影残る通り、独創的なアートが集まる旧市街、住民たちが自ら造り上げたカラフルな丘の上の地区を歩きながら、多くのイギリス人が憧れる街並みと、そこに暮らす人々の奥深い魅力に触れる。『より道』は“最古の石城”。【語り】キムラ緑子

【語り】草刈正雄

【語り】中村梅雀

【語り】田畑智子

【語り】竹内結子

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【語り】設楽統

【語り】イッセー尾形

【語り】竹内結子

【語り】鈴木杏

【語り】田畑智子

【語り】松田洋治

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【語り】永作博美

【語り】八嶋智人

【語り】田畑智子