Madder

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2002年、23歳の黒川(山村隆太)は政治家である父・利久(加藤大騎)のもとで秘書見習いを始め、利権や政治的思惑が交錯する建前だらけの世界にへきえきとしていた。そんな息苦しい毎日のなかで唯一、自分を取り戻せる場所が喫茶『りんどん』で、黒川はいつしか店長のめいで、店の手伝いをしている遼子(佐藤みゆき)に会うのが楽しみになり、2人は少しずつ会話を重ねて自然と距離を縮めていく。 ところが1年後、黒川と遼子の交際は利久の知るところとなり、遼子の素性を調べた利久は、家柄も学歴も、将来自分の跡を継ぐはずの息子にはふさわしくないと断固反対。そのうえ、遼子が黒川の子を身ごもっていると知り、勝手に手を回したという。遼子の妊娠を知らなかった黒川はすぐさま『りんどん』へ向かい、父親の無礼な振る舞いを謝罪。家族を捨ててでも一緒にいたいと懇願するが、黒川の立場を知った遼子はすでに決意を固めていて、「この子は私が育てる」と言い残して姿を消す。 『りんどん』から手紙を持ち出し黒川の過去を知った茜(五百城茉央)は、再び店を訪れ、店長にあることを尋ねて…。

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