Himitsu wo Motta Shonentachi
Himitsu wo Motta Shonentachi
#10 (1x10)
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ユキ(大原優乃)は、全ての記憶を失ったまま、人間として暮らしていた。太陽の下で目覚めたあの日から、もう3年がたつのに、自分が何者なのか、何をしていたのか、ひとつも思い出せない…。
常に誰かに監視されている気がするユキは、恋人の翔(松本大輝)に相談する。「大丈夫、僕がそばにいる」と、翔の優しい手がユキを包もうとしたその時――どこからかキーボードの演奏音が聞こえてくる。なんとなく、聞いたことがある気がするメロディーだ。音のする方へ行ってみると、ヒカル(冨田侑暉)が1人で『ブラッディ・ララバイ』を演奏していた。その姿を見て息をのんだのは、ヒカルの方だ――。
ヒカルは慌ててライブハウスに駆け戻り、玲矢(佐藤海音)と慎一郎(西田至)に、ユキを目撃したことを伝える。「ウソだろ、本当にユキなのか…!?」。ユキは3年前、玲矢の目の前で焼失したはず。死んだユキがなぜよみがえったのか、それも人間として…。その目で確かめたい衝動を抑えきれない玲矢は、慎一郎が止めるのも聞かず、ユキに会いに行くが――。
死んだはずのユキの身に、一体何が!?そして現れる新たな夜行!運命に翻弄される玲矢とユキを、悲しい現実が待ち受ける…!!