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車ではなく未来を作れ! 生き残りをかけたホンダの挑戦 (2023x1)
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『100年に一度の大変革期』と言われる自動車業界。脱炭素というキーワードと共に、世界各国でガソリン車の販売規制が相次ぎ、速やかな"電動化への転換"が迫られている。そんな激動の時代に国内2位の自動車メーカー・本田技研工業のトップになったのが、技術畑出身の三部(みべ)敏宏社長だ。三部は去年行われた社長交代会見の場で「電気自動車、燃料電池車の販売比率を2040年までに100%にする」と公言、世間を驚かせた。ホンダといえば、創業者の本田宗一郎がエンジン付きの自転車を作ったことに始まり、「エンジンのホンダ」として知られる自動車メーカー。日本メーカーとして初めてF1に参戦、3度の優勝を勝ち取る一方で、1972年に、アメリカの厳しい排ガス規制をクリアする新型エンジンの開発を世界で初めて成功させるなど、エンジンの技術力で世界を圧倒してきたメーカーだ。そんな「エンジンのホンダ」は、いかにして「脱・ガソリンエンジン」を目指すのか?大変革の時代を迎えた自動車業界で生き残りをかけるホンダの挑戦を追った!