池上彰の

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池上ワールド:第8回 「ソ連」という国がなくなった (2018x37)


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池上彰と旅人一行が今回訪れたのは、ロシアの首都モスクワ。かつては、強大な社会主義の帝国「ソビエト連邦」があった。そもそも、社会主義とは何だったのか?池上たちが、訪ね歩く。「労働者たちのユートピア」をめざした社会主義。しかし、実態はスターリンに代表される独裁的支配体制だった。では、スターリンは何をしたのか?池上一行は、当時のモスクワ市民から恐怖の体験を聞き出す。 また、東西冷戦時代の“極秘施設”にも向かった。そこは地下18階に広がる「核シェルター」。キューバ危機の際には、アメリカを核攻撃するか首脳たちが話し合った地下会議室で、核戦争の恐怖を体験する。 ゴルバチョフのペレストロイカの時代を経て、ソ連は崩壊する。その瞬間に立ち会った市民は、当時の高揚感を語る一方で、現在の政治への失望も示した。 ソ連とは何だったのか?“独裁者”が話題になることが多い今、教えられることの多い現代史である。

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  • TV Tokyo