ザ・ノンフィクション
東京 三姉妹物語~地酒と涙と夢の行方~ 後編 (2024x35)
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「この店をもっと良くしたい…」それぞれに同じ思いを抱えながら、支え合い、ぶつかり合う三姉妹がいる。
東京・赤羽の駅から徒歩20分、創業75年の「三益酒店」。店頭には全国各地から仕入れたレアな地酒が並び、店の隣の「角打ち」では、お酒が楽しめる。店を切り盛りするのは看板娘の三姉妹、社長である長女・美保さん、仕入れ担当の次女・由美さん、角打ち担当の三女・美香さん。3人が力を合わせ、店を人気店に押し上げた。
だが、店を構えるのは“シャッター商店街”の一角…大規模な再開発が進む街でいつまで商売を続けていけるのか…人手不足を補うために、家族・親族以外の人を初めて社員として迎え入れ「2号店」を構えるべく物件を探すのだが、そこには多くのハードルが…
新たなイベントの開催、オリジナルの日本酒造りなど、店を盛り上げようと力を合わせるものの思うように進まない2号店の計画…これまでの「家族経営」のやり方が通用せず、店の方針を巡り、姉妹が言い争うことも増えてきた。同じ「家族経営」を続けてきた人気の酒蔵では「会社経営は家族や姉妹という甘えをなくすべき」と指摘され、姉妹で本音がぶつかり合う。
そんな中、社長として店を引っ張る長女・美保さんの妊娠が判明。三代目として先頭に立ってきた美保さんだが、これまでと同じように働くことはできなくなり…
三姉妹が抱くそれぞれの夢。大都会の片隅で三姉妹が営む人気の酒店の行方は…
【語り】清野菜名