ザ・ノンフィクション
いつまで夢を追いますか〜路上役者 令和の路上物語〜 (2024x33)
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7年間、路上で一人芝居を続ける男がいる。
自らを「路上役者」と名乗り、「芝居を見ていきませんか」と道行く人に声を掛ける亮佑さん(35)。足を止めてくれた人に芝居を披露するのだ。
20歳の時、原宿で芸能事務所にスカウトされ、俳優としての道を踏み出した亮佑さんだが、仕事は鳴かず飛ばず…事務所を辞め、小さな劇団の舞台俳優として演劇を続けてきた。そんな時、公演のチケットを売るためにパフォーマンスとして始めたのが、路上での一人芝居。通行人から初めて投げ銭をもらい、リアクションを間近で感じた喜びから、以来、アルバイトで生計を立てながら「路上役者」としての活動を週に6日、続けてきた。
そんな亮佑さんの一番の理解者が、アルバイト先で出会い、4年前に結婚した妻の華恵さん(33)。生活のためにはお金も必要だが「亮佑さんには夢を捨ててほしくない」と、アルバイトをしながら夫婦の暮らしを支えている。
路上役者として8年目を迎えた2024年、亮佑さんは大きな決断を下した。所属している劇団を辞め、「路上役者の活動だけで生計を立てる」と言うのだ。これまでの一人芝居のやり方を変えて、多くの投げ銭を得るべく、新たな路上での芝居に挑むのだが…
夢を諦めることなく追い続ける夫と、その背中を押す妻の日々。夫婦の夢の行方は…
【語り】土屋太鳳