Seven Orifices
最終話 (1x8)
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日本に突如現れた、7つの巨大な“穴”。三年余りの歳月を費やし様々な調査がなされたが、その正体は何もわからないまま。やがて政府は調査を打ち切り、穴への立ち入り制限も撤廃した。穴に入る人間は多く存在したが、未だに帰ってきた者はいない。そして、穴を神として、「穴の中には救済がある」と唱える者が現れた。名前は、小澤(堤真一)といった。
12月1日。リゾート施設に、8人の男女が集まっている。彼らは、小澤をリーダーとする団体の信者たち。小澤の説くルールでは、穴に入る前に、それぞれの理由を話し、記録しなければならないのだ。
七人の「自分史」を記録し終えた八人目の岡本(窪田正孝)が、遂に話を始める。
「僕、小学生の頃に見た夢をまだ覚えてるんですよ」
それは、小学生の夏休み、家族で田舎に住む祖母に会いに行く夢。夢と気づかず夢の中を過ごす岡本は、徐々に「これが夢だ」と気づいていく。目を覚まそうとする岡本は、徐々に夢と現実の境目がぼやけていき……。
自分史を語り終えた8人。そして、教祖である小澤が口を開く。小澤の語る言葉とは――!
稀代の演出家×豪華俳優陣による、前代未聞の“穴”ドラマが、遂にフィナーレを迎える!