Kyokugen Fufu
玉川夫婦の場合(3) (1x6)
:
キャリアウーマンの杏子(岡本玲)は妊活に励んでいたが、なかなか直樹との子を授かる事が出来ずにいた。そんなある日、夫・直樹(桐山漣)から杏子の後輩・飯島由香(白間美瑠)との間に子どもができたと告白される。ショックで取り乱す杏子だったが、子どもを持つという夫の夢をかなえられなかった罪悪感から、直樹が由香と新しい家庭を築くことを仕方なく受け入れる。
離婚の話し合いで直樹が提示したのは“慰謝料なし”という身勝手すぎる条件だった。だが、その理由が直樹の母・麗子(浅野ゆう子)の病気の治療費などで貯金を使い果たしてしまったためだと聞かされた杏子は、慰謝料の請求さえもあきらめてしまう。しかし麗子と久々に再会したことで、すべて慰謝料を免れるための、直樹に都合のいい真っ赤な嘘であったことを知り、怒りの炎に燃えながら身勝手な2人への復讐を誓う。
そんな中、杏子と直樹の会社で毎年恒例となっている親睦BBQ会が開催されることになり、杏子は幹事を任される。杏子にとって親睦会は直樹とのなれそめの場。さらに“家族参加”ということで直樹と由香が子どもを連れて現れるのでは、と杏子を心配をする友人たちをよそに、やけに前向きな様子の杏子。実は“準備”にはげむ素振りの裏で、ある人物の動向を調査していた。
親睦会の当日、案の定、直樹と由香が子ども連れで現れる。略奪した身でありながら、堂々と杏子にマウントを取る、無神経すぎる由香に会場はザワつくが、当の杏子はにっこりほほ笑んで由香を見返していた。
戦いを決意し、ショックのあまり目を背けた過去の事実に向き合った杏子は、すべてを覆す証拠をつかんでいたのだった。ついに杏子は、裏切りの末に築かれた直樹と由香の幸せを突き崩す、衝撃の真実を暴き出す…!