Seven Detectives
第8話 (8x8)
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遺族に遺留品を届けるべく、坂下路敏(小瀧望)と野々村拓海(白洲迅)は奥多摩の山を登っていた。この遺留品は、6カ月前に大学時代のサークル仲間たちと朝日を見に行くためにナイトハイクに出かけ、その道中、山道から足を踏み外し後頭部を強打して死亡した小柳早智(森田涼花)の物だった。
やがて路敏と拓海は、早智の父親で山岳写真家である哲夫(田中要次)が所持する山荘に到着。娘の事故後は、携帯も圏外のこの山荘でひとりで過ごしているという。部屋に迎え入れられる二人だが、路敏は玄関に雨に濡れた傘が置かれていた形跡があることや少し前に線香をあげた灰の跡に気付く。路敏と拓海、哲夫以外にも、誰か山荘にいるのだろうか――?
路敏は「僕が戻らなければ拓海さんは外に」と言い残し、山荘内を単独で調べ始めるが、なんと猟銃を持った哲夫に捕まってしまう。後頭部に猟銃を突き付けられながら、ある部屋に連れて行かれると、そこには早智の大学時代のサークル仲間である5人が閉じ込められていて…!? やがて、拓海も哲夫によって同部屋に連行。役に立たない拓海に、路敏は呆れ顔になるのだった。
一方、天樹悠(東山紀之)は、早智の事故の資料で気になることがあり、解剖を担当した堂本俊太郎(北大路欣也)のもとに。本来なら解剖が行われるような案件ではなかったが、哲夫の強い希望で解剖が遂行されたという。やはり哲夫は、早智が死んだのはただの事故ではないと考えて蛮行に及んでいるのか…!? そして天樹は、堂本から遺体の右手にアクセサリーのようなものを強く握った跡が残っていたことを聞かされ…。
哲夫は、小さな頃から山を熟知していた早智が転落することはあり得ない上に、しかもある《証拠》も発見したと明かし、サークル仲間5人で話し合い、犯人を見つけ出すことを命令。タイムリミットは3時間。さらに、犯人が見つからない場合は、山荘に火をつけると宣言する。
脱出方法を探る路敏、「天樹さんがいれば」と情けない声を出す拓海…。そして路敏と拓海の安否を心配する天樹は、事故の資料からある真実にたどり着いて…!?
はたして山荘で巻き起こる《死の人狼ゲーム》の行方は――?