ザ・ノンフィクション
私が踊り続けるわけ2~56歳のストリッパー物語~後編 (2023x4)
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2022年秋、デビュー33周年イベントの準備を進めていた日本で最高齢のストリッパー、星愛美さん(56歳)のもとに、悲しい知らせが届いた…
愛美さんを応援するために、全国の劇場に駆けつけるファン「星組」の名物メンバーである、元警察官のスーさんが、長い闘病生活の末にこの世を去ったというのだ。
がんと診断され余命宣告を受けながらも、痛みに耐え、各地へ応援に駆けつけてくれていたスーさんは音信不通となっていた。「生きている限りは愛美さんの舞台を見続けたい」そんなスーさんの思いに応えようと、愛美さんも必死に踊り続けてきた。だからこそ、「33周年イベントは絶対にスーさんに見にきてほしい」そう思っていた愛美さん。さらに「星組」のリーダー格・ひこにゃんさんも難病を患い、長期入院をすることに…
踊ることが体力的に厳しくなり、体中の痛みと闘いながら、全身全霊をかけて踊る姿を応援することがきっかけとなり、“ファミリー”のように強い絆で結ばれている「星組」やスーさんの存在は、愛美さんの支えとなっていた。
「星組」中心メンバーたちの支えを失い、踊り続ける気力も体力も消え失せ、ついに「引退」をも意識し始めた愛美さん。デビュー33周年を迎えた最高齢のストリッパーは、どんな決断を下すのか…