Patient Chart Prayer
産婦人科 (1x3)
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初期研修9か月目、産婦人科で研修を受ける諏訪野すわの(玉森裕太)は、理事長にも平気でたんかを切る元ヤンと噂の指導医・木佐貫きさぬき英子えいこ(斉藤由貴)の下、想像以上にハードな仕事に追われ息つく暇もない。そんな中、切迫早産の患者が運ばれてくる。患者の名は小野おの文香ふみか(矢田亜希子)、妊娠25週目。弁護士で、仕事中に倒れたらしい。
翌日、文香の病室に、病院から連絡を受けた夫・正和まさかず(森田甘路)が駆け付ける。文香の無事を知って安堵する正和に木佐貫が病状を説明しようとすると、文香は「離婚したんです、私たち」と言い、正和に「あなたとは何の関係もない」と冷たく言い放つ。するとそこにスーツ姿の男・岡田おかだ俊一しゅんいち(内藤秀一郎)が現れ…「文香さんと交際している岡田と申します」――。
文香と正和は10年前に結婚。なかなか子どもができず3年前に不妊治療を受け始め、ようやく子どもを授かったものの流産してしまった。正和が“子どもは諦めて2人で生きて行こう”と決めた直後、文香の方から突然別れを告げたという。2人が離婚したのは4か月前。離婚と妊娠の時期の重なりから、正和は「おなかの子は僕の子です」と断言する。