ザ・ノンフィクション

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酒と涙と女たちの歌 ~塙山キャバレー物語~ 後編 (2021x19)


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茨城県日立市のトタン屋根の居酒屋街「塙山(はなやま)キャバレー」のママたちを密着取材した。居酒屋の主人はみな女性。朝の飲み屋街を取材すると、ママの1人が共用のトイレを掃除していた。夜、組合長の店「ふじ」では常連にサービスのおつまみがふるまわれた。 「いづみ」の常連は毎日ビールを飲みに来る。「のぼる」と呼ばれている男性は塙山キャバレーの一角でラーメン店を営んでいたが火事で消失し、生活保護を受けながら暮らしている。他の店には出入りできなくなったがこの店には入れてくれるといい、朝には店のために草むしりに来ているという。 別の店「京子」では、「ラブ」の店主がカラオケを楽しんでいた。娘と2人の息子を嫁ぎ先に残して家出した過去を持つ。前回の放送では娘が店を訪ねて再会した。別の日に「ラブ」を訪ねると、娘が母に家出をした理由を問い詰めていた。実家の借金を背負うことになり、嫁ぎ先の家族との関係が悪化。厳格な家のため子どもを連れて出られず、ひとりだけで家出したという。その後娘から取材スタッフに、自分から母を捨てて去ることにしたとの連絡が届いた。カラオケの映像は娘と絶縁した後のものだった。

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