ザ・ノンフィクション

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新・上京物語 後編 ~夢と別れのスカイツリー~ (2021x11)


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春…夢と希望を抱いて故郷を旅立ち、東京を目指す若者たち。 2020年6月、製紙工場の煙突が立ち並ぶ町、北海道・苫小牧市から料理人を目指し上京した18歳の一摩(かずま)。就職先は、かつて「料理の鉄人」にも出演した洋食の巨匠・大宮勝雄シェフ(70)が経営する有名店「レストラン大宮」だ。 離婚、死別により両親がいない一摩を、我が子同然に育ててきたのが、祖父・美智男さん(63)と祖母・静子さん。美智男さんはかつて、東京の伝説的なフランス料理店で活躍してきた。修業時代に苦楽を共にしたのが大宮シェフ。かつての盟友に孫の一摩を預けることにしたのだ。 こうして東京の一流店で、料理人修業をスタートさせた一摩。憧れの大宮シェフや、厳しくも面倒見の良い先輩たちに囲まれながら、仕事を覚えようともがく日々。 しかし、初めて経験する料理人の世界、慣れない都会暮らしも加わり、次第に仕事を休みがちになっていく…そして、上京から約3カ月のある日、一摩からシェフに連絡が…「話があります」。 その頃、故郷・苫小牧では、一摩を送り出した美智男さんが、全身に転移したがんと闘っていた。医師には「余命はもって年内」と告げられていた祖父。 「一流の料理人になる」と祖父母に誓い、やってきた東京。そして、大好きな祖父。19歳になった一摩に「別れの時」が迫っていた…

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