ザ・ノンフィクション

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わすれない 僕らが歩んだ震災の10年<前編> (2021x7)


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東日本大震災からまもなく10年。 あの日に起きたこと、人々を襲った悲しみ、苦しみ、失ったものを「忘れてはいけない」…そんな思いから、フジテレビでは「わすれない」と冠したドキュメンタリーを、被災者のその後や津波の検証など20本以上放送してきた。 今回は、宮城と福島で、家族や仲間、故郷を失った2人の少年と少女が歩んできた10年を、2週にわたりつづる… 「もう取材はこれで…」そう口を開いたのは、石巻・大川小の「てっちゃん」、只野哲也さん。21歳になった哲也は、目標を失って大学も中退、一人悩んでいた。 全校児童の約7割、74人の幼い命が津波で犠牲になった大川小学校。多くの仲間と最愛の母・妹・祖父を失いながら生き残った哲也は、以来「奇跡の子」として多くのメディアに取り上げられ続けた。 今回、10年の歩みを振り返る“旅”で、初めて明かしてくれた本当の思いとは… もう一人は、あの日、卒業式を間近に控えていた小学6年生の島絵理奈さん。友達にサヨナラも言えないまま始まった避難生活。放射能から逃れ、福島と埼玉で引越しを繰り返す絵理奈。一時帰宅で目の当たりにした変わり果てた故郷。雑草に覆われ朽ちた家を見て絵理奈は言葉を失う。「もう帰れない」そう思わずにはいられない現実… 22歳になった絵理奈が案内してくれたのは、大好きな故郷の思い出の地、そして彼女自身も心を揺さぶられた場所。そこで語ってくれた「10年」の思いとは…

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