ザ・ノンフィクション
もう一度 お父さんに逢いたい ~ホストの僕とフィリピンパブ嬢の母~ (2020x4)
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大阪のホストクラブで働くレオ(23)は、フィリピンパブで働く母と日本人の父の間に生まれた。4人きょうだいなのだが「父親は全員別々」という境遇で育った。兄と弟の父はフィリピン人。妹の父はブラジル人だという…そんなレオが父親に会ったのは、13歳の時にたった一度。フィリピンで育ったレオは当時、日本語も話せずコミュニケーションを取ることもできなかったという悲しい記憶だ。
レオが働くのは大阪ミナミにあるホストクラブ。店長からは常々「フィリピン出身」という個性を出せとアドバイスを受けているが、ここでも上手く自分をアピールできず、営業成績は伸び悩んでいる。
そんなレオが一大決心をする。これまで母に気を使って聞くことができなかった父の消息を尋ねたいと言うのだ。10年もの間、話題にすることさえなかった父のこと。レオの真意を知らない母は、息子の久々の帰郷を喜び、自慢のフィリピン料理で陽気にもてなす。
「父と、今度こそ日本語で話がしたい―」意を決して父のことを母に尋ねるレオに、母から意外な言葉が…
当時働いていた職場や、フィリピンパブが大好きだったと言う父の面影をたどるレオの父親捜しの旅。しかし、当時の職場はすでに退職。近しい仲間も数カ月前から連絡が取れていないと言う。そんな中、日本で働くフィリピン人女性たちのネットワークが大活躍!フィリピンパブのホステスや常連客を巻き込んだレオの父親大捜索が始まる…
もう一度、お父さんに逢いたいというレオの願いはかなうのか?