ザ・ノンフィクション
その後の 母の涙と罪と罰 (2019x14)
:
去年11月、私たちが3年間追っていた主人公が覚せい剤の使用で逮捕された。
タカシ(仮名)31歳だ。
3年前、タカシは、教会「罪人の友」に住み込んでいた。ヤクザを辞めたばかり、人生をやり直そうとこの教会に駆け込んできたのだ。教会の牧師も元ヤクザ、行き場のない人たちを受け入れ、彼らの社会復帰のための支援を続けている。タカシのサポートをしているのは、やはり元ヤクザの学。壮絶な過去から立ち直った学のドキュメントを去年7月に放送し、大きな反響を得た。その学が、教会に共に住み込み、タカシの面倒を見ていたのだ。
みんなに見守られながら社会性を取り戻そうとするタカシ。真っ当に働きたいと、職業訓練学校に通い始めたものの、元ヤクザという過去に引き戻されてしまう出来事が…。
さらに、その後、せっかく見つけた職場に、タカシが突然、来なくなってしまう。誰とも連絡を取らず部屋の中にこもってしまった。ようやく入れることになったタカシの部屋、そこでカメラが見たものとは…。
タカシの挑戦と挫折。彼を支えようとした人たちの手を離して、
タカシはどこに向かおうとしていたのか…。
苦闘の3年間を追いかけた。そして今、彼は…。