ポツンと一軒家
10年前の大震災の記憶が今も…戦後の混乱期を必死に生きた家族の物語 (2021x37)
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岩手県、山奥の果てにある“最後の家”へ。そこで暮らしていたのは80代の夫婦。かつては畜産業を営み、一時は多くの牛を育てて生計を立てていたというが今はわずか1頭だけを育てているそうで、牛舎も使用していないとか。しかし「昨日、子牛が産まれたばかりなんです」ということで、捜索隊は産後1日の子牛を見せてもらい、そのあまりの可愛さに心を奪われる。
そこへやってきたのは夫婦の娘。ほぼ毎日、この山奥のポツンと一軒家へ来ていると言い「今は近くの町で暮らしていますが、今後は高齢になった両親との同居も考えています」という。仲睦まじく暮らしているかのように見えた家族の風景…。だが実は、2011年の東日本大震災によってこの地域もまた壊滅的な被害を受けていた。そして、震災での壮絶なエピソードが明かされる…。