新日本風土記

新日本風土記

角館 (2012x5)


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「みちのくの小京都」と呼ばれる角館。江戸時代に城下町として栄えた古い町並みが人気の観光地です。一歩踏み込むと、今も代々続くしきたりを守って暮らす人々の姿があります。武家の石黒家は、当時建てられた武家屋敷に暮らしながら一般に公開することで、伝統や屋敷を守っています。商家の田口家は、山神やお稲荷さん、三峯さんなど様々な神を崇め、信仰の数だけしきたりを伝承。商いの繁栄と心得を保ってきました。殿様だった佐竹北家には、現代のお姫様が健在。守護神を祀る祠を守っている。正月に一度だけ開かれる祠には、精巧な造りの武人像が秘蔵されていました。街が最も活気づく秋祭りの「山ぶつけ」。男達が曳山の運行で勇壮さを競う中、巧みな駆け引きが要となり、祭りを一層奥深いものにしています。 角館で代々続いてきた武家、商家、農家、殿様の家々を半年間にわたって記録。各家で今も守られる独自の風習と暮らしを味わう旅。

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