Jonnobi Japanese heritage

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みちのくGOLD浪漫―黄金の国ジパング、産金はじまりの地をたどる― (2020x6)


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日本で初めて“金”が産出されたのは奈良時代の陸奥国。「みちのく」とも呼ばれるこの地が生んだ“金”は富の象徴のみならず、東大寺の大仏や平泉・中尊寺の金色堂を彩り、人々の心に光を灯し続けてきた。時代とともに幾重にも結び付き、独自の文化や信仰、産業へと昇華した“金”と人々の縁は“みちのくGOLD”と名付けるにふさわしい。日々の生活や風土に溶け込んだ“みちのくGOLD”との出会いは、悠久の時を経ても色褪せることのない浪漫に満ち溢れている。東北の黄金にまつわるストーリーは2019年に日本遺産に認定されている。 旅をするのは俳優、歌手の中村雅俊さん。 まず訪れたのは宮城県涌谷町。黄金山神社は日本の金発祥の地に立つ。静謐な境内の隣には産金の地に因み、金の茶室が設けられた庵も。黄金色に囲まれ、しばし時を忘れお茶を楽しむ中村さん。周辺の沢では今も砂金が採れると聞き、役場の方に伴われ砂金探しに興じる。続いて訪れたのは中村さんの故郷、宮城県女川町。実はこの町でも昭和の時代まで金を採掘していた鉱山があった。親しい幼馴染を訪ねた中村さん、故郷での金の記憶を語り合い、なじみの店で海鮮料理を仲良く味わう。その後は奥州藤原氏の築いた都、岩手県平泉へ。藤原秀衡ゆかりの工芸品、秀衡塗の工房を訪ね、絵付け作業を体験。さらに水墨画のような渓谷美が見事な猊鼻渓をゆったりと船下り。そしてついに、みちのくの中心、黄金文化の象徴でもある中尊寺金色堂へ。すべて金色に輝くお堂を目の当たりにして中村さんが感じたものとは… 旅の終わりは平泉式のわんこそば。 のんびり心豊かに味わってもらいたいと最初からお椀に盛り付けてあるこの地ならではのわんこそばを味わう。みちのくの“金と人の縁”を訪ねるじょんのび旅。

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