Hell is Made of Good Intentions
Hell is Made of Good Intentions
#04 (1x4)
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火が燃え広がる直前、立ち込める煙の中から琥太郎(高野洸)に助け出され、九死に一生を得た樹(草川拓弥)と理子(渡邉美穂)。その後、2人を物置小屋に閉じ込めたのは翔太(吉田健悟)だと分かるが、本人はあくまで偶然だと言い張り、火もつけていないという。そのうえ、怒りが収まらない理子から樹を快く思っていないことを暴露されると、翔太は、樹が半グレ集団のメンバーだったと言い出し…
5人の関係に亀裂が入る様子をほくそ笑んで見ていたカトウ(細田善彦)は、そんな彼らの輪をさらに乱すかのように、それぞれが過去の罪について語り、互いの理解を深めるよう促す。すると、「罪状は窃盗だけど、本当の罪は殺人だと思ってる——」と口火を切ったのは翔太だった。裕福な高齢者を狙った空き巣をしていたという翔太は、ターゲットを探して実行犯となる闇バイトに指示を出す役目だったが、ある日、ターゲットと鉢合わせてしまったバイトが、その命を奪ってしまったという。本来なら同罪なのに、なぜ自分だけ軽罰だったのか…翔太は後悔とざんげの気持ちを口にする。
その日の夜、施設に一人の女性がやって来る。カトウが出迎えたその女性は新藤栞(木下晴香)。翔太たちによって殺された老人の孫娘だった。親代わりだった祖父が、よりによって自分の結婚式の日に命を奪われたことで、翔太への復しゅうを決意した栞だったが、昼間の告白を聞いて、ある思いが芽生えたといい…