ザ・ノンフィクション
炎の中で死んだ父を僕は知らない3~僕が生まれた町へ~ (2024x43)
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番組史上初の3話連続放送。
父の死から4カ月…息子は若き父が輝いていたスペインを訪れる。そこは自分がこの世に生を受けた町。
2024年4月…画家である父が火事でこの世を去った。長野の実家に駆けつけた息子の落合陽介ギフレ(44)に遺されたのは1000点もの絵と約1500万円の借金。父の絵を守る方法を探して、陽介ギフレは生前の父を知る人々を訪ね回る旅に出た。心を病んで孤独死した母と、20歳で命を絶った弟。なぜ父は家族をバラバラにしてしまったのか…いつしか旅は、その答えを探すものへと変わっていく。
陽介ギフレは、父が画家としての原点を育んだスペインを訪れた。半世紀前、父がスケッチした風景や自らの生家を訪れ、家族の幸せだった時間を思い出す。父が在籍していたバルセロナのアトリエでは、ピカソやミロといった巨匠たちと共に掲げられた父の名前が…
スイスでは、父の才能を誰よりも愛した画廊のオーナーが大切に保管している作品を目にする。そこには自分が知らなかった「画家・落合皎児の世界」があった。そして、父が日本に帰国した本当の理由を初めて聞かされる…
旅を終えた陽介ギフレは、故郷・長野での追悼展開催に向けて動きだした。そんな中、晩年の父と親交のあった男性から電話が…「お父さんから100通の手紙をもらった。ぜひ目を通してほしい」
そこには、芸術と家族の狭間でもがき続けた父の人生と思いがつづられていた…
【語り】宮﨑あおい