ザ・ノンフィクション
東京キッチンカー物語~25歳 夢を乗せた行き先~前編 (2024x37)
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キッチンカーに夢を乗せて走る2人の25歳がいる…
コロナ禍による「巣ごもり需要」の追い風を受け、街角で当たり前のように見かけるようになったキッチンカー。今、そんなキッチンカーの開業を目指す若者が増えているという。購入しようとすれば数百万円は掛かるキッチンカーの車両を月々10万円ほどでリースできる会社では、初期費用が低く抑えられることから、開業を目指す若者たちの「納車待ち」が続いているという。
関西の大学を辞めて1年半前に上京してきた康法(やすのり)さん(25)。六本木のキャバクラでボーイをしていたが「このまま人に使われるだけの人生でいいのか」と悩んでいる時に目にしたのがキッチンカー開業の広告だった。仕事で貯めた150万円を元手に母のオリジナルレシピ「タマネギカツレツ」で開業することに。しかし、納車までは半年待ち…車のデザインやレシピの研究をしながら、ようやく納車の日を迎えたものの、さっそくトラブルが…
おかゆを販売するキッチンカーの開業を目指す愛香さん(25)。会社を辞め、交際相手の家で暮らしながらアルバイト生活をしていたが「仕事で成功している彼に頼る生活から抜け出したい」と開業を決めた。運転免許も取得するところから始め、順調にオープン初日を迎えるが…
キッチンカーで成功したいという夢を乗せて走る2人の25歳。念願の開業の先に待ち構えていたものとは…
【語り】山下美月