Seven Orifices
第7話 (1x7)
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日本に突如現れた、7つの巨大な“穴”。三年余りの歳月を費やし様々な調査がなされたが、その正体は何もわからないまま。やがて政府は調査を打ち切り、穴への立ち入り制限も撤廃した。穴に入る人間は多く存在したが、未だに帰ってきた者はいない。そして、穴を神として、「穴の中には救済がある」と唱える者が現れた。名前は、小澤(堤真一)といった。
12月1日。リゾート施設に、8人の男女が集まっている。彼らは、小澤をリーダーとする団体の信者たち。小澤の説くルールでは、穴に入る前に、それぞれの理由を話し、記録しなければならないのだ。
六人が話し終えてすっかり夜が深まった頃、七番目の井口(中嶋朋子)が話を始める。
幼い頃から好奇心旺盛だった井口は、親の制止を振り切っていろんなことに首を突っ込んでいた。ある日、家で一人の井口の元に、近所に住んでいる「ある意味で有名なおばさん」がやってくる。一人のときは出てはいけない、と親から言われていた井口だったが、その好奇心を抑えられず――