ザ・ノンフィクション

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僕を産んでくれたお母さん ~言葉を失ったママと家族の4年~ 後編 (2024x7)


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自由が利かない体で、きょうも3人の息子と向き合い続ける母親がいる。 今から約4年前、救急医療を特集するテレビ番組の取材カメラの前に、一人の妊婦が搬送されてきた。出産予定日まで、あと2カ月。金山あさ奈さんは、職場で意識を失い、病院へと運び込まれた。原因は脳出血。医師たちは、2つの命を救うため、帝王切開で赤ちゃんを取り出すと同時に、あさ奈さんの開頭手術を行うことを決めた。手術は無事成功し一命を取り留めたものの、右半身のまひに加え、会話や読み書きが思うようにできなくなる障害が… 救急搬送から5カ月。ようやく自宅へと戻ることができたあさ奈さん。夫の文哉さんと2人の男の子、そして、あさ奈さんより先に退院した三男の煌泰(こうた)くんに迎えられ、ようやく家族5人揃っての生活が始まった。しかし、右半身にまひが残る体では、今まで、当たり前にこなしてきた家事にも一苦労、家族のために料理を作ることも難しい…それでも「自分一人でできることを増やしたい」と、笑顔を絶やさず、こつこつと努力を続けてきた。4年がたった今では、家のことばかりでなく、職場復帰も果たすまでに。 しかし、言葉をうまく発することができず、子どもたちとの会話がままならないことに、あさ奈さんは、もどかしさを感じていた。時には、いら立ちを爆発させてしまうことも… 家族のために努力を重ねる息子3人の母と、それを支え続けた家族の4年の記録。 【語り】上戸彩

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