新日本風土記
御用達と献上品 (2024x5)
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朝廷や幕府など時の権力者からその質の高さを認められ「御用達」や「献上品」となった品々がある。今なお、確かなもの作りに精魂を込める人たちを、日本各地に訪ねていく。
応仁の乱後の京都に生まれた「御所と餅屋の絆」に始まり、天皇の料理番が認めた「伝統味噌」や津軽の殿さまが愛した「温泉もやし」、会津の農家と皇室をつないだ「渋抜き柿」に北海道別海の漁師たちが復活させた「献上鮭」、平成・令和の天皇即位を彩った「馬具」、そして薩摩藩の歴代藩主が愛した「御用達温泉」まで。各地の風土のなかで育まれ、受け継がれてきた“よいものたち”と、それにまつわる物語をたどっていく。