ザ・ノンフィクション
ボクらの丁稚物語~泣き虫同期5年の記録~ (2022x7)
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令和の時代に若者たちを徹底的に叱って育てる会社がある。
神奈川県横浜市にある家具の製作会社「秋山木工」。一流の職人を目指し入社した新人たちは、住み込みで5年間修行する、いわゆる“丁稚奉公”。酒もタバコも恋愛も禁止、ケータイ電話は私用で使えず、家族への連絡は手紙だけ。おまけに修行期間は、男性も女性も区別なく丸刈り。
2017年の春。秋山木工の門を叩いた4人の若者と出会った…彼らにはそれぞれこの会社に来た理由がある。
久保田くん(18)は、シングルマザーとして女手ひとつで育てくれた母親に、職人となり親孝行する為に…京都大学を中退して来た内藤くん(23)は、実家の家具会社を継ぐ為に…加藤くん(22)は、地元・京都で8代続く造園業を営む父親の後を継ぎリーダーとなる為に…1型糖尿病と2歳の時に診断された佐藤くん(17)は、職人となり支えてくれた家族に恩返しをする為に…
順調に成長しているように見えていた2017年組4人の修行生活だったが、次第に同期たちの間に不満や亀裂が生まれていく。
そんな中、リーダー格だった久保田くんが秋山木工を去り、同期たちの運命は、それぞれの道へ大きく別れていく…
家族からの手紙に涙し、時にぶつかり合う年齢も境遇も異なる4人の若者たち。
2017年入社した“泣き虫同期”4人の5年の記録。