ザ・ノンフィクション

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余命3年の社長と刑務所を出た男 後編~塀の外の挫折と旅立ち~ (2020x12)


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罪を犯し、刑期を終えた「元受刑者」を日本でもっとも受け入れているという会社がある…北海道・札幌市にある「北洋建設」。約50年前から元受刑者を積極的に採用しており、その数は延べ500人を超える。(現在も約10人の元受刑者が勤務している) この北洋建設を率いるのが、社長の小澤輝真(45歳)。きょうも小澤の元には全国の刑務所・少年院から、就職を希望する受刑者からの手紙が届く。 実は、小澤は、進行性の難病「脊髄小脳変性症」を発症し、医師からは「余命3年」と告げられている。人の手を借りなければ歩くこともままならず、言葉も不明瞭な小澤だが、全国の刑務所・少年院に自ら出向き、採用活動を続けている。「再犯者を減らしたい…」そのためには、出所後の仕事と住居が不可欠だという… そんな北洋建設だがトラブルは絶えない…窃盗の罪で3度の服役をした仮釈放中の50代の新入社員。「今度こそ」と更生を誓い、仕事を始めるが、思い通りにならない毎日に不満が募る…「酒が飲みたい」そんな愚痴ばかり語っていた男性がある日、社員寮から姿を消す… もう1人、人生の岐路に立ち、大きな決断を迫られるのは、少年院から出てきた二十歳の青年。 元受刑者たちに、塀の外で待ち受ける現実…彼らの夢と挫折、新たな人生への旅立ちを追った。

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