Imo Tako Nankin

  • : 2006
  • : 151
  • : 0
  • 0
  • Drama

:

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(1)「ふたり」
Episode overview
02, 2006
昭和40年。大阪市内の金物商店で働く37歳の花岡町子(藤山直美)は、小説家を夢見て駆け出しの文筆活動と二足のわらじを履きながら母・和代(香川京子)と暮らしている。子ども時代は実家が写真館を営み、父(城島茂)、母(鈴木杏樹)、祖父(岸部一徳)、祖母(宮田圭子)、曽祖母(淡島千景)、叔父、叔母2人、そして写真技師と女中衆の大家族の中で大人たちの愛情をたっぷり受けて過ごしてきた。
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(2)「ふたり」
Episode overview
03, 2006
深夜、近所の川べりで2人の男が争っているのを目撃した町子(藤山直美)。やられているのは文学学校の友人・小川(上杉祥三)で、町子はケンカを止めに入ろうとするが、傍観していた健次郎(國村隼)に止められる。町子は、健次郎にくってかかるが、小川と争う相手は文学学校の講師、池内(板尾創路)で、町子はあ然とする。後日、小川から電話があり、「先生」がケンカの止めに入ってくれた町子にわびたいと言うのだが…。
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(3)「ふたり」
Episode overview
04, 2006
あこがれの池内先生(板尾創路)が訪ねてくるというので、朝から大忙しの町子(藤山直美)だったが、小川(上杉祥三)が連れてきたのは町医者の「先生」である健次郎(國村隼)。町子は落胆するが、3人で機嫌よく飲んでいた。しかし、町子と健次郎の間で口論となる。その後、筆が進まず締め切りだけが近づく町子は、会社を辞めたいと考えるようになる。ある日、池内から中之島公園に誘われた町子は自分の家族のことを語り始める。
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(4)「ふたり」
Episode overview
05, 2006
先輩作家の池内(板尾創路)に、町子(藤山直美)は自分の家族のことを語っている。11人家族に写真技師と女中衆という大家族の中で大人たちの愛情をたっぷり受けて過ごしてきた少女時代。持ち前の好奇心で周りの大人たちをよく観察し、そこで起きたおもしろおかしい出来事や感じたことを書き留めていくことが大好きな女の子だった。池内に話して以来ペンを休まずに動かす町子は、あふれる思い出を題材に初めての私小説を書く。
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(5)「ふたり」
Episode overview
06, 2006
スランプから抜け出した町子(藤山直美)はようやく文学学校の卒業作品を書き上げる。町子の作品は仲間内でも好評だった。数日後、家に帰ると健次郎(國村隼)が上がり込んで、妹・孝子(メイサツキ)と酒を飲んで料理をつまみ、笑い転げていた。またしても健次郎と言い争いになり、キツイひとことを言い放って家を飛び出す町子。翌日、言い過ぎを詫(わ)びようと健次郎の診療所を訪ねるのだが、妊婦の出産立会いに巻き込まれる。
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(6)「ふたり」
Episode overview
07, 2006
町子(藤山直美)は、妊婦の出産を終えた健次郎(國村隼)に、先日の口論での言い過ぎを詫(わ)びる。町子は会社を辞める決心をし、朝から晩まで小説を書き続ける毎日が始まる。そんな町子をある日、健次郎が訪ねる。その日から2人の晩酌デートが続く。そんななか、突然、健次郎は町子にプロポーズする。とまどっていると、今度は突然、同人誌の町子の作品が、新人作家の権威ある文学賞を受賞した知らせが飛び込んでくる。
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(7)「お祝い!?」
Episode overview
09, 2006
新人作家の権威ある文学賞受賞の知らせが飛び込んだ花岡町子(藤山直美)。受賞の騒ぎで、すっかり忘れているようだったが、健次郎(國村隼)のプロポーズに対してまだ返事をしていない。翌日から町子の生活は一変する。健次郎と会う時間もないまま、町子の多忙な日々が続く。子どものころからの夢だった小説家として本格的に仕事を始めた町子。健次郎への返事は気になりつつも、今はただ、書くことに夢中の毎日だった。
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(8)「お祝い!?」
Episode overview
10, 2006
小説家になる夢をかなえた町子(藤山直美)は、健次郎(國村隼)へのプロポーズの返事を保留にしたまま、今はただ書くことに夢中。机の上の写真を見ながら花岡写真館で育った子ども時代を回想している。その大切な写真館は、昭和20年6月の空襲ですべて焼けてしまう。幸い町子をはじめ、家の者にけがはなかったが、徳一(城島茂)はその後、体を壊して寝ついてしまった…。現実に引き戻された町子は、疲労で倒れる。
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(9)「お祝い!?」
Episode overview
11, 2006
文学賞を受賞した日から休みなく仕事を続け、ついに倒れてしまった町子(藤山直美)。内科医でもある健次郎(國村隼)が往診に町子の家へと通う。翌日も、その次の日も健次郎の往診が続く。そんなある日、健次郎は、おでん屋「たこ芳」で、近所のスナックの女性と「エエ男とはどんな男?」の話題で盛り上がる。そして健次郎は、「“エエ男”について意見が聞きたい」と町子に電話を入れる。2人の長電話は夜中まで続く…。
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(10)「お祝い!?」
Episode overview
12, 2006
デートが続く町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)。ドライブに出かけたある日「僕と結婚したらおもしろい小説、どんどん書けるで」と健次郎に口説かれる。物書きとして、主婦として、どちらも中途半端になることで結婚を拒む町子に「中途半端と中途半端が2つ寄ってトータルしたら、人生満タンや」の健次郎の大らかさに、ついに結婚を決意する。結婚式に向けて準備を始めた2人だが、町子たちにはまだ解決すべき問題が残っていた。
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(11)「お祝い!?」
Episode overview
13, 2006
結婚を決めた町子(藤山直美)だったが、忙しさは増すばかりで、式の準備もなかなか進んでいなかった。そしてある日、今の忙しさが落ち着くまで、結婚後も健次郎(國村隼)の家には入らずにしばらく別居したいことを健次郎に告げる。作家だった前妻を病気で亡くした健次郎は、無理することはないと町子の意をくむ。お互いの周囲では理解できず、2人の結婚にますます首をかしげる。そんな中で結婚式の日は近づく。
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(12)「お祝い!?」
Episode overview
14, 2006
今日はいよいよ町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)の結婚式の日。だが、2人ともギリギリまで仕事を抱えていて、ドタバタが続く。式場には、健次郎の兄・昭一から2人に祝福の鶏が届いていたが、会場で逃げ出して大騒ぎ。なんとか式を終え、披露宴は健次郎の家で行う。宴会は夜中まで続き、義父・喜八郎(小島慶四郎)の島唄(うた)にあわせて町子たちが踊る。新しい人生の幕開けとなる、町子の長い結婚初日であった。
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(13)「かぜひき」
Episode overview
16, 2006
健次郎(國村隼)との結婚式を終えた町子(藤山直美)だったが、まだ当たり前のように花岡の実家で寝起きをしている。当分、別々に住んでみようと、健次郎と話し合った結果だ。結婚式から一週間たっても、2人は一緒に食事をする時間すら持てないままだった。久々に健次郎から電話があり、次の土曜日にある場所へ来てほしいという。突然の健次郎の行動に、何をしようとしているのか、まったく理解できない町子だった。
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(14)「かぜひき」
Episode overview
17, 2006
結婚した後も別々に暮らしている町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)。そんなある日、中之島にある古いビルの一室へと町子は健次郎に連れられていく。健次郎は、別荘としてこの部屋を買ったのだという。町子の家と健次郎の家の中間点にあるこの場所で、休みの日に一緒に過ごすことを町子に提案する。毎週末、町子はこの部屋で健次郎と子どもたちと楽しく過ごす。町子たちなりのペースで、家族の生活が始まっていた。
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(15)「かぜひき」
Episode overview
18, 2006
町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)の新婚・別居生活が始まってしばらくたとうとしていた。健次郎が買ったビルの一室で子どもたちと休みの日に一緒に過ごす約束も、なかなか果たせずにいる町子。そんなある週末、健次郎が風邪で伏せている知らせを受け、見舞いに徳永家を訪ねる。すると義母のイシ(岩本多代)や長女の由利子(土岐明里)も風邪で伏せっていた。町子は、思いがけず家族たちの看病を引き受けることに。
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(16)「かぜひき」
Episode overview
19, 2006
風邪で寝込んだ健次郎(國村隼)と義母・イシ(岩本多代)や子どもたちの食事を作る町子(藤山直美)。健次郎の妹・晴子(田畑智子)が温泉旅行に出かけていて、家族の看病のほか、家事まで引き受ける。結局この日、町子は徳永家に泊まり込むことになり、子どもたちは大はしゃぎ。翌日、晴子が戻ってくるが、松葉づえをついている。温泉旅行でケガをしたという。思いがけず、もう一晩泊まることになる町子であった。
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(17)「かぜひき」
Episode overview
20, 2006
風邪ひきだらけの徳永家で、さらに健次郎(國村隼)の妹・晴子(田畑智子)が温泉旅行でケガをして帰ってきたため、もう一晩泊まることになった町子(藤山直美)。翌朝、晴子が健次郎と言い争っている。晴子は、足をケガしたまま、病院へ出勤しようとしていたのだ。研修医の晴子は、今日行われる手術で第一助手の大役を務めて自分をアピールし、医者として認められたい思っていた。健次郎は、そんな晴子のわがままを制する。
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(18)「かぜひき」
Episode overview
21, 2006
徳永家に泊まり込むことになる町子(藤山直美)。夕食も終えて「そろそろ実家に帰らな」と健次郎(國村隼)に切りだすが、聞き入れられない。黒糖焼酎を片手にした健次郎に誘われ、ついつられて相手を務める。一度話しだすと止まらない2人。この夜は、健次郎の奄美大島で過ごした少年時代や鹿児島での学生時代の話で盛り上がり、会話は止まることを知らない。そしてこの一夜が2人の暮らしにとって、大きな意味を持つ一夜になる。
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(19)「しゃべる、しゃべる」
Episode overview
23, 2006
健次郎(國村隼)たちの看病で徳永家に泊まり込んでいた町子(藤山直美)。家族のかぜも治り、帰ろうとしたが、健次郎と話が弾み、弾みだしたら止まらなくなるこの2人。町子が自身の初恋の思い出を話しだす。昭和13年、10歳の町子(山崎奈々)は、同級生のマサル(北方将太)に恋心を寄せていた。同じころ、叔母の文代(増田未亜)が、写真技師の亀田(山下徹大)とひそかにあいびきしているのを町子は目撃する。
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(20)「しゃべる、しゃべる」
Episode overview
24, 2006
深夜、時間を忘れて町子(藤山直美)は自分の初恋の苦い思い出を健次郎(國村隼)に話す。10歳の町子(山崎奈々)が恋心を寄せる同級生・マサル(北方将太)。そのマサルが町子の妹・孝子(中山桃)の行方不明事件に巻き込まれ、町子の家の庭にたまたまいたとき、洗濯物を取り込んでいた町子の祖母のイト(宮田圭子)が、マサルに気づかずに町子にズロースを渡してしまい、ズロースをマサルに見られ、町子は赤っ恥をかく…。
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(21)「しゃべる、しゃべる」
Episode overview
25, 2006
幼いころの初恋、そのころの家族の思い出を語っている町子(藤山直美)と聞いている健次郎(國村隼)。10歳の町子(山崎奈々)の叔母・文代(増田未亜)と写真技師・亀田(山下徹大)の恋は、亀田が故郷の写真屋を継ぐために花岡写真館を去ることで、はかなく幕を閉じる。大人の複雑な恋愛模様をかいま見る小学生の町子であった。健次郎を前にしていると、泉からわき出る水のように、次々と思い出話があふれ出てくる。
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(22)「しゃべる、しゃべる」
Episode overview
26, 2006
子どものころの思い出を夢中で健次郎(國村隼)に話す町子(藤山直美)。当時、花岡写真館の隣にあったカフェの女給・鶴子(大路恵美)の子ども・朝子(植野瑚子)と仲よくなった町子(山崎奈々)だったが、町子の大切な人形にキスをする不快な行動に、朝子と仲たがいする…。一方、ほかの撮影の予約が入っているなかで、茂(西川忠志)を徳島に出張に出すのを渋る常太郎(岸部一徳)だったが、徳一(城島茂)に説得されて…。
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(23)「しゃべる、しゃべる」
Episode overview
27, 2006
花岡家の隣にあったカフェに勤める女給・鶴子(大路恵美)の娘・朝子(植野瑚子)との思い出を健次郎(國村隼)に語っている町子(藤山直美)。朝子と仲たがいした遠い日の後悔が町子の胸をざわつかせていた。一方、徳島に出張に出た茂(西川忠志)や、仕事に行く途中で火事に遭遇した浦田(にわつとむ)に不運が続き、予定していた撮影に間に合わないことに。常太郎(岸部一徳)の予感どおり花岡写真館の危機を招く…。
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(24)「しゃべる、しゃべる」
Episode overview
28, 2006
子どものころの思い出話をする町子(藤山直美)と聞き入っている健次郎(國村隼)。不運が続きピンチに立たされた花岡写真館の結末、隣のカフェの女給の子ども朝子(植野瑚子)にむごいことをした後悔の念を語り、目が潤む町子だった。気づけば朝となり、丸々一晩語り明かしていたが、話せば話すほど2人の距離は近づき、それでもまだ話すことは、山のようにありそうで…。2人の時間の大切さをいっそう強く感じさせる夜になった。
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(25)「すれちがい」
Episode overview
30, 2006
健次郎(國村隼)たちのかぜの看病で徳永家に泊まり込んでいた町子(藤山直美)は、家事をしながら予定通りの執筆の仕事ができたことから、徳永家に引っ越してくることになる。そして町子の仕事部屋として物置部屋を改装する。一方、町子の実家の花岡家では、町子の引っ越しの荷作りを母の和代(香川京子)と妹の孝子(メイサツキ)と弟の信夫(西興一朗)が手伝う。そして子ども時代の大掃除の楽しい思い出を回想する…。
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(26)「すれちがい」
Episode overview
31, 2006
徳永家では、町子(藤山直美)の仕事部屋として物置部屋の改装工事が始まる。荷物の整理を楽しそうに手伝う健次郎(國村隼)の子どもたちだが、かえって足手まといに…。また、作家の仕事を理解できない大工と本棚の作製を巡ってトラブル発生…。さらに喜八郎(小島慶四郎)は、塗りたての壁に触ってしまい手形を残してしまう…。町子の新しい生活は、さてさて、いったいどうなることやら。波乱の予感に満ちた一日だった。
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(27)「すれちがい」
Episode overview
01, 2006
徳永家に入った町子(藤山直美)は、近所の工藤酒店の貞男(荒谷清水)からサインを求められる。また、寺の住職・一真(石田太郎)からもサインを求められる。そして近所の住人からも同様にサインを求められ…。一方、徳永医院では、新婚旅行中の老人・有田(藤村俊二)と若い妻(今村恵子)がやってくる。有田は「胸が苦しい」と健次郎(國村隼)の診察を受ける。健次郎は、有田に早く帰って詳しい検査を受けるよう促すのだが…。
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(28)「すれちがい」
Episode overview
02, 2006
健次郎(國村隼)の次男、登(神保守)が運動会のフォークダンスの練習で、女の子と手をつなぎたくないと訴える。一方、映画館の大崎俊平(櫻木健一)と佐和子(瀬戸カトリーヌ)が夫婦ゲンカを起こす。女の子と手をつなぎたくない登の話と俊平・佐和子夫婦のケンカの話題から、町子(藤山直美)や健次郎の周りの大人の間で、男と女の話で盛り上がる。そんななか、町子と健次郎は俊平・佐和子のケンカの原因と解決を探るのだが…。
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(29)「すれちがい」
Episode overview
03, 2006
徳永医院に有田(藤村俊二)が再び若い妻(今村恵子)と共に来院する。健次郎(國村隼)の診察を受ける有田の横で妻はかいがいしく世話をやくが、有田が婚姻届の手続きを済ませていないことを妻に打ち明けると妻は動揺し、財産を残すよう遺言を迫る…。また、映画館の俊平(櫻木健一)と佐和子(瀬戸カトリーヌ)との夫婦ゲンカの原因を悟った健次郎は、俊平からある誘いをかけられ町子(藤山直美)に協力を求める。
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(30)「すれちがい」
Episode overview
04, 2006
町子(藤山直美)は、出版社から書店でのサイン会を依頼されるが、花岡家に来て初めての健次郎(國村隼)の子どもたちの運動会を応援するのに、間に合うかどうか微妙なため、困り果てる。運動会の当日、子どもたちの豪勢な弁当を作り、サイン会の会場に向かう町子。サイン会は大盛況で、行列がとぎれる様子はない。ようやくサイン会を終え、時計をのぞき見ながら慌ただしく、運動会の会場に駆けつける町子であったが…。
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(31)「思いやる心」
Episode overview
06, 2006
執筆と家事で慌ただしい町子(藤山直美)を見かねた健次郎(國村隼)は、初老の家政婦、近藤ヌイ(西岡慶子)を雇う。だが、少しとぼけたところがあるヌイは、かえって町子の足手まといとなり、町子は執筆の仕事に集中できない。一方、徳永医院に腰痛の寅彦(芝本正)がやってくる。診察する晴子(田畑智子)に湿布を求めるが、晴子は内科検査を強要し、腰痛につながる内臓の病気をいくつか挙げて危険性を話すのだが…。
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(32)「思いやる心」
Episode overview
07, 2006
晴子(田畑智子)の診察を受けた腰痛の患者、山内寅彦(芝本正)が、いつまでたっても検査を受けに徳永医院にやってこない。それを知った健次郎(國村隼)は、患者に病名を挙げて怖がらせた晴子の患者への接し方を非難する…。また、町子(藤山直美)は、上司とケンカしているキャリアウーマンの矢木沢純子(いしだあゆみ)を偶然、喫茶店で見かける。やがて町子にとってなくてはならない存在となる純子との最初の出会いであった。
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(33)「思いやる心」
Episode overview
08, 2006
町子(藤山直美)の原稿が紛失する。家政婦のヌイ(西岡慶子)が、過ってちり紙交換に出したのではと疑われるが、ヌイには覚えがない。そしてヌイは花岡家から出ていってしまう。また、上司とケンカして会社を辞職したばかりの矢木沢純子(いしだあゆみ)が、カゼで徳永医院を訪ねる。再就職のための大事な面接があるので、注射で熱を下げてほしいと健次郎(國村隼)に頼むが、健次郎は就職と体のどっちが大事やと言い合いになる。
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(34)「思いやる心」
Episode overview
09, 2006
町子(藤山直美)の原稿の紛失事件で、家政婦のヌイ(西岡慶子)が辞めたことを知ってから登(神保守)の様子がおかしい。また、登の最近のいたずら癖に気づいた町子は、紛失事件の真犯人が登であることを悟り、問いつめるが、登は本当のことを言わない。そんな時、町子は子どものころの苦い経験を思い出す。小学生の町子(山崎奈々)は、学校のテストの成績のことで、母・和代(鈴木杏樹)にウソをつき、ひどくしかられ…。
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(35)「思いやる心」
Episode overview
10, 2006
町子(藤山直美)の原稿の紛失事件の真犯人が、登(神保守)のいたずらだったことを知った健次郎(國村隼)は、うそをついて家政婦のヌイ(西岡慶子)のせいにした登を責め、手をあげる。町子は、子どもに手をあげた健次郎を責める。健次郎は登を連れて、家政婦のヌイの家に謝りに出かけるが、そこに町子も同行する。町子と健次郎は、ヌイに徳永家に戻ってくれるよう懇願するが、ヌイは「次の仕事が決まっている」と断る…。
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(36)「思いやる心」
Episode overview
11, 2006
健次郎(國村隼)が登(神保守)に手をあげたことで、町子(藤山直美)は子どもへの接し方で健次郎と言い合いをする。そんなとき、町子に親子川柳大会の審査の依頼がくる。上司とケンカして会社を辞めた矢木沢純子(いしだあゆみ)がこの川柳大会を主催する会社に就職し、町子を審査員に薦めたのだ。また、徳永家の周辺に健次郎の札つきの兄・昭一(火野正平)が出没し、徳永家にまた嵐が近づく…。
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(37)「おくりもの!?」
Episode overview
13, 2006
健次郎(國村隼)の札つきの兄、昭一(火野正平)から徳永家に一升瓶が届く。昭一の帰省の前ぶれを知るが、健次郎は、町子(藤山直美)に昭一を相手にしないよう警告する。一方、町子は親子川柳大会に審査員として出席するが、参加者である一組の親子に、事前にお題が漏れているさまを目撃してしまう。主催の会社に就職し、会場で町子の世話役をしている矢木沢純子(いしだあゆみ)に、町子はそのことを告げるのだが…。
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(38)「おくりもの!?」
Episode overview
14, 2006
町子(藤山直美)の知らせで、親子川柳大会に参加しているある親子に、事前にお題が漏れているさまを知った会場の世話役の矢木沢純子(いしだあゆみ)は、不正を指摘し、上司にくってかかる。しかし、上司は町子や純子をののしり、純子は上司を殴ってしまう。一方、徳永医院では、昭一(火野正平)の恋人と名乗る女性が、昭一の帰りを待つ。健次郎(國村隼)の説得で女性は引き取るが、後日、町子は商店街で昭一に出くわす。
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(39)「おくりもの!?」
Episode overview
15, 2006
町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)は、おでん屋で矢木沢純子(いしだあゆみ)と出会う。純子が会社を辞めたことを知り、1週間限定で町子の秘書兼家事手伝いを純子に依頼する。その帰り道、町子と健次郎は札つきの兄、昭一(火野正平)に出くわす。ヒヤヒヤする町子だが、健次郎と昭一は争いもなくその場で別れる。数日後、昭一は徳永家に現れる。健次郎は、先日、昭一を待っていた女性のことを問いただすのだが…。
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(40)「おくりもの!?」
Episode overview
16, 2006
清志(小椋悠聖)が両手の指の付け根にばんそうこうをしている。不審に思う町子(藤山直美)だが、清志は「こけてすりむいた」と答えるだけ。数日後、町子は昭一(火野正平)が、庭の物干しざおのそばで清志といっしょにいるのを見かける。昭一が清志にさかあがりを教えようとしていたのだ。懸命に練習するが、なかなかできない清志。見入っていた町子はお手本を見せようと、自らさおを握り地面をけるのだが…。
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(41)「おくりもの!?」
Episode overview
17, 2006
清志(小椋悠聖)が一生懸命さかあがりの練習をする理由を聞いた昭一(火野正平)は、町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)にはないしょにしておくことを約束する。一方、町子は純子(いしだあゆみ)から、昭一が何かの保証人を探しているらしいと聞く。町子は昭一にレストランを開く場所を見つけたと打ち明けられる。「お兄さんは何か頼み事があるのでは」と、それとなく町子は健次郎に話すが…。
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(42)「おくりもの!?」
Episode overview
18, 2006
昭一(火野正平)は徳永家をたつ日に、町子(藤山直美)に子どもたちの授業参観に行くよう告げて出ていく。そして授業参観を控えた週末、出版社からの原稿の締め切りが過ぎ、町子はあせる。そんなとき、紛失していた授業参観の案内を見つける。清志(小椋悠聖)のクラスは体育の参観であり、清志が一生懸命さかあがりを練習していた訳を知る。町子は猛烈な勢いで原稿を書き始め、授業参観に向かおうとするのだが…。
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(43)「おおきに」
Episode overview
20, 2006
町子(藤山直美)の秘書兼家事手伝いをしていた矢木沢純子(いしだあゆみ)は町子とその家族が好きになり、1週間の約束だったが引き続き町子のもとで働くこととなる。そして、徳永家の仲間入りをする。そんなとき、町子は雑誌社からの取材を受け、町子がよく行く店を雑誌で紹介される。そのおかげでおでん屋「たこ芳」や工藤酒店、映画館の「みゆき館」が大繁盛することになるのだが、「たこ芳」でやっかいな事件が起きていた。
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(44)「おおきに」
Episode overview
21, 2006
作家・町子(藤山直美)のよく行く店の紹介記事で、おでん屋「たこ芳」は繁盛したが、店に入りきれなかった客にちょうちんをつぶされる。だが、町子には知らせないよう周りは気遣う。一方、徳永医院では喜八郎(小島慶四郎)がお金をたびたび持ち出し、イシ(岩本多代)が健次郎(國村隼)に相談する。また、徳永家の男の子たちに、町子と仕事をしている出版社から少年雑誌の景品が届き、子どもたちは大はしゃぎするのだが…。
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(45)「おおきに」
Episode overview
22, 2006
喜八郎(小島慶四郎)が、作業員らしき男を連れて、家に帰ってくる。そして酒を振る舞い、家に泊める。翌日、喜八郎に問いただすと、寝るところがなくて困っていたからだという。そんなとき、今度は町子(藤山直美)に珍しいお客がやってくる。町子の先輩作家である池内(板尾創路)が、子どもたちに人気のテレビドラマでヒーローを演じている俳優、河原崎(海部剛史)を連れてきたのだ。居合わせた隆(土井洋輝)は驚くが…。
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(46)「おおきに」
Episode overview
23, 2006
新たな作業員たちが徳永医院に詰めかける。先日喜八郎(小島慶四郎)が連れてきた作業員を健次郎(國村隼)が無料で診察したことが広まったのだ。一方町子(藤山直美)は、路上で雑誌を読まずに捨てている小学生の子どもを見かける。景品がもらえる抽選ハガキを目当てに雑誌を買いあさっていることを知ると、町子はすごい勢いでしかりつける。そして、先日出版社から届いた景品のことを思い出し、町子を複雑な気分にさせる。
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(47)「おおきに」
Episode overview
24, 2006
町子(藤山直美)が雑誌を捨てている子どもをしかったことが町内で話題になっていた。一方、隆(土井洋輝)に、子ども番組のヒーローを演じている河原崎(海部剛史)からショーの招待が届く。喜ぶ隆だが、その日は友達の誕生日会にも誘われていた。隆は誕生日会を断ろうとするが、健次郎(國村隼)から誕生日会に行くよう言われる。「ヒーローと友達」と仲間に言いふらしていた隆は、ショーに行くためハンストで健次郎に抵抗する
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(48)「おおきに」
Episode overview
25, 2006
徳永医院に先日診察を受けた作業員が担ぎ込まれる。酒ばかり飲んで食事をせず、意識がもうろうとしている。健次郎(國村隼)が手当をするが、病院に搬送することに。その様子を見て怖くなった隆(土井洋輝)はハンストに挫折する。そして、ヒーローのショーの招待を断り、友人の誕生日会に行く。その数日後、近所のスナック「アムール」でヒーローのサイン会が行われ、隆は仮面をつけたヒーローに出くわすのだが…。
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(49)「最後の一人まで」
Episode overview
27, 2006
町子(藤山直美)は、戦中戦後を過ごした自分たち家族の物語を書き始める。昭和18年、15歳の町子(尾高杏奈)は日本臣民という言葉が好きで、愛国小説を好んで書く女学生だった。花岡写真館は、出征していく人々や、その家族が撮影に連日訪れ、忙しい毎日を過ごしていた。そんなある日、町子は友人の旋盤工場で働く同い年の少年、カンジ(森田直幸)と出会う。カンジは小説について町子にいろいろと話しかけてくるが…。
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(50)「最後の一人まで」
Episode overview
28, 2006
花岡写真館の技師の浦田(にわつとむ)も兵隊に召集されることになった。だが、女学生の町子(尾高杏奈)は浦田の出征を心から祝う。浦田は、そんな町子をけげんに思う。結婚を控えている町子の叔母・昌江(尾野真千子)も「町子には好きな人がいないからわからないのだ」という。そんな中、町子が愛国小説を書いていることをカンジ(森田直幸)に話すと、カンジは町子に日本軍の非力さと尋常でないさまを告げるのだが…。
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(51)「最後の一人まで」
Episode overview
29, 2006
花岡写真館に歌劇団の有名な女優、古城あやめ(愛華みれ)が写真を撮りに訪れる。そして常太郎(岸部一徳)と女学生の町子(尾高杏奈)らを観劇に招待する。これを機に、常太郎は歌劇団の公演記録の撮影の仕事を請け負ってくる。もうけに夢中になり安易に仕事を受ける常太郎と、無理をせずにていねいに仕事をこなそうとする徳一(城島茂)との間で口論となるが、常太郎の強引さに不本意ながら徳一は劇団の写真を撮り続ける…。
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(52)「最後の一人まで」
Episode overview
30, 2006
女学生の町子(尾高杏奈)のいとこ・信次(宮﨑将)が花岡家を訪ねる。東京の大学に通っていたが、夏休みを利用して遊びに来たのだ。信次は、和代(鈴木杏樹)の亡き姉の子で和代が親代わりを務めていた。それだけにいずれ信次が兵隊に召されるのを和代はつらく思い、国語の教師を目指して文科にいる信次に、兵隊にとられない理科に転科するよう勧める。町子は相変わらず兵隊になることを悲しみ拒む家族の言動が理解できない。
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(53)「最後の一人まで」
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01, 2006
女学生の町子(尾高杏奈)は、いとこの信次(宮﨑将)に淡い恋心を寄せる。だが、信次が出征を志願していることを知ると、愛国心の強かった町子は、複雑な思いに駆られる。また、信次が志願していることを母の和代(鈴木杏樹)には、言えない。そんなとき、町子の学校の英語の教師、黒沢絹子(菊池麻衣子)が学校を辞めるという知らせが入る。戦争が終わるまで疎開するのだという。黒沢は、町子にも疎開を勧めるが…。
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(54)「最後の一人まで」
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02, 2006
女学生の町子(尾高杏奈)は、むちゃな請負をする祖父・常太郎(岸部一徳)と勝手に仕事を断る父・徳一(城島茂)との口論が憂うつだった。そんなとき、常太郎が夏バテで伏せるが、すぐに回復し、徳一に商売の仕方をこんこんと話す。それから間もなく、常太郎は急死する。徳一は、弟の茂(西川忠志)に常太郎が死ぬ前に託した通帳と土地の権利書を見せると…。また、知らせを聞いた歌劇団の古城あやめ(愛華みれ)が訪ねてくる。
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(55)「いのり」
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04, 2006
町子(藤山直美)は、戦中戦後を過ごした自分たち家族の物語を書き続ける。昭和19年、戦況は、ますます厳しくなっていた。女学生の町子(尾高杏奈)は、好きな小説に集中できず楽しくない毎日を過ごしていた。学校に持ってきていた「初恋」の小説を教師に没収され、町子は不満を募らす。一方、友人のキク(小原早織)の持っていた聖書は没収されず、町子はキクから聖書を借り読みふける。そして、自分のあるべき姿を見いだし…。
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(56)「いのり」
Episode overview
05, 2006
聖書に関心を抱いた女学生の町子(尾高杏奈)は友人の梅原(黒田純子)に誘われ、小さな教会がある幼稚園にやってくる。そこで牧師の竹山(金替康博)に賛美歌を教わり、お祈りをする町子たち。心が澄み、美しくなる気がした町子であるが、日本臣民の考えと聖書の教えとの違いに疑問を持ちながらも、教会がある幼稚園に通うことになる。また、その年の夏、町子は受験に合格し、女子専門学校の1年生となる。
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(57)「いのり」
Episode overview
06, 2006
女子専門学校の1年生となった町子(尾高杏奈)は、相変わらず、教会のある幼稚園に友人と通う。そんなとき、和代(鈴木杏樹)の体調が悪くなる。だが、町子や孝子(中村愛)以外の家族はあまり気にかけない。不思議に思う町子と孝子だが、和代が妊娠していることを知らされる。徳一(城島茂)が、花岡写真館で写真教室を開く。少年たちがカメラの操作を徳一に教わる中、カンジ(森田直幸)がやってきて…。
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(58)「いのり」
Episode overview
07, 2006
カンジ(森田直幸)が熱心に徳一(城島茂)に写真技術を教わる。そんなとき、女学生の町子(尾高杏奈)の友人、梅原(黒田純子)の父が校長を務める小学校で火事があり、天皇皇后両陛下のご真影や教育勅語を安置していた奉安殿が消失する。失火の原因は不明だったが、梅原の父は、責任をとって自殺してしまう。梅原の家族は大阪を離れることに…。大事な人がまた一人、町子のそばから去っていった。
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(59)「いのり」
Episode overview
08, 2006
女学生の町子(尾高杏奈)は竹山牧師(金替康博)に梅原(黒田純子)が大阪を離れることになったと告げる。梅原の父親が奉安殿の焼失の責任をとって自殺したことを潔い立派な生き方だと思う町子に対し、竹山は町子の考えをいさめる。町子は竹山に反発し、その日から竹山の幼稚園に行くことはなかった。一方、徳一(城島茂)から写真を教わっているカンジ(森田直幸)が、戦争で処分される前の動物園の動物の写真を撮ってくる。
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(60)「いのり」
Episode overview
09, 2006
昭和20年、女学生の町子(尾高杏奈)は、勤労動員で兵庫県にある飛行機の部品工場で働くことになる。そんななか、町子のいとこの信次(宮﨑将)が戦死した知らせを受ける。泣きじゃくり悲しみに暮れる町子。そして悔しがる和代(鈴木杏樹)だが、突然、和代は予定日より早く産気づき、男の子が産まれる。花岡家に新しい家族が誕生。悲しみに包まれた花岡家に、明るい光を運んでくれた新しい生命。子どもは信夫と名付けられた。
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(61)「おとうちゃん」
Episode overview
11, 2006
町子(藤山直美)は戦中戦後を過ごした自分たち家族の物語を書き続ける。昭和20年、女学生の町子(尾高杏奈)は、勤労動員で兵庫県で働いていたが、大阪市内を空襲が襲った知らせを聞き、花岡家に向かう。電車は動いておらず、何時間もかけて歩く町子。たどり着いた町子を待っていたのは焼け落ちた写真館だった。徳一(城島茂)も和代(鈴木杏樹)も孝子(中村愛)も赤ちゃんの信夫も無事だったが、長屋を借りて住むことに…。
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(62)「おとうちゃん」
Episode overview
12, 2006
終戦を迎え、町子(尾高杏奈)は心の中が空っぽになっていた。一方、徳一(城島茂)が体の不調を訴えて寝込んでしまう。生計を支えるために和代(鈴木杏樹)と町子は働き始め、町子は大事にしていた本をあらかた売ってしまう。やがて徳一は、帰らぬ人となる…。こうして、現代の町子(藤山直美)は、自分が生き抜いた戦中戦後の大阪の物語を書き上げ、出版する。
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(63)「おとうちゃん」
Episode overview
13, 2006
徳永家に、町子(藤山直美)の妹の孝子(メイサツキ)が、8歳のめいの良美(山崎奈々)を連れてやってくる。夫が盲腸の手術で入院し、子連れで病院と家との往復は大変なので、良美を2、3日預かってほしいという。町子は、健次郎(國村隼)の許しを得て、良美を預かることにする。しかし、良美は徳永家の生活スタイルと外れた振る舞いをし、また、食事の行儀の悪さに、孝子の子育ての姿が見え、町子は少し困惑を覚える。
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(64)「おとうちゃん」
Episode overview
14, 2006
町子(藤山直美)は、預かっためいの良美(山崎奈々)が将来ピアニストを目指していて、聴く音楽のジャンルを制限されていることを知り、母親の孝子(メイサツキ)の教育方針の行き過ぎを心配する。健次郎(國村隼)の子・登(神保守)は、良美が野球が上手なのを知って練習試合を見にくるよう誘うが、良美は、ピアノ教室の日だからと断念する。一方、町子の秘書・純子(いしだあゆみ)と一真(石田太郎)が親密に…?
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(65)「おとうちゃん」
Episode overview
15, 2006
町子(藤山直美)が預かっていた孝子(メイサツキ)の子、良美(山崎奈々)が行方不明になる。予定していたピアノ教室のレッスンに来ていないという。そんなとき登(神保守)ら健次郎(國村隼)の子どもたちと一緒に良美が帰ってくる。登の野球の試合を一緒に見ていたという。ピアノのレッスンをさぼった良美をしかる孝子だが、町子は無理やりピアノを習わせている孝子を責める。そして良美は本当の気持を孝子に話すのだが…。
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(66)「おとうちゃん」
Episode overview
16, 2006
戦中戦後を生き抜いた自身の物語をつづった町子(藤山直美)の最新作「楽天乙女」に、読者からの反響の手紙が続々と寄せられていた。そんなとき、子ども時代の町子に恋心を寄せ、「楽天乙女」を読んで、町子にその懐かしい思いを手紙につづって送った大谷三郎(岸田敏志)が、町子を訪れる。町子は、大谷に覚えはなかったが、うれしくなり大歓迎する。しかし、大谷との話がはずむなかで、町子は人違いであることに気づくのだが…。
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(67)「おかあちゃん」
Episode overview
18, 2006
健次郎(國村隼)の末っ子、亜紀(畑未夢)がいたずらの楽しさを覚え徳永家では被害が続出。町子(藤山直美)の秘書の純子(いしだあゆみ)が亜紀を保育園に通わせることを勧めるが、そんなとき、町子は子どもたちの母である藤木澄子の命日を思い出す。町子はご近所さんも呼んで澄子の法事をしようと健次郎に提案し、方々に声をかける。晴子(田畑智子)は、「わざわざ思い出させるのは子どもたちがかわいそうだ」と大反対する。
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(68)「おかあちゃん」
Episode overview
19, 2006
健次郎(國村隼)の亡き前妻、澄子の法事を晴子(田畑智子)から大反対された町子(藤山直美)は、秘書の純子(いしだあゆみ)に相談するが、純子も無理しなくてもと言う。近所の人たちは、法事は町子が気の毒だという思いから出席する気になれず、町子と健次郎が法事を呼びかけると、皆、用事を作って断ってしまう。一真(石田太郎)は、家での法事ではなく、「子どもたちを連れての墓参りでよいのでは」と、提案するが…。
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(69)「おかあちゃん」
Episode overview
20, 2006
町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)は、澄子の法事を家で行わず、子どもたちを連れて墓参りをすることに決める。そんなとき、健次郎の子・清志(小椋悠聖)が、澄子が死ぬ前に家計簿に残したメモを町子に見せる。そこには、澄子自身が死を恐れていたことが記されていた。そして、そこに書かれた料理の献立など、生活の記録に町子は引き込まれる。やがて町子は、澄子を絶対忘れないために、家での法事を行うことを決心する。
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(70)「おかあちゃん」
Episode overview
21, 2006
健次郎(國村隼)の亡き前妻、澄子の法事を家で行った町子(藤山直美)と健次郎。思い出話に花が咲いたが、清志(小椋悠聖)の姿が見えない。ここ数日、清志は死ぬことを恐れていた。町子は、清志をはじめ、子どもたちに澄子と心の中で対話するよう呼びかける。また、徳永イシ(岩本多代)の奄美での幼なじみ、碇ツネ(石井トミコ)が徳永医院を訪ねる。観光にきたというツネは、しばらく徳永家に滞在することになるのだが…。
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(71)「おかあちゃん」
Episode overview
22, 2006
健次郎(國村隼)の長女、由利子(土岐明里)が、きんぴらゴボウを作ろうとして鍋を焦がす。町子(藤山直美)たちが行った澄子の法事で、母の手料理を懐かしく思い出し、まねたのだ。晴子(田畑智子)は、法事を行ったことで、子どもたちが今はもう食べられない母親の手料理を思い出し、かえってかわいそうなことになったと非難する。町子(藤山直美)は、澄子の作った手料理がどこかに残っていないかと家中を探すのだが…。
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(72)「おかあちゃん」
Episode overview
23, 2006
町子(藤山直美)は、健次郎(國村隼)の亡き前妻、澄子の手料理の漬け物を子どもたちに食べさせようと、澄子が作ったぬか床を探しに、たこ芳のりん(イーデス・ハンソン)を訪ねる。りんが澄子に漬け物を教わっていた話を町子は聞き知ったのだ。しかし、澄子から分けてもらったぬか床は、今はもうなかった。一方、健次郎とイシ(岩本多代)は、ツネ(石井トミコ)が落としていた薬のことで、ツネの体のことを問いただすが…。
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(73)「年越し しんしんと...」
Episode overview
25, 2006
クリスマスが近づく中、原稿を書こうとする町子(藤山直美)は筆が進まない。そんなとき健次郎(國村隼)の兄・昭一(火野正平)が現れ、子どもたちにサンタと会わせる約束をする。また、昭一は町子に、健次郎との夫婦の話を書くよう勧める。「カモカのおっちゃん」を主人公に、町子は自分たちの出会いから夫婦模様、そして家族とそこに集まる人々の波乱万丈、抱腹絶倒のエピソードを、全国の読者に披露することにした。
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(74)「年越し しんしんと...」
Episode overview
26, 2006
町子(藤山直美)は、「カモカのおっちゃん」を主人公に、健次郎(國村隼)との出会いから、怒とうの結婚、夫婦模様、そして家族とそこに集まる人々の波乱万丈、抱腹絶倒のエピソードを、全国の読者に披露しようと原稿を書き続ける。『芋たこなんきん』のここまでの放送分の総集編、ダイジェストの第一弾。
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(75)「年越し しんしんと...」
Episode overview
27, 2006
町子(藤山直美)は、「カモカのおっちゃん」を主人公に、健次郎(國村隼)との出会いから、怒とうの結婚、夫婦模様、そして家族とそこに集まる人々の波乱万丈、抱腹絶倒のエピソードを、全国の読者に披露しようと原稿を書き続ける。『芋たこなんきん』のこれまでの放送の総集編、ダイジェストの第二弾。
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(76)「年越し しんしんと...」
Episode overview
28, 2006
町子(藤山直美)は、「カモカのおっちゃん」を主人公に、健次郎(國村隼)との出会いから、怒とうの結婚、夫婦模様、そして家族とそこに集まる人々の波乱万丈、抱腹絶倒のエピソードを、全国の読者に披露しようと原稿を書き続ける。『芋たこなんきん』のここまでの放送の総集編、ダイジェストの第三弾。
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(77)「年越し ほんわかと...」
Episode overview
04, 2007
昭和43年元旦、町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)は子どもたちとにぎやかな正月を迎えていた。町子は子どもの時代の正月を健次郎と話し合う。校長先生の勅語奉読などの厳粛なしきたり、本家や親せきへのあいさつ回り、そして町子は、家族で楽しんだ百人一首のカルタ取りの思い出にふける。翌日、大御所作家、加藤舞子(岡田茉莉子)と編集者の神辺ソノ子(もたいまさこ)、松岡(寺杣昌紀)が訪れ町子たちはさらに盛り上がる。
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(78)「年越し ほんわかと...」
Episode overview
05, 2007
町子(藤山直美)たちが、大人のワイセツ談義で盛り上がっていると、認知症のお年寄り、石川サキ(河東けい)が診察を受けにくる。サキは、今日が正月であることがわからない。ようやく連絡の取れた家族に町子は電話で怒鳴りつけるが…。正月休みを終えた町子は、町子と健次郎(國村隼)、そして徳永家のてんやわんやを描いた「カモカのおっちゃん、かく語りき」というエッセーで、改めてこれまでのさまざまな出来事を書き始め…。
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(79)「年越し ほんわかと...」
Episode overview
06, 2007
This episode has no summary.
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(80)「奄美想いて」
Episode overview
08, 2007
登(神保守)と隆(土井洋輝)が子犬を拾ってきて、町子(藤山直美)や健次郎(國村隼)にはないしょで飼うことにする。一方、町子は作家の懇親会で一日家をあけることになり同じ日に健次郎も釣りで一日家をあけ、喜八郎(小島慶四郎)とイシ(岩本多代)が子どもたちの面倒を見る。その夜、亜紀(畑未夢)がケガをする。痛みは一時治まったが喜八郎が飲みに出かけている深夜に再び痛みだし、イシが不安に駆られる…。
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(81)「奄美想いて」
Episode overview
09, 2007
亜紀のケガのことでケンカをした喜八郎(小島慶四郎)とイシ(岩本多代)。徳永家で2人の金婚式を祝うはずのその日、イシが朝から家を出て戻ってこない。町子(藤山直美)が探しに出かけようとすると、イシが戻ってくる。だが、イシは喜八郎を無視し、怒った喜八郎が今度は家を出ていく。そんなとき登(神保守)と隆(土井洋輝)が無断で子犬を飼っているのがバレてしまう。町子は子犬の引き取り手を探そうとするが…。
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(82)「奄美想いて」
Episode overview
10, 2007
イシ(岩本多代)とケンカした喜八郎(小島慶四郎)が戻ってくるが、相変わらず2人は口をきこうとしない。イシは、町子(藤山直美)に、大事なことを忘れてしまう喜八郎への愚痴をこぼす。そして健次郎(國村隼)と晴子の兄妹の間に、生後3か月で亡くなった娘がいたことを打ち明ける。50年前の奄美で、急に高熱をだした娘を抱えてイシは病院を訪ねるが、往診で医者はおらず、待合室で医者の帰りを待っていたのだが…。
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(83)「奄美想いて」
Episode overview
11, 2007
喜八郎(小島慶四郎)とイシ(岩本多代)のすれ違いで、わが子を亡くした悲しい思い出をイシから聞いた町子(藤山直美)は健次郎(國村隼)に相談する。だが、イシも大事なことを忘れていると健次郎はいう。それ以上のことを町子に話さない健次郎だったが、翌日、家族のふとした会話の中で健次郎が医者になった理由を知る。健次郎は喜八郎に言われて医者になったのだ。それはイシと同様に、わが子を亡くした思いからであった…。
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(84)「奄美想いて」
Episode overview
12, 2007
風呂場で倒れた喜八郎は病院に運ばれるが息を引き取る。告別式を終えた夜、診療所の待合室で昭一(火野正平)が芸者を呼んで喜八郎の遺影の前で歌って踊る。健次郎(國村隼)がたしなめるが、町子(藤山直美)は、イシ(岩本多代)が楽しそうに歌っているのを見て、いっしょに歌い出し、やがて健次郎や晴子(田畑智子)も歌い出す。その次の日、かつて喜八郎に世話になった日給制の労働者の男たちが喜八郎の供養にやってくるが…。
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(85)「奄美想いて」
Episode overview
13, 2007
奄美大島に帰りたいというイシ(岩本多代)の突然の申し出に驚く町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)たち。しかも一人で帰るという。困惑する健次郎と晴子(田畑智子)だが、お父さんと一緒に島で暮らすというイシの気持ちを町子は大事にしたいと考える。そんなとき昭一(火野正平)がイシと一緒に奄美へ帰るという。健次郎は気まぐれな昭一に疑いを持つが、「郷里を愛し、おやじの墓守をする」という昭一の言葉にイシを託す。
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(86)「禁じられても...」
Episode overview
15, 2007
時は流れ、昭和45年春。徳永家では長女の由利子(邑野みあ)が17歳の高校生、長男の清志(榎田貴斗)は中学3年の受験生になるなど、子どもたちの成長が著しい中、町子(藤山直美)は相変わらず執筆活動を猛烈に続けていた。そんな折、思春期まっただ中の由利子が最近、日曜日になると反戦歌やメッセージソングを歌う集会に行くようになる。由利子が集会に出かけたその夜、11時を過ぎても連絡もなく、帰ってこない…。
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(87)「禁じられても...」
Episode overview
16, 2007
フォークの集会に出かけ、無断で帰宅が遅くなった由利子(邑野みあ)にどなる健次郎(國村隼)を町子(藤山直美)がたしなめる。そして、由利子が行っていた集会の場所である教会の機関誌を見つけ、町子は関心を抱き、一緒に行ってみたいと思うが、由利子に断られてしまう。そんなとき、今度は、由利子の高校から呼び出しがかかる。由利子が学校の校舎の窓に、ベトナム戦争反対のビラを友だちと貼っていたのだという…。
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(88)「禁じられても...」
Episode overview
17, 2007
徳永家の長女、由利子(邑野みあ)が、フォークの集会で仲間から詩を書いてみるよう勧められる。一方、町子(藤山直美)に週刊誌の編集者からベトナム戦争を取材している報道写真家との対談の話がくる。その対談相手は野村寛司(平田満)。女学生時代の町子(尾高杏奈)の友人であり、亡き父の写真教室の生徒だったカンジ(森田直幸)である。思わぬ再会に驚き、そして喜ぶ町子。時間を忘れて対談を楽しむ2人だった…。
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(89)「禁じられても...」
Episode overview
18, 2007
町子(藤山直美)は友人の神田みすず(友近)から、徳永家の長女・由利子(邑野みあ)が毎週日曜日に通っているフォークの集会の取材に誘われる。以前、由利子に集会の同行を断られた町子は、由利子に気づかれないようにいつもと違った服装ででかけることにし、秘書の純子(いしだあゆみ)も同行することになる。集会の会場である教会で、町子たち3人はさまざまな歌を聞く。やがて由利子の歌を聞くこととなるのだが…。
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(90)「禁じられても...」
Episode overview
19, 2007
毎週フォーク集会に通っている由利子(邑野みあ)が、広島のフォークコンサートに行きたいという。健次郎(國村隼)と町子(藤山直美)は由利子がデモに巻き込まれることを恐れて反対するが、由利子は正しい運動をしているといって聞かない。そんなとき町子の女学生時代の友人、野村寛司(平田満)が徳永家を訪れる。由利子がベトナム戦争のことを勉強していると聞き、ベトナムでの写真を見せ、戦場の体験を語るのだが…。
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(91)「禁じられても...」
Episode overview
20, 2007
泊まりがけで広島のフォーク集会に行くと言い張って聞かない由利子(邑野みあ)が、バッグに荷を詰めて出かける準備をする。町子(藤山直美)は、落ち着かない健次郎(國村隼)にたこ芳に行くよう勧め、町子は自分の部屋で執筆の仕事にこもり、2人で由利子を見張るのをやめる。由利子の出かける時間、はたして由利子は…。また、野村寛司(平田満)がベトナムに出発することになり、町子や健次郎にあいさつに訪ねてくる。
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(92)「しもたっ!」
Episode overview
22, 2007
町子(藤山直美)は、一真(石田太郎)が香港から持ち帰った小さな千手観音像の手の1本をうっかり折ってしまう。町子は、一真にそのことを隠して観音像をしばらく借りる。そんなとき、「弟子にしてほしい」と町子に二ノ宮留夫(マギー)が訪ねてくる。そして手の折れた観音像を見て、実家が骨とう商の二ノ宮は「同じ観音像を用意する」という…。また、町子の友人の神田みすず(友近)が、町子に、自身の不倫を打ち明ける。
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(93)「しもたっ!」
Episode overview
23, 2007
町子(藤山直美)の弟子入りを断られた二ノ宮留夫(マギー)が、あきらめずに町子を訪ねる。小説の原稿を手渡し、読んでほしいという。そして掃除などの家事を手伝い、あすも来ると言って帰って行く。一方、町子の仕事部屋でつまずいた健次郎(國村隼)は、町子が一真(石田太郎)から借りた観音像の手の1本を折ってしまう。最初から折れていたことを知らない健次郎は…。同様に隆(中村孔哉)と晴子(田畑智子)も…。
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(94)「しもたっ!」
Episode overview
24, 2007
二ノ宮留夫(マギー)の作品を読んだ町子(藤山直美)は、小説としての体(てい)をなしていないことを二ノ宮に告げる。そんなとき、二ノ宮の妻のかなえ(衣通真由美)が、壊した観音像とそっくりの像をもってきた。夫の才能を信じ、心から応援しているかなえは夫が作家に向いていないことを告げられ帰って行く。が、病院の前で倒れる。健次郎(國村隼)は、妻の病気にさえ気づかない留夫が小説を書けるはずがないと激怒する。
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(95)「しもたっ!」
Episode overview
25, 2007
町子(藤山直美)に弟子入りを断られた二ノ宮留夫(マギー)から、数日後に手紙が届く。小説家の学校に通いだしたというのだが…。また、手を折ってしまった観音像とそっくりな像を取り寄せたが、町子はごまかさずに一真(石田太郎)には正直に告げ謝る。そのことを聞いた一真は…。夜、町子は一緒に呑んでいた男たちの「本音」を楽しそうに聞いている。翌日、神田みすず(友近)の新しいボーイフレンドの話を聞いてあきれる町子。
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(96)「しもたっ!」
Episode overview
26, 2007
町子(藤山直美)の弟、信夫(西興一朗)が町子を訪ねる。1人暮らしの母、和代(香川京子)が仕事を辞めたことを告げ、体の具合が悪いのか、会って理由を聞いてほしいと頼む。そんなとき、和代が町子を訪ねる。仕事を辞めた理由を町子が聞くと、和代は「これからは好きなことをして暮らしていく」という。そしてハワイ旅行にでかけることを告げる。町子は「休みを取って一緒に行ける日まで待ってほしい」と和代に頼むのだが…。
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(97)「しもたっ!」
Episode overview
27, 2007
一人で初めての海外旅行に行くと言いだした母・和代(香川京子)が心配な町子(藤山直美)。旅行は来月でないと意味がないという和代に、町子はなんとか仕事の休みを調整して同行しようとするが、結局調整はつかず、和代の一人旅の日が近づく。海外旅行のための予防接種の注射を受けに健次郎(國村隼)の診療所を訪ねる和代は、町子にはないしょで、健次郎にハワイ旅行の本当の目的をこっそり打ち明けるのだが…。
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(98)「いつか光が...」
Episode overview
29, 2007
町子(藤山直美)が暮らす隣の町のスナックに、コンビ別れをしたばかりの漫才師・南野福子(天童よしみ)と、そのマネージャー兼社長の小柳(鈴木ヤスシ)が現れる。福子は「芸人をやめて、子どもと一緒に地道に普通の仕事をしていきたい」と小柳に話す。一方、仕事部屋で原稿を書き続ける町子は、青白い顔でかなり疲れている様子。寒気がして熱っぽく、目をつぶると亡き父・徳一(城島茂)と祖父・常太郎(岸部一徳)が現れて…。
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(99)「いつか光が...」
Episode overview
30, 2007
過労で倒れた町子(藤山直美)の初めての入院生活。夜中に目覚めた町子はスタンドライトがまぶしく顔に白い手ぬぐいをかけていると、駆けつけた純子(いしだあゆみ)が勘違いして泣き崩れる。仕事は忘れてゆっくり眠る町子の夢に、またもや亡き父・徳一(城島茂)と祖父・常太郎(岸部一徳)が現れ、そこに健次郎(國村隼)も加わって町子の話題で盛り上がり飲みに行ってしまう。引き止める町子だが、その声は3人には届かない…。
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(100)「いつか光が...」
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31, 2007
過労で倒れた町子(藤山直美)が入院しているなか、隣町のスナックでは、南野福子(天童よしみ)がまたもや作家の花岡町子に間違われ、福子もその気になって客からごちそうになる。一方、晴子(田畑智子)は受け持ちの患者が手術後に亡くなって責任を感じ、医者としての自信をなくしていた。そんな中、町子が深夜に病院から抜け出し、仕事の資料を取りに家にこっそり戻る。そして晴子に見つかるのだが…。
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(101)「いつか光が...」
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01, 2007
病院に入院しているはずの町子(藤山直美)が、夜な夜な隣町にあるスナックに飲みに現れ、歌を歌っているといううわさが、健次郎(國村隼)の周りで駆けめぐる。そして、そのうわさは病院で入院している町子にも届く。町子は、この前、こっそり帰ったのが見つかったかとヒヤヒヤするのだが…。一方、隆(中村孔哉)が野球の練習で右手首をケガする。しかし来週、チームのレギュラーの発表を控え、隆はケガを隠そうとする…。
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(102)「いつか光が...」
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02, 2007
健次郎(國村隼)の診療所に、南野福子(天童よしみ)の母、きぬ子(鳴尾よね子)が診察を受けに孫と一緒に来るが保険証がない。以前の診察でも保険証がなく、今回は福子が保険証を持ってくるはずだったが、現れた福子は保険証が見つからないという。次回必ず持ってくることを健次郎と約束する。一方、隣町のスナックで夜な夜な、作家・花岡町子を語って客にごちそうになり、お金も借りていた福子のことが健次郎たちにバレる。
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(103)「いつか光が...」
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03, 2007
作家の花岡町子(藤山直美)だと称して夜な夜な、ちまたに出没していた南野福子(天童よしみ)が、母親が倒れたと知り、健次郎(國村隼)の診療所にかけつける。健次郎は福子に「他人をだましてお金を借りる生活をいつまで続けるのか」と問いただす。一方、入院している町子は晴子(田畑智子)に、苦しくても好きな物書きはやめられない話をし、同じように晴子の医者への夢を元気づける。そこへ緊急手術の依頼が晴子に来る…。
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(104)「カーテンコール」
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05, 2007
町子(藤山直美)は、秘書の純子(いしだあゆみ)から雑誌「上方文化」の原稿料が半年以上前から滞っているのを聞く。そんな折、先輩作家の池内幸三(板尾創路)から「上方文化」の廃刊が近いうわさを聞く。一方、診療所の看護師・鯛子(小西美帆)に、工藤酒店からの紹介で見合いの話が来る。また、健次郎(國村隼)の医学生時代の知り合いで落語家の笑楽亭米三郎(曽我廼家玉太呂)が、健次郎に師匠のことで頼みごとをする。
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(105)「カーテンコール」
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06, 2007
看護師の鯛子(小西美帆)は、健次郎(國村隼)に、工藤酒店から来ていたお見合いの話を受けることを告げる。一方、「上方文化」の出版社の社長・畑山(平泉成)が、滞っていた原稿料を支払うため町子(藤山直美)を訪ねてくる。畑山は町子が駆け出しのころからつきあいのある編集者で、町子は畑山の資金繰りを心配するが…。また、笑楽亭米三郎(曽我廼家玉太呂)が、師匠の米春(小島秀哉)を連れて診察に健次郎を訪れる。
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(106)「カーテンコール」
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07, 2007
町子(藤山直美)は、廃刊の危機にある「上方文化」の畑山(平泉成)のことが気になってしかたがない。一方、工藤酒店からの紹介でお見合いに出かけた徳永医院の鯛子(小西美帆)が、ケーキの食べ過ぎで胃けいれんを起こして診療所に帰ってくる。だが、見合い相手からは、おつきあいをしたいとの電話が入り、周りは安どする。また、健次郎(國村隼)は笑楽亭米三郎(曽我廼家玉太呂)に、「師匠を再検査したい」と伝えるのだが…。
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(107)「カーテンコール」
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08, 2007
町子(藤山直美)は「上方文化」の畑山編集長が行方不明になったという知らせを受ける。やがて畑山から町子に連絡が入るが、金策のため東京にいるらしい。なんとか力になってあげたいと思う町子…。一方、健次郎(國村隼)は笑楽亭米春(小島秀哉)の再検査を行い、胃にかいようができているので早く入院するよう伝える。だが、米春は来週独演会を控えていた。そして、「本当の病名を教えてほしい」と健次郎に詰め寄る…。
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(108)「カーテンコール」
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09, 2007
町子(藤山直美)の秘書・純子(いしだあゆみ)の父がボヤを起こしかけたという。福岡で独りで暮らしているが目が悪く、家政婦とケンカして新しい家政婦が見つかる前の出来事だった。町子と健次郎(國村隼)は、純子に父のところへしばらく行ってあげるよう促すが、純子は…。また、「上方文化」の支援パーティーの成果が上がらず、畑山(平泉成)の娘の結婚が間近であることを知った町子は、畑山に援助をしようと試みるが…。
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(109)「カーテンコール」
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10, 2007
畑山(平泉成)が「上方文化」の廃刊を決めたことを町子(藤山直美)に告げる。そして娘の結婚式の招待状を渡す。一方、独演会を終えた笑楽亭米春(小島秀哉)が、健次郎(國村隼)の診療所を訪ねる。心おきなく入院する覚悟ができ、そして正直に病名を教えてもらったことを感謝する。また、目が悪くボヤを起こした実家の父のところへ帰っていた純子(いしだあゆみ)が、徳永家に戻り、父の様子を町子たちに報告するのだが…。
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(110)「ここに花咲く」
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12, 2007
町子(藤山直美)に、先輩作家の池内幸三(板尾創路)のテレビ番組の企画で、着物デザイナーの吉永東子(高田聖子)との対談の話が舞い込む。番組で、町子は東子と着物の話で盛り上がる。久しぶりに町子の好奇心が揺さぶられた出会いであった。一方、翌年高校3年になる由利子(邑野みあ)は、自分の進路のことで迷っていた。裁縫が好きで得意とする由利子に、晴子(田畑智子)が医大受験の問題集を渡すのだが…。
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(111)「ここに花咲く」
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13, 2007
ハリウッド映画の大スター、エディ・スペンサー(チャド・マレーン)が、突然、俊平(櫻木健一)や貞男(荒谷清水)やタエ(桂あやめ)がいる工藤酒店に一人で現れる。タエをはじめ興奮する3人だが、英語がわからず、英語ができる俊平の妻・佐和子(瀬戸カトリーヌ)が通訳に呼び出される。エディに話を聞くと、明日、町を案内してほしいという。一方、町子(藤山直美)と吉永東子(高田聖子)の仲は、急速に親密度を増して…。
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(112)「ここに花咲く」
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14, 2007
佐和子(瀬戸カトリーヌ)が、通訳兼町の案内役としてエディ・スペンサー(チャド・マレーン)と一緒に出かける。一方、徳永家に、着物デザイナーの吉永東子(高田聖子)が訪れ、町子(藤山直美)や健次郎(國村隼)らと食べ物や着物や東子の会社の話で盛り上がる。由利子(邑野みあ)はひそかに東子へ関心を寄せていた。一方、工藤酒店に突然、佐和子とエディが「かくまってほしい」と駆け込んでくる。そしてエディは…。
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(113)「ここに花咲く」
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15, 2007
自分の進路に悩む由利子(邑野みあ)。晴子(田畑智子)は医者を継がせようと健次郎(國村隼)に相談するが…。一方、関東煮を食べたいとエディ・スペンサー(チャド・マレーン)に頼まれて、佐和子(瀬戸カトリーヌ)とタエ(桂あやめ)が、りん(イーデス・ハンソン)の「たこ芳」に連れてくる。俊平(櫻木健一)と貞男(荒谷清水)も加わり、エディに酒を勧めるが、かなり酔ったエディが割れたグラスで手を切ってしまう…。
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(114)「ここに花咲く」
Episode overview
16, 2007
「たこ芳」で酔って手を切ったエディ・スペンサー(チャド・マレーン)が、徳永医院で治療を受ける。そのときエディが落とした若い女性の写真に、健次郎(國村隼)の目がとまる。エディは、自分がりん(イーデス・ハンソン)の息子であることを健次郎に打ち明けるのだが…。一方、着物デザイナーの吉永東子(高田聖子)に「洋服を作る仕事がしたい」と打ち明けた由利子(邑野みあ)は、東子から仕事場に遊びに来るよう誘われる。
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(115)「ここに花咲く」
Episode overview
17, 2007
エディ・スペンサー(チャド・マレーン)が、離婚で幼くして別れたりん(イーデス・ハンソン)の息子であることを知った工藤酒店のタエ(桂あやめ)。りんに名のり出るようエディを説得しにホテルを訪ねるが、会えずに手紙だけを残して帰ってくる。健次郎(國村隼)は、りんのいる「たこ芳」を訪ねるが…。一方、由利子(邑野みあ)が、高校卒業後の進路を服飾デザインの専門学校に決めたことを町子に(藤山直美)に打ち明ける。
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(116)「子離れ、親離れ」
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19, 2007
ツチノコの新聞記事を見て興味を持った町子(藤山直美)は次の小説を書くために、秘書の矢木沢純子(いしだあゆみ)を連れて、兵庫の丹波の山へツチノコの取材に出かける。そして役場の紹介で、ツチノコを見たという中川利男(阿南健治)の民家を訪ねる。町子らが中川にツチノコに遭遇した様子を伺っていると、東京から来たツチノコ研究家の田村駒蔵(石橋蓮司)が現れる。そして、町子の取材に協力するというのだが…。
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(117)「子離れ、親離れ」
Episode overview
20, 2007
丹波の山にツチノコの取材にきた町子(藤山直美)と矢木沢純子(いしだあゆみ)だが、雨のためにツチノコ探しを断念する。一方、ツチノコ研究家の田村駒蔵(石橋蓮司)は、激しい雨のなかを探検に出かける…。一方、徳永家には、町子の母・和代(香川京子)と弟の信夫(西興一朗)が訪れ、信夫の結婚が決まったことを知らせる。それに伴って、和代が一人で公団の団地に引っ越すことを由利子(邑野みあ)にこっそり告げる。
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(118)「子離れ、親離れ」
Episode overview
21, 2007
ツチノコの取材から帰った町子(藤山直美)は、信夫(西興一朗)からの電話で、和代(香川京子)の長屋が取り壊しになることと、結婚する信夫との同居も和代が受け入れないことを知る。健次郎(國村隼)は、和代を徳永家で迎え入れようと町子に提案し、町子は和代に連絡を取るが…。また、ツチノコ研究家の田村駒蔵(石橋蓮司)が町子を訪ね、駒蔵の話に町子はのめり込む。実は、駒蔵をモデルに小説を書こうとして…。
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(119)「子離れ、親離れ」
Episode overview
22, 2007
ツチノコ研究家の田村駒蔵(石橋蓮司)の息子・一郎(樋口浩二)が、駒蔵を捜しに徳永家にいる町子(藤山直美)を訪ねる。一郎は、破たんしかけている自分の会社を立て直すのに、駒蔵の退職金をあてにし、そして駒蔵のツチノコ道楽にあきれていた。駒蔵は、そんな息子に自らの力で立ち直ってもらいたいと、息子から離れていたのだ。また、和代の公団住宅との契約を知った町子は、和代に連絡を取るが…。
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(120)「子離れ、親離れ」
Episode overview
23, 2007
健次郎(國村隼)が下校途中の亜紀(鍋本帆乃香)と出会う。眼鏡をしていないので、問いただすとなくしたという。健次郎は新しい眼鏡を買ってやるが、亜紀はなぜか不満顔。翌日、亜紀が学校でケガをして帰ってくる。転んだという亜紀に、由利子(邑野みあ)は、亜紀が学校で眼鏡をかけていないのではと疑う。健次郎が問いただすと、亜紀は眼鏡をしたくないという。町子(藤山直美)らは、その理由を知ることになるのだが…。
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(121)「子離れ、親離れ」
Episode overview
24, 2007
眼鏡がイヤで学校を休んだ亜紀(鍋本帆乃香)を見舞いに、亜紀が恋心を寄せる同級生が訪ねてくる。また、高層団地に一人で住むことにした母・和代(香川京子)が町子(藤山直美)を訪ねる。和代の一人暮らしを心配する町子に、和代はこれからの楽しみを話す。和代が期待する自身の未来に納得した町子であったが、信夫(西興一朗)は、新婚で移り住む予定だったマンションを解約し、これまでどおり和代のそばにいるという。
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(122)「春のあらし」
Episode overview
26, 2007
町子(藤山直美)の秘書の矢木沢純子(いしだあゆみ)が、道で子猫を逃がした少女と出会う。暗がりの隙間に隠れた子猫を捕まえてあげようとする純子に、北野吾郎(RIKIYA)が声をかけ、純子の代わりに子猫を捕らえる。北野の優しさに感激する純子だが、北野は実は、作家・町子を担当する編集者の代役で町子を訪ねるところであった。北野に好感を持つ純子だが、そんな翌日、純子は道ばたで何者かに原稿をひったくられる。
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(123)「春のあらし」
Episode overview
27, 2007
町子(藤山直美)の原稿をひったくりに取られた矢木沢純子(いしだあゆみ)は、責任を感じて精神的にまいってしまう。そんな様子を痛々しくみる町子と健次郎(國村隼)だが、原稿が出版社に届かなかったことで、町子の連載は休載となる。そんなとき、有名人のスキャンダル専門の週刊誌記者、井村秀樹(髙川裕也)が町子の周辺を探ろうとする。強引に町子に取材を申し入れようとする井村を純子は阻止しようとするのだが…。
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(124)「春のあらし」
Episode overview
28, 2007
町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)は、純子(いしだあゆみ)の様子がおかしいことに気づく。ピリピリしてちょっと神経がたっているかと思えば、ボンヤリして仕事を忘れたり。町子の原稿をひったくりに取られたことを気にし、また、父親の病気が心配なこともあって、疲れているようであった。そんなとき、作家・町子の担当代理の編集者、北野吾郎(RIKIYA)が純子を映画に誘う。2人は洋画の話で盛り上がるのだが…。
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(125)「春のあらし」
Episode overview
01, 2007
町子(藤山直美)や健次郎(國村隼)が亜紀(鍋本帆乃香)の誕生会をしていると、純子(いしだあゆみ)の父・久米夫が行方不明と連絡が。捜しに行った純子から、久米夫が心筋こうそくで倒れて病院に運ばれたという連絡が町子らに入る。町子は病院に向かったあと、出版パーティーに遅れて出席。純子が一人で病院にいると、北野(RIKIYA)が様子を見に訪ねてくる。町子が出版パーティーに遅れたことが、週刊誌のネタになり…。
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(126)「春のあらし」
Episode overview
02, 2007
町子(藤山直美)が、純子(いしだあゆみ)の父である久米夫(米倉斉加年)の緊急入院の立ち会いのため、先輩作家の出版パーティーに遅刻したことで、スキャンダル専門の週刊誌記者、井村秀樹(髙川裕也)に悪質なうその記事を書かれる。井村は、純子が会社勤めをしていたころの経済誌の元記者で、純子に逆恨みを持つ人物であった。責任を感じた純子は、町子と健次郎(國村隼)に秘書の仕事を辞めることを告げるのだが…。
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(127)「春のあらし」
Episode overview
03, 2007
町子(藤山直美)の秘書・純子(いしだあゆみ)は、父の久米夫(米倉斉加年)が入院している病院へ通うためしばらく休む。そんなとき、町子の担当代理の編集者・北野吾郎(RIKIYA)が町子に、純子と別れてはだめだと諭す。町子は病院へ純子に会いに行き、町子が書き上げたばかりの最新刊のエッセー「女ふたり つれづれ日記」を手渡す。父の病室でエッセーを読む純子。その最後のページから1枚の紙が出てくる。それは…。
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(128)「山があるから...」
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05, 2007
時は流れ、平成3年春。63歳になった町子(藤山直美)だが、まだまだ若々しく徳永家で執筆を続ける。健次郎(國村隼)も相変わらず診療所を続け、矢木沢純子(いしだあゆみ)も町子の秘書のまま。子どもたちは独立し、晴子(田畑智子)は勤務先の病院の外科主任になっていた。そして、ひざを悪くした町子の母・和代(香川京子)が同居のため徳永家に引っ越してくる。そこへ結婚した由利子(邑野みあ)が里帰りしてくるのだが…。
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(129)「山があるから...」
Episode overview
06, 2007
結婚した由利子(邑野みあ)が徳永家に里帰りしたが、夫婦げんかで家を出てきたと町子(藤山直美)に打ち明ける。由利子の夫の清二(中村靖日)が、急にドイツに留学することを決め、デザイナーの仕事をもつ由利子は、簡単に会社を辞めて清二について行くわけにはいかず、由利子に相談もなく勝手に決めたことに憤慨したのだ。町子は、「たこ芳」で由利子と清二を会わせ、じっくり話し合いをさせようと試みるのだが…。
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(130)「山があるから...」
Episode overview
07, 2007
晴子(田畑智子)の病院の部下・東條祥吾(山口智充)が、夜中に突然、レントゲン写真を持って徳永家にいる晴子を訪ねてくる。治療方針を決める会議の前に、晴子の所見を聞きたいという。祥吾は、病院の中で晴子だけを信用しているのだ。また、由利子(邑野みあ)の夫の清二(中村靖日)が、健次郎(國村隼)に会いに来る。由利子はこのところ仕事が忙しく、夫婦の会話が少なくなっていることを不安がっているのだと話すが…。
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(131)「山があるから...」
Episode overview
08, 2007
登から「清志(尾上寛之)と連絡が取れない」との電話が徳永家に入る。会社も辞めたらしい。そこへ、清志が中川利男(阿南健治)を連れて徳永家を訪れる。清志は、「中川の村で山小屋の主人になり、登山のガイドと農作の準備を進めている」と町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)に打ち明ける。一方、上司と手術の方法でもめた晴子(田畑智子)に、部下の東條祥吾(山口智充)から、緊急手術の電話が入るのだが…。
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(132)「山があるから...」
Episode overview
09, 2007
湾岸戦争の報道を見て胸を締めつけられた町子(藤山直美)は、自伝の「楽天乙女」の戦前・戦中・戦後の時代を、今度は少年の視点から書くことにする。一方、仕事を辞めたくない由利子(邑野みあ)は、健次郎(國村隼)から臨機応変な夫婦の形のアドバイスを受けて清二(中村靖日)と今後のことを話し合い、由利子は日本に残って仕事を続けることになる。また、晴子(田畑智子)は部下の東條祥吾と交際を始めることに…。
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(133)「山があるから...」
Episode overview
10, 2007
晴子(田畑智子)は、交際していた東條祥吾(山口智充)からプロポーズされるが返事を保留にする。祥吾には2人の幼い娘がおり、前妻とは離婚していた。晴子は、町子(藤山直美)のように実子でない子どもたちと家族になれるか迷っていた。町子に相談しアドバイスを受ける晴子。そんなとき、祥吾は徳永家を訪ね、健次郎(國村隼)に娘たちを連れてあいさつをする。徳永家で娘らと楽しく遊ぶ祥吾や町子を見るにつれて、晴子は…。
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(134)「出会い」
Episode overview
12, 2007
大学病院で良性ポリープの切除手術を受けるよう健次郎(國村隼)に診断された大崎俊平(櫻木健一)は、妻の佐和子(瀬戸カトリーヌ)の急な優しい接し方にも違和感を覚え、ガンではないかと疑う…。一方、町子(藤山直美)と健次郎は、久しぶりに徳永家に帰ってきた昭一(火野正平)が、富田林に家を建てているという話を聞く。そして町子が長崎での講演に出たあと、昭一は健次郎に結婚しようと思う相手がいることを打ち明ける。
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(135)「出会い」
Episode overview
13, 2007
町子(藤山直美)が長崎の講演に出かけているとき、健次郎(國村隼)が脳出血で意識不明となり病院に運ばれる。昭一(火野正平)から連絡を受けた健次郎の子どもたちが、次々と病院へ駆けつける。手術室の前で健次郎の回復を祈る昭一、由利子(邑野みあ)、清志(尾上寛之)、登(杉浦太雄)、隆(平手嶺佑)、亜紀(寺田有希)。一同は、健次郎や町子との思い出を懐かしがる。そこへ、町子がやっと病院に駆けつける。
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(136)「出会い」
Episode overview
14, 2007
健次郎(國村隼)の手術が終わるのを待っている町子(藤山直美)たち。手術は成功に終わるが予断を許さない状況で、集中治療室で経過を見るという。麻酔から覚め意識が戻るまで、町子は健次郎のそばでずっと手を握っている。眠る健次郎を見ていると町子の脳裏に、父・徳一(城島茂)が浮かぶ。戦後仕事を失い体調を崩し寝ている徳一に寄り添ってあげなかった後悔と、徳一に言われたことばがよみがえる。
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(137)「出会い」
Episode overview
15, 2007
集中治療室で眠る健次郎(國村隼)のそばに付き添う町子(藤山直美)のところへ、東京からやっと晴子(田畑智子)が駆けつける。一方、眠っている健次郎は、前妻の澄子が亡くなったころの夢を見ていた。作家であり幼い子どもたちを残して亡くなった澄子の告別式にたくさんの作家仲間が集まる。そして澄子がいなくなったあとの徳永家では幼い隆(土井洋輝)が澄子を恋しがったり、健次郎は子どもたちの相手でてんやわんやに…。
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(138)「出会い」
Episode overview
16, 2007
手術後、まだ目覚めない健次郎(國村隼)は深い眠りのなか脳裏に過去の出来事がよみがえっていた。前妻の澄子を亡くした徳永家は、徐々に明るさを取り戻す。そんなとき、健次郎は町子(藤山直美)と出会う。町子と出会ってからのさまざまな楽しい出来事を思い出し、集中治療室で眠っている健次郎は、うっすらと目を覚ます。付き添っていた町子が声をかけると、健次郎が何かを言っている。町子が健次郎の口もとに耳を寄せると…。
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(139)「出会い」
Episode overview
17, 2007
手術後、健次郎(國村隼)がようやく目を覚ます。合併症もなく回復の早い健次郎であったが、右手足のしびれが少し残った。病院でリハビリを行う健次郎だが、主治医の毛利医師(嶋田久作)は、町子(藤山直美)に健次郎が診療所の仕事を続けるのは難しいと告げる。町子がそのことを健次郎に言いよどんでいると、自分のことをよく知っている健次郎が先に町子に診療所を閉めることを打ち明ける。そして退院のお祝いが盛大に行われる。
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(140)「お兄ちゃん」
Episode overview
19, 2007
時は流れ、平成9年。診療所をたたんだ健次郎(國村隼)と町子(藤山直美)は、夫婦の時間を楽しんでいた。しかし、町子の忙しさは変わることなく、執筆に加え講演や取材と精力的に動き回る日々だった。そんなとき、昭一(火野正平)が平真佐美(なるみ)を連れて徳永家を訪れる。この女性と昨年からいっしょに暮らしているという。そして真佐美を連れて奄美に帰ることを打ち明ける。健次郎にも奄美に帰ることを勧めるのだが…。
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(141)「お兄ちゃん」
Episode overview
20, 2007
徳永家に一羽の文鳥が迷い込む。町子(藤山直美)らは、「迷い鳥」のチラシを作って近所に貼(は)ろうとする。そんなとき、昭一(火野正平)の内縁の妻・平真佐美(なるみ)の兄、広明(小西博之)が真佐美を捜しに徳永家を訪れる。奄美にいる父親のことで相談があるという。真佐美と広明のぎこちないやりとりの様子を見ていた町子と秘書の矢木沢純子(いしだあゆみ)は、広明が真佐美の兄であることを疑うのだが…。
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(142)「お兄ちゃん」
Episode overview
21, 2007
昭一(火野正平)の内縁の妻・平真佐美(なるみ)と兄の広明が言い争い、広明が真佐美をアンタと呼んでいたことを知った健次郎(國村隼)は、広明が真佐美の実の兄でないのではと疑う。そんなとき、昭一は真佐美からお金の用意を頼まれる。兄の広明に借金があるのだという。昭一は真佐美に貯金通帳ごと渡すのだが…。一方、徳永家に迷い込んだ文鳥が死んでしまい、健次郎はなぜか感傷的になり元気をなくす。
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(143)「お兄ちゃん」
Episode overview
22, 2007
昭一(火野正平)は、貯金通帳を持って出かけた内縁の妻・平真佐美に、お金を全額引き出されてしまう。昭一と町子(藤山直美)と健次郎(國村隼)は真佐美の帰りを待つ。一方、町子は秘書の矢木沢純子(いしだあゆみ)がほのかに恋心を寄せる編集者の北野吾郎(RIKIYA)から結婚の話を聞く。相手は北野と同じ出版関係で彼女のことは純子も知っているという。北野から純子に伝えてほしいと頼まれる町子は…。
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(144)「お兄ちゃん」
Episode overview
23, 2007
昭一(火野正平)が酔って帰宅し、健次郎(國村隼)と平真佐美(なるみ)のことで言い争いになる。町子(藤山直美)は機転をきかせて2人を落ち着かせる。矢木沢純子(いしだあゆみ)は北野吾郎から結婚すると告げられる。町子は心配していたが、純子は落ち着いていて北野と出会った幸せを町子に話す。そんなとき、文鳥の飼い主の鮫島(三浦誠己)が現れて…。さらに玄関に通帳と封筒が置いてあることに気付く…
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(145)「お兄ちゃん」
Episode overview
24, 2007
平真佐美(なるみ)は昭一(火野正平)の通帳から全額引き出し、それをそっと返しに来た事情を説明する。真佐美の兄・広明(小西博之)が勝手に真佐美のカバンから通帳を抜き取り、金を引き出していた。真佐美はそんな悪い兄がいることを昭一には話せなかったのだ。健次郎(國村隼)にいわれ徳永家にきた広明に、この金で一からやり直せと約束させる。無事ふたりは結婚式をあげ町子(藤山直美)は幸せを感じていたのだが…
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(146)「ほな、また!」
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26, 2007
健次郎(國村隼)がかっ血して倒れ、病院に運ばれる。意識はあるがレントゲン撮影の結果、右の肺に大きなしゅようが出来ており、町子(藤山直美)と駆けつけた晴子(田畑智子)は、加藤医師(串田和美)から、腫瘍の細胞を採取して詳しく検査することを聞く。いったん、徳永家に帰った町子は、健次郎のことが気になりながらも朝方まで仕事を続け、翌日、秘書の純子(いしだあゆみ)といっしょに検査結果を聞きに病院へ向かう。
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(147)「ほな、また!」
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27, 2007
町子(藤山直美)と秘書の純子(いしだあゆみ)は、加藤医師(串田和美)から、健次郎(國村隼)が肺がんであることを聞く。手術は行わず、放射線治療を行うが余命は半年から1年だという。健次郎の病室に戻った町子だが、健次郎にはほんとうのことが話せない。徳永家に帰った町子に、純子はほんとうのことを健次郎に話すほうがよいのではと諭す。町子もその気になり、翌日、原稿を仕上げた町子は、健次郎のいる病院に向かう。
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(148)「ほな、また!」
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28, 2007
町子(藤山直美)は、健次郎(國村隼)に病気についてほんとうのことと治療のことを話す。事態を冷静に受け止めようとする2人だが…。その夜、町子は子どもたちを集め、健次郎の病気のことを話す。また、同居していた町子の母・和代(香川京子)が足をねんざし、町子の妹・孝子(メイサツキ)と弟・信夫(西興一朗)が徳永家に見舞いにやってくる。信夫は和代をしばらく信夫の家で預かることを町子と和代に提案するのだが…。
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(149)「ほな、また!」
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29, 2007
健次郎(國村隼)の治療が始まって2週間、コバルト治療のつらさは、健次郎の体力を徐々に奪っていたが、昭一(火野正平)や和代(香川京子)、徳永家の近所のみんなが見舞いに訪れ、健次郎を元気づける。そんなある日、町子(藤山直美)は病院から健次郎の外泊許可を取る。その日は健次郎の誕生日であった。徳永家に子どもたちが集まり、盛大に健次郎の誕生日を祝う。そして久しぶりに夫婦2人だけの時間を自宅で過ごす。
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(150)「ほな、また!」
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30, 2007
健次郎(國村隼)は日に日に体力が落ちて、口かずも少なくなっていく。入院して4か月目に入るとさらに病状が悪化し、起きている時間も少なくなる。そして、さらに2か月を過ぎたころ、健次郎は病室で静かに息を引き取る。通夜と告別式を前に、亡くなった健次郎といっしょに徳永家に戻った町子(藤山直美)は、喪主のあいさつの内容を考えていると健次郎の声が聞こえる。振り向くと、そこにいつもの健次郎が座って笑っていた…。
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(151)「ほな、また!」
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31, 2007
健次郎(國村隼)の告別式。町子(藤山直美)の先輩作家であり、町子と健次郎の最初の出会いのきっかけを作った池内幸三(板尾創路)が、“カモカのおっちゃん”との思い出の弔辞を読む。最後に喪主の町子(藤山直美)が会葬の人たちにあいさつをする。健次郎からプロポーズをされたころの口説き文句を披露して会場をわかし、明るいお葬式で終わる。そして徳永家に戻った町子は、健次郎の笑顔の遺影の写真と2人きりになると…。

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