東京都内のとある公園で、一人の男性の斬殺死体が発見された。背中から腹まで長く鋭利な刃物で刺された跡があるものの、血は一切出ていない。捜査をしていた刑事・吉原(テイ龍進)は、事件現場に御沙神駆(早乙女太一)と五百津翔(遠藤雄弥)の姿を見つけると表情を曇らせ、「あいつらが来ると必ず捜査打ちきりになる。疫病神だよ」と後輩刑事の内藤(野川慧)にボヤき、事件現場からただ立ち去る事
.. show full overview
東京都内のとある公園で、一人の男性の斬殺死体が発見された。背中から腹まで長く鋭利な刃物で刺された跡があるものの、血は一切出ていない。捜査をしていた刑事・吉原(テイ龍進)は、事件現場に御沙神駆(早乙女太一)と五百津翔(遠藤雄弥)の姿を見つけると表情を曇らせ、「あいつらが来ると必ず捜査打ちきりになる。疫病神だよ」と後輩刑事の内藤(野川慧)にボヤき、事件現場からただ立ち去る事しかできなかった。
同じ頃、一報を聞きつけ、事件現場へと向かったタブロイド誌「ニューズデイズ」の若手記者・三條美緒(深川麻衣)は、死体から湧き上がる“黒い灰”を目撃。しかし、その灰は他の人には全く見えていない様子。
この奇怪な事件に疑問を抱く美緒だが、編集長・村井(矢柴俊博)には相手にされず、美緒は事件の取材を単独で開始することに。そんな中、被害者が働いていたオフィスへ取材に向かう途中、事件現場で見かけた駆と翔と遭遇する。美緒は「黒い灰」についてたずねると、駆は「黒い灰が見えたらとにかく逃げろ。生きていたかったら…」と伝えるだけだった。
やがて美緒は取材を重ねる中で、被害者とつながる人物・井崎(佐野岳)にたどり着くのだが…。